はじめに
- この育成論ではよく使われている略称を使います。
- ダメージ計算は主にポケマス様のもの(https://pokemass.site/swsh/dc)を使わせていただきました。
- まだ環境がどうなるか分からないため重要であろうダメージ計算は追加していきます。
- まだランクマッチでは使えないため机上の空論となりますが、ご了承ください。解禁され次第改良していきます。
- 本論はできるだけコンパクトにまとめるために要点のみを書いています。ご了承ください。
- 以下より常体です。
採用理由
特色
- 高火力・高速
ACともに137という種族値による火力が魅力。高い素早さからのとんぼ返りによる対面操作も可能。また、モチーフがゴキブリだけあってS種族値151というトップレベルの速さ。メガシンカがなくなった今、素で上をとってくるのはテッカニンレジエレキのみ。準速でもカプ・コケココケコの上をとれるのも大きい。
この高火力高速による制圧力が非常に高い。
- 豆腐耐久
紙耐久どころか豆腐。先制技がおおきな脅威となりうる。なんと、かのポッポポッポの特化かぜおこし(威力40)で確1をとられている。なるべくフェローチェが被弾しないよう上からとんぼがえりで逃げたりするのが重要である。
型の概要
H4 A252 B4 D12 S236 いじっぱり
スカーフを持たせる以上、Sを上げる必要があまりないのでビーストブーストでAが上げるようにAに性格補正。ダイマックス環境でとびひざげりをダイウォールにより透かすことが簡単になったので、二回まで膝を割ってもいいようなH奇数調整。また、BとDはあまりかつダウンロード調整。Sは最速スカーフカプ・コケコや雨下最速キングドラ抜き。
+2準速100族ボーマンダサンダーの実数値が304で準則スカーフフェローチェと同速だが、100族が準速にすることが多くないであろうということと、結局同速勝負になってしまうことから実数値301で押さえた。
技構成:とんぼがえり とびひざげりorインファイト トリプルアクセル 選択枠
※技名の右の数字は火力指数
- とんぼがえり:21735
一致技である程度高火力で削りを入れつつ対面操作が可能。スカーフとんぼで上から逃げてタイプ受けできるポケモンを合わせられるのも強み。
無振りゴリランダー 85.2 ~ 100%(6.3%) 乱1
H252ゴリランダー 72.4 ~ 85% 確2
- とびひざげり:40365orインファイト:37260
高火力一致技。1/10の確率で自傷するとびひざげりと命中100でBD1↓のインファイトで選択。しかしポリゴン2をインファイトで自己再生込み2発で落とすには最高乱数を引かなきゃいけないのでとびひざげり推奨。どうしても膝を割りたくないならインファイトを。
とびひざげり
HB特化ポリゴン2 69.1 ~ 81.6% 自己再生込みで2発or3発
H244B12ポリゴン2 95.2 ~ 113% 乱1(75%)
無振りメタグロス 65.3 ~ 76.9% 確2
H252テッカグヤ 60.7 ~ 72% 確2
無振りバシャーモ 108.3 ~ 127.5% (参考までに。実戦では加速発動のためのまもるで膝を透かされる可能性があるので注意。)
- トリプルアクセル:24840
一発あたるごとに威力が20,40,60となる連続技。襷貫通、マルスケ貫通連続技。竜やランドロス(霊獣)に刺せる。
H252ランドロス(霊獣) 威嚇込み 122.3 ~ 146.8%
無振りトゲキッス 102.9 ~ 122.8%
無振りガブリアス 180.3 ~ 215.2%
無振りカイリュー 181.9 ~ 216.6% (耐久振り弱保などが増えるだろうと予想されるので、ダイマックスをワンパンするのは難しいかもしれない。)
※ダメージ計算ツールで出した1発目+2発目+3発目のダメージを手動で足し算しているので間違いがある可能性があります。
- 選択枠
- どくづき:16560
対カプカプ・コケコカプ・レヒレカプ・ブルルカプ・テテフ用。ワンパンはできないがある程度削りを入れることができるため、最後の残党処理用。
無振りカプ・コケコ 82.1 ~ 97.2% 確2
無振りカプ・テテフ 90.4 ~ 106.8%(43.8%) 乱1
H252カプ・テテフ 74.5 ~ 88.1% 確2
無振りカプ・レヒレ 63 ~ 75.3% 確2
H252カプ・レヒレ 51.9 ~ 62.1% 確2
- じごくづき
一応ゴーストへの打点になりうる。ピンポイントではあるがニンフィアのハイパーボイスを封じられる効果つき。優先度低め。
- ドリルライナー
一貫がとれるときは取れる。打つ時が限られるが、あると美味しいときもある。優先度は低め。
- 選択枠に入らなかった技について
とびかかる・這いよる一撃
一致虫技としてどちらも必ず相手の火力を削ぐという優秀な性能を持っているが、環境に虫技の通りがあまりよくない点で採用は交代ができるとんぼ返りのみでいいという結論になったため不採用とした。
イカサマ
ゴーストタイプには一致技が半減されてしまうので、対ゴーストでの採用。主にギルガルド(シールド)意識だが、
HAギルガルド(シールド) 31.1 ~ 37.1%(64.4%) 乱3
と、7世代で悪Zとして使う分にはよかったが、採用価値はほぼないため却下。
特性:ビーストブースト
自分の実数値の中で最も高いものに能力上昇が入る強特性。今回はスカーフ型のため、特性でAを上がるように性格をいじっぱりにしている。珠よりも火力が劣る点を特性で補う。
持ち物:こだわりスカーフ
コンセプトよりこだわりスカーフ。珠は火力があるがスカーフ持ちポケモンに楽々ワンパンされてしまう。また襷ではステルスロックやとびひざげり透かし、定数ダメで腐ってしまうが、スカーフならばほぼ必ず上から殴れるというある意味行動保障に近いものが得られている。また、スカーフボーマンダのダブルウィングなどでは襷だと倒されてしまうが、スカーフならしっかり役割遂行できる点がある。
スカーフなら上からとんぼがえりで豆腐耐久のフェローチェを全く被弾させずに受けることのできるポケモンにひけるのも強み。
立ち回り例
主に先発or最後のフィニッシャー。先発で一致とびひざげりやトリプルアクセルなどの高火力技で場を荒らす。不利対面や相手の後投げが読める対面であれば、とんぼ返りで襷や化けの皮を削りつつ、逃げて有利なポケモンに引き継ぐ。
またスカーフを使って大半のポケモンの上から強力な殴りをいれフィニッシャーとして働く。
不利をとる相手
カプ・レヒレギルガルド(シールド)など半減されやすいポケモン。基本的にとんぼがえりで処理できるポケモンに引く。
相性の良い味方
- 耐久ポケモン
主にポリゴン2やなどしっかり数値受けできるポケモンがいると安定する。
- カプ・テテフカプ・テテフ
剣盾にきて大きな強化もなく、目覚めるパワー没収により弱体化されたが、サイコフィールドでフェローチェフェローチェを先制技から守ってくれる。この2体だけではゴーストタイプを呼ぶのでそれに対抗できるポケモンを意識して選出することが大事。
カプ・レヒレカプ・レヒレにメインウェポンは半減され、どくづきもあまり入らないので確実にカプ・レヒレを処理できるようなポケモンが必須。
終わりに
できるだけコンパクトにまとめようと意識して内容がすこし薄くなってしまったような気がしますが、ここで終わりとします。ご閲覧いただきありがとうございました。