20/9/13 ダメージ計算追加、
例2のダメージ計算が間違っていたのを修正(確定数は変わりません)
20/9/16 ダメージ計算追加、本文一部追記
はじめに
こんにちは。ぷらいむと申します。
2度目の投稿になります。
是非読んで頂けると幸いです。
不要の声が多ければ、削除いたします。
努力値、個体値、確定n発などの専門用語を用いています。
このポケモンについて
サザンドラサザンドラというポケモンは
所謂600族と呼ばれる高種族値を持つドラゴンタイプの1匹で、
高い特攻種族値から一貫性の高い悪技で負荷をかけていき、
また、特性と耐性からサイクル戦もこなすことが出来ます。
しかし、フェアリータイプにはとことん弱く、
対策されると思うような活躍が難しいポケモンでもあります。
今回考察する型について
今回は、採用率がランキングに入っていない(投稿時)毒技
ゲップを採用し、後投げされやすいアシレーヌやニンフィアなどに
高負荷を与え、また、普段ならサザンドラが倒されてしまう
フェアリー技に対しても、ロゼルの実を持たせることによって耐えて、
特攻を上昇させたまま突破しようというのがコンセプトになります。
ゲップという技は本来、きのみを消費した状態でないと
使うことが出来ませんが、ダイマックスすれば無条件で使うことが出来、
フェアリー技を誘い、ロゼルのみを消費出来れば、
ダイマックスが切れた後も打つことができます。
他の型との比較
サザンドラは、ポケモンホームの情報によりますと(投稿時)、
こだわりスカーフ持ちが半数を超え、
続いてこだわり眼鏡、珠、ラムの実、弱保...のように続いていきます。
半減実としてもパッチラゴン意識か、ハバンの実が多いようです。
汎用性に関しては流石にこれらの型に劣ります。
それぞれの良い点をまとめていきますと
- スカーフ
・ダイジェットを積まれたり、スカーフ持ちのドラゴン/ヒヒダルマ(ガラル)
に対する有利不利の逆転
・悪の波動による2割怯みの押し付け性能の強化
・蜻蛉返りによる対面操作
etc...
- 眼鏡、珠
・有利対面を取った際の高火力押し付けによる破壊力
・(眼鏡)サイクル戦に向いている
・(珠)ダイマックス時最大の火力補正アイテム
etc...
しかし、これらの型の共通する欠点として、
フェアリータイプ(特に水/妖複合)の後出しが
とても安定してしまうという点にあります。
例:特攻特化サザンドラの眼鏡悪の波動→H252アシレーヌ
25-30% 確定4発
普通のフェアリータイプであれば、ラスターカノンを採用することで、
確定2発に押し込むことが出来ますが、高い採用率を誇るアシレーヌには
簡単に受けられてしまいます。
スカーフの場合、交代読みで対面操作が出来ますが、
仕事を後続に任せることになります。
(勿論強力な動きではありますが...)
そこで、大きく誘うフェアリーに弱点を付けて、
副作用で特攻を強化できるダイアシッド(ゲップ)に注目しました。
- --
有利対面を作って、フェアリー勢に
後出しされる事を想定してみます。
有利対面時に悪巧みを積み、アシレーヌを後出しされた後
ダイアシッドを使うことにより、
+2育成論サザンドラのダイアシッド→H252アシレーヌ
94-111%(62.5%の乱数1発)
この際にダイマックスされたとしても、もう1発目は、
特攻がさらに1段回上がっていることにより、倒し切ることが出来ます。
そして、返しのダイフェアリーで基本は倒されてしまうサザンドラですが、
ロゼルの実を持たせることによって
特化アシレーヌのダイフェアリー→育成論サザンドラ
147-178%
なので、ダイマックスすれば急所に当たらなければ耐える事ができます。
最も、対戦でこの場面になってもフェアリー勢がダイマックスしてくる
ケースはむしろ少なく、また、特化ニンフィアのメガネハイボや、
同アシレーヌのムーンフォースは確定で耐えられますので、
サザンドラを場に残せるケースは寧ろ多いでしょう。
ところで、相手がチョッキ持ちの場合は、
ダイマックスのターンにダイマックスを合わせられると
打ち負けてしまうので、2ターン目にダイウォールをして、
後続に任せるのが無難です。
しかし、相手が甘えてダイマックスしないでダイアシッドを
入れられた場合は、低乱数で勝つ事が出来ます。
例1,
+2育成論サザンドラのダイアシッド→H252チョッキニンフィア
53-63%(108-128ダメージ。ニンフィアの最大HPは202)
返しのフェアリー技は急所でも体力満タンなら耐えます。
+3育成論サザンドラのダイアシッド→H252チョッキニンフィア
66-78%(134-158ダメージ)
ダイマックスで切り返されると高確率で負けますが、
残ったのはHPが僅かなチョッキニンフィアになります。
実は控えめ特攻特化ですと確定で倒す事が出来るのですが、
サザンドラとしての汎用性を落としてしまうのが難しい所です。
例2,
+2育成論サザンドラのダイアシッド→H252チョッキアシレーヌ
63-74%
こちらはフェアリー技を耐えて、返しのダイアシッドで確定です。
対面してしまった場合は基本的に勝つ事が出来ないのですが、
ダイアシッド→ダイウォールの後に後続をクッションにして、
再登場時にゲップでH252振りを半分くらい削る事ができるので
最終手段としてダイマックスする手はあります。
不明点があればコメント等で質問していただけると幸いです。
調整意図、構成について
- 特性
浮遊しかないので浮遊で確定です。
パッチラゴンのおかげで多い地面技を透かせます。
- 性格
蜻蛉返りなどの物理技を採用しないので攻撃下降補正。
確定欄では最速で採用するため、素早さに補正をかけています。
特攻に補正を掛け、特化すると、ニンフィアを確定で落とせるなど、
利点がない訳では無いのですが...
今回は おくびょう(攻撃↓素早さ↑) で採用します。
- 努力値
HP60,防御20,特攻172,特防4,素早さ252
調整が面倒な場合、又は火力を求めたい場合は
特攻252,特防4,素早さ252で大丈夫です!
- 実数値
HP175,攻撃99,防御113,特攻167,特防111,素早さ165
- 調整意図
HP
・定数ダメージの減る16n-1
攻撃
・イカサマ、自傷ダメージの減る最低値(拘る必要は薄いです)
防御
・攻撃特化はりきりパッチラゴンの逆鱗最大乱数切り耐え
(スカーフを持てないので保険です)
特攻
・余り
特防
・実数値の上がる端数振り
・ポリゴン2不在なのでDL調整はしてません。
素早さ
・最速
技
基本は確定欄の
ゲップ/流星群/悪の波動/悪巧み
を推奨します。
確定技
・ゲップ
今回のコンセプト技なので確定です。
採用理由は上記の立ち回りをする為です。
採用しない場合は別の型になってしまいます。
この技はきのみを消費しないと撃てない技なので、
ロゼルの実を消費していないときは
打たないように気を付けてください。
・悪巧み
悪巧みがないゲップだとどのフェアリーも倒せないので
確定です。ダイウォールとしても使う事が出来ます。
どうしても毒技の火力が欲しい時、
ダイウォールで自分のダイマックスを終わらせて、
ロゼルの実を消費した後ゲップを打つ事で
ダイアシッド以上の火力を出す事が出来ます。
優先技
・悪の波動
ほぼ確定技です。フェアリーを倒した後の悪技の通りは
非常にいいのである意味シナジーがあるとも言えます。
ダイアークで相手の特防を下げられるのも強いです。
・龍星群
サザンドラの最大打点で、やはり採用したいです。
ダイアシッドや悪巧みとのシナジーは最悪ですが、
ダイドラグーンの威力が最も高い技ですし、
サイクルに組み込む上で高負荷をかける事が出来ます。
ダイフェアリーを受けると着地してるポケモンへのダメージが
半分になるので注意しましょう。
選択技
・龍の波動
ダイアシッドや悪巧みとのシナジーを取るなら。
サイクルに重きを置かないなら、外しのない点や、
特攻が下がらない分優秀です。
流星群と選択になります。
・だいもんじ/かえんほうしゃ
対鋼。
上の技だとルカリオやアーマーガアに何も出来ないので、
採用してもいいかもしれません。
切るとしたら龍技でしょうか。
持ち物
・ロゼルの実
相手のフェアリー技を受けるためにはこのきのみが必須です。
消費できれば、通常技としてもゲップが打てるようになります。
状況によっては気合の襷なども考えられますが、
今回はロゼルの実で確定とさせていただきます。
ダメージ計算(与ダメ)
欲しいダメージ計算がありましたら、
コメント欄にお願いします。
・ダイアシッド(ゲップ由来) 威力95
打つたびに特攻が上がるので、乱数の確率は
あくまで目安と捉えてください。
H252アシレーヌ 48-56% 乱数2発(84%)
H252ニンフィア 39-47% 確定3発
H252オーロンゲ 62-74% 確定2発
H252マタドガス(ガラル) 38-45% 確定3発
→等倍ですが、悪巧み出来ていればダイマを
切られなければ押し切れるでしょう。
H252ピクシー 54-63% 確定2発
→特性天然によって特攻上昇が無効化されてしまうため、
ダイマックスをされてしまうと
悪巧みからの2連ダイアシッドを耐えられ、
ムンフォ→ダイフェアリー で処理されてしまいます。
その為、起点がピクシーの場合は交代読みで
ダイアシッドを撃つ必要があります。
それが決まれば即ダイマックスを切られたとしても
通常にダイアシッド→ダイマックス状態にダイアシッド2連
で倒すことができます。(ダイフェアリーは耐えます)
通常技のゲップの威力は120なので、この計算の1.2倍くらい入ると
思ってくれればokです。
・あくのはどう
H252ナットレイ 31-37% 乱数3発(77%)
H252ヒートロトム 38-45% 確定3発
H252ギルガルド(シールド) 57-68% 確定2発
無振りアイアント 83-99% 確定2発
少し火力不足が目立ちます...
・りゅうせいぐん
無振りパッチラゴン 164-196%
無振りオンバーン 165-195%
無振りウーラオス(いちげき) 87-103% 乱数1発(25%)
H252ヒートロトム 61-73% 確定2発
無振りリザードン 76-90% 確定2発
無振りカビゴン 40-47% 確定3発
無振りハピナス 23-28% 乱数4発(96%)
悪巧みがあっても、数値受け勢は厳しいです。
ダメージ計算(被ダメ)
フェアリー技は半減受けのダメージです。
特化アシレーヌのダイフェアリー 134-158%
特化マリルリのダイフェアリー 165-196%
特化マリルリの鉢巻じゃれつく 172-203%
→ 12%の乱数でダイマ貫通
特化マタドガス(ガラル)のワンダースチーム 78-93% 確定2発
特化オーロンゲのソウルクラッシュ 82-97% 確定2発
→彼らのフェアリー技は追加効果が厄介です。
特化パッチラゴンの逆鱗 171-202%
→6%の乱数でダイマ貫通
C特化オンバーンのダイドラグーン 121→144%
特化ヒートロトムのボルトチェンジ 16-18%
→2回くらうとアシレーヌのダイフェアリー耐えが怪しくなります。
C252振りリザードンのダイジェット 52-61%
A252ウーラオス(れんげき)のインファイト 124-148%
A252珠アイアントのであいがしら 161-191%
運用
相手に先に展開されると、スカーフなどの補強が
ない分、押し負けがちですので、
先発起用する、釣り交換をするなどして、有利対面を
作ってあげる事が大切になります。
有利対面の例...
ウォッシュロトムヒートロトムカットロトムヌオーソーナンスその他弱点を突かれない超霊etc...
相手にフェアリータイプがいる場合、かなりの確率で後出しして
来ると思うので、それに合わせて悪巧みし、
ダイアシッドで崩していきましょう。
引かなかった場合は悪巧みを積める機会が増えるので
問題ありません。
数値受けの相手は苦手なので、そのような相手は他のポケモンで
見るか、選出を控える方が良いでしょう。
ミミッキュに対しては本当に何も出来ないので、
禁止されている今のうちに使って上げてください。
相性の良い味方
フェアリータイプと対面してしまった時のための引き先として、
ドヒドイデやギルガルド(シールド)が、相方の鉄板とはいえ優秀です。
特殊の方が高火力技を受けるので特防に特化してあげると、
使いやすいです。
後は特殊の数値受けの多くに強いウーラオス(れんげき)などが、
相性が良いと思われます。
最後に
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
おそらく変態寄りな型ではあると思いますが、
是非使っていただけると幸いです。