はじめに
今回初めて育成論を投稿させて頂きます。
拙い点も多いと思いますが、よろしくお願いします。
注意
この育成論中では、以下の事を前提に書き進めていきます。
#HPや攻撃などについては、HABCDSの略称を使用します。
#使用するポケモンは理想個体を前提とさせていただきます。
#種族値、個体値、努力値といった非公式の用語、略称を使用します。
#ダメージ計算には、『究マネ(剣盾版:ダメージ計算,個体管理)』というアプリを使用しています。
ルチャブルルチャブルについて
今回の育成論で使用するルチャブルルチャブルですが、なんといっても特徴的なのが「格闘、飛行」という他に居ない唯一無二のポケモンにして、「フライングプレス」という一つで二つのタイプを併せ持つといったところでしょう。
素早さも結構高く、多くのポケモンに対し、上から攻撃を仕掛けることが出来ます。
ただし、その反面で致命的なのが、その攻撃力の微妙さ加減。せめて種族値100あれば違うのになぁ…とつくづく考えてしまいます。
そのうえ、HP、防御、特防もすべて絶妙に足りずに、ポテンシャルはあるのにひどく器用貧乏感が否めないポケモンです。
ただ、ルチャブルは技範囲が結構広いので、相手の弱点を上からついて、なるべくワンパンで環境上位に居座るポケモンをまとめて狩ろう!というのが今回の育成論のコンセプトです。
同じ型破りで、尚且つ環境上位に居座るドリュウズとはそこらへんで差別化をおこないます。
少なからず私怨も混ざっているので、そういった面が如実に出ていても「あぁ、こっぴどくボコられたんだな」程度に思っていただけると幸いです。
型について
性格
その足りない火力を少しでも補うため、攻撃を上げて特攻を下げる意地っ張りで確定でいいと思います。
素早さを上げる陽気でもいいのですが、この後に挙げる仮想敵を狩れる確率がググッと減る為、あまりオススメは出来ません。
持ち物
いのちのたまで確定です。
こだわりハチマキは?と思う方もいらっしゃると思いますが、
#環境ポケモンをまとめて狩る
#ダイマックス中に効果が乗らないので、結果として攻撃力が不足する
といった理由からハチマキの選択肢はナシとさせて頂きます。
1つ目の理由は、1匹で環境ポケ3タテ出来たら面白くない?的な考えでしかありません。理由の大部分を占めるのは、2つ目の方です。
特性
ミミッキュのばけの皮をブチ抜けるかたやぶりで確定です。
いのちのたまを持つという前提条件なので、持ち物を失わないと効果を発揮しないかるわざと、根本的に発動するタイミングがかなり限られるじゅうなんは今回は視野に入れません。
この型自体、ミミッキュを潰すために考えたモノですし…
努力値について
A252、S244、H12で基本的にいいと思います。
攻撃に関しては、火力不足を補うため、最大値で確定です。
素早さに関しては、Sに244振ると、素早さの種族値が100の最速リザードンリザードンや、最速フライゴンフライゴンよりも速く動ける計算です。
ぶっちゃけ、「ルチャのHPなんざ2か3変わったところで何も変わらんでしょ」という方は、S252のブッパでいいと思います。私もそうしてます。
技構成とダメージ計算
‐確定技
インファイト
どちらもタイプ一致の高火力技です。ダイマックス技のダイナックルをすれば攻撃力を上げられるというのも旨味ですね。ただし、ダイナックルだと威力が120から95に落ちてしまうので、使い方には注意。
候補として他に、威力がより高いけれど、外したり、自身に大ダメージを負うリスクのある飛び膝蹴りを選ぶかは、個人の趣味に身を委ねていいと思います。
ただ、今回は私個人の趣味や、より確実性を取るために、インファイトで計算します。
H252バンギラスバンギラス:211.1~248.8%
ダイマックス込みで確定1発
耐久無振りドリュウズドリュウズ:161.8~190.3%
確定1発 ダイマックスの場合確定2発
(ただし、スカーフドリュウズで確定1発技は無いので、急所や怯みが無い場合は返しのインファイトで仕留められる。
ダイマックスドリュウズにインファイトを行ったら、返しのダイスチルで不通に死ぬので、ご利用は計画的に)
のんきH252、B252ナットレイナットレイ:60.2~73.5%
確定2発
(ダイナックルで攻撃を上げつつ、叩き壊してもいいかも?)
耐久無振りサザンドラサザンドラ:121.6~144.9%
確定1発 ダイマックスの場合確定2発
耐久無振りパルシェンパルシェン:112.0~132.8%
確定1発
(どうせタスキ持ってるし、次のターンに上から攻撃されて沈むので、砂嵐やステロが無い場合、あまり相手にはしたくない)
耐久無振りヒヒダルマ(ガラル)ガラルヒヒダルマ:207.8~243.9%
確定1発
(とはいえ、スカーフ持ってたら上からシバかれるので、相手にはしたくない)
図太いH252,B252ブラッキーブラッキー:77.2~92.6%
確定2発
(ブラッキーには、インファイトより、ダイナックルで攻撃上げて2発で挑む方が良い)
のんきH252,B252カビゴンカビゴン:81.6~97.4%
確定2発
H252コオリッポ(アイス)コオリッポ:119.8~141.2%
確定1発
(相手がダイマックスした場合、確定1発で処理できないので、返しの氷技で落ちる可能性がある。過信は禁物)
アイアンヘッド
攻撃を無効化できる厄介な特性持ちのミミッキュミミッキュを相手にするという意味で必須です。
最悪、怯みゲーに持ち込むのもいいかもしれませんね。
耐久無振りミミッキュミミッキュ:96.2~113.8%
乱数1発(81.3%)
(通常時ならダイスチルで確定1発だが、相手もダイマックスの場合、倒せず、ダイスチルでBを1段階上げてようと、剣の舞を積んだミミッキュのダイフェアリーは確実に耐えられない。後出しは厳禁)
H252ニンフィアニンフィア:85.9~102.4%
乱数1発(12.5%)
(耐えさせたら、返しのハイパーボイスで落ちる。それを嫌ってダイスチルで落としに行っても、ルチャブルは見捨てて裏で倒すのも良いかと。ただし、相手もダイマックスの場合、ダイスチルも普通に耐えられるので注意)
‐選択技
此処から下は、皆様がどのポケモンが自身のパーティにとってつらいかで判断するのが良いかと思います。
つるぎのまい
シンプルに火力を上げたい人用。これがうまく機能すれば、ミミッキュミミッキュを打ち漏らす心配はなくなります。
主に、ナットレイナットレイ対面や、バンギラスの交換読みで使うのが良いと思われます。
ダイマックスして、ダイウォールとして使えるのもいいですね。
かみなりパンチ
ギャラドスを絶対に許さない人用。ただし、相手が威嚇もちなら話は変わりますが。
耐久無振りギャラドスギャラドス:137.6~165.3%
確定1発
(ダイサンダーなら、相手がダイマックスしようが、確実に上から1発で倒せる)
耐久無振りギャラドスギャラドス(威嚇):94.7~112.9%
乱数1発(68.8%)
(相手がダイマックスをした場合、ダイサンダーだろうと一撃で倒せないので注意)
耐久無振りトゲキッストゲキッス:63.1~76.3%
確定2発
(ダイサンダーなら確定1発だが、ダイマックスされたら普通に耐える。そこから、弱保ダイジェットで返り討ちに遭う。というか、散々遭った)
また、ドヒドイデドヒドイデには殴り合いで勝てますが、アーマーガアアーマーガアは基本無理です。鉄壁で止まる。羽休めで止まる。ブレバで死ぬ。の三拍子そろっています。
ブレイブバード
タイプ一致にして高火力技。ダイジェットで素早さ上げられるのも強み。ただし、現在の環境では弱点を突きづらいためワンパン特化を目指したこの型には合わないかも?
なので、この技に限ってはダイジェット前提で話を続けていきます。
耐久無振りドラパルトドラパルト:88.2~104.1%
乱数1発(25%)
(ドラパルトに一撃で落とされる技はないので、素早さを上げて上から2発目で倒そう!と考えられる。ただし、相手がダイマックスをしてきた場合、簡単に返り討ちに遭う)
H252ローブシンローブシン:157.2~186.1%
確定1発
耐久無振りルチャブルルチャブル:224.2~265.4%
ダイマックス含め確定1発
(陽気最速ハチマキルチャブルルチャブルのブレイブバードは、ダイマックスしても耐えない。ただし、相手がハチマキでダイマックスしてくれれば、こちらは耐えるので、返しのダイジェットで倒せる)
苦手な相手
まず、ギャラドス以外の飛行タイプはまず処理できないです。精々できるのは、かみなりパンチである程度削るくらい。
地面技がないので、電気タイプも相手は出来ません。
エスパータイプはまだ戦った事がないので、何とも言えないです。
それ以外には、私自身使ってみてそこまで辛い印象はなかったので、結構幅広く行けると思います。
オススメの味方
まず、飛行や電気に強いポケモンが必要です。
そのために、ドリュウズドリュウズはかなりオススメです。
ドリュウズの苦手な地面はルチャブルで避け、逆に、ルチャブルの苦手な飛行や電気は一手に引き受けられます。ついでに、ミミッキュを抑止する効果も非常に強いので、ミミッキュに出てきすらして欲しくない方は、ルチャブルとドリュウズをパーティに入れておいても良いかもしれませんね。
あと、炎タイプや水タイプの通りが凄いので、ドリュウズではなく、ちくでんのランターンランターンを入れることで、飛行、電気、炎、水に対策しつつ、ランターンの苦手な草と地面をルチャブルで見るのもおススメです。ランターンめっちゃ可愛いしね…
最後に
長々と続いた今回の育成論、皆様どうだったでしょうか?
どう文章を展開したものか分からず、長い文章になってしまいましたが、皆様のお役に立てたようなら幸いです。
いつかまた、こういった育成論を書く機会がございましたら、その時はまた、よろしくお願いします。