ブリザポス- ポケモン育成論ソードシールド

はじめに

こんにちは、しろと申します。二回目の育成論投稿となります。初投稿のタスキパッチルドンの育成論の閲覧・評価していただいた方々、誠にありがとうございました。まだまだ未熟ではありますが、よろしくお願いいたします。
今回はイバンの実ブリザポスの育成論を投稿させていただきます。既存のチョッキや弱点保険型とは立ち回りが異なるため、投稿足り得ると判断しました。よろしくお願いいたします。

イバンの実について

イバンの実は冠の雪原にて解禁された、「技を使用する際にHPが1/4以下の場合は1度だけ『すばやさ』に関係なく先制できる。ただし、技の優先度は無視されない。『サイコフィールド』の影響は受けない。」という効果を持つきのみです。(ポケ徹コピペ) この性質上、高火力の中速〜鈍足ポケモンと相性が良く、また技こらえるとのシナジーが期待できる道具となっております。しかし、裏を返すとイバンの実は発動を狙うならばこらえるが必要になりがちで、こらえるの需要が増した剣盾の対戦環境ではわりと見る道具となっており、非常に読まれやすい道具となってしまいました。

ブリザポスについて

解禁からある程度時間がたっているため詳細は割愛しますが、ブリザポスは冠の雪原にて登場した、こおり単タイプの高耐久＆A145しかし鈍足(S30)という個性あふれる準伝ポケモンとなっております。その個体値と氷・格闘・鋼・地面といった技範囲から、トリル下でのダイマエースやチョッキを持ったサイクルパーツとしての役割が主流と言えます。(投稿日時点で使用率は19位、持ち物は1位チョッキ35%、2位弱点保険24%)
本育成論ではイバンの実ブリザポスを紹介します。こいつがイバンの実を持つ強みは、

1.効果力鈍足と、イバンの実とのシナジーがあること。
2.イバン発動の必須技でもあるこらえるを覚えること。
3.満タン時、エースバーンやウーラオス(いちげき)といった環境トップの一致弱点技をイバン発動圏内で耐える可能性が十分にあること。つまりイバン発動にこらえるを使わなくてもよい場合が生じ、読まれやすさをある程度カバーできること。

主にこの三点があります。イバン採用率は14%なんでこらえなくても読まれるという独特の弱みもありますが… ちなみに、本育成論のH252ブリザポスがイバン発動するタイミングはHPが残り51以下であるときです。

差別化、強み

イバンの実の採用率が14%と、ある程度強さが確立しているため特に差別化は行いません。具体的な強みは、ウツロイド等の本来上から倒されるやつらをこらえる→イバン先制で倒す、といった流れとなるのでしょうか。高火力氷タイプと、サンダー、ランドロス(霊獣)といったやつらがはびこる準伝環境ではイバン抜きにしても強みは十二分に発揮されるでしょう。

持ち物、特性

持ち物はコンセプト上、イバンのみで確定、特性は一つしかないのでしろのいななき。イバンで先制できれば特性でのA＋1も無駄になりにくい…はず

性格・努力値と調整

・H：ぶっぱで16ｎ-1となる美しい値
・A：11ｎ(性格補正1.1倍の最高効率)
・H-B：こらえるを必要としないイバン発動の状況を考え、体力満タン時(初手or死に出し)にエースバーン、ウーラオス(いちげき)の一致技をイバン発動の７５%〜で耐える値を想定しました。とびひざは…しないと思う上記の努力値では、
A252珠エスバエースバーン火炎ボールを84.1%〜101.9％(最高乱数切り耐え)
A252ウーラオスウーラオス(いちげき)インファイトを72.5%〜85%(下四低乱数切り四分の
三イバン発動)、いじっぱりならば78.3〜92.8%で確定耐え&確定イバン
となっている。エスバ耐えの耐久とウーラオスでのイバン発動による耐久削りのジレンマが発生するが、両立は不可能なため、ブリザポスのAを考慮し上記の調整としました。

・H-D：イバン発動の主な仮想敵は使用率1位のサンダーサンダー
ひかえめ珠C252ねっぷう67.6％〜80.2%(16分の7でイバン発動)
上記同ダイバーン91.8〜109.2%(乱1 56.3%)
ひかえめ珠C252ダイジェット73.9%〜87.4%(乱数下から二つ切りイバン発動)
C252珠ダイバーン84.1〜99%
C252眼鏡ねっぷう70.5〜84.1%(16分の11でイバン発動)
サンダーの型は多岐にわたるため、確実なイバン発動調整元は存在しない。稿者の主観も混ざるが、本育成論では対応範囲を考えH252-D0とした。ちなみにHの努力値を228(実数値204)にするとサンダーのひかえめ珠C252ダイジェットで75%〜となる。

技構成

• 確定技

• 優先技

• 選択技

立ち回り例

エースバーンなどの本来勝てない相手にも抗うことができる対面性能を重視した型ですが、本来のブリザポス役割である受け出しやサイクル戦も一応できます。ただ、相手の技が耐えれるか(こらえるが必要か)の判断を誤ると実質持ち物無しのお馬さんになってしまうため、ある程度の被ダメージ感覚が必要かと。ダメ計を参考にしていただきたい。また、こらえるを見せた場合はイバンが読まれた前提で動きましょう。先制技に注意。

与ダメージ計算

• 使用率上位30位以内を中心に、後出しで撃破可能〜対面でワンチャンのあたりを挙げていきます。

被ダメージ計算

• 対物理。性格・努力値のとこで書いたダメ計は割愛します。

• 対特殊

相性の良い味方

カプ・テテフカプ・テテフ
イバンのみ型のポケモンはその性質上、先制技に弱いです。（イバンでは先制技を抜けない）特にこらえるを見せた場合は十中八九先制技が飛んでくると言っても過言ではありません。そのため先制技をカバーできるテテフとは相性が良いです。鋼の一貫に注意。

カプ・レヒレカプ・レヒレ
またカプかよブリザポスが苦手とする炎・悪に強い相性補完だけでなく、上記のイバン調整をぐちゃぐちゃにするステロを撒いてくるかつこらえる貫通の砂も撒いてくるカバルドンを牽制できる強みがあります。

• その他、ドラパルト、ミミッキュなどのゴーストタイプのポケモンがいるとエースバーンのとびひざを牽制できてていい感じです。

おわりに

いかがだったでしょうか。イバンの実を読まれずに運用したいな―と思いブリザポスと合わせてみました。少しでもポケモン対戦のモチベや興味に繋がったならばこれ以上の喜びはありません。最後まで目を通していただきありがとうございました。

追記：育成論二本目の若輩であるため、ダメ計の量やタグの編集のロック・コメントの権限（限定した方がいいの？）についての知識がほぼありません。有識者の皆様、気が向いたらでいいのでコメ欄で教えていただけると嬉しいです。