はじめに
ごま油と申します。
今回はじめて育成論を投稿するので、コメントなどしてもらえるとありがたいです!
紹介させていただくポケモンは、「グソクムシャグソクムシャ」です。
他にはない特性と、そこそこ高い耐久が有名なポケモンですが、今回は耐久型ではなく、素早さに多く努力値を振った現環境に適した新しい型を持ってきたので、ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです!
※以後、"HP・攻撃・防御・特攻・特防・素早さ→H・A・B・C・D・S"の略称を使用します。
現環境におけるグソクムシャグソクムシャの立ち位置
「グソクムシャ」は、相手の技のダメージで自分の残りHPが半分以下になると、他の手持ちのポケモンと交代する、「ききかいひ」というおもしろい特性を持っており、相手の攻撃の受けやクッションとして使われることが多いポケモンです。
冠の雪原後の対戦環境は主に、「ダイジェット」を高火力で使えるポケモンを中心に動いています(エースバーンやサンダーなど)。
みず・むしタイプの「グソクムシャ」は、上記のポケモンに弱点を突かれ不利をとってしまい、環境的には厳しそうに見えます。
しかし、ポケモンHOMEの使用率上位を見ると、「グソクムシャ」が有利をとれてるポケモンが意外と多く、出す場面を間違えなければきちんと活躍してくれます!
使用率20位以上のポケモンでグソクムシャで有利をとれるポケモンをあげると、ウーラオス(れんげき)(7位)、カバルドン(9位)、ゴリランダー(15位)、ウオノラゴン(16位)、バンギラス(17位)、ブリザポス(20位)がいます。
※データは2021/1/8時点のもの
さっそく、「グソクムシャ」の調整及び、環境上位に対する立ち回りも紹介しています。
性格・努力値と調整
性格:いじっぱり
努力値:H92-A196-S180
実数値:167-187-160-×-110-83
性格→相手に与えるダメージの量を増やしたいので「いじっぱり」です。
攻撃→努力値配分効率のいい11n
素早さ→無振り60族抜き抜き抜き(主にポリゴン2意識)
耐久→HPを8n-1(定数ダメ意識)、ダメージ計算は下にまとめて記載
技構成
確定技
であいがしら
タイプ一致で使える威力90の強力な先制技。
場に出たターンしか使えないデメリットはあるものの、優先度̟+2は優秀。
インファイト
かくとう威力120のサブウエポン。
素早さに努力値を多く降ることで、環境に多いポリゴン2の上から、弱点を突いて大ダメージを与えることができる。
選択技
アクアジェット
みず威力40の先制技(優先度+1)。
威力は低いが、癖もなく使いやすい。
ふいうち
あく威力70の先制技(優先度+1)。
ドラパルトに対する打点になるが、読まれると失敗するリスクもある。
アクアブレイク
みず威力85の技。
雑に打てる高威力の技で、20%で相手の防御を下げる追加効果も魅力的。
どくづき
どく威力80の技。
主にカプ・レヒレ意識。
削って「ききかいひ」で裏のポケモンに繋げる。
まきびし
個人的なおススメ技。疑似的ステルスロック。
相手がポケモンを交代する度にダメージを蓄積させていく技。
サイクル戦を得意とするグソクムシャと相性がいい。
「ダイウォール」の媒体として使えるのも偉い。
持ち物
ゴツゴツメット
主に、ウオノラゴンやウーラオス(れんげき)に受けだした際の削りとして優秀です。
特性「ききかいひ」と合わせて使うことで、要所要所での削りを可能とします。
いのちのたま
技「アクアブレイク」「どくづき」辺りを採用する際に、役割対象へのダメージ量を優先して採用してもいい持ち物。
環境でいうと主に、ポリゴン2カバルドンラグラージ辺りの処理がラクになります。
立ち回り例
基本的に先発で出すことはありません。
みず・こおり・かくとうタイプに耐性があるので、相手のウーラオス(れんげき)ウオノラゴンブリザポスフェローチェなどの攻撃を受けるために後発から繰り出します。
その後は目の前のポケモンを削るか、対戦展開を考えて「まきびし」を展開してサイクルを有利に進めていくかは選択になります。
被ダメージ計算
・A特化ウオノラゴンのエラがみ(威力2倍想定)
→ダメージ割合41.3~49.1%
「ききかいひ」を発動せずにちょうど受けれる耐久ライン
・ウーラオス(れんげき)のインファイト
→ダメージ割合23.3~27.5%
相手が「こだわりハチマキ」を持ってたとしても余裕をもって受けれる
・ウーラオス(いちげき)のあんこくきょうだ(急所込み)
→ダメージ割合46.7~55.6%
基本的に「ききかいひ」が発動するので、「ゴツゴツメット」で「きあいのタスキ型ウーラオス(いちげき)」の可能性を潰しつつ、裏のアタッカーで処理していくのがおススメ
・命の珠ミミッキュのじゃれつく
→ダメージ割合35.9~42.5%
・A特化ブリザポスのダイアイス
→ダメージ割合29.9~35.3%
余裕をもって受け、ダイマックスターンを削りつつ「ききかいひ」で後続に繋げる
・命の珠リベロエースバーンのとびはねる
→ダメージ割合79.6~93.4%
意外と耐えれるので相手がダイマックスしてこないなら撃ち合える、もしくは「ききかいひ」で裏に繋げる
・A特化ドリュウズのダイロック
→ダメージ割合75.4~89.8%
半端な物理技なら弱点突かれても耐えることができる
・無補正C252サンダーの10まんボルト
→ダメージ割合98.2~116.1%
特殊耐久はめちゃ高いってわけではないので、1発耐えるのは厳しい
しかし、火力に努力値を振ってない耐久ベースの型なら耐えることが可能
与ダメージ計算
※上記に載っている攻撃実数値[187」、火力アップアイテム無しで計算
であいがしら
・ウオノラゴンに対して、ダメージ割合47.8~56.9%
→「ゴツゴツメット」込みでタイマンで打ち勝てる
・一撃ウーラオス(いちげき)に対して、ダメージ割合45.1~53.7%
・耐久無振りゴリランダーに対して、ダメージ割合99.4~117.7%
・H244振りしんかのきせきポリゴン2に対して、ダメージ割合30.3~36.1%
・耐久無振りサンダーに対して、ダメージ割合27.2~32.7%
耐久が高いポケモンに対してもそこそこの削りを入れれる。
半減でも先制技で30%程度のダメージは見込める。
インファイト
・H244振りしんかのきせきポリゴン2に対して、ダメージ割合53.4~63.8%
→まきびし+であいがしら+インファイトで処理が可能、安易な受けだしを許さない
・一撃ウーラオス(いちげき)に対して、ダメージ割合81.1~96%
・H252振りブリザポスに対して、ダメージ54.1~64.7%(確定2発)
アクアジェット
・エースバーンに対して、ダメージ割合58~69.6%
・ウツロイドに対して、ダメージ割合69.5~82.6%
・ドリュウズに対して、ダメージ割合58.3~69.1%
・耐久無振りランドロス(霊獣)に対して、ダメージ割合47.5~56%
・耐久無振りサンダーに対して、ダメージ割合25.4~29.6%
など、上記の計算から、絶妙にダメージが足りないので「ゴツゴツメット」をうまく使って削ったり、「ききかいひ」を利用して「グソクムシャ」をクッションにしつつ、裏のポケモンと合わせて立ち回るのが強い動きです。
相性の良いポケモン
高火力で「ボルトチェンジ」や「とんぼがえり」を使える、「こだわりスカーフ」持ちのポケモン
サンダーエースバーンヒヒダルマなどが特にオススメです。
初手にこれらのポケモンを出しつつ、相手の初手のポケモンを見て、
有利対面→そのまま突っ込む
不利対面→「ボルトチェンジ」or「とんぼがえり」で削りつつ、「グソクムシャ」に交代→攻撃を受けつつ「ききかいひ」で裏のポケモンに繋いで切り返す
といったサイクル戦を仕掛けることができます。
また、「ききかいひ」のクッション性能はこだわり系統アイテムの、技のロックも解除しやすくなるので相性がいいです。
また、「ボルトチェンジ」「とんぼがえり」で相手のポケモンを削っておくと、グソクムシャの少し足りない火力でも相手のポケモンを処理できるようになります。
さいごに
ここまで育成論を読んでくださり、ありがとうございました!
初めての育成論ということもあり、無駄は省き、わかりやすく書いたつもりです。
私自身も上記の型の「グソクムシャ」をランクマッチで使い、レート2000付近で何戦も対戦してきました。
環境に適した、かなり使いやすい調整になってるので、ぜひ参考にしていただけると嬉しいです。
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