マッシブーン- ポケモン育成論ソードシールド

• 種族値マッシブーン107-139-139-53-53-79(合計570)(前からHABCDS)

AとBの種族値が高いポケモンです。
ウルトラビーストなので種族値が尖っているのは仕方がありませんが、物理面は600族や準伝説などより優秀ですが、特防53というのがかなり低い分類に入ります。無振りで物理耐久指数が28938なのに対し、特殊耐久指数は半分以下の 13286しかありません。物理耐久指数が高すぎるというのもありますが、特殊耐久はHの高さでおぎかっているドサイドンやローブシンのようなポケモンです。
ですがわこのマッシブーンというポケモン以外とはやいS79という種族値をしています。このS79という数値は最速＋1で準速スカーフランドロス(霊獣)より1はやく、最速ドラパルトより2速いという絶妙な数値です。

• タイプ(むし、かくとう)

4倍1つ2倍3つ半減5つとパッと見まぁまぁな耐性ですが、弱点であるタイプが致命的です。特に4倍弱点である飛行タイプは最強のダイマックス技と呼ばれるダイジェットとなるため、第7世代にくらべて採用率がとてもあがっています。

• 特性 ビーストブースト

相手を自分の技で倒すとH以外の実数値で1番高い能力が上がるという特性です。マッシブーンの場合調整によってかわりますが、AもしくはBがあがります。

• 前作

前作ではマッシブーンの少し足りない素早さを補いながらビーストブーストで無双するというのが、安定した強さ、使いやすさもありメガシンカのあるあの環境でもある程度戦えました。

• 今作

コンセプトなどは前作とあまり変わっておりませんがマッシブーン単体としての強化によって破壊力が増し増しマッシブーンしました。
ですが、どのポケモンもそうですが、ビーストブーストでAを上げてもダイマックスによって無理やり耐えられてしまうと言った弊害があります。
先程破壊力が増し増しマッシブーンといいましたが、どのように強化されたのかというと、
1番大きいのはインファイトの習得です。
いままでのスカーフマッシブーンで主に使用する格闘技は

• 馬鹿力(威力120使用後A↓B↓)
• ドレインパンチ(威力75与えたダメージの半分回復はするが、火力不足)

のどちらかしかまともな格闘技はありませんでした。
インファイトは使用後耐久がさがってしまうものの、威力120タイプ一致技を火力は下がらず、むしろビーストブーストで威力をあげながら使用できます。

今回のコンセプトであるこだわりスカーフで確定です。
先程も解説しましたが、準速＋1ランドロス(霊獣)より1、最速ドラパルトより2はやいです。この最速ドラパルトより2はやいというのはとても大きく、スカーフやダイジェットを積むことで最速ドラパルトを1抜ける調整をしている型は少なからずいます。わざわざダイマックスをしてダイジェットを積まなくてもこの速さと火力を両立できるのはスカーフ型の最大の強みです。

ウーラオス(いちげき)との差別化
準速でも最速＋1マッシブーンより速い最速フェローチェ(151族)と同速という素早さに加え強力な専用技による突破力やマッシブーンと似た技範囲などライバルとよべる存在です。

ウーラオス(いちげき)との差別化点としては

• 1.特性ビーストブーストによる突破力、相手の裏への圧
• 2.耐久が少し高い
• 3.じしんやダブルウイングをおぼえる

ヘラクロスとの差別化
ヘラクロスはタイプ、特性ともに被っていて似たような事ができるため、差別化が必要となります。

ヘラクロスとの差別化点としては、

• ヘラクロスがタネマシンガンやシャドークローを覚える分、マッシブーンはれいとうパンチ、かみなりパンチを覚える
• ヘラクロスマッシブーンともにAS調整の場合素早さと特防以外は勝っている(その分ダウンロード調整が出来ないので注意)

技範囲や種族値などアタッカー性能はヘラクロスより勝っていると言える

• 努力値

A252S252H4
A･･･火力をあげるため
S･･･絶妙なS種族値をいかすため
H･･･奇数調整

性格
コンセプトが最速スカーフマッシブーンであるため、ようき(S↑C↓)で確定

インファイト
上で少し説明した通り、スカーフマッシブーンとかなり相性のいい技です。相手を倒せばAが上昇し、最速ドラパルトより速いはやさでタイプ一致A139が威力120の技を連打してくる…考えただけでも恐ろしいですね
｢ドレインパンチ｣は若干火力不足ですし、｢馬鹿力｣はAが下がってしまうため格闘技枠はインファイトで確定です。

れいとうパンチ
環境への通りがとてもいい物理氷技です。
現環境の氷技の通りや最速ドラパルトを抜いているなどを考えると採用しない理由がないです。

かみなりパンチ
これも現環境でとても通りがいい技です。
テッカグヤやカプ・レヒレなどへの対抗手段やダイマックスした時ダイサンダーとしてあくびをそしできるなど色々な面で優秀な技です。

じしん
安定した威力、安定した命中が売りの超優秀サブウェポンとなります。じしんを採用することによって弱点をつける範囲がとても広がります。
こだわった場合ひこうタイプやふゆうに何も出来ないので注意

ダブルウイング
主に準速襷フェローチェ貫通用やダイマックスをした際によく使用します。

マッシブーン自体がダイマックスと相性がいいためダイマックスをしても強いです。
こだわりスカーフの素早さ1.5倍の効果はダイマックス中はきれてしまいますが、そのかわりうちわけができるようになるのでダイマックスという使用はスカーフマッシブーンの弱点であったうちわけができないというスカーフのデメリットを一時的に解除できます。言わばかゆいところに手が届くような強さです。

インファイト

• 特化HB252しんかのきせきポリゴン259.3〜69.7確定2発
• H4いちげきの型ウーラオス(いちげき)確定1発
• H252ヒードラン確定1発
• H252ブリザポス84〜99.5確定2発
• H4ウオノラゴン65.6〜77.7確定2発
• H252バンギラス確定1発
• H4ドリュウズ確定1発
• H4カミツルギ確定1発
• H252ゴリランダー57〜67.1確定2発
• H4エースバーン等倍時87.1〜103.8乱数1発

(25%)

• 特化HBナットレイ72.9〜86.1確定2発

れいとうパンチ

• H4ランドロス(霊獣)確定1発
• 特化HB252ランドロス(霊獣)71.4〜85.7確定2発

H4ランドロス(霊獣)威嚇込82.9〜97.5確定2発
特化HB252ランドロス(霊獣)威嚇込46.9〜57.1乱数2発(87.9%)

• H4ガブリアス確定1発
• H4ドラパルト69.5〜82.9確定2発
• H4サンダー62.6〜74.6確定2発
• 特化HB252サンダー37.5〜44.6確定3発
• 無振りアーゴヨン78.3〜93.2確定2発
• H4マルチスケイル込カイリュー56.2〜67

H4マルチスケイル無しカイリュー確定1発

• H4ボーマンダ確定1発
• H4ボーマンダ威嚇込84.2〜100.5乱数1発(6.3%)
• H252ラティアス53.4〜63.2確定2発
• H4ラティオス70.5〜83.3確定2発
• H4ボルトロス(霊獣)78.7〜92.9確定2発

かみなりパンチ

• 特化HB252カプ・レヒレ37.2〜44確定3発
• H252カプ・レヒレ45.1〜54.2乱数2発(44.1%)
• 特化HB252テッカグヤ32.3〜38.2乱数3発(95.2%)
• H252テッカグヤ44.1〜51.9乱数2発(10.9%)
• H4ファイヤー(ガラル)60.2〜78確定2発
• H4ギャラドス確定1発
• H4ギャラドス威嚇込86.5〜102.9乱数1発(18.8%)
• H252マリルリ53.1〜62.8確定2発

じしん

• H4エースバーン抜群時97.5〜115.3乱数1発(87.5%)
• H4ミミッキュ55.7〜65.6確定2発
• 特化HBドヒドイデ42〜49.6確定3発
• H4ウツロイド確定1発
• 無振りアーゴヨン確定1発
• H252メタグロス52.4〜62確定2発
• H252ヒードラン確定1発
• H4バシャーモ確定1発
• H4ライコウ91.5〜108.4乱数1発(50%)
• H4パッチラゴン79.5〜93.9確定2発
• H252ギルガルド(シールド)53.8〜64.6確定2発
• H4カプ・コケコ94.5〜112.3乱数1発(68.8%)

ダブルウイング
ダブルウイングですが、フェローチェの襷貫通以外ではダイジェットでしか使わないため、ダイジェットのダメージ計算を記載させていただきます。

• H252ゴリランダー82.1〜97.5確定2発
• H4ウーラオス(いちげき)89.7〜105.6乱数1発(37.5%)
• H4サンダー(ガラル)確定1発
• H4バシャーモ確定1発

特化A252ゴリランダー鉢巻グラススライダー25.6〜30.6確定4発

• A252ウオノラゴンエラがみ(こちらの方がはやいため先制エラがみの威力ではありません)34.9〜41.5確定3発
• A252珠ミミッキュじゃれつく50.2〜60.1確定2発
• A252珠ドラパルトドラゴンアロー43.7〜52.4乱数2発(8.9%)
• 特化A252メタグロスしねんのずつき63.3〜76.5確定2発
• A252ウーラオス(いちげき)すいりゅうれんだ40.9〜50.8乱数2発
• A252ウーラオス(いちげき)インファイト、あんこくきょうだ21.3〜25.1乱数4発
• A252エースバーンかえんボール78.6〜92.8確定2発

珠ではないエースバーンのかえんボールをうけたあと、乱数になってしまいますが、HPが26以上のこっていれば次の不意打ちを耐えます。

• A252ガブリアスげきりん42.6〜50.8乱数2発(2.7%)

• マッシブーンの弱点を全て半減以下でうけてくれるヒードラン
• ひこうタイプや特殊ポケモンによわいためそれらを受けきれるポケモン
• がむしゃらなどでビーストブーストの起点を作れるポケモン

コメントでご指摘をいただき、使い方が伝わりづらかったため、追記させていただきます。

現環境、ほとんどのポケモンがダイジェットをしてきます。そのため、ダイマックスをして耐えられ、ダイジェットを喰らうという最悪の状態をさけつつ無双しなければなりません。
どういう事かと言いますと、前作スカーフマッシブーンを使っていた方は想像しやすいと思いますが、
マッシブーンで確実に1匹倒すと言ったことが大切です。
味方のポケモンでマッシブーンの一撃圏内まで削ったり、交代読みなどで確実に倒すことが必要となります。最速ドラパルトより素早いことをいかしながらある時は強引にまたある時は確実にビーストブーストを発動させ、無双するのが大切です。