カイリュー- ポケモン育成論ソードシールド

はじめに

• この育成論では、努力値、個体値などの非公式用語を使用します。
• 能力をHABCDSと省略します。
• 基本的には6vが前提です。
• DM(ダイマックス)などの略語を使用します。

また、あくまでもカジュアルバトルを回した結果なので、シーズン開始以降の流行により、調整も必要になる可能性も十分あります。

カイリューについて

初代から存在しているドラゴン/飛行タイプの元祖600族。ワタルの切り札であり、今のアニポケではスーパーマサラ人ことサトシくんもゲットしています。能力としてはAがかなり高く、そのほかも600族らしい高い水準でまとまっています。
カイリューはかいこうせん

採用理由と役割

今回の採用理由は主に３つあります。
◉ハチマキでの高い対面性能による圧力
マルチスケイルで守りながら、A134という現在でも高い攻撃からのげきりんや、今作習得のダブルウイングを用いて目の前の相手に負荷をかける

◉DMによるエース
高い攻撃とみなさんおなじみのダイジェットでSを上げられるので、エースとしての活躍が見込める
また、神速によるダイアタックでSを下げることにより相手のダイジェットによる全抜きの阻害も可能(ダイジェットではカイリューのSを上げるので、自身が倒された時にS上昇している相手を後続で倒すこととなる。そこでダイアタックを使うことにより相手のS上昇を抑えることができる点で使い分けができる)

◉神速による終盤の高い抜き性能
サイクル戦になった際、ハチマキ神速によって相手の削れたパーティを壊滅させられる

持ち物

こだわりハチマキ
コンセプトなので確定。おそらくメジャーであろう弱点保険型についても育成論が存在するので、合わせて読んでみてください。

性格・努力値と調整

意地っ張りor陽気
竜舞や弱点保険での火力補正ができないため意地っ張り推奨。ただ、意地っ張りでは最速69~79族(ウオノラゴンパッチラゴンヒードランなど)に抜かれるので、そこを意識する場合は陽気も候補になります。
準速+1で準速アギルダーまで抜かせます。
努力値は、現段階での調整先が不明瞭なのもあり、AS特化としています。

技構成

確定枠

げきりん
メインウェポン1。
行動不能が痛いですが、高い火力を押し付けられます。ドラクロやダイブは火力不足&安定しないため、基本的には１択です。

ダブルウイング
今作習得のメインウェポン2。
念願の物理飛行技。ミミッキュの中身にもダメージを与えられます。連続技であることは身代わりなど相手で時々役立ちます。たまに外すのはご愛嬌。
命中以外は安定性が高く、使いやすいです。
ダイジェットやっぱおかしいわ

しんそく
コンセプトの一つでもあり、使いやすい先制技。優先度が+2なのがかなり優秀。
序盤で使う機会は多くないですが、終盤はこれを押すだけで勝てることも。
また、ダイアタックも時々役立ちます。
おそらく増えるであろう、カプ・テテフのサイコフィールドには注意。

選択枠

ほのおのパンチ
メインを半減される鋼打点。主にダイバーンの媒体になることが多い印象です。
地震との選択ですが、テッカグヤナットレイにささるこちらを推奨。

じしん
こちらも鋼打点。主にヒードランメタグロスを意識する場合に採用。
この場合は陽気にする方が良いかもしれません。
風船持ちは…頑張ってください。

立ち回り例

主に先発として選出
相手のポケモンに対し、こちらが

• (A)五分以上で戦える場合

高火力なげきりんetcで攻撃、対面or交換先に負荷をかける。
ハチマキにより半減でもかなりのダメージが与えられます。また、竜舞や弱保が最メジャーであると想定されるので、不意のダメージを与えられます。
または、全抜きを狙っての初手DMからのダイジェットも十分に考えられます。

• (B)不利な場合

不利な場合は主に２通りあり、
1,先制で大ダメージを受ける
2,単純に突破が厳しい
場合が考えられます。
1の場合
マルスケを活かした初手ダイジェットで不利対面を強引に突破。S逆転して沈める。
(カプ・テテフなど)
2の場合
素直に引く
(カバルドンなど)

１の場合でも、カプ・テテフなどはダイジェットで問題ありませんが、ボーマンダなどが初手ダイジェットからのダイドラグーンなどをされると厳しいです

特にカバルドンはかなり苦手な相手で、流される+ステロを撒かれるときついので、先発は別のポケモンにして、ステロを撒かせず、死に出しにすることをお勧めします。

与ダメージ計算

げきりん
H252ウォッシュロトム
163〜193 (103.8〜122.9%) 確定1発
ダイドラグーンは確定2発

H4ランドロス(霊獣)(威嚇込み)
126 ~ 148（76.3 ~ 89.6%） 確定2発
H252でも確定2発
ダイドラグーンでも確定2発
仮にB特化にしていても中乱数2発で倒せます。

B特化カバルドン
126 ~ 148（58.6 ~ 68.8%） 確定2発
オボン込み確定3発、硬すぎ

ダブルウイング
(ダメージは1発あたり)
H4カプ・テテフ
73 〜 87 (50.0〜59.6%) 確定2発
ダイジェットも確定1発

H252カプ・レヒレ
51〜61 (28.8〜34.5%) 乱数3発(4.39%)
ダイジェットも確定2発

しんそく
H4ボルトロス(霊獣)
102〜121 (65.8〜78.1%) 確定2発

H4エースバーン
97〜115 (62.2〜73.7%) 確定2発

ほのおのパンチ
B特化ナットレイ
176〜208 (97.2〜114.9%) 乱数1発(75.00%)
ダイバーンは確定1発

B特化テッカグヤ
102〜122 (50.0〜59.8%) 確定2発
ダイバーンも確定2発

じしん
H252メタグロス
116〜138 (62.0〜73.8%) 確定2発
ダイアースも確定2発

H252ヒードラン
316〜376 (159.6〜189.9%) 確定1発

被ダメージ計算

C252眼鏡カプ・テテフ
ムーンフォース
123〜145 (73.7〜86.8%) 確定2発

A特化ボーマンダ
ダイドラグーン
141〜166 (84.4〜99.4%) 確定2発

タイプ一致氷タイプ以外、初撃はほぼ耐えます

相性の良い味方

ドリュウズ
苦手なミミッキュの突破や、DMを切らない場合にカプ系列の突破が可能。
カバルドン？つのドリルを当てればいいんだ

地震を受けない挑発持ち
カバルドンの機能停止。ステロ展開を防止できる

(正直パーティは模索段階なので、特に良い味方はまだ見つかっていないところがあります。レート戦を回して、使いやすい味方がいれば追加したいと思います)

このポケモンの弱点

ステロや砂ダメなどの固定ダメージは苦手です。特にステロは死に出しでマルスケが剥がされるのが非常に厳しいです。

また、パルシェンなどの連続技持ち、ミミッキュの化けの皮、襷持ちなども対面すると止まってしまいます。

その他、自身より素早いポケモンのダイジェットには注意。うまく立ち回らないとDMを消費するだけで終わってしまいます。

おわりに

ここまで読んでくださってありがとうございました。環境が始まってどうなるかはまだまだ未知数ですが、強くてかっこよくて可愛いカイリューをみなさんぜひ使ってみてください。至らない点などあればご指摘をお願いします。