この育成論をご観覧いただくにあたって
- HPをH、こうげきをA、ぼうぎょをB、とくこうをC、とくぼうをD、素早さをSと表記するなど一部非公式用語を使用します。
- ダメージ計算はダメージ計算SS様を使用しました。
- 相手のポケモンは全て理想個体を想定しております。
- タスキハッサム論はすでに投稿されていますが、コンセプトと、努力値調整が違う為、フォークせずに投稿させてもらいます。
ご挨拶
こんにちは!kzkです。つい先日楽しい事があり未だウキウキしています。笑
今回は僕が好きすぎてたまらない。orasからずっと使っている僕にとっての一番の相棒、ハッサムハッサムを剣盾環境に合うように徹底考察してみました!みなさんに是非ハッサムの魅力を知ってもらいたいです。
ハッサムについての考察
まず、種族値や特性、タイプ等を見ていきましょう。
- ハッサムハッサム
タイプ→はがね むし
種族値→70:130:100:55:80:65
特性→テクニシャン、むしのしらせ、ライトメタル(夢)
- タイプ・種族値
はがね、むしの組み合わせはどくを無効化、くさ、ノーマル、エスパー、こおり、ドラゴン、フェアリー、むし、はがねを半減以下と、計9タイプを半減以下で受けられるのに対して弱点は4倍ながらほのおだけと優秀なタイプ組み合わせです。ただ、ほのおタイプの技は使用率が高く、ハッサムは特別耐久が高いわけではない為、そのほとんどは耐えれませんし、Sが高いわけではないので上から倒しやすいです。前作ではメガ進化による耐久UPにより、不意のめざ炎くらいは耐えてました…
この組み合わせは他にアイアント、ゲノセクトなどがいます。
そして種族値。
タイプと合わせると物理耐久はとても高めですが、特殊耐久は並程度です。A130から物理アタッカー向きなのは予想が付きますが、通常火力だと若干火力不足気味で、高火力アタッカーとして使うのであれば、火力補正アイテム、又は積み技が必要と思われます。
- 特性
特性は3つですが、このうちよく使われる実用的な特性はテクニシャンのみ。テクニシャンは威力60以下の技の威力が1.5倍になるというもの。テクニシャン強化のバレットパンチはハッサムの大きな魅力です。
残りのむしのしらせは、HPが3分の1以下になるとむしタイプの技が1.5倍になりますが、むしタイプの技の一貫性が悪すぎてあまり使われておらず、ライトメタルは体重が軽くなりますが、特に役立つ場面がありません…
- 技
ハッサムは剣盾にて、技むしくい、はたきおとす、はねやすめ等を失い、新たにダブルウィングを手に入れました。はねやすめを失ったのはとても大きいです…
- 環境の変化による影響
→ダイマックスの実装
剣盾では、ダイマックスという新たな要素が追加されました。
ハッサムのダイマとの相性はあまり良くないと考えております。
理由は
・半端なs
・特性と噛み合わない
の2つです。ただし、ダイマエースとしての採用は厳しいだけで、ダイマを切る場面がないわけではないです。その判断は慎重に行ってください。
(不一致炎技なら火力お化けでもない限りダイマすれば耐えれるので)
だだ、ダイマの実装で、バレパンで倒せた相手も倒せなくなり、事実上、弱体化しました。
→メガ進化没収
ハッサムが前世代でよく見られたのはメガ進化があったから。メガ進化のおかげで耐久力、攻撃力共に大幅に上がり、剣舞を積んだ時の先制技バレットパンチの威力は他の先制技と比べ、類を見ないほど高く、この火力の虜となった人も多いですよね??
でもこれがなくなり、大幅に弱体化しました…
→フェアリータイプのマジフレ習得
今までハッサムの役割対象としてフェアリータイプがよく知られていて、メガ進化があるときはめざパくらいは余裕で耐えていたため、完全に起点にしていました。しかし、メガ進化没収もあり、フェアリーのマジフレ習得もあり、フェアリーの前で積めにくくなってしまいました…
環境を見ると結構逆風ですね…(T . T)
これらを前提として、型の考察に入りましょう!
型はいくつか考察します!
対面性能重要視ver
- 調整・持ち物
調整:いじっぱり H4 A252 S252
持ち物:気合いのタスキ
ASぶっぱしました。
これで最速H4マリルリ(持ち物での火力補正なし)にお互いダイマなしで対面で勝てます!
持ち物は炎技等のハッサムを一撃突破される技を耐えるためです。これで今は亡きエースバーンや、ウルガモスを安定突破できます。
(ウルガモスは読みの問題もありますが)
- 技構成
- 確定枠
・バレットパンチ
・ダブルウィング
バレットパンチはハッサムのメインウェポンとなり、フェアリーへの役割を持ったり、対面性能を上げる為確定。
ダブルウィングは環境によくいるウーラオス(いちげき)ウーラオス(れんげき)やウルガモスへの打点になり、こちらも確定。
- 選択枠
・きしかいせい
・カウンター
・どろぼう
・でんこうせっか
タスキと相性がよいきしかいせい、同じくタスキと相性がよく、物理炎を確実に潰せるカウンター、今はいないですがドラパルト意識のどろぼう、バレバンが通らないときのでんこうせっかから選択ですね。
- 立ち回り方、有利対面、不利対面
有利対面は突っ張って大丈夫です。不利対面は後ろに受けれるポケモンがいる場合は引いてください。
サイクル意識ver
- 調整・持ち物
調整:いじっぱりHAぶっぱのこりB
持ち物:オッカの実
Hに振って攻撃を耐える回数を増やしてサイクルを回す型です。オッカなのは役割破壊の炎技でサイクルが崩壊するのを防ぐ為。
おすすめの相方はキングドラ!クイックターンで負荷をかけられます。
- 技構成
- 確定枠
・バレットパンチ
・とんぼがえり
バレットパンチはサイクルをし相手がだんだん削られて確定圏内に入ったときにとどめを刺すときに使います。
とんぼがえりはサイクルするための技。ハッサムのとんぼがえりの負荷は他のポケモンと比べて大きいです!
- 選択枠
・つるぎのまい
・ダブルウィング
・ちょうはつ
つるぎのまいはサイクルしながら相手を削り、有利対面をつくっていく中でここぞというときにつめれば、一気に無双するのを狙えます。この戦術はメガハッサム時代に似てますね。
ダブルウィングはおもにウーラオス(いちげき)メタ、ちょうはつは耐久型意識で、起点にする為です。
- 立ち回り
この型は相手が高火力炎技を持っていなければ基本安定して、とんぼやバレパンを打てます。
耐久型はこの型で積ませにはいけないので、とんぼでひきましょう。
大まかな立ち回りはあのテンプレメガハッサムと同じですが、くれぐれも耐久に過信しないように…
テンプレ鉢巻型
こちらの育成論を参考にさせて戴きました。
→ 育成論ソードシールド/1253
- 調整・持ち物
調整:勇敢HAぶっぱ残りB
持ち物:こだわり鉢巻
個体値→s0
鉢巻バレパンの火力を意識した型です。鉢巻とんぼでゴリラも飛ばせます。
最遅にすることで、カバルドンのあくびループを抜けることができます。
- 技構成
ほぼこの4つで確定です。
バレットパンチ
とんぼがえり
ダブルウィング
ばかぢから
バレパンやとんぼはタイプ一致メインウェポン。ダブルウィングはウーラオス(いちげき)対策、ばかぢからはポリゴン2、カビゴン意識。
- 立ち回り
基本的に鉢巻バレパン2発で落とせるならバレパンで突っ張って、落とせないけど、相手の攻撃を耐えるのであればその他の技を打ちます。
炎タイプはこの型だと無理なのでサイクルで受けましょう。
相性の良い味方
少し前にも述べましたこの4匹が特に相性が良いです。
- トリトドントリトドン
お互いの弱点をカバーし合えるポケモンです。
対面性能が高く、使いやすいです!
(配布もされたし)
- ガマゲロゲガマゲロゲ
すいすいアタッカーで、トリトドンと同じくお互いの弱点をカバーし合えるポケモンです!アタッカーとしての性能が高いs6でゴリランダーが消えたおかげで使いやすくなっています!
- ヌメルゴンヌメルゴン
特殊耐久力が高く、ハッサムが弱い特殊炎技を安定して受けられ、相性補完も優れているポケモンです!
- キングドラキングドラ
この中で一番おすすめです!雨下のすいすいアタッカー性能、クイックターンでのサイクル性能があり、とても使いやすいです!また、お互いの弱点をカバーし合える仲でもあり、受けやすいです!
僕もこの組み合わせで使っていましたが、使用感抜群です!
相方のキングドラの調整
→ 育成論ソードシールド/1166
命の珠持ちだとダイマ無振りパッチを確定で落とせるのでおすすめです!
苦手なポケモンとその対策
- 特殊炎タイプ
シンプルに相性で受けるのがおすすめです。上記のポケモンがおすすめ。
- 水、フェアリータイプ
フェアリータイプでもはがねを等倍で受けられる為、ハッサムの役割対象にしづらく、相性の良いポケモンと合わせても一貫しやすい厄介なポケモンたちです。
おすすめなのはドヒドイデ、ドククラゲ、炎が一貫しますがモロバレルあたりです!
与ダメージ計算
積んでいない状態で計算しているので、
鉢巻→ダメージ1.5倍
剣の舞1回→ダメージ2倍
剣の舞2回→ダメージ3倍
剣の舞3回→ダメージ4倍
と、考えておいてください。
- バレットパンチ
H4エースバーン 23.0〜26.9% 中乱数4発
(炎タイプ時)
H4トゲキッス 72.0〜86.9% 確定2発
H4ドラパルト 43.9〜51.8% 低乱数2発
H252輝石ポリゴン2 21.8〜26.5% 低乱数4発
H4ミミッキュ化けの皮ダメ込み
114.5〜135.8% 確定1発
H4パッチラゴン 18.7〜22.4% 高乱数5発
H252アシレーヌ 39.0〜46.5% 確定3発
H4ウーラオス(いちげき) 32.9〜39.2% 高乱数3発
H4リザードン 22.0〜26.6% 低乱数4発
- とんぼがえり
基本ダメージ狙いで撃たないので火力の程度をしめすだけなので少なめ。
H4ゴリランダー 82.9〜98.8% 確定2発
物理特化カバルドン 19.5〜23.7% 高乱数5発
H252輝石ポリゴン2 25.5〜30.2% 確定4発
物理特化ブラッキー 44.5〜53.4% 低乱数2発
物理特化輝石ラッキー 23.8〜28.5% 高乱数4発
- ダブルウィング
H4ゴリランダー 95.4〜113.6% 高乱数1発
H4ウーラオス(いちげき) 88.6〜104.5% 中乱数1発
被ダメージ計算
タスキ型はタスキで耐えれる為、全てH252B4ハッサムで計算しています。
エースバーンの火炎ボールなど、わかりきった計算は書きません。
補正なしA252ドラパルト
ゴーストダイブ 41.2〜49.1% 確定3発
ダイホロウ 59.3〜70.0% 確定2発
C無振り かえんほうしゃ 92.6〜110.7% 乱数1発
補正なしA252ミミッキュ
ゴーストダイブ 33.8〜40.6% 確定3発
ダイホロウ 49.1〜58.1% 乱数2発
補正ありA252マリルリ
アクアブレイク 50.8〜59.8% 確定2発
ダイストリーム 76.2〜90.3% 確定2発
補正ありC252ポリゴン2ダウンロード込み
ほうでん 44.0〜51.9% 乱数2発
ダイサンダー 71.1〜84.1% 確定2発
補正ありC252ニンフィア
マジカルフレイム 115.2〜135.5% 確定1発
おわりに
僕はポケモンでレート対戦をやり始めた時の相棒がハッサム(メガハッサム)だったのでこのポケモンには特別な思いがあります。あの赤色に輝くメタルボディ、たまらないですよね!
ハッサムは環境に逆風と言われていますが、結構使いやすいですよ!是非使ってみてください!!
お詫び
この度は大変申し訳ございませんでした。
今後とも最善を尽くしていくのでどうかよろしくお願いします。
更新
- 9/27
文章構成を見直して大きく変更し、対面性能重視の型を書き入れました。
- 10/2
サイクル意識の型を追記しました。
- 10/6
鉢巻型を追記しました
- 10/9
ダメージ計算を追記しました。