はじめに
- 久しぶりの育成論投稿となります。弱保コバルオンやさいせいりょくコジョンドの育成論を以前投稿しました。まだまだ素人なので、コメントでの指摘等お待ちしております。
- この論に出てくるポケモンは特に記述がない限り理想個体を想定しています。
- ダメージ計算はダメージ計算SSを使用しています。
- 非公式な略称や単語を使用します。
- 能力をH,A,B,C,D,Sと省略しています。順にHP、攻撃、防御、特攻、特防、素早さです。
アーケオスアーケオスとは
第5世代bwで登場した岩飛行タイプの化石ポケモン。冠の雪原で化石ポケモンも普通に草むらで出るようになった。ドット絵の時と比べてだいぶ苦しそうに飛んでいるのが印象的。ボーマンダエアームドとかは全く羽を動かさないのになぁ。
種族値:75-140-65-112-65-110
特性:よわき「自分のHPが半分以下になると、『こうげき』『とくこう』が半減する。」
攻撃、特攻、素早さが高水準である一方で、『よわき』というデメリット特性により先制技やスカーフに弱く起点にされやすいが、一応『ほえる』や『ちょうはつ』も覚える。
主な型はスカーフとんぼ型や襷ステロがむしゃら型など。
コンセプト
冠の雪原で剣盾にやってきたアーケオスは、ついに教え技で高威力特殊岩技『メテオビーム』を習得しました。そこで本育成論で紹介するのは、いわゆる『パワフルハーブ』×『メテオビーム』の特殊アタッカー型です。冠の雪原ではカイリューボーマンダボルトロス(化身)などの強力な飛行タイプが大量に参戦してきた中で、同じ飛行タイプで彼らよりも素早さ種族値が高く、特殊型なので威嚇や鬼火にも邪魔されない、ダイジェッターに強いダイジェッターとして活躍できるのではと思い投稿に至りました。
差別化
同タイプのプテラプテラとの差別化です。
プテラ:80-105-65-60-75-130
アーケオス:75-140-65-112-65-110
火力面で明らかにアーケオスのほうが高いです。今回の型は特殊型なので、アーケオスのほうが適任です。
構成
- 特性
よわき
これしかないです。
- 持ち物
パワフルハーブ
持たせると、2ターン用いる技(ため技)『あなをほる』『かまいたち』『ゴーストダイブ』『ゴッドバード』『ジオコントロール』『シャドーダイブ』『ソーラービーム』『そらをとぶ』『ダイビング』『とびはねる』『メテオビーム』『ロケットずつき』を1ターン目で攻撃することができる。1度使用するとなくなる。
コンセプトのため確定。
- 性格・個体値
おくびょう
最速推奨であり、今回は特殊型なのでAに下降補正。
1つ下(109族)にアイアントやキュウコン(アローラ)などがいる。
- 努力値配分
S252:性格同様最速のためぶっぱ。同じ110族にラティアスラティオスエーフィゲンガールガルガン(たそがれ)などがいる。
C252:なるべく火力が欲しいのでぶっぱ。
H4:奇数調整
ポリゴン2のダウンロード対策をしたい方はH4をD4に変更してください。
- 技構成
確定技
メテオビーム
威力120,命中率90%
1ターン目に100%の確率で自分の『とくこう』ランクを1段階上げ、2ターン目で攻撃する。『パワフルハーブ』と組み合わせることで1ターン目に特攻をあげつつ殴れる。
コンセプトのため確定。ダイロックで襷を貫通できる。
これを当てれるかどうかで全部決まる。ギャンブラーな僕にはたまらない
エアスラッシュ
特殊飛行技はこれだけなので確定。ダイジェットになる。ひるんだら嬉しい。
選択技
岩飛行なので鋼タイプへの打点を1つは持っておきたいです。お好みでどうぞ。
ねっぷう
威力95命中率90%
とくこうが上がっていなくともダイマアイアントを確1で飛ばせる。
大アイアント(129.3~153.3%)確1
ダイロックと天候の取り合いになる点は微妙だが、ダイバーンで晴れにできれば気持ち程度だが相手の水技選択の抑制となる。
ナットレイテッカグヤなどにも打点になるのでおすすめです。
だいちのちから
威力90命中率100%
電気タイプに打点が欲しい場合。ジバコイルなど。
りゅうのはどう
威力85命中率100%
岩技で弱点をつけないドラゴンタイプへの打点が欲しい場合。ガブリアスドラパルトサザンドラアーゴヨンなど。
きあいだま
威力120命中率70%
ノーマルタイプに打点が欲しい場合。カビゴンなど
特殊型のためダイナックルA↑とは噛み合わないので注意。
変化技
ほえる、ちょうはつ
よわき発動時の起点回避用。
- 11/04追記
じしん
威力100命中率100%
コメントにていただいた技候補です。物理技ですが環境使用率上位のヒードランとウツロイドにピンポイントで刺さる技として採用しても面白いと思ったので追加させていただきます。
以下ダイアースの与ダメ計
H252B↑4ヒードラン(103~123.2%)確1
大ウツロイド(114.1~134.7%)確1
立ち回り
先発で出していって高い素早さを活かして初手で『パワフルハーブ』×『メテオビーム』を決め、ダイマックスできればするというのが基本です。ダイジェットを積んで全貫が理想ムーブ。C↑で抜群をつければ相手がダイマックスでも割と一発で飛ばせます。
相手の先制技やスカーフが考えられる場合は即座にひくべきなので、パーティで引き先を用意しておくとよいです。ナットレイなど。
与ダメージ計算
(大=ダイマックス)
・メテオビーム
大リザードン(138.5~164.7%)確1
ボーマンダ(130.5~155.2%)確1
ボルトロス(化身)(144.1~171.4%)確1
カイリュー(マルチスケイル発動時)(56~66.8%)確2
キュウコン(アローラ)(125.6~150%)確1
- 特攻1段階上昇時
・ダイロック
大ボーマンダ(114.7~134.7%)確1
カイリュー(マルチスケイル発動時)(97.5~115.6%)乱1(87.5%)
・ダイバーン
H252D4テッカグヤ(97~114.7%)乱1(81.2%)
・ダイアース(だいちのちから)
H252D4ドヒドイデ(94.2~112.1%)乱1(68.7%)
H252大ジバコイル(123.1~145.7%)確1
その他必要なものがあればコメントでお願いします。
被ダメージ計算
耐久は低いため弱点の先制技でほぼ瀕死になります。
A↑252テクニシャンハッサムバレットパンチ(107.2~127.1%)確1
A↑252ちからもちマリルリアクアジェット(79.4~95.3%)確2
A↑252かたいつめルガルガン(たそがれ)アクセルロック(84.7~100.6%)乱1(6.2%)
A↑252ゴリランダーグラススライダー(グラスフィールド時)(78.1~92%)確2
A↑252いのちのたまミミッキュかげうち(36.4~43.7%)確3
相性の良い味方
先制技にとにかく弱く、カプ・テテフイエッサン♂などの特性サイコメイカーのポケモンと組ませたいところですが、アーケオスは飛行タイプなのでサイコフィールドによる先制技無効の恩恵を受けれません。相手の選出抑制にはなります。
弱点もそこそこ多く、カプ・コケコやスカーフ持ちなどのアーケオスよりも早いポケモンが来た時のためのひき先として、地面タイプや鋼タイプ、草タイプなどを用意するといいと思います。ドリュウズナットレイなど。
このポケモンの対策
スカーフ持ち、先制技持ちで先によわき発動圏内まで削れば起点にできます。ただしほえるやちょうはつも覚えるので注意です。
おわりに
最後まで読んでいただきありがとうございました。
ようやく高威力特殊岩打点をもらえてアーケオスにとっては嬉しい変化だと思います。これによりスカーフ型や襷型以外にも型が増えれば、アーケオスがより強気なポケモンになれるでしょう。
まだまだ至らぬ点が多いと思いますので、質問・指摘等どんどんコメントしていただけると助かります。必要に応じて追記・修正を行いより良い育成論にしていこうと思います。
YouTubeにこの型を使った対戦動画も投稿したので、気になる方はぜひ!
追記・修正
・10/27 コメントで指摘のあったDL対策とサイコフィールドの恩恵を受けれない点を追記、修正しました。
・11/04 コメントでいただいた技候補『じしん』を追記しました。