はじめに
この育成論をご覧いただきありがとうございます。この度、シングルバトルs13において最高レート2022を達成しました。その構築の軸として使っていたのが僕の嫁ポケであるエーフィです。好きなポケモンを使いだした途端に勝ちが重なり、結果もついてくるという嬉しさに身を任せて書いた初投稿の育成論となりますので、何かとつたないところがあるかもしれないのはご容赦願います。例によって努力値などの非公式用語を用います。
採用理由と役割
冠環境開始からほどなくして現れた、カバルドン+ウツロイドの並びを、エーフィで見れないかと考えたところが始まりです。元々エーフィはカバルドンに対して特性マジックミラーで強く、ウツロイドにも上からサイコショックを撃てる点で強いです。しかしマジカルフレイムを与えられなかったことが仇となり、よく組まれているテッカグヤによって普通に受けられてしまいます。サイクルに組み込めるようなポケモンではないためこの弱点は結構痛く、このプランは埋もれるものだと思いました。と、そこでひらめいたのです。「別にエーフィでカグヤと戦う必要はない、カグヤを受けだされる前のカバorウツロ対面で積んだ瞑想をバトンタッチで後続につなげばいい」と。このような発想により今回の変則エーフィは生まれました。
持ち物
オボンのみを持たせました。耐久を確保するのに何かと便利な持ち物です。おそらく個人の好みと調整次第で変更することが可能です。
性格・努力値と調整
最速ウツロイド抜き、余りはHとDにぶっぱです。物理に対しても誤魔化しが利くようにしていますが特殊を意識するならDにがっつり振るのもおそらくありです。ここも個人個人の調整ができる部分です。
技構成
コンセプトの瞑想、バトンは確定、サイコショックもウツロイドに対する遂行を考えると準確定枠でしょうか。リフレクターも物理と対面した時の誤魔化しになるのでほぼ確定でよいと思われます。役割を微妙に変えるならあくびなどのエーフィお家芸が入るかもしれません。
立ち回り例
基本的に先発で出して、物理ならリフレクター、特殊なら瞑想から入ります。そして頃合いを見て裏の特殊型ポケモンにバトンを回します。この手のバトン戦術は欲張らないことが何より大事なので、慣れるまでは難しいです。
与ダメージ計算
素のサイコショックで素早さが上がる調整のウツロイド(H4B78の振り方の場合)75%の乱数一発
被ダメージ計算
Ⅾ一段階上昇した状態でCに172振った調整のウツロイドのパワフルメテオが
94〜112ダメージ(オボン確定発動)
その後もう一度瞑想を積んだ後ウツロがダイマを切った場合、Ⅾ2段階上昇のエーフィに対しC一段階上昇の140ダイロックが82〜97ダメージ
上と合わせると砂ダメージも余裕をもって受けれる計算
A無振りのカバルドンの地震がリフレクター込みで46〜55ダメージ
特化珠ランドロス(霊獣)の地震がリフレクター込みで99〜117ダメージ
同条件のダイアースorダイジェットが129〜157ダメージ
スカーフだった場合、特化地震が153〜180ダメージ(31.2%の乱数一発)
陽気エースバーンの持ち物補正なし火炎ボールが142〜168ダメージ(確定二発)
臆病珠サンダーのダイジェットが瞑想一回で99〜118ダメージ
オボン込みだと単純計算で62.1%の乱数二発
苦手なポケモン
自分より早い物理型は基本苦手です。また確定急所で壁ごとぶち抜いてくるウーラオス(いちげき)はどうしようもない天敵です。
相性の良い味方
私の構築では、バトンの受け先にはクリアスモッグ持ちのトリトドンとアッキのみサンダーを用意しました。トリトドンはウツロに対しぎりぎり選出抑制にならない地面枠という側面があります(ウツロは草技を使えるため)。またサンダーはカバウツロ使いたちが目の敵にしていそうなので、連れて行けばカバウツロの選出確率が上がるかもしれません。
また、他の取り巻きは相手がステロを撒きたくなるようなメンツを用意すると、より相手の先発をエーフィの有利なステロ撒きのポケモンに誘導できる可能性が高まるかもしれません。
おわりに
ここまでお読みいただきありがとうございます。このエーフィは何かとピーキーな部分が多く、私自身まだ完成形だとは思っていません。しかし実際にこのエーフィと二桁順位とレート2000を達成した実績があるため、環境に通用する部分があると信じています。この育成論が何かの参考になれば幸いです。
追記欄
このエーフィを軸とした構築で、S13最終レート2073、最終51位を達成しました!(どんどんパフパフ)
その構築記事も上げましたので(パーティ構築/959)、是非そちらも併せてごらんください。