ファイヤー(ガラル)- ポケモン育成論ソードシールド

弱保ガラルファイヤー

2020/10/23 22:38 / 更新:2020/11/22 17:42

ガラルファイヤー

HP:HP 90

攻撃:攻撃 85

防御:防御 90

特攻:特攻 100

特防:特防 125

素早:素早 90

ツイート4.964.964.964.964.964.964.964.964.964.96閲覧:175899登録:143件評価:4.96(35人)

ファイヤー(ガラル)  あく ひこう  【 ポケモン図鑑 】

性格
ひかえめ(特攻 攻撃)
特性
ぎゃくじょう
努力値配分(努力値とは?)
HP:4 / 特攻:252 / 素早:252
個体値:31-x-31-31-31-31
実数値:166-x-110-167-145-142 (素早さ比較)
覚えさせる技
もえあがるいかり / ぼうふう / ちょうはつ / わるだくみ
持ち物
じゃくてんほけん

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ルール
シングルバトル
このポケモンの役割
特殊アタッカー / ダイマックスする
登録タグ

考察

10月24日、相性の良い味方の一部を追加しました。
10月24日、性格の候補に「おくびょう」の追加、また「ひかえめ」選択時の努力値調整案を追加しました。

はじめに

どうもこんにちは。むちころ犬と申します。
冠の雪原が解禁され、新ポケモンや過去作組が追加された事で環境がガラリと変わる事が予想されますが、今回はその中でも筆者が個人的に注目している新ポケモンであるファイヤー(ガラル)ファイヤー(ガラル)を考察していこうと思います。
タイプと出で立ち、じゃあくポケモンという分類からどことなくイベルタルイベルタルを連想させるポケモンですが、彼方と同じく非常に高いポテンシャルを持っている事が伝わればと思っています。
それではよろしくお願いします。

ファイヤー(ガラル)ファイヤー(ガラル)について

まず初めに、ファイヤーファイヤーのリージョンフォームである今作初登場のファイヤー(ガラル)ファイヤー(ガラル)の基本性能をまとめていきます。
タイプが『飛行/炎』→『飛行/悪』に変化し、バルジーナバルジーナドンカラスドンカラスと同じ複合タイプになります。種族値傾向や役割は3者で全く違うため特に差別化を意識する必要はありませんが、『高水準のステータスを持つ悪タイプの特殊アタッカー』という事で、運用面で近い存在としてはサザンドラサザンドラが上げられます。彼方と比べて素のCとSで劣りますが、特性や特殊耐久値、4倍弱点の優無による居座りやすさ、加えて強力なDM技である一致「ダイジェット」の存在から、こちらも特に意識せずとも自然と差別化されます。
リージョン化に伴う変更として原種から種族値がシャッフルされており、
ファイヤーファイヤー
90 100 90 125 85 90
ファイヤー(ガラル)ファイヤー(ガラル)
90 85 90 100 125 90
となっています。
火力面が大きく落とされた代わりに特殊耐久が約1,4倍程上昇しているのが特徴です。

ファイヤー(ガラル)ファイヤー(ガラル)の性能

基本的な情報を確認したところで、次はファイヤー(ガラル)ファイヤー(ガラル)の強み、弱みをそれぞれ見ていきましょう。
強み
1、合計種族値580という極めて高いポテンシャル
2、攻撃面で一致等倍範囲が非常に広い「悪/飛行」の組み合わせ
3、特性「ぎゃくじょう」を絡めたDM時の突破力
4、『悪』タイプであるため、全抜きの障害となる「いたずらごころ」持ちの妨害を受けない

弱み
1、種族値的に不足気味なCと一致技2種の技威力不足(「ぼうふう」採用時以外)による通常時の火力の低さ
2、高速帯に届かないS
3、弱点タイプの技がメイン、サブ問わず採用率が高い

主に以上のような特徴を持ちます。
準伝説であるためハイスペックな合計種族値を持ち、尚且つ一貫性が高い2つのメインウェポンと、特性「ぎゃくじょう」による火力補強がマッチしており、特殊アタッカーとして安定したダメージソースになれる点がファイヤー(ガラル)ファイヤー(ガラル)の強みです。
「悪/飛」の組み合わせだけでも、これらを同時に半減できるポケモンはメジャー処ではバンギラスバンギラスカプ・コケコカプ・コケコ程度しかいないため、技スペースに余裕が出来やすいのも魅力の一つといえます。習得技が少ないのが悩みですが…
欠点としては高い一貫性こそあるものの、悪/飛行の特殊技は命中不安の「ぼうふう」を除いて技威力に恵まれておらず、原種からCが引き下げられた影響もあり、通常時でその性能を発揮するためには「ぎゃくじょう」の発動がほぼ必須である点があげられます。
そのため技威力+「ぎゃくじょう」の発動機会の両上昇に加え、中途半端なSを「ダイジェット」で補強出来きるDMへの適正は非常に高く、如何にしてこの強力な抜き性能を相手に押し付けるかがこのポケモンの鍵となります。
今回はこの『DM適性の高さ』に着目し、上手く行けばこのポケモン1匹で相手3体をまとめて吹き飛ばす『弱点保険型DMファイヤー(ガラル)ファイヤー(ガラル)』をご紹介します。

採用理由と役割

主に対面構築、または積みエース構築(技考察で捕捉しますが「おきみやげ」採用型の場合、積みサイクル構築への適正も非常に高くなります)での特殊DMエース枠としての採用となります。
特殊アタッカーとしては控えめなCとSですが、上記したように一致技の等倍範囲と「ぎゃくじょう」+「じゃくてんほけん」によるCのブースト、「ダイジェット」によるSの補強を駆使して、多くの相手に上から高圧力を掛けるのが目的です。
名目上は積みDMエースですが、積み技にターンを割くタイプのポケモンではないためサポートはそこまで必要ではなく、初手DMで1ターン目から相手の場を荒らしに行く動きも十分可能です。「ぎゃくじょう」+「じゃくてんほけん」と一致「ダイジェット」+「ダイアーク」の存在から対面での殴り合いは数値以上に強く、この性質から一対一交換以上を信条とする対面構築には特に高い適正があります。
役割を遂行する能力(一貫性+耐久+ターン消費のない積み)がほぼ自己完結しているため、このポケモンのためにわざわざパーティを組まなくても、パーティ構築で1枠余った場合など、「とりあえず入れておけば機能する」のも大きなポイントです。

特性

ぎゃくじょう
相手の攻撃によってHPが50%を切った時Cが一段階上昇します。
相手依存ではあるもののリターンの割に発動条件が非常に緩く、こちらがDMを切る事まで視野に入れている場合、アタッカー相手には高確率で特性の発動を狙えるのが最大の強みです。
同特性持ちのジジーロンジジーロンとは違い、火力は劣りますがそれなりに早いSと一致「ダイジェット」があるため、上昇したCを余すことなく利用出来るのがファイヤー(ガラル)ファイヤー(ガラル)独自の特徴です。
当然ながら確定1発を取られる場合発動しませんが、原種より遥かに高い特殊耐久をそなえているため、超火力代名詞の特化カプ・テテフカプ・テテフ@拘りメガネの「ムーンフォース」や、C252DMカプ・コケコカプ・コケコ@命の玉EF込み「ダイサンダー(かみなり)」もDM状態なら無振りで確定耐えします。
物理方面に関しても特化DMドサイドンドサイドンの「ダイロック」でようやく超低乱数1となるので、基本的にDMを切れば余程の一致高火力でない限りは1発は耐える事が可能です。

参考までに、「ぎゃくじょう」が発動した特化DMファイヤー(ガラル)ファイヤー(ガラル)の「ダイジェット(ぼうふう)」の火力は、特化カプ・テテフカプ・テテフのPF下メガネ「サイコキネシス」とほぼ同じとなります。
テテフの火力が如何ににヤバイのかがよく分かりますね

持ち物

じゃくてんほけん
コンセプトであるため確定です。
ファイヤー(ガラル)ファイヤー(ガラル)の弱みの一つである『弱点タイプがメジャー』という部分を逆手に取ります。
効果の爆発力は勿論ですが、ファイヤー(ガラル)ファイヤー(ガラル)がこの持ち物を持っている場合、相手視点では
1、処理を急いで弱点を突いた場合DM「じゃくてんほけん」+「ぎゃくじょう」に引っ掛かる
2、「じゃくてんほけん」を警戒して等倍で攻めても、DM状態だとほぼ確実に「ぎゃくじょう」の発動機会がある上、「ダイジェット」の存在からダメージレースで不利になりやすい。
3、下手に持久戦に持ち込もうとすると今度は「ダイアーク」連打で好き放題に場を荒らされる可能性がある
と、このようにどれを取っても非常にリスクの高い選択を強いる事が出来るため、ある意味二重三重で保険が掛かった状態となります。
当然ながらCが3段階上がったDMファイヤー(ガラル)ファイヤー(ガラル)の制圧力は非常に高く、そこに「ダイジェット」が加わると最早バンギラスバンギラスくらいしか後出しからファイヤー(ガラル)ファイヤー(ガラル)を止められるポケモンがいません。

性格

ひかえめorおくびょう
素のCが100とアタッカーとして低めであるため、補正を掛けなければ「ぎゃくじょう」込みでも対面から相手を倒しきれない場合がある(下記ダメ計参照)ため、1対1交換以上を重視するなら「ひかえめ」を選択してください。
「ダイジェット」後にドラパルトドラパルトフェローチェフェローチェを抜けない(準速でドラパルトドラパルトと同値)のが懸念点ではあるものの、相性自体は両者ともこちらが有利であるため、対面想定なら大きな問題にはなりません。

逆に抜きエースとしての役割を少しでも高く持ちたい場合は、「おくびょう」での採用も視野に入ります。この場合、相手が「じゃくてんほけん」を踏んでくれないと火力がやや不足する事があるため、事前に「ステルスロック」等の補助があると便利です。

努力値と調整

CS252余りH
または
「ひかえめ」の場合のみ H4 B124 C244 D4 S132

環境がどうなるかによって変動しますが、元の火力と速度が低いのでベースはCS全振りです。
上記したように準足のS+1で最速ドラパルトと同値となり、通常時は特化77属相当のSとなります。
「しぜんのいかり」や「いかりのまえば」で「ぎゃくじょう」が発動するように、余った4はHに振り偶数にしています。
対面性能を重視した「ひかえめ」で耐久調整する場合はSのラインを+1で最速エースバーン抜きの189(努力値で132)まで落とし、余った努力値をほぼBに振り切ってしまう上記の調整も一考です。
この調整の場合、火力を維持したままDMでA252エースバーンエースバーン@いのちのたまの「ダイジェット」→「キョダイカキュウ」の合計最大ダメージを101.5%に抑える事が出来るため、物理対面がかなり安定します。

技構成

確定技
もえあがるいかり
メインウェポンでありファイヤー(ガラル)ファイヤー(ガラル)の専用技です。
「あくのはどう」より威力が10高い上位互換技ですが、「ダイアーク」時はどちらも同じ火力となります。飛行と合わせるとカプ・コケコカプ・コケコバンギラスバンギラスキリキザンキリキザンメレシーメレシークチートクチート以外の全てに等倍以上で攻撃を通せます。

ぼうふうorエアスラッシュ
メインウェポンその2
低威力高命中の「エアスラッシュ」か、高威力低命中の「ぼうふう」のどちらかは確定です。
DMでの立ち回りがメインであるこの型の場合、「ダイジェット」の火力が10高く、ダメージ期待値(技威力×命中率)的にも僅かに優れる「ぼうふう」の方がやや優勢ですが、通常時を踏まえると「もえあがるいかり」と共通して怯みを狙っていける「エアスラッシュ」も悪くありません。

DMと「ぎゃくじょう」を踏まえると、攻撃範囲に関しては上記2つでほぼ問題ないため、確定技はここまでとします。
選択技
わるだくみ
苦手対面時はDM→「じゃくてんほけん」の流れに持ち込むのが定石ですが、有利対面時や遂行速度の遅いドヒドイデドヒドイデアーマーガアアーマーガア等の耐久型と鉢合わせた時にあると便利です。相手が「じゃくてんほけん」を踏まないプレイングをする可能性も十分あるので、自発的な積み技があればDMターンをより効率よく使用出来ます。(むしろ環境でこの技の所持率が高くなると、処理速度を重視してより「じゃくてんほけん」に引っ掻けやすくなります)

ちょうはつ
上記の「わるだくみ」と合わせ、カバルドンカバルドンを始めとするやっかいなサポート型のポケモンを起点化出来ます。特筆すべきはオーロンゲオーロンゲエルフーンエルフーンクレッフィクレッフィ等の「いたずらごころ」持ちの妨害を受けず、先制で張られる可能性がある「ひかりのかべ」等を「わるだくみ」帳消しに出来ます。

おきみやげ
自分がひんしになるかわりに、相手のAとCを二段階低下させます。  
技火力や元々のCの都合上、「じゃくてんほけん」が発動しないままDMが終了してしまったファイヤー(ガラル)ファイヤー(ガラル)は、その後相手に与える圧力が「ぎゃくじょう」込みでもそこまで高くありません。
死に出しされた突撃チョッキ持ち等、ファイヤー(ガラル)ファイヤー(ガラル)ではどうしても突破出来ない状況になった場合、潔く相手の能力を下げるサポートに回る事で、後続が新たに積む隙を作成出来るのが「おきみやげ」を採用する大きなメリットです。
その性質上、パーティ内の多くが所謂「積みエース」で固まる『積みサイクル構築』への適正が上がります。

ふいうち
「じゃくてんほけん」が発動しているならそれなりの火力の先制技として機能しますが、基本的にその頃には「ダイジェット」によってSが上昇している事が殆どであるため、優先順位はかなり低めです。

基本的に「もえあがるいかり」「ぼうふう」「わるだくみ」「ちょうはつ」の並びが、パーティを問わず「ぎゃくじょうアタッカー」として高い汎用性があると感じるので、確定欄はこの4つとします。

立ち回り例

基本的に死に出しから展開し、打ち合いの中で「ぎゃくじょう」と「じゃくてんほけん」の発動を狙っていきます。
相手側に弱点を突かれる状況なら積極的にDM→「ダイジェット」の流れから全抜き体勢に持っていく事をおすすめします。
また、相手パーティにバンギラスバンギラスカプ・コケコカプ・コケコがいない場合は先発運用も十分視野に入ります。
先発起用する場合は、全抜きよりも1対1交換以上を押し付ける事を意識し、初手DMからの「ダイアーク」を主体に相手を崩す立ち回りを重視する方が安定するかと思います。

与ダメージ計算

基本的にDM状態で戦う事がメインであるため、ダメージはそちらを基準に掲載します。()内は逆上時
じゃくてんほけん発動時は数値を2倍に、弱保+逆上は数値を2,5倍にして見てください。
注…数値はC特化で計算しています
ダイジェット(ぼうふう)
無振りウーラオス(いちげき)ウーラオス(いちげき)…189%〜223%(281%〜333%)
無振りアーゴヨンアーゴヨン…96%〜114%(143%〜169%)
無振りゴリランダーゴリランダー…180%〜199%(251%〜293%)
無振りエースバーンエースバーン…90%〜107%(134%〜159%)
無振りカプ・テテフカプ・テテフ…68%〜81%(101%〜120%)
無振りランドロス(霊獣)ランドロス(霊獣)…81%〜95%(121%〜143%)
無振りカイリューカイリュー(マルスケ)…33%〜39%(49%〜58%)
無振りサンダー(ガラル)サンダー(ガラル)…146%〜172%(218%〜258%)
H252カプ・レヒレカプ・レヒレ…50%〜59%(75%〜88%)
H252カバルドンカバルドン…67%〜77%(99,5%〜118%)
H252ニンフィアニンフィア…44%〜52%(65%〜77%)

ダイアーク(もえあがるいかり)
無振りドラパルトドラパルト…158%〜188%(237%〜280%)
無振りエースバーンエースバーン…83%〜99%(125%〜147%)
無振りカプ・コケコカプ・コケコ…44%〜52%(66%〜78%)
無振りカプ・テテフカプ・テテフ…63%〜75%(93%〜110%)
無振りランドロス(霊獣)ランドロス(霊獣)…75%〜88%(112%〜132%)
無振りウツロイドウツロイド…45%〜53%(66%〜78%)
H252サンダーサンダー…56%〜67%(85%〜101%)
H252テッカグヤテッカグヤ…50%〜59%(75%〜82%)
H252クレセリアクレセリア…86%〜99,5%(127%〜149%)
H252ヒードランヒードラン…58%〜69%(87%〜104%)
H252メタグロスメタグロス119%〜141%(181%〜212%)
H252輝石ポリゴン2ポリゴン2…38%〜44%(56%〜66%)

何が流行るかがまだ分からないのでひとまず種族値が高くメジャー化が予想される準伝説をメインに記載しています。
ダメージ的には特化でギリギリと言ったところで、基本的に「ぎゃくじょう」か「じゃくてんほけん」が発動して初めて広範囲に強い圧力が掛かります。(対面での「ダイアーク」連打を除く)
「ぎゃくじょう」 「じゃくてんほけん」 「わるだくみ」の内いずれか2つ以上を同時に発動させる事が理想です。

被ダメージ計算

抜きエース、または対面構築での起用であるため不特定多数と戦う事が多く、一つ一つを書くと切りがないので、ある程度ダメージ感覚の元になりそうなポケモンをピックアップします。(こちらはDM時を想定しています)
注…耐久方面は無振りで計算しています
物理方面
A252DMランドロス(霊獣)ランドロス(霊獣)
ダイジェット(そらをとぶ)…40〜47%
ダイロック(いわなだれ)…53%〜63%
「ぎゃくじょう」込みで基本は有利を取れます。
ダイロックを撃ってもらえれば儲けものです。

A252DMドラパルトドラパルト
ダイドラグーン(ドラゴンアロー)…35%〜41%
ダイホロウ(ゴーストダイブ)…17%〜21%

A252DMエースバーンエースバーン@いのちのたま
キョダイカキュウ…54〜64%
ダイジェット…42%〜52%
対面でDM「ダイジェット」から入られると勝てません
技範囲的に弱点突いてくる事もないため、あまり相手したくはないです。

特化マンムーマンムー
つららおとし…53%〜63%
同ダイアイス…81%〜96%
対物理でDMから弱点を突かれて確定耐え出来るラインの目安はこのマンムーマンムー(A130属)の「ダイアイス」あたりとなります。

無振りオーロンゲオーロンゲ
ソウルクラッシュ…33%〜40%
比較的よくいるサポート特化に対しては、「挑発」→「わるだくみ」→弱保+逆上「ダイジェット」の流れが成立します。

特殊方面
C252DMカプ・コケコカプ・コケコ@いのちのたま
EFダイサンダー(かみなり)…82%〜97%
物理型の存在を考えると基本的に不利ですが、対特殊に関してはこのレベルの火力を受けても落ちる事がないのは大きなプラスポイントです。

特化カプ・テテフカプ・テテフ@こだわりメガネ
ムーンフォース…70%〜80%

無振りDMポリゴン2ポリゴン2
ダイアイス(れいとうビーム)…26%〜31%

特化DMポリゴンZポリゴンZ
ダイアイス(れいとうビーム)…42%〜49%
C135属の特化不一致「ダイアイス」が確定3発となります。

無振りエルフーンエルフーン
ムーンフォース…21%〜26%
此方もオーロンゲと同じく「挑発」から入れます。

特化レジエレキレジエレキ@こだわりメガネ
トランジスタ10万ボルト…80%〜94%
基本的にこのレベルの弱点なら耐えます。
上昇した特殊耐久は無駄ではありません。

相性の良い味方

基本的に単一で全抜きを目指せるポテンシャルがあるので、組み合わせに関しては比較的自由度は高いです。
以下、参考までにその中でも筆者が個人的に優秀だと思う相方をご紹介します。

ドリュウズドリュウズドリュウズ@きあいのタスキ
ファイヤー(ガラル)ファイヤー(ガラル)の弱点の内3つを半減以下に出来るため相性補完として優秀ですが、最大の魅力は対面構築でこのファイヤー(ガラル)ファイヤー(ガラル)を採用するにあたり、どうしても障害となるカプ・コケコカプ・コケコパッチラゴンパッチラゴンバンギラスバンギラスレジアイスレジアイスミミッキュミミッキュ等に対して完全有利を取れる点です。
タスキドリュウズドリュウズ自身も対面構築との相性は抜群で、尚且つ「ステルスロック」を採用すればファイヤー(ガラル)ファイヤー(ガラル)の全抜きサポートもこなす事も可能と、相方として非常に頼りになります。

ミミッキュミミッキュミミッキュ
言わずと知れた対面構築のキーパーソン。
「ばけのかわ」による行動保証を盾に、アタッカー運用から相手DMの時間稼ぎまで何でもこなす便利屋です。ファイヤー(ガラル)ファイヤー(ガラル)が初手からDMを切る場合、以降相手DMによる反撃をこのポケモンで受け止めるのも強力な動きです。

バシャーモバシャーモバシャーモ@きあいのタスキorいのちのたま
「おきみやげ」を採用し、積みサイクルとしてパーティを構築する場合の相方筆頭候補です。
「かそく」により自働でSが上がっていくバシャーモバシャーモにDM終了後のファイヤー(ガラル)ファイヤー(ガラル)が「おきみやげ」で繋ぎ、そこから更に「つるぎのまい」と「インファイト」で圧力を掛けていくのが主な動きとなります。
バシャーモバシャーモが苦手とする地と超をファイヤー(ガラル)ファイヤー(ガラル)が無効にし、ファイヤー(ガラル)ファイヤー(ガラル)が苦手なバンギラスバンギラスバシャーモバシャーモで睨みを効かせられる事から、補完面も優秀な部類です。

このポケモンの弱点、運用時の注意点

論内に何度も記載していますが、このポケモンの高い抜き性能はほぼDMに依存しきっています。
受け回しを利用してDMの時間を稼がれる程不利となるので、対『受けループ』等、高耐久が多いサイクル型のパーティには難しい択を迫られます。
またこちらから有効打がなく、尚且つ砂化で圧倒的な特殊耐久を持てるバンギラスバンギラスは致命的なレベルで相性が悪く、基本的にどうやっても勝てません。
これら受けよりのパーティ、もしくはバンギラスバンギラス入りのパーティに関しては、選出を見送るのがベターかもしれません。

おわりに

いかがだったでしょうか。
冠の雪原が配信されて間もない論であるため、シリーズ7が幕開けし、環境がある程度固まった後で修正を加えるかもしれません。

投稿日時 : 

最終更新日時 : 2020/11/22 17:42

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コメント (38件)

20/10/24 21:34
19むちころ犬 (@SiUAqyXMtUPLjzJ)
>シータさん

御感想ありがとうございます。
まだまだ新参者ですが、皆さんに活用してもらえる育成論を目指して頑張ります。
20/10/24 23:50
2040円玉
ダメージ計算に無補正A4ロンゲのソウルクラッシュと無補正C20エルフーンのムーンフォースのダメージを載せて頂けませんか?
悪戯心による補助技を受けないので挑発を打つと相手は殴ることしかできないので、
1. 挑発→相手は動けない→悪巧み→殴られる→逆上and弱保発動→ダイジェット
2. 挑発→殴られる→逆上and保険発動→ダイジェット
というふうに起点作りを逆に起点にできるので受けるダメージ次第ではそこから全抜きが可能なのでは?と考えています。
とても面白い育成論です。心内評価になりますが5をつけさせていただきます。
20/10/25 06:41
21狛犬のクロイツ
なるほど確かにアシレーヌには弱点保険が有ればむしろ有利対面になりますね自分はアシレーヌが相棒でよく使うので念のためガラルファイアーの対策として覚えておきます。とてもわかりやすくまとめてあって参考になりました。ドリュウズに対してのことまでわざわざ書いていただきありがとうございます。
毎回長文失礼しました。ʅ(◞‿◟)ʃ
20/10/26 22:06
22むちころ犬 (@SiUAqyXMtUPLjzJ)
40円玉さんから頂いたオーロンゲオーロンゲエルフーンエルフーンのダメージ計算、及びナッツ小五郎さんから頂いたレジエレキレジエレキのトランジスタ込みダメージ計算を追記しました。
20/10/28 10:01
23ピチュー
カプコケコがキツいので挑発の部分に破壊光線かハイパーボイスという選択肢はどうでしょうか?

(熱砂の大地覚えてほしかった…)
20/10/28 11:18
24むちころ犬 (@SiUAqyXMtUPLjzJ)
ピチューさん

ご意見ありがとうございます。
私自身もこれら二つを候補に上げるか迷ったのですが、有効な状況というのが「死に出しされた相手DMカプ・コケコカプ・コケコ」に対してのみ(弱保+逆上時なら、非DMカプ・コケコカプ・コケコなら「ダイジェット」で確1です)有効となるので、カプ・コケコカプ・コケコの使用率が相当上位に来なければ、使用機会は「ふいうち」以上に低くなる事が予想されます。
現状では流石に「ちょうはつ」や「おきみやげ」を差し置いてまで採用する必要性は薄いと判断して候補外としていますが、カプ・コケコカプ・コケコが採用率トップ10以上に食い込んで来るようであれば、改めて候補に加えようかと思っています。
20/10/28 12:27
25蓮華
(育成論の投稿者によって削除されました)
20/10/28 14:15
26むちころ犬 (@SiUAqyXMtUPLjzJ)
>蓮華さん
御使用ありがとうございます。
動画を拝見しました。結果的にご評価頂けた事は投稿者として嬉しい限りです。
ただ、動画内の蓮華さんの立ち回りでいくつか気になった箇所があるため報告致します。
1、蓮華さんのこのパーティはファイヤー(ガラル)ファイヤー(ガラル)をエースに据えた『積みエース構築』だと思いますが、論内にて御説明したようにこの場合はどちらかと言えば「おくびょう」を推奨しています。「ひかえめ」を積極的に取るのはパーティが『対面構築』である場合です。

2、これは動画を撮る都合上仕方なかったのかもしれませんが、初戦、相手のパーティにバンギラスバンギラスがいる場合、この論ではファイヤー(ガラル)ファイヤー(ガラル)の選出を控える事を推奨しております。
特に『積みエース構築』だとこのポケモンで一貫が取れない時点でパーティが崩壊するため、一戦目の選出はかなりリスキーです。
ちなみに、DMヌメルゴンヌメルゴンに関しては、あの状態だと2発目の「ダイアーク」はDMチョッキH252に対して90〜108%の乱数1なので、急所に関係なく落ちます。

以上2点が少し気になりました。
20/10/28 15:11
27むちころ犬 (@SiUAqyXMtUPLjzJ)
すみません。ヌメルゴンに関してはこちらの計算違いでした。有効急所のようです。
20/10/28 19:34
28むちころ犬 (@SiUAqyXMtUPLjzJ)
>25
蓮華さんのコメント内容(自身の動画URLの添付)が、利用規約である「宣伝行為の原則禁止」に抵触するおそれがあるため、申し訳ありませんが削除させて頂きました。御理解の程よろしくお願い致します。
20/10/29 08:28
29ポケトレ
積みサイクルで運用する場合、バシャーモ以外で相性の良いポケモンはいますでしょうか。
(積みサイクルでガラルファイヤーを使いたいのですが、ドリュウズとミミッキュは対面構築寄りかなと思って……
もし的外れなこと言ってたらすみません)
20/10/29 08:44
30むちころ犬 (@SiUAqyXMtUPLjzJ)
>ポケトレさん

コメントありがとうございます。
安定した積みサイクルを行うための条件としては、強力な積み技を持っている事以外にも「ターン消費がない自動的な積み」を持っている事が望ましいと自分は考えています。
相方候補としては、ビーストブーストがある各種UB、特にアーゴヨンアーゴヨンなどは汎用性も高く腐りにくいため、相性はかなりいいかと思います。
20/10/29 08:54
31ポケトレ
なるほど…!具体的なポケモンだけでなく構築の考え方についても教えてくださってありがたいです!
20/11/01 15:26
32アドバイス
トリックは自身と相手にかける技なのでガラルファイヤーにも有効です。
20/11/01 15:42
33むちころ犬 (@SiUAqyXMtUPLjzJ)
>アドバイスさん

申し訳ありません。
私自身が「あく」タイプにトリックを撃たれた経験がなかったため、仕様を勘違いしていました。
該当部分を削除しました。
20/11/08 05:20
34
悪への悪戯トリックが通るってのはマジックミラーと間違えてるんじゃあ……
20/11/08 18:46
35朝寝坊 (@asanebou3)
悪戯心のトリックや電磁波等の変化技に対しては悪タイプは効化できます
悪戯心じゃない変化技は悪タイプでも無効化できません
20/11/08 19:15
36むちころ犬 (@SiUAqyXMtUPLjzJ)
<34、35
コメント御指摘ありがとうございます。
元々あった表記は『いたずらごころ持ちに対して「しっぽトリック」を決められない』といった文言で、それに対して32の指摘が入り、自身の経験不足からその説明に納得していました。
少し前に確認したところ、やはり悪タイプにいたずらトリックは成立しない事がわかりましたので、元の表記に戻します。申し訳ありませんでした。
20/11/09 12:59
37あなざー (@vipanother)
55555
調整案2の控えめの調整で勝ちまくってスーパーハイパー突破してマスターでも連勝を重ねてます。
とても使いやすくて強かったです。ありがとうございました。
20/12/23 06:43
38上位に行けない人
とても良い育成論で助かります!
使いやすく、愛用しております。

提案なのですが控えめの方の努力値のSを140にしてはいかがでしょうか?
132だと1積みした際に最速アーゴヨンと同速勝負になります。電気技はないとは思いますが、同速勝負に負けた場合はアシッド→ドラグーンでも乱数の為、同速勝負を避ければ対面で勝てる可能性が上がるように感じます。

私はアーゴヨンの確定数が変わらなかった為Cを削ったのですが、他の確定数も変わらないのであればCからSに8移すと良いのではないかと思います。

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