はじめに
カモネギカモネギの出世を聞いて久しぶりにポケモンを買ったひとりです。
育成論の投稿はこれが初めてになりますので、どうぞお手柔らかにお願いします。
HP.攻撃.防御.特攻.特防.素早さをそれぞれH.A.B.C.D.Sと省略することがあります。個体値は特に指定のない場合はすべて31(V)とします。
カモネギについて
初代から登場するもお世辞にも優遇されていたとは言えないカモネギでしたが、イギリスが舞台と言われるガラルの地で、ウェールズの国花がネギという事の恩恵を受けたのか新たな
カモネギ(ガラル)すがた・タイプ・進化
ネギガナイトを取得しました。
- カモネギである理由について
進化前であるカモネギ(ガラル)を採用する最大の理由は
カモネギ(ガラル)
ネギガナイトをパーティーに両立させるためです。
愛です。真面目です。ネギガナイトが苦手とするポケモンを
カモネギ(ガラル)が突破あるいは機能停止させるお膳立てから
ネギガナイトが全抜きを狙う事もできます。
型について
特性きもったまをフル活用した【いのちがけカウンター型】です。
特性きもったまで技いのちがけを覚えるポケモンはカモネギ(ガラル)
ネギガナイトのみ。
カウンターを狙えない鈍足耐久型ポケモンに対しても文字通り命懸けで突破もしくは機能停止を狙えます。
- 性格について
やんちゃ(推奨)
物理技の威力をあげるためのA↑補正。カウンター型なのに何故BではなくDに↓補正をかけるのかについては後述します。
- 特性について
きもったま(確定)
この型の全ての技がきもったまに依存しているため確定とします。
- 努力値配分について
H:252 / A:252 / S:4
H:極振り
A:極振り
S:余り
- 持ち物について
きあいのタスキ(確定)
襷カウンターを成立させるため必須です。
技構成と与ダメージについて
- いのちがけ
H:252 カモネギ(ガラル) H実数値159
カウンターが狙えず、こちらの後続のエース(例:ネギガナイト)が止まりそうなポケモンに対して使用します。
ちなみに最大威力100ダイナックルになる5つの技のうち唯一の特殊技。カモネギ(ガラル)で使う事は99.9%無いでしょうが一応知識として。
H:252 サニーゴ(ガラル) H実数値167
H:252 ドヒドイデ H実数値157
H:252 サマヨール H実数値147
H:252 ナマコブシ H実数値162
H:252 パルシェン H実数値157
- カウンター
物理技で受けたダメージを2倍にして跳ね返します。最大火力は316です。
※H実数値はダイマックス時のもの
H:4 アイアント H実数値268
H:4 ミミッキュ H実数値262
H:4 ドラパルト H実数値328
H:252 バンギラス H実数値414
H:252 ネギガナイト H実数値338
- フェイント
優先度+2により主に相手のきあいのタスキ後やカウンターで残ったHPを削ります。
優先度と威力のトレードオフででんこうせっかとの選択ですが、先制技の撃ち合いを考慮してこちらを推奨します。
限定的な局面においてのでんこうせっかのメリットについては後述します。
- じたばた
Sで負けていていのちがけが撃てない特殊アタッカーに対してやむなく居座る場合に使用します。性格をD↓補正にする理由の一つ。
インファイトとの選択ですが、後続のエースきあいのタスキで耐えた際に威力の優れるこちらを採用しています。じたばたするネギガナイトが格闘技を撃つので
カモネギ(ガラル)可愛い。
一方で格闘技を撃ちたい特殊アタッカーの仮想敵としてルカリオ
ギルガルド
ジュラルドン
バンギラスが挙がりますが、進化前が災いしてやや打点が不足気味です。きしかいせいを覚えられるようになって欲しいですね。
※ダメージ計算はHP1使用時のもの
H:4 無補正ドラパルト 78~92%
H:4 無補正トゲキッス 65.8~77.6%
B:4 無補正リザードン 80.3~94.7%
H:252 B:4 無補正ヒートロトム 60.5~71.3%
被ダメージについて
物理アタッカーの一致等倍技であれば少なくともカウンターが遂行可能なダメージを受けます。
A:252 無補正ドラパルトドラゴンアロー 42.1~49.6% 確定3発
A:252 無補正ドリュウズアイアンヘッド 73.5~86.7% 確定2発
C:252 ↑補正ヒートロトムこだわりメガネ・ボルトチェンジ 106.2~126.4% 確定1発
- 耐久とカウンターについて
きもったまとカウンター・フェイントの両立という個性を活かすはずの仮想敵、最もメジャーな霊タイプ物理アタッカーの1匹にも関わらず安定しないのが対ドラパルトです。
※以下H:4 A:252 A無補正ドラパルトと仮定
上記の通り無補正B個体値27実数値73がドラゴンアローを耐えるギリギリのラインであり、本育成論がB↓補正の性格を推奨していない最大の理由です。
しかしカウンターはドラゴンアローの2発目のみ参照するため、やや有利な中乱数を引けなかった場合は次のフェイントで倒せません。でんこうせっかはこのやや有利な中乱数をほぼ最高乱数にできますが、B個体値27の厳選が大変なうえにそれでもなお100%ではなく、加えて現環境に多様な型のドラパルトが存在する事を考えるとカウンターを撃つことすらリスキーではあります。
よって対ドラパルトで引けない場合はじたばたが安定行動になりますが、きあいのタスキを読んでドラゴンアローを撃つ人も多そうなので一考の価値はあるかもしれません。
立ち回りについて
- 基本
HPの高くない耐久型ポケモンか複数攻撃を持たない物理アタッカーが獲物です。実質的な1:1交換を狙うので、相手パーティーのうち誰にカモネギ(ガラル)をぶつけるべきか考える必要があります。
- 対耐久
サニーゴ(ガラル)
ドヒドイデには変化技を読んである程度後出しが狙えます。いのちがけで僅かに倒しきれない場合でも、後続が処理したり起点にしやすくなります。
- 対物理
アイアント
ヒヒダルマ(ガラル)
ウオノラゴン(
ネギガナイト)に多い猪突猛進型の物理アタッカーの他、じゃくてんほけんを発動した物理アタッカー
バンギラス
ドラパルトやつるぎのまいを積み終えた
ミミッキュをカウンターで倒せれば上等です。これらのポケモンが抜き体制を整えた時は手負いのダイマックス状態である事が多く、ダイマックス状態の相手には攻撃するか守るしか選択肢がないためこちらはローリスクハイリターンです。
ラス1対面でこの状況を作れたなら痛快な勝利を狙えます。
- 注意
カウンターを狙う場合はきあいのタスキが前提になるので、天候ダメージやステルスロックなどのスリップダメージ、警戒や型バレからの不一致半減技などの中途半端なダメージをもらうと役割を持てなくなります。
- パターン例
(確定)
さいせいりょくドヒドイデは
サニーゴ(ガラル)ちからをすいとるとは違い、対面に依存しない回復手段を複数持っているためHP全快のいのちがけで倒しきりたいところです。
さいごに
「本当にカモネギカモネギが好きなら
カモネギ(ガラル)
ネギガナイト両方(パーティーに)いれるよね?」
友人のこの煽り言葉がはじまりでした。そして色夢孵化の9日間が始まりました。カモネギ(ガラル)でお膳立てして
ネギガナイトで全抜きする夢のような展開を作れないか孵化作業をしながら知恵を絞り続けた結果がこの型です。
カモネギ(ガラル)
ネギガナイト構築でマスターボール級に到達したので、せっかくだし初めての育成論を投稿しようと思い至りました。
流石にカモネギ(ガラル)で使う物好きがそうそういるとは思いませんが
ネギガナイトいのちがけにも可能性を感じるので興味のある方は是非お試しください。
他人様に見せる育成論を書くとなるとまとめ方がわからず、何かお手本を探そうとネギガナイトの育成論を見たところ、【きもったまカウンター型】として共通項のあるものが既に投稿されていたので勝手ながら敬意を込めてフォークさせて頂きました。
この場をお借りして育成論の書き方を参考にさせて頂いたわがじゃん様、そして私の拙い初育成論にお付き合いくださった皆様に感謝申し上げます。
ありがとうございました。アドバイス等ありましたら是非お寄せください。
タイトルの元ネタは某日本映画です。カモネギ(ガラル)死に際の必殺の一太刀…伝わる人がいる事を祈ります(笑)。