ナマコブシ- ポケモン育成論ソードシールド

【物理受け】ナマコブシ【基本考察】

2019/11/25 21:50 / 更新:2019/11/28 21:21

ナマコブシ

HP:HP 55

攻撃:攻撃 60

防御:防御 130

特攻:特攻 30

特防:特防 130

素早:素早 5

ツイート4.904.904.904.904.904.904.904.904.904.90閲覧:216968登録:156件評価:4.90(16人)

ナマコブシ  みず  【 ポケモン図鑑 】

性格
ずぶとい(防御 攻撃)
特性
てんねん
努力値配分(努力値とは?)
HP:252 / 防御:252 / 特防:4
個体値:31-0-31-x-31-31
実数値:162-58-200-x-151-25 (素早さ比較)
覚えさせる技
みずびたし / どくどく / じこさいせい / リフレクター
持ち物
オボンのみ

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ルール
シングルバトル
このポケモンの役割
物理受け / ダイマックス指定なし
登録タグ
フォーク元の育成論(フォークとは?)
天然のナマコ(かまぼこ)

考察

はじめにナマコブシナマコブシ

ナマコブシの基本的な運用、能力値についてはフォーク元に分かりやすくまとめてあるのでそちらを参考にされたし。
本論では第8世代における環境の変化、他のポケモンとの比較を、私がナマコブシを選ぶに至った経緯を交えて考察していこうと思う。

ナマコブシナマコブシナマコブシの特徴

相手の積み技を無効化するてんねん
・長期戦で優秀なダメージソースになるどくどく
・自身の耐久を高めつつ後続サポートもできるリフレクター、ひかりのかべ
・火力減衰、毒無効の無効化が期待できるみずびたし
・サイクル戦に強いバトンタッチ
・ちょうはつで詰まずに突破できるカウンター

他の物理受けポケモンとの比較

安定回復技を持つ物理受けポケモンの長所、短所を列挙する。
タイプ相性については省略する。

・積み技を受けやすいてっぺき
・受け性能を高めつつ火力も高められるビルドアップ
・自身の耐久を高めつつ後続サポも可能なリフレクター、ひかりのかべ
・サイクル戦に強いとんぼがえり
・相手の受けポケモン、積み技を崩すちょうはつ
・いかく、ダイマックスの追加効果を跳ね返すミラーアーマー
・どくどく、砂嵐無効

・相手の受けポケモン、積み技を崩すちょうはつ(そこそこの素早さで上から撃ちやすい)
・積み技を受けやすいてっぺき
・サイクル戦に強いとんぼがえり、ふきとばし
・ぼうじんで砂嵐と霰無効、はとむねで防御低下無効、くだけるよろいで素早さ操作
・高速の役割遂行が可能なイカサマ

・物理耐久、特殊耐久ともに高水準
・相手依存だがデバフと回復を両立できるちからをすいとる
・継続的にダメージを与えられ、サイクル戦に強いステルスロック
・積み技をリセットするくろいきり
・相手の火力を大きく削ぎ、ダメージソースにもなるおにび

・ちょすいで水無効
・タイプ一致かつ火傷効果のねっとうで後続に圧力をかけやすい
・相手の火力を大きく削ぎ、ダメージソースにもなるおにび
・自身が動きやすくなるだけでなく後続サポートにもなるトリックルーム
・相手の受けポケモン、積み技を崩すちょうはつ

第8世代における環境の変化

  • ダイマックス

3ターンの間継続的に技が強化される。
中途半端な数値受けは思いの外あっさり突破されることが多い。

  • 自分の防御を下げられるダイホロウ

攻撃しつつ相手の防御を下げるゴーストタイプのダイマックス技。
残念ながらてんねんは自分の能力ダウンは無効にできない
過去作ではいやなおと等の採用はほとんどなかったが、ゴースト物理というだけでこの効果を得られるため、無視できない存在となっている。

  • 高い火力をさらに上げるダイサンダー、ダイソウゲンなど

電気タイプのダイサンダー、草タイプのダイソウゲンはフィールド発生効果で二発目の威力が自動的に上昇する。
中途半端な威力のサブウエポンでも十分突破の可能性が出てしまった。

現環境の物理ポケモン

以下で示すダメージ計算は
防御側:H252、B252、性格補正含
攻撃側:A252、C252
を前提とする。
攻撃側の↑は性格補正、+はランク補正を示す。

ナマコブシはてんねんでつるぎのまいを無効にできるため後出しが安定しやすい。
アーマーガアは後出しで剣舞ダイホロウ相手にてっぺきが間に合わないためナマコブシが最安定択になるか。
とはいえ、ダイホロウで防御を下げられ、カウンターが効かないため不安要素がないことはない。
ミミッキュミミッキュダイホロウ(120)(珠込)→ナマコブシナマコブシ:(43.2 ~ 51.2%)
ミミッキュミミッキュ+2ダイホロウ(120)(珠込)→アーマーガアアーマーガア:(78 ~ 91.7%)

エラがみが85*2*1.5(がんじょうあご)*1.5(タイプ一致)という鬼のような火力を叩き出す難敵。
アーマーガア、バルジーナ、サニーゴでは厳しいが、ナマコブシは半減で受けることが可能。
対策ということで言えば無効にできるブルンゲルに軍配が上がるか。
ウオノラゴンウオノラゴンエラがみ→サニーゴ(ガラル)サニーゴ(ガラル):(49.1 ~ 58%)
ウオノラゴンウオノラゴンエラがみ→ナマコブシナマコブシ:(31.4 ~ 37%)
ウオノラゴンウオノラゴンげきりん→ブルンゲルブルンゲル:(34.7 ~ 41%)

ごりむちゅうで高火力を誇り、サブウエポンも優秀。
メイン半減、サブ等倍に抑えられるナマコブシが安定するか。
ヒヒダルマ(ガラル)ヒヒダルマ(ガラル)つららおとし→サニーゴ(ガラル)サニーゴ(ガラル):(34.1 ~ 40.1%)
ヒヒダルマ(ガラル)ヒヒダルマ(ガラル)フレアドライブ→アーマーガアアーマーガア:(74.1 ~ 87.8%)

言うまでもなくナマコブシで戦える相手ではない。
アーマーガア、バルジーナなら安定するのでそちらで。
ゴリランダーゴリランダーウッドハンマー→ナマコブシナマコブシ:(74 ~ 88.8%)

どくどく無効、一致弱点持ち、とナマコブシと相性最悪の物理アタッカー。
アーマーガア、バルジーナはちょうはつで逆に起点にできる。

りゅうのまいを無効にしてメインウェポンを半減できるナマコブシなら抑えることができる
・・・というのは前作までの話。
今作で役割破壊のパワーウィップを覚えてしまった。
サニーゴのちからをすいとる連打で回復が間に合い、アーマーガアやバルジーナのてっぺきはりゅうのまいを上回るので、彼らで見るのが無難か。
ギャラドスギャラドスパワーウィップ→ナマコブシナマコブシ:(49.3 ~ 59.2%)
ギャラドスギャラドス+1ダイストリーム(130)(雨込)→サニーゴ(ガラル)サニーゴ(ガラル):(70.6 ~ 83.2%)
ギャラドスギャラドス+1かみくだく→ブルンゲルブルンゲル:(57.9 ~ 68.5%)

てんねんでりゅうのまい無効・・・と言いたいところだがかたやぶりはてんねんを貫通する
ナマコブシでは厳しいため、一致技を半減できるアーマーガアかハサミギロチンやちょうはつ相手でも高速で相手を落とせるバルジーナで相手をするべき。
オノノクスオノノクスげきりん→バルジーナバルジーナ:(36.4 ~ 43.3%)

すなかき型ならつるぎのまい無効のため安定して止められるが、こちらもかたやぶりがてんねんを貫通する。
メインウエポンを両方半減するアーマーガアが最安定か。
ドリュウズドリュウズ+2ダイロック(130)→アーマーガアアーマーガア:(52.1 ~ 61.4%)

物理型が多いとはいえ特殊型もそれなりにいるため、ナマコブシでは型次第で相手できなくもないといったところ。
やはりタイプ相性で勝るバルジーナが安定。
ドラパルトドラパルトシャドーボール→ナマコブシナマコブシ(37 ~ 43.8%)

まとめ

ナマコブシの強みは積み技に強く出られること、ウオノラゴンを止められることだろう。それ以外にも物理受けポケモンにもそれぞれ長所、短所があるため、パーティと相談して採用していただきたい。

しかし、「第8世代における環境の変化」で述べた通り、今作では物理受けポケモンを運用するためには逆風が非常に多い。
ダメージソースにもなるゴツゴツメット、ちょうはつ対策のメンタルハーブなど道具の候補は多いが、やはり安定した耐久向上が見込めるオボンのみが最も安定する。
というよりオボン無しで突破される場面が多すぎる。
が、裏を返せばダイマックスを使わないと突破できない相手に対して強制的にダイマックスを使わせることが期待できる。
相手のダイマックス切れを狙って自分のダイマックスポケモンを暴れさせる、といった立ち回りも求められるだろう。

本論では物理受けポケモンを幅広く考察したが、シーズン1は始まったばかりであり、パーティ構成や立ち回りにまだまだ考察の余地はあると考えている。
本論が実りある議論の叩き台になれば幸いである。

投稿日時 : 

最終更新日時 : 2019/11/28 21:21

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コメント (16件)

  • ページ:
  • 1
19/11/25 22:45
1きゃた (@REKTPIGX)
44444
特徴にある技は結局採用されないんですね…
19/11/25 22:58
2きっす (@Ko_i_Si)
55555
ナマコナマコブシナマコブシを物理受けとして考察中でしたので非常に参考になりました。
19/11/25 23:14
3るるろろ (@rurupoke04)
>>1
ポケモンは技を4つしか覚えないので選択肢に入った技を全てを採用するのは不可能です
強いてあの4つの技を選んだ理由を挙げるとすれば、
・じこさいせい・・・耐久を安定させるため確定
・どくどく・・・ダメージソースがないと何もできないので確定
・みずびたし・・・鋼相手に詰まなくなる他、相手の火力を下げられる
・リフレクター・・・防御下降効果に強い
といったところでしょうか
これは個人的な考えなので、ご自分のパーティや立ち回りと相談して技を選択してください
フォーク元の育成論を読むとさらに分かりやすくなるかと思います

>>2
お褒めの言葉ありがとうございます
19/11/26 00:02
4あおくも
おなじくナマコブシ受けルで使っている者です。
育成論とても共感できる部分が多くわかりやすくまとめられていると思いました。
自分の場合技構成は同じなのですがドラパルトの特殊を見たり、サブで入れられている特殊を受けるためにDにも振っています。
持ち物も ひかりのねんど を持たせることで後続へのサポート力を強化した形にしています。
個人的に相性のいい味方にブリムオンを入れており、パーティに入れられることの多いナットレイ対策やトリルもあるのでナマコブシをサポートすることもできます。
長々と書きましたがこれらがナマコブシ、味方等の考察の一助となれば幸いです。
19/11/26 01:35
5モノクロ (@okyusyauta)
55555
ナマコをちょうど捕まえたタイミングでこの育成論が上がって、おっ、と思いました(夢ではありませんでしたが)

鋼にも詰まず、変化にも負けない、強いポケモンですね!これからも是非ナマコを考察していってください!
19/11/26 22:29
6るるろろ (@rurupoke04)
>>4
両受けも確かに魅力ですが、ダイホロウ相手に再生連打がギリギリなのでこれいじょうBは削りたくないというのが正直なところです
ほんの少しDに振れば確定数が変わるという相手が見つかり次第追記していきたいと思います
特殊受けまで考えるとインテレオン、シャンデラ、悪巧ルカリオあたりが止められそうですが、型が全く違ったものになりそうなので、ここでは他の方に譲ることにします

>>5
天然ナマコブシもレイドで粘ればいつかは出るので頑張ってください
19/11/27 17:24
7からくれ (@karakure1234)
コメント失礼します!ポケモン初心者ですがナマコブシを使ってみたかったので嬉しいです!質問なのですが、ヌオーと比較した場合ヌオーより優れている点をお教えいただきたいです。まだガチ対戦始めたばかりで、ヌオーとナマコブシの差別化点がタイプ以外わからないです、、
19/11/27 22:46
8はまき
コメント失礼します。
この育成論で使われているミミッキュからのダメージが
おそらく性格いじっぱりで計算しているので
性格の部分も書かれた方がわかりやすいと思います。
間違ってたらすいません。
あとギャラドスは今作で何故かパワーウィップを覚えたので
むしろナマコブシは受けるのは辛いです。
19/11/27 23:13
9るるろろ (@rurupoke04)
>>7
あ・・・ヌオーも天然でしたね・・・
パッと思いつくヌオーのメリット、デメリットは
メリット
・ちょすい偽装で水ポケモンの選出、水技の使用を抑制できる
・地面、水で攻撃範囲が優秀
・あくび、こごえるかぜで起点作りもできる
・のろいによる火力積みもできる
デメリット
・水が等倍なのでウオノラゴン相手に後出しするのは無理がある
・単純な耐久指数で劣る
・草が4倍なので再生連打で時間稼ぎということすら不可能
・壁、みずびたしは覚えない
・・・といったところでしょうか
ヌオーは割と攻撃性能も視野に入れた運用が必要そうなので、ナマコブシとは全然別物になりそうです
正直、ヌオーを使ったことも今シーズン見たこともないので、申し訳ないですがはっきりしたことは言えません
ヌオーの育成論を投稿してくれる方が現れることを待ちましょう

>>8
ギャラドスのパワーウィップは完全に抜け落ちていました・・・
ギャラドスに関する記述は削除して、後でダメージ計算の表記と合わせてまとめなおそうと思います
ご指摘ありがとうございました
19/11/28 14:20
10とろろ
物理受けポケモン比較、わかりやすく参考になりました。
本稿のメインはナマコブシですが、バルジーナの強みとしてとくせい「はとむね」を採用することでダイホロウによるBダウンを無効化できることは特筆すべき点かと思います。以前は防塵一択でしたが…
19/11/28 21:25
11るるろろ (@rurupoke04)
>>10
列挙する数が多すぎて見づらくなっても良くないなと思い入れるかどうか迷っていたのですが、せっかくご意見いただいたので入れさせていただきます
ついでに(他の育成論で分かりやすく解説されていた)くだけるよろいについても追記しました

>>9について、ギャラドスとダメージ計算の記述を修正しました
19/11/30 12:49
12うぃん
考察範囲も同業者の比較も素晴らしく、大変参考になりました。
現在バイウールーに物理受けを任せて起点作りにナマコブシを使っていたのですが、物理受けの2枚目壁として組ませても面白そうですね。

羊の苦手な炎を受けられて、ダイマックスを使わせることでもふもふ発動の補助もできる。環境に多いゴーストやどくに打点が乏しいのが辛いですが。
それでもナマコブシのみずびたしで強引に突破できなくもないですし、この2匹でパーティ再編してみます。
育成論ありがとうございました!
19/12/01 13:44
13るるろろ (@rurupoke04)
>>12
バイウールーも面白そうだから作ってはみたんですけどやっぱり安定回復技が無いのがツラいですね・・・
いつかはこちらも深く考察してみたいなとは思っています
19/12/06 01:27
14Pokemon
ゲーム内の特性てんねんのテキストが攻撃時のみ相手の能力変化を受けないと読み取れるのですがそこら辺どうなんです?
19/12/06 07:12
15ビーダル
そんな特性だったらこんなに使われてませんがな
19/12/18 15:53
16コブシスト
ガラルビギニングで食べ残しを持たせリフレクターではなく守るを採用して使っておりましたが、後出しからの守るで相手のわざやこだわっているかを見られて重宝しました
多少貫通しますがダイマックスターンを浪費させるのにも使えますし、連打して運ゲーに持ち込める場面もありました
また眼鏡サザンドラを誤魔化すことも出来ました
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