- 追記(11/3)
努力値振りを大幅に変更し、元の調整案は「案2」として記載しました。
はじめに
こんにちは、ヒナタです。育成論の投稿は2度目なのですが、ボルトロス(化身)の育成論が1つもないのを見て投稿してみようと思いました。参考になれば幸いです。
*努力値、種族値などの用語やH、Aなどの略称を使用します。ご了承下さい。
*ダメージ計算はsoldier calcさんの物を使用しています。
ボルトロス(化身)ボルトロス(化身)というポケモンについて
このボルトロス(化身)いばるJAPANボルトロスというポケモンは、過去作から強力無比な特性「いたずらごころ」による妨害を得意とするポケモンです。まずはその特徴を解説していきます。
- いたずらごころ
ボルトロス(化身)といえばこの特性。素早さに関係なく上から電磁波、威張る、挑発などの優秀な変化技を打って相手の妨害をすることに非常に長けています。リザードンにダイジェットを打たれようがバシャーモが加速しようが上から電磁波で食い止めることもできます。
ただし、悪タイプに対しては変化技が無効になるので注意しなければなりません。
- 優秀なタイプ
でんき・ひこうタイプは非常に優秀で、でんきの弱点であるじめんを無効、その他、ダイジェットを初めとするひこうや、ドリュウズなどのメインウェポンのはがねにも耐性がある優秀なタイプです。
- すばやさ
すばやさの種族値が111と非常に高いです。先ほど、悪タイプには変化技を打てないと言いましたが、そういった苦手な相手に対しては上からボルトチェンジやとんぼ返りをしたり、身代わりでやり過ごすなど、高いすばやさ種族値が光ります。
コンセプト
今回は、「ダイマックスアタッカーを止めて麻痺を巻き、後続アタッカーの起点にする」ことに特化した型にしました。
主にアーゴヨンリザードンボーマンダサンダー(ガラル)など、ダイジェットから入りがちなポケモンを仮想敵としています。
使い方
使い方は至ってシンプルです
ダイジェットを打たれる、という場面で後出ししてダイジェットを受け、身代わり連打でダイマックスを枯らしてから電磁波を打って倒されることで、そのダイジェットアタッカーに対して反撃していく、というのが主な役割になります。
ダイジェットに限らず、弱点以外なら大体耐えてくれるので、後出しして混乱実を食べ、身代わり連打でダイマを止められます。
クレッフィとの差別化
ダイジェットに耐性があるいたずらごころ持ちとしてクレッフィが挙げられます。先述の通り全く同じことをできますが、ボルトロス(化身)を使うメリットとしては
などが挙げられます。そもそも耐性や覚える技も違うので、クレッフィもパーティによっては選択の余地があります。お好みで。
持ち物
マゴのみ、ウイのみなどの、HPが1/4以下になったときに大きく回復する木の実(いわゆる混乱実)です。
身代わりを沢山使うためにも確定でいいかと思います。
性格・努力値調整
- 案1
性格 おだやか
努力値 H244 B204 D60
HPは奇数の上で最大、BとDはDの方が高くなるように最大まで振り切りました。(ダウンロード対策)身代わりが攻撃を受けることがほとんどなので、どんな攻撃を耐える、などは想定していません。安定的に使うならこちら。
- 案2
性格 おくびょう
努力値 H244 B124 C4 D44 S92
・調整の意図
Sは最速90族抜き(意図は後述)、Hは奇数にできる最も高い値まで振り、あとはBとDが同じになるように振り分けています。「具体的にこの攻撃を耐えたい!」というのはなく、身代わりと電磁波で相手を止めることが目的なので、耐久は振れるだけ振る形にしています。残りの4はCに。
・性格、すばやさラインについて
おくびょうにしてSに92振ることで、最速ファイヤー(ガラル)を抜くことができます。
ダイジェット使いの中で悪タイプであり警戒しなければならないのはファイヤー(ガラル)です。対面した際に上からボルトチェンジを入れながら後ろに退けるのがこの型のメリットです。その他の相手も抜けるので、とんぼがえりやボルトチェンジを採用して苦手な相手のタスキを潰しながら逃げたいという場合はこちらの型もアリです。
技構成
- 確定枠
みがわり
今回のコンセプト技です。ダイマックスしてくるエースに対して上から連打してターンを消費させます。
でんじは
ダイジェットで積んだアタッカーのすばやさを帳消しにします。すばやさ2段階上昇までなら元のすばやさに戻せるので、後続で上から殴りやすくなります。
- 選択枠
でんき技
ダイジェットを使ってくるひこうタイプや、カプ・レヒレミロカロスなどに対する遂行技です。
10まんボルト、ほうでんの内から好きな方を選びましょう。
ちょうはつ
相手のカバルドンラグラージなどの起点作りを止めることができます。かなり有用。
くさむすび
先述のカバルドンラグラージに対する有効打です。パーティに草技がない時なんかは有用です。
いばるいばるJAPAN相手に悪夢を見せられます。友達と対戦する際はぜひ採用しましょう。
とんぼがえり ボルトチェンジ
ダメージを与えつつ後ろに退けるので、タスキを潰したり身代わりを割りながら退いたりと器用に動けます。ダメージはボルトチェンジの方が高いですが、じめんタイプにも通るとんぼがえりの方が扱いやすいです。
*与ダメージ計算については、ほとんど攻撃することがないので省かせて頂きます。要望があれば記載します。
被ダメージ計算
*あくまで身代わりでダイマックスを切り抜けることが目的の型なので、そこまで被ダメージ計算が重要にはなりませんが参考までに幾つか記載します。
- A特化ランドロス(霊獣)ダイジェット 36.2〜43.2%(確定3発)
見ての通り、ダイジェットの最高峰は確定3発に押さえられます。
後出しからでも物理、特殊の最高クラスの火力も何とか受け止め、混乱実の回復から身代わりでダイマターンを枯らせます。
弱点を突かれなければ役割を果たせるので、頼りになります。
相性の良い味方
相手のダイマックスを枯らしてから後続に繋ぐ動きが基本となるので、そこから相手を荒らせるアタッカーなら誰でもいいと思います。
強いて言えば、この型のボルトロスは麻痺が通るダイジェット持ち(アーゴヨンリザードンサンダー(ガラル)など)なら大体止められるので、そいつらを起点にできるポケモンがオススメです。
苦手な相手
麻痺が通らないダイジェット使いということで、ランドロス(霊獣)サンダーは特に苦手です。他に止められるポケモンを用意しましょう。
また、先制技を封じるサイコフィールドを展開してくるカプ・テテフなどを絡めた展開も苦手と言えます。
おわりに
育成論を最後まで読んでいただきありがとうございました。ボルトロスならではのダイマックス環境に適した型になっていると思うので、ダイマックスを止めるという役割に徹してあげれば必ず仕事をしてくれます。ダイジェットを積まれても諦めずに、切り返してみてください。ただしでんじはの命中率は考慮しないものとする。