はじめに
こんにちは、緊張の初投稿になります。バイバニラを愛す者ですm(__)m
本論では実際に私が現環境で使用しているバイバニラを紹介していきます。あくまで採用理由は愛なので、「それキュウコン(アローラ)でよくね?」っていうのはできるだけ無しでお願いします…
採用理由と役割
現環境では、パッチラゴンやメタのホルード更には水のウーラオス(いちげき)など、バイバニラで弱点をつけるポケモンが多く、環境に十分適応していると言えます。また、最近増えてきたモロバレルにも強い点も魅力です。そして何より可愛いです。
まず最も重要なのが、キュウコン(アローラ)との差別化です。素早さで負けている以上、だいばくはつという自主退場技があるものの壁貼り役としてはどうしても劣りがちです。そこで今回は、あえて壁貼りメインで採用せず、バイバニラのみが使えるミラーコートや、キュウコン(アローラ)を超越する火力、無駄に高いA種族値を活かせるこおりのつぶての採用など、バイバニラの長所を延ばす育成論を目指しました。
持ち物・特性
きあいのタスキ、ゆきふらしで確定です。
特防を下げてしまうので、多少高めな特殊耐久もこれがなければ心許ないです。また雪が降るため、他のポケモンに持たせても無駄になってしまう場合もあります。
特性については、くだけるよろいだと少し技構成を変える必要が出てくるため、本論では掘り下げません。ゆきふらしの強みとしては、襷が多い先発で確実に相手の襷を潰せたり、たべのこしの回復を妨害したり、天候パの妨害ができたりと、非常に汎用性が高い点が挙げられます。また、壁貼りを偽造できるためミラーコートを通しやすいです。
性格・努力値と調整
むじゃきCS252、余りA(H)4振りで確定です。
最速バイバニラは最速ホルードより素早さが1だけ高く、最速パッチラゴンの上も取れます。
おくびょうでもあまり問題ありませんが、むじゃきならばこおりのつぶての威力を下げず、更にミラーコートの威力も少し上がるので一石二鳥です。
技構成
[確定枠]
ミラーコート
これは襷と相性が良く、奇襲性能も高い上にキュウコン(アローラ)との最大の差別化点でもあるため確定です。
追記:コメントで指摘がありましたが、この威力を重視するのならDの個体値を調整するのもありです。また、例えばダイマックスリザードンをミラーコートで確実に仕留めるには、Cに振る分をいくらかHに回す必要があります。ミラーコート重視の調整につきましては本論では掘り下げません。あくまで襷ミラーコートは最終手段であるということはご理解お願いします。
ふぶき
あられで必中のメインウェポンです。C110もあるのに必中ふぶきは単純に強いです。
追記:グレイシアとの差別化点についてのご指摘があったので深く掘り下げていきます。バイバニラと同じようにミラーコートを覚え、 バイバニラを上回るCをもつグレイシアですが、差別化の鍵となるのはこのゆきふらしによる必中ふぶきの存在です。グレイシアのれいとうビームがH252ドサイドンには83〜99%と確定2発なのに対し、バイバニラのふぶきは下のダメ計欄に記載した通りのダメージをたたき出します。また突破範囲はあられダメージでも広がるため、グレイシアよりも大きな、安定した氷打点があると言えます。
こおりのつぶて
これは相手のミリ残しを潰せます。あられダメージと合わせてふぶきの突破範囲を強引に広げられる技です。無駄に高いAも活かせます。
フリーズドライ
貧弱な技範囲をカバーできるとても強力な技です。
基本的に上の4つで確定ですが、パーティーによっては以下の候補も挙げられます。
[候補]
ラスターカノン
対妖、岩、氷などに。火力はあまり期待できませんが、例えばにくっきキュウコン(アローラ)に分らせてやることができます。
オーロラベール
冒頭で否定してますが、タスキで行動保証がある上に普通に強力な技なので入れる余地は全然あります。ただ本論ではだいばくはつの技スペースは無く、壁貼りメインなら素早さで上回るキュウコン(アローラ)に劣りがちなためあくまで候補です。
立ち回り例
・先発で来た水のウーラオス(いちげき)やスカーフパッチラゴンなどの攻撃をタスキで耐え、返しの攻撃でワンパンします。相手がタスキ持ちでもあられで処理でき、こおりのつぶてでミリ残しも倒せるので1対1交換より有利が取れる場面が多いです。
・雨エースに死に出ししてストッパーにもなります。環境に増えているガマゲロゲには上を取れる上に、フリーズドライで4倍をつけます。キングドラは準速なら抜けます。
与ダメージ計算
以下特に表記の無いものはすべて補正無しH4振りで計算しています。ご指摘があれば追加させていただきます!
フリーズドライ
ウーラオス(れんげき)92〜109%(あられ込みで確定1発)のダメージ
H252アシレーヌ51〜60%のダメージ
H252ウォッシュロトム64〜77%のダメージ
ふぶき
パッチラゴン134〜160%のダメージ
ホルード127〜152%のダメージ
H252モロバレル92〜108%のダメージ
H252ドサイドン90〜107%のダメージ(ハードロック込み)
おまけ(参考までに)
カイリュー100〜119%のダメージ(マルチスケイル込み)
被ダメージ計算
以下特に表記の無いものはすべてA(C)252振りで計算しています。ご指摘があれば追加させていただきます!(珠→いのちのたま)
ウーラオス(れんげき)すいりゅうれんだ→75〜91%
ヒートロトムウォッシュロトムボルトチェンジ→41〜49%、10まんボルト→53〜63%
リザードン[珠]エアスラッシュ→59〜70%(ダイジェット→102〜121%)、[珠]ぼうふう→86〜102%(ダイジェット→110〜130%)
ゲンガーシャドーボール→55〜65%、ヘドロばくだん→61〜72%
補正ありアシレーヌハイドロポンプ→80〜95%(ダイストリーム→102〜121%)
相性の良い味方
先発でも戦いやすい仕上がりにはなりましたが、例えばハッサムウルガモスなどのポケモンに打点がなく、起点にされやすいので安全な引き先が欲しいです。ゆきかきエースと組ませてみるのもありかもしれません。
このポケモンの対策
脅威になる程のポケモンではありませんが、もし出会ったら襷を警戒してください。ミラーコートやフリーズドライが使える点には注意です。
あとがき
初めての投稿だったため、ままならない点も多かったかと思われますが、本論を閲覧していただき本当にありがとうございました。コメントで数々の指摘をくださった方々には本当に感謝しています…
しかし、本論を投稿したはいいものの、ガラル地方の環境は2020年11月をもってガラリと変わってしまうことが予想されます。本論のバイバニラの仮想敵であるパッチラゴンやホルードなどのポケモンたちも、これからの環境でも変わらず前線で活躍しているのかは怪しいところです。
しかし、これからの環境を支配すると予想されるランドロス(霊獣)ガブリアスカイリューなどのポケモンにも、バイバニラは必中ふぶきで4倍弱点をつくことができます。もしかしたら、これからの活躍にも期待できるかもしれません…!