はじめに
この育成論では一般的な略称や専門用語を使用していますのでご了承ください。
例 ・HABCDS→HP、攻撃、防御、特攻、特防、素早さ
・エアスラ→エアスラッシュ 等。
先日フシギバナの育成論を上げた、にたまごです。いつもは草統一で潜っていますが、が、努力値調整の際、その縛りを解除し、このウォッシュロトムを入れたところ、かなり使用感が良かったので、紹介します。
採用理由と役割
- サイクルを組む上でほぼ必須な水枠であり、かつダイジェットに受け出せる電気枠にもなれる複合タイプであるため。
- ポリゴン2などの電磁波をケアできるため。
- カバルドン、エースバーン、ランドロス(霊獣)等に明確に不利を取らない。
差別化点
ある程度の耐久を持ち、相手にある程度の負荷を押し付けられるポケモンは、それなりの数がいるが、ウォッシュロトムは水/電気というタイプと、特性ふゆうが非常に優秀で、これだけでも十分他と差別化できる個性である。
特性・型破りを考慮しなければ、半減以下6タイプに対し、抜群がわずか1タイプ(草技)である。
同タイプかつ同程度の総合耐久を持つポケモンとしてランターンはC種族値が低め(C76)で、地面技が抜群で入るので、耐性、決定力ともに明確な差別化が出来る。
一方のウォッシュロトムはC105と無振りでも最低限必要な火力が出る数値で、身代わりを残される可能性ある程度カバー出来る。
(今回の型では採用技ではないが、技「トリック」や「おにび」を相手に警戒させることが出来るのもウォッシュロトムの強みである。)
性格・努力値と調整
持ち物:カゴの実
特性:浮遊
性格:穏やか
157(252)-x-128(4)-126(4)-173(244+)-107(4)
HD - 特化ポリゴン2のトライアタックが乱数3(1.8%)
S - 無振りウォッシュロトム抜き
BC - 余り。
技構成
電気特殊技(確定欄は10万ボルト)/ハイドロポンプ/悪巧み/眠る
立ち回り例
- ポリゴン2ポリゴン2
眠るによる体力回復をケアしてくるプレイヤーがほとんどいないので、ギリギリまで悪巧みを積んでから眠って十分な体力を残して崩す展開が非常に強力。
相手のダイマックスに合わせてあと投げし、ねむカゴでダイマターンを枯らすことができる。
与ダメージ計算
(相手ポケモンは非ダイマ想定)
- ハイドロポンプ
- 10万ボルト
H4 エースバーン 42.9~51.9%
HDカプ・レヒレ 40.7~48.6%
HDテッカグヤ 41.2~50.0%
H4 ミミッキュ 39.2~46.9%
Hサンダー29.4~35.5%
H4ウオノラゴン 38.6~45.8%
HDポリゴン2 17.2~20.8%
被ダメージ計算
C4カプ・レヒレ ムーンフォース 21.0~24.8%
A特化玉エースバーン とびひざげり 87.9~104.5%
A特化玉ランドロス(霊獣) ストーンエッジ 52.9~63.1%
C特化テッカグヤ ソーラービーム63.1~74.5%
A特化ミミッキュ じゃれつく40.1~47.8%
C特化ウツロイド メテオビーム 48.4~58.0%
C特化玉サンダー ほうでん 42.0~50.3%
A特化ウオノラゴン げきりん 53.5~63.1%
HDポリ2 トライアタック 21.0~25.5%
苦手なポケモン
ゴリランダー等の草タイプ
裏にしっかり受けることのできるポケモンがいないと負ける。物理受けに特化したポケモンで、安全に受けるべし。
相性の良い味方
ゴリランダー等の草タイプ
ウォッシュロトムの苦手草タイプの技を半減でき、ほのお、ひこう、こおりをウォッシュロトムで受けられるため、非常に相性が良い。むし、毒の一貫を切れるはがねタイプやゴーストタイプのポケモンと組ませると尚良い。
おわりに
当初このウォッシュロトムは、
「特殊受けしながらねむねごしよう!→ねごと覚えないからボルチェン入れよう!→10万ボルト使わないからわるだくみ入れよう!→悪巧み無駄になるの嫌だな。ボルチェンを10万ボルトに変えよう!」
という深夜テンションで出来上がったポケモンです。ハイドロポンプのクソ外しに目をつぶればかなりポテンシャルが高いポケモンだと思うので、是非使ってみてください。