12月4日 ダメージ計算、
ナットレイ、テンプレカミツルギとの差別化を追記しました。
はじめに
この育成論では一般的な略称や専門用語を使用していますのでご了承ください。
例 ・HABCDS→HP、攻撃、防御、特攻、特防、素早さ
・エアスラ→エアスラッシュ 等。
草タイプ使いのにたまごです。今回は、カミツルギを紹介します。鉢巻ナットレイがありなら、チョッキカミツルギも有りなのでは?と思い、投稿しました。
ネタでは決してありません!
そもそもカミツルギは、タイプが草・鋼と最高級のタイプで、ウォッシュロトム・スイクン・カプ・レヒレにかなり強気に繰り出したいタイプであると同時に、
持ち前のB耐久と耐性はマンムーにも強く、
今記載したポケモンのSが軒並みS80〜86族。
Sが低いナットレイは、2回相手の攻撃を受けなければいけませんが、カミツルギの場合、一回だけにすみます。
また、
ウォッシュロトム眼鏡ハイポン2耐え≒カプ・コケコの瞑想10万耐え≒C161カプ・レヒレの自然の怒り→ハイポン確定耐え
なので、「半減でも落とせるっしょw」と甘えた判断をした相手に強烈なカウンターを仕掛けられます。
(カミツルギ<拙者にビーストブーストがあるのはご存知であるか?)*採用理由と役割
性格・努力値と調整
しんちょう(D↗ C↘)
161(212)-201 157(44)x 91(252)129
HP-16n+1 D-ぶっぱ(後述) B-余り
持ち物 突撃チョッキ(後述)
カミツルギをHDチョッキにする理由(長いので読み飛ばしていただいて結構です。)
耐久無振りのカミツルギの耐久ライン134-51
補正有C252振りカプ・コケコの珠10万ボルト(フィールド下)78.4~93.3%
無補正メガネC252振りカプ・テテフのサイコキネシス(フィールド下) 131.3~154.5%
無補正C252振りキュウコン(アローラ)のふぶき 120.9~143.3%
上から分かるように、運用していく際はとにかく短所の「特防の低さ」をどう補うかが重要となります。
この特殊技の脅威に立ち向かう手段として手っ取り早く思いつくのが
・タスキで無理やり耐える
・珠や鉢巻等を持って特殊アタッカーに殴られる前に上から殴って倒す
この二つ。後者を達成する為には陽気最速にする必要があるのは勿論、前者を達成にするにしても最速にすることで多くのポケモンの上を取れる以上陽気最速を捨てるメリットが薄い。
このカミツルギというポケモンの特殊耐久は目眩がするほどの低さ。現在使われているタスキ型も珠・鉢巻型も最早この特殊耐久をどうこうすることは諦めた形といえます。
では耐久振りでこの特殊耐久を補うことは出来ないのか?
まず改めて特殊耐久の個体値を見てみると、HPが59、特防が31。実数値に直すとHP134、特防51。目眩がしそうな数値ですが、ここで特防に努力値を252振ると耐久ラインは134-83に。実はこの時点で耐久の数値は1.6倍になっていて最小限の攻撃は耐えられるようになります。先ほどと同様のダメージ計算を出すと、
・耐久ライン134-83
補正有C252振りカプ・コケコの珠10万ボルト(フィールド下) 49.3~58.2%
無補正メガネC252振りカプ・テテフのサイコキネシス(フィールド下)80.6~95.5%
無補正C252振りキュウコン(アローラ)のふぶき 74.6~88.1%
先ほどの計算と比べると見違えるレベルで耐えられるようになりました。と言ってもまだ受け出しが出来る程までには至っていません。そこで特防を上げるとつげきチョッキというアイテムを装備してみると
・耐久ライン134-124(チョッキ込み)
補正有C252振りカプ・コケコの珠10万ボルト(フィールド下) 32.1~38.8%
無補正メガネC252振りカプ・テテフのサイコキネシス(フィールド下) 53.7~64.2%
無補正C252振りキュウコン(アローラ)のふぶき 50.0~59.0%
さらにHに努力値を割き、特化することで、更に硬くなる。
耐久ライン161-136
補正有C252振りカプ・コケコの珠10万ボルト(フィールド下) 24.2~28.6%
無補正メガネC252振りカプ・テテフのサイコキネシス(フィールド下) 41.0~48.4%
無補正C252振りキュウコン(アローラ)のふぶき 36.7~44.0%
カミツルギをカプ・テテフに勝てる草枠として、カプ・コケコに勝てる鋼枠として採用できるようになった
技構成
スマートホーン
オススメ度★★★★★
残念ながら物理はがね技はこれしかありません。必中。刺さる相手も多く、ダイマックスすれば、物理耐久の補強までできるタイプ一致打点を切る理由もないので確定です。
H4 エースバーン 26.9~32.1%
Hサンダー 19.3~22.8%
H4ミミッキュ 120.6~143.5%
Hランドロス(霊獣) 44.2~52.7%
HBカプ・レヒレ 24.3~29.4%
B4ウツロイド 128.3~151.1%
H特化ゴリランダー 34.8~41.1%
リーフブレード
オススメ度★★★★★
タイプ一致メインウェポン。威力は90とそこそこですが、通りが悪いのが懸念点。ワンチャン急所が狙えます。
H4 エースバーン 34.6~40.4%
Hサンダー 24.4~28.9%
H4ミミッキュ 77.9~92.4%
Hランドロス(霊獣) 56.4~67.3%
HBカプ・レヒレ 64.4~75.7%
B4ウツロイド 82.1~96.7%
HBポリゴン2 23.4~28.1%
ハサミギロチン
オススメ度★★★★☆
無限の勝ち筋。ネタだと思われるかも知れませんが、こちらから有効打のない高耐久の奴ら(テッカグヤ、サンダー)を突破できる可能性があるので十分に有用です。最後の悪あがきや、有効打はないが後にも引けないとき等にも脳死で打ったり、相手の起点作成をある程度戒めることができます。
かわらわり
オススメ度★★★★☆
壁ピンポイントメタであり、ダイナックルの元技。初手に投げることもそこそこあるので、採用価値高め。
H4 エースバーン 38.5~45.5%
Hサンダー 13.7~16.2%
Hランドロス(霊獣) 15.8~18.8%
HBポリゴン2 26.0~31.3%
せいなるつるぎ
オススメ度★★★☆☆
ダイナックルの元技です。ダイナックルでAを上げることによって一気に突破力が上がるのでとても有用です。また、相手の能力変化を無視して攻撃できるためてっぺきナットレイやちいさくなるを積む相手にも強気に立ち回れます。
H4 エースバーン46.2~54.5%
Hサンダー 16.2~19.3%
Hランドロス(霊獣) 18.8~22.4%
HBポリゴン2 31.3~37.5%
つばめがえし
オススメ度★★★☆☆
ダイジェットの元技です。
ダイジェットでSを上げることができるので非常に強力です。元の火力が低いので、この型だと微妙かな?
H4 エースバーン 30.8~36.5%
Hサンダー 11.2~13.2%
H4ミミッキュ 35.1~42.0%
Hランドロス(霊獣) 25.5~30.3%
H特化ゴリランダー 39.6~47.3%
つじぎり
オススメ度★★★☆☆
くさもはがねも通らない相手への打点。サブウエポンのなかではギガインパクトに次いで火力が高いため、くさ枠かせいなるつるぎを搭載しない場合には候補に入ります。とはいえ大体は上記の技で事足りるのでピンポイント気味かと。
H4 エースバーン 35.9~42.9%
Hサンダー 25.9~30.5%
H4ミミッキュ 40.5~48.1%
Hランドロス(霊獣) 29.7~35.2%
ギガインパクト
オススメ度★★☆☆☆
タイプ一致補正を考慮しても火力はリーフブレードに次いで第二位です。しかし反動があることや他の技に比べて特筆すべき特徴がないこと、抜群がつけないことから上記の技を切ってまで採用するほどのものではないと思います。(ダイアタックのSダウンが生きる機会は結構ある。)
(一応、メインウエポンが通らない相手に対して役割が持てます。)
H4 エースバーン 76.3~90.4%
Hサンダー 54.8~65.0%
Hランドロス(霊獣) 62.4~73.9%
H特化ゴリランダー 49.3~58.5%
しんくうは
オススメ度★☆☆☆☆
どうしてもタスキとがんじょうとミリ耐えが許せない方へ。威力はまったくありませんので本当にタスキ、ミリ耐えピンポイントになります。
被ダメージ計算
A特化玉エースバーン火炎ボール255.3~303.7%
C特化玉サンダー熱風96.9~114.3%
A特化玉ミミッキュドレインパンチ45.3~54.7%
A特化玉ランドロス(霊獣)アームハンマー 83.9~100.0%
A特化玉ランドロス(霊獣) そらをとぶ56.5~67.7%
C特化カプ・レヒレれいとうビーム24.8~29.8%
C特化ウツロイドイカサマ28.6~34.2%
C+1ウツロイドメテオビーム45.3~54.0%
鉢巻ゴリランダー 馬鹿力104.3~123.0%
鉢巻ゴリランダー アームハンマー87.0~103.1%
鉢巻ゴリランダー ドレインパンチ65.8~78.3%
無振ポリゴン2冷凍ビーム19.9~23.6%
苦手なポケモン
炎タイプの物理、特殊アタッカー(エースバーン、ヒートロトム、etc)
結局どれだけ耐久を割いても、4倍弱点は耐えることができません。素直に後続に引くか、ハサミギロチンで茶を濁しましょう。
相性の良い味方
炎タイプを半減以下に抑えるポケモン
終わりに
いかがでしたか。カミツルギは、確かにAS ぶっぱの方が圧倒的に使いやすく、強いかもしれません。耐久のある草鋼はナットレイで十分かもしれません。
ですが、この型は、パーティを選びますが、使い方によっては相手のダイマックスを切り返すことも、苦手タイプの受け流しにも、もちろんビーストブーストを絡めた高火力アタッカーとしても使える万能型なので、是非使ってみては如何でしょうか。