はじめに
皆様どうも、カプ・サイシンと申します。
コメントでのご質問、アドバイス等よろしくお願いします。
辛口コメントも大歓迎です。カプサイシンだけに
注意点
- この育成論は非公式の用語を使用しています。他の育成論でも使用されている程度のものです。
- この育成論のポケモンは全て6Vとしています。
- ダメージ計算はVS SWSHのダメージ計算機を使用しています。
- 他サイトやブログなどに似たような構成のものがあるかもしれません。本育成論は投稿者自身が構成を考え、実際に使用した上で投稿しています。
- 本育成論はランクマッチシリーズ6環境を想定しているため、シリーズ6禁止ポケモンについては記載していません。復帰後に有用性が確認できれば大幅に追記、または修正する可能性があります。
コンセプト
チョッキを持たせて主に特殊アタッカーとの殴り合いに打ち勝てるようにしたオニシズクモです。
Aに努力値を割き、特性すいほうによる高火力を維持しつつ、チョッキによりもともと高いDを伸ばした、特殊方面に硬い物理アタッカーとなります。
物理アタッカーである為、役割対象であるめいそうアシレーヌなどの積み技によるD上昇の影響を受けずに立ち回る事が可能です。
なお、2020年9月23日時点でオニシズクモ自体は使用ランキング圏外ですが、チョッキ採用率が約35%で1位、いじっぱり採用率が約40%で1位であり、オニシズクモの中では一般的な型の育成論となっております。
差別化
特に意識する必要はないかと思います。
まず耐性面では、水/虫タイプの為、水タイプでありながら草等倍、かつすいほうにより他の水タイプと同様炎半減です(但しダイジェット抜群)。
火力面においてもすいほうにより水技の威力が上がっており、種族値の関係上、水技だけならマリルリより火力が上です。
さらに、水タイプでありながらやけども無効である為、物理アタッカーとして機能が停止しにくいなど差別化点は多々あります。
性格、努力値
いじっぱり H252 A252 D4
いじっぱりのHAぶっぱです。
Hはぶっぱで16n-1の実数値175になります。
また、仮想敵に水技半減の特殊アタッカーも含まれる為、サブウェポンの火力を少しでも上げるためにAはぶっぱとしています。
特殊耐久についてはDをチョッキで確保する為、H振りのみで十分です。
D4振り(無振りも同様)の場合、ひかえめHCウォッシュロトムの10まんボルトで受けるダメージが最低乱数以外の場合、返しのミラーコートで落とせる為、下手に振らないほうが良いと考えています。
特性
すいほうで確定です。メインウェポンの強化、及び半減受けできる範囲が増える他、やけど無効の為、物理アタッカーとして止まりにくくなるなど、メリットが非常に大きいです。
持ち物
コンセプト上とつげきチョッキで確定とします。
これにより元々高い特殊耐久が伸び、多くの特殊アタッカーとの打ち合いに強くなります。
技
- 確定技(1枠)
アクアブレイク
メインウェポンです。特性すいほうの恩恵を受けている為威力が倍になっており、抜群はもちろん、等倍でもごっそり削る火力を持ちます。
追加効果のBダウンも役立つときがあります。
- 選択肢(3枠)
きゅうけつ
タイプ一致技です、元々のA種族値が低いため威力は控えめです。主にサザンドラへの打点となります。
また、ダイワームによりCダウンが狙える為、特殊アタッカーとの打ち合いというこの型のコンセプトともマッチしています。
また、この型にとっては貴重な回復手段にもなります。
とびかかる
オニシズクモは特殊耐久が高い為、受け出し時のダメージを見て物理アタッカーなどに交代されることはよくあります。この技を撃ち、交代先のAを下げる事で、こちらの後続へのサポートに繋がります
はいよるいちげき
きゅうけつに比べて威力低めかつ命中不安ですが、追加効果のCダウンにより打ち合いに強くなる他、後続に繋げる事が可能です。
まとわりつく
バインド技です、ターゲットを逃しませんが、回復手段がほとんどないオニシズクモは居座りにはあまり向いておらず、優先度は低めと考えています。
ミラーコート
一応攻撃技扱いの為、チョッキでも問題なく撃てます。
弱点である電気や飛行技の他、アシレーヌなどのメインウェポン半減の相手に対して撃ちます。
C特化ウォッシュロトムの10まんボルトのダメージが、最低乱数でなければ返して落とせます。
どくづき
威力が等倍アクアブレイク>2倍どくづきのため、ほぼアシレーヌピンポイントになります。
ムーンフォースをミラーコートで返した方がダメージが出ますが、警戒してみがわりやめいそうされる事を考えると直接攻撃によるダメージ元はあった方が良いです。
オニシズクモ自体サブウェポンに乏しく、採用率の高いアシレーヌに打ち勝つことを考えると、ピンポイントでも優先度は高いです。
※基本的に等倍アクアブレイク>2倍サブウェポンの為サブウェポン候補は少ないです。
立ち回り
基本的には特殊アタッカーに対して受け出しです。特に環境に多いアシレーヌに対しては抜群を取れる技がなく、ムーンフォースを3耐えするので非常に安定して受け出しが狙えます。
リザードンやヒートロトムに対しても交代読みで弱点を合わせられなければ大丈夫です。
場に出したら、基本は高火力の水技でゴリ押すか、サブウェポンで弱点をついて打ち合いに持ち込み倒します。
A特化とすいほうにより、ダイストリームの火力が尋常ではない為、ダイマックス(以下DM)適正は高く、DMポケモンを相手にする場合など必要に応じてDMを切ることも考えて立ち回ると良いと思います。
まず耐久面ですが、Dがほぼ無振りとはいえ種族値132をチョッキで補強している為非常に高く、C特化アシレーヌのムーンフォース確定4と余裕を持って受けられます。
弱点技に対してもC特化ヒートロトムの10まんボルトやC252珠リザードンのダイジェットを確定耐えする為、返しのミラーコートで倒す、または瀕死寸前まで持っていく事が可能です。
DMを切ることまで視野に入れた場合、環境に多いキョダイ珠リザードンのキョダイゴクエンに受け出しからのDMで次のダイジェットを追撃込みでも確定耐えします。
火力面においては、すいほうにより水技の火力が高く、アクアブレイクで抜群ならば大抵一撃であり、等倍でもH252ギルガルド(シールド)が高乱数2など、耐久振りのアタッカーを2発圏内に入れることができる為、安易な受け出しも許しません。
これがダイストリームになると雨による火力上昇も相まって恐ろしい火力になります。
無天候ならばH252DMリザードンが確定1、雨であればH4DMポリゴンZを確定で倒せます。
半減でも例えばダイストリーム+雨ダイストリーム×2でH252DMアシレーヌをなんと落としてしまいます。
(オニシズクモDM時は火力が半減ダイストリーム>2倍ダイアシッドである為、ダイストリームゴリ押しの方が有効です。)
一方ですいほうの恩恵を受けないサブウェポンについては火力が控えめですが、H4サザンドラがきゅうけつで確定2、H252アシレーヌにどくづきが中乱数2と最低限の火力は持ち合わせており、ミラーコートもある為水半減の相手に対しても打ち勝つ事が可能です。
ダイワームのCダウンも便利な場面があり、水技を半減する特殊アタッカーの火力を落としながら攻めるような動きも出来ます。
このように特殊アタッカーとの打ち合いにく強く、弱点をつかれたとしても打ち勝つ事ができる為、幅広く相手をすることが出来ますが、鈍足の為無傷で倒すことは難しく、回復手段もきゅうけつくらいしかない為、何度も受け出しすると簡単に過労死します。
また、上記理由により数体を相手に出来るような性能はない為、見せ合いの段階でしっかりターゲットを絞って立ち回る必要があります。
なお、物理耐久も低い訳ではなく物理アタッカーに対してもある程度立ち回る事も出来ますが、本来の仕事である対特殊アタッカーの役割をこなせられなくなる可能性がありますので、やむを得ない場合以外は無理に相手にしないのが無難です。
相性の良い味方
- ヒートロトムヒートロトム
ダイジェットの一貫性を切りたいため電気タイプとの相性は良いです。
特殊アタッカーのダイジェットに対しても打ち勝てるとはいえ、弱点で有ることには変わりなく出来れば被弾したくない技ではあります。
FCロトムの中では飛行及び電気半減であり、受け出しされやすいナットレイに強いヒートが1番相性が良いです。但しどちらも岩に弱いのでもう一体で補う必要があります。
- ドサイドンドサイドン
パッチラゴンを強烈に呼ぶ為、ダイサンダー及びダイジェットから受け出し出来る頼もしい存在です。
オニシズクモが苦手な岩タイプにも受け出しできる為タイプ的に相性が良いです。
このポケモンの対策
高い特殊耐久と火力を持つ為、特殊アタッカーには滅法強く、打ち負けます。ミラーコートもある為、安易に弱点をつけません。
但し、火力はほぼ水技に頼っている為、ナットレイやドヒドイデなどの水半減の受け相手だと圧倒的に不利になります。
同様の理由でラプラスのようなちょすい持ちも苦手としており、ミラーコートを受けないようぜったいれいどを連打されるとほぼ何も出来ません。
ダメージ計算
- 与ダメ
アクアブレイク
ヒートロトムH252
129.9〜158.8% 確定1
ウルガモスH252
157.2〜185.4% 確定1
ニンフィアH252
74.7〜88.1% 確定2
サーナイトH4
104.8〜123.6% 確定1
ゲンガーH4
117.6〜139.7% 確定1
ギルガルド(シールド)H252
48.5〜57.4% 乱数2(91.01%)
ドサイドンH252ハードロック
114.8〜137.8% 確定1
ハピナスB252
62.7〜73.9% 確定2
ダイストリーム(アクアブレイク)
リザードンH252 DM
108.6〜128.1% 確定1
アシレーヌH252DM
28.0〜32.8% 確定4
41.7〜49.4% 確定3(雨)
ポリゴンZH4DM
68.4〜80.6% 確定2
102.5〜120.9% 確定1(雨)
きゅうけつ
サザンドラH4
65.8〜79.0% 確定2
ラプラスB252
22.4〜26.8% 乱数4(29.54 %)
はいよるいちげき
サザンドラH4
58.6〜69.4% 確定2
ラプラスB252
20.4〜23.9% 確定5
ダイワーム(きゅうけつ)
サザンドラH4DM
53.5〜63.0% 確定2
どくづき
アシレーヌH252
47.0〜55.6% 乱数2(67.18%)
アシレーヌHB特化
32.0〜38.5% 乱数3(94.92%)
- 被ダメ
全て非DMでの割合です。DM時はHP200%と思って下さい。
また、ミラーコートのダメージの参考としてダメージは割合と実数値を表記します。
アシレーヌC特化(H252実数値187)
ムーンフォース
26.2〜31.4% 確定4
実数値46〜55
ダイフェアリー(ムーンフォース)
36.0〜42.8% 確定3
実数値63〜75
サザンドラC特化メガネ(H4実数値168)
※ミラーコート無効
りゅうせいぐん
53.1〜63.4% 確定2
実数値93〜111
あくのはどう
33.1〜33.4% 乱数3(99.8%)
実数値58〜69
リザードンC252珠(H4実数値154)
ダイジェット(エアスラッシュ)
77.1〜93.7% 確定2
実数値135〜164
ギルガルド(ブレード)C特化(H252実数値167)
シャドーボール
24.0〜29.1% 乱数4(97.65%)
実数値42〜51
ラプラスC特化(H無振り実数値205)
フリーズドライ
30.8〜37.7% 乱数3(67.04%)
実数値54〜66
ダイサンダー(かみなり)
40.0〜48.0% 確定3
実数値70〜84
ポリゴンZC特化 てきおうりょく(H4実数値161)
はかいこうせん(ダイアタックも同様)
58.2〜69.7% 確定2
実数値102〜122
ヒートロトムC特化(H252実数値157)
10 まんボルト
44.5〜52.5% 乱数2(17.96%)
実数値78〜92
ハピナスC特化珠(H無振り実数値330)
10 まんボルト
25.1〜29.7% 確定4
実数値44〜52
ニンフィアC特化 フェアリースキン(H252実数値202)
ハイパーボイス
27.4〜32.5% 確定4
実数値48〜57
サーナイトC特化(H4実数値144)
10まんボルト
33.1〜40.0% 乱数3(99.97%)
実数値58〜70
ウルガモスC特化(H252実数値192)
ぼうふう
43.4〜51.4% 乱数2(5.07%)
実数値76〜90
ゲンガーC252(H4実数値136)
ヘドロウェーブ
24.5〜29.7% 乱数4(99.98%)
実数値43〜52
10 まんボルト
32.0〜37.7% 乱数3(86.81%)
実数値56〜66
ダメージ計算についてご要望ありましたらコメントにてお願いします。
終わりに
ここまでお読み頂きありがとうございます。
シリーズ6以前はわるだくみトゲキッスの存在が痛く、なかなか活躍できる機会が少なかったのですが、禁止になったシリーズ6においては特殊アタッカーに対しては頼もしい存在になっていると思います。
コメントでのご質問、アドバイス等宜しくお願いします。