ポットデス- ポケモン育成論ソードシールド

はじめに

はじめに、この育成論に興味を持って下さりありがとうございます。今回が初投稿となるすらいむっと申します。ぜひこの育成論を通じて皆さんの対戦の参考になれたらと思います。よろしくお願いします。

諸注意

• この育成論では「種族値」「固体値」「実数値」「HABCDS」などの略語やスラングを使わせて頂きます。ご了承ください。
• ダメージ計算は「ポケマス」様のものを、素早さ計算と素早さ実数値は「Game With」様のものを使わさせて頂いております。
• この育成論を書いているシリーズはシリーズ８(伝説一体まで採用可のシリーズ)です。そのシーズンが終わった後は必要に応じてダメージ計算等を更新していくつもりです。

ポットデスって何？

初心者の方もいると思いますので、まずはじめにポットデスポットデスとは、ポケモン代８世代(剣盾)に初登場したポケモンで、主にバトン戦法(変化技で能力値を高め、その上昇した能力を裏のポケモンにバトンタッチで受け継ぎ、全抜きを狙う戦法)に用いられます。種族値は60-65-65-134-114-70と、CDに尖った性能をしています。ですが、HBが低く、現環境トップレベルであるエースバーンエースバーンのふいうちや、イベルタルイベルタルのダークオーラによって強化された悪技には弱いため、打ち合いをするアタッカーとしての起用はあまりされていません。また、ポットデスポットデスはポケモン剣盾の中で唯一からをやぶるとバトンタッチの使えるポケモンです。なので、とてもバトンとの相性がいいポケモンと言えます。

採用理由とじゃくてんほけん型の利点

私もポットデスポットデスは育成したことがあるのですが、Youtubeやポケ徹さんなどの育成論や動画を閲覧してみても、きあいのタスキやしろいハーブ型が主流で、じゃくてんほけん型を見たことがありません(ある人はぜひ下のコメント欄にURLを書き込んでください。とても参考になりますのでよろしくお願いします)。なので、相手がそれらを警戒した行動を取ってくる可能性がとても高く
相手の思考をロックできる
という点がまず一つ。さらに、じゃくてんほけんの起動によって
安定した高火力を得られる
点です。例を言うと、乱数１発だったものが確定１発になることや、最悪の場合、ポットデスポットデスでも打ち合えるほどの超火力を得られることなどです。また、特性をくだけるよろいにすることで
スカーフ持ちを抜けるようになる
点です。この特性のおかげで、裏のエースの全抜き性能が上がり、勝つ可能性が一気に上昇します。ですが、追加効果の耐久力ダウンには注意して下さい。いくら積んでも倒されたら元も子も無いので。よって、これらの点でほかの型のポットデスポットデスとの差別化は出来ているものとします。

持ち物

今回の育成論のコンセプトである「じゃくてんほけん」で確定とします。

性格・努力値と調整

努力値⇒188/0/204/4/4/108　　　　
H188(実数値159)⇒天候ダメ対策の16n−1
B204(実数値111)⇒ドラパルトのドラゴンアロー確定3発調整にし、安定させるため
CD⇒端数÷2して足して、少しでも火力と耐久性能の向上
S(実数値114)⇒準速バンギラス＋1にし、からをやぶるで実数値228にし、スカーフS228カイオーガと同速、くだけるよろい後に実数値285となり、レジエレキすら余裕で抜けるように設定しました。
性格はおくびょうが最もバトン要因としては理想的です。

技構成

　―確定枠―

• バトンタッチ

今回の育成論の要の技なので確定。これが無いと育成論が成り立ちません。

• からをやぶる

ポットデスポットデスは前述した通り、Dには尖っていますが、HBSにはあまり尖っていません。努力値で底上げしたとはいえ、下手すると瀕死になってしまいます。そのため、ちまちま積み技を積んでいくことが難しく、一気に能力値を上昇させる技が必要となるため、からをやぶるは確定とします。

　―選択枠―

• シャドーボール

安定したタイプ一致のメインウェポン。特殊技なので持ち前の高いCを生かし、苦手とする無振りドラパルトドラパルトを確1(100〜118.2%)できます。

• アシストパワー

バトンパーティーの積み役なので、積んだ分だけ威力の出るアシストパワーとの相性はとても良いです。しかし、環境に多いウーラオス(いちげき)ウーラオス一撃の型やバンギラスバンギラスなどには効かないため注意が必要であると同時に、環境に弱点をつけるポケモンが少なく、C↑4からしかろくなダメージが出ない点が欠点。

• サイコショック

自分の高いCを生かし、本来なら突破不可能なDの高い相手に対して強気に出れる強みがあります。しかし、伝説ポケモンなどのBDの両方強いポケモンに対しては意味を成さなくなってしまう点が少しネック。

• ちからをすいとる

相手のAに応じて、HPを回復しつつ、相手のAを下げ、後続のサポートも出来る強技。ですが、HPを沢山回復できる=相手のAが高いことを忘れてはいけません。前述した通り、ポットデスポットデスはHBがそこまで高くなく、努力値で底上げしたとはいえ、耐えていた攻撃が急所にあたって瀕死になってしまうことも考えられるため、優先度は低めです。

• おきみやげ

どうしてもバトンタッチを出せそうに無く、起点にされそうな場合に使用します。相手のACを下げて自主退場できるため、逆に相手を起点に出来る可能性があります。しかし、普通ならバトンタッチは間に合うはずなので、これもまた優先度は低めだが、ここぞというところでは役に立つかも・・・？。

選出パーティー

選出としては、基本
・壁張り要因(レジエレキレジエレキ、オーロンゲオーロンゲ等)　・ポットデスポットデス　・エース
となります。壁を張らないとイベルタルやカイオーガの攻撃を耐えないからです。
また、流れとしては
壁を張る⇒ポットデスポットデスで積む⇒(攻撃orもう一回積む)⇒バトンタッチで裏のエースに交代⇒エースでダイマックスを使うなどして全抜き⇒勝ち　
が一番理想的です。(かっこ内のものは行わなくても良いです。)

与ダメージ計算

C↑2ポットデス

• シャドーボール

ポットデス⇒HD252サンダー
50.2〜59.3(確定2発)

ポットデス⇒H4突撃チョッキランドロス(霊獣)
56.3〜67.2(確定2発)

ポットデス⇒H4等倍エースバーン
94.2〜111.5(乱数1発)

ポットデス⇒H4等倍キョダイマックスエースバーン
47.1〜55.7(乱数2発)

ポットデス⇒無振りバドレックス(こくば)
267.4〜315.4(確定1発)

ポットデス⇒無振りダイマックスバドレックス(こくば)
133.7〜157.7(確定1発)

ポットデス⇒無振りバドレックス(はくば)
105.6〜126.1(確定1発)

ポットデス⇒無振りダイマックスバドレックス(はくば)
52.8〜63(確定2発)

ポットデス⇒H252D4カバルドン
70.2〜82.7(確定2発)

ポットデス⇒H4D116カイオーガ
46〜54.5(乱数2発)

ポットデス⇒H252ネクロズマ(日食)
79.9〜94.6(確定2発)

ポットデス⇒H252ダイマックスネクロズマ(日食)
39.9〜47.3(確定3発)

ポットデス⇒D4ザシアン(王)
61.6〜73.6(確定2発)

• サイコショック

ポットデス⇒H252サンダー
45.1〜53.2(乱数2発)

ポットデス⇒H4突撃チョッキランドロス(霊獣)
51.5〜61.2(確定2発)

ポットデス⇒H4等倍エースバーン
62.8〜74.3(確定2発)

ポットデス⇒H4等倍キョダイマックスエースバーン
31.4〜37.1(乱数3発)

ポットデス⇒HB252カバルドン
26〜30.6(確定4発)

ポットデス⇒H4B4カイオーガ
48.2〜56.8(乱数2発)

ポットデス⇒B116ムゲンダイナ
66.9〜79(確定2発)

※アシストパワーはC↑4でないと使い物にならなく、C↑4だとバトンタッチをしたほうが良いので割愛
※あくまで打ち合う想定でなく、そのため、被ダメージはあまり関係ないため、載せないものとします。またこれらは参考程度のダメージ計算としてお使い下さい。

被ダメージ計算

能力変化なしポットデス壁有り
C252カイオーガしおふき
59.7 ~ 70.4(確定2発)/ダイマックス：59.7 ~ 70.4%(確定2発)

C252命の玉イベルタルあくのはどう
67.2 ~ 79.2(確定2発)/ダイマックス：108.8 ~ 128.3%(確定1発)

C252バンギラスかみくだく
47.7 ~ 56.6(乱数2発)/ダイマックス：77.3 ~ 91.1%(確定2発)

A252ウーラオス(いちげき)あんこくきょうだ
139.6 ~ 166(確定1発)

C252命の玉ファイヤー(ガラル)もえあがるいかり
47.1 ~ 56.6(乱数2発)/ダイマックス：68.5 ~ 81.1(確定2発)

A252リベロ命の玉エースバーンふいうち
49 ~ 59.1(乱数2発)/ダイマックス：83.6 ~ 98.7(確定2発)

C252バドレックス(こくば)アストラルビット
68.5 ~ 81.1(確定2発)/ダイマックス：79.8 ~ 94.9(確定2発)

C252ザシアン(王)きょじゅうざん
71 ~ 83.6(確定2発)

A252ミミッキュシャドークロー
32 ~ 38.3(乱数3発)/ダイマックス：54.7 ~ 64.7(確定2発)

A252剣舞×１ミミッキュかげうち
36.4 ~ 44(確定3発)

苦手なポケモン

• 弱点技＆先制技持ちで耐えられないポケモン

からをやぶるをするため、弱点を突いてくれるだけならじゃくてんほけんが発動するのでアドだが、防御面が下がっているため、その後に先制技を出されると瀕死になりかねない。そのようなポケモンは基本対面は避けるべき。

• ちょうはつ持ち

ちょうはつをされるとポットデスポットデスのからやぶバトンが機能しなくなるため、対面は不可。S勝ちしていても、こちら側は必ず、からをやぶる⇒バトンタッチと2回行動するため、結局バトンタッチが出来なくなり詰む。

• 壁を張っても耐えられない相手

その場合はポットデスポットデスを起用せず、他のポケモンを選出しましょう。

終わりに

ここまでこの育成論を見てくださりありがとうございました！初めてなので少し緊張しましたが、皆さんの参考になってくれたら嬉しいです。また、ご不明点、追加案、書きミスの指摘など、返信が少し遅くなるかもですが、すべて行っていこうとおもうので、よろしくお願いします。それでは良いポケモンライフを！！See you again！