はじめに
2回目の投稿となります。ガリエと申します。
拙い文章ですが最後まで読んでいただけると幸いです。
- 本論では、 HP=H こうげき=A ぼうぎょ=B とくこう=C とくぼう=D すばやさ=S ダイマックス=DM 等々の略語を使用します。
- ダメージ計算は『ダメージ計算SS』を使用します。いつもありがとうございます。
- 本論はシリーズ6に於いての考察となるので、シリーズ6での使用不可ポケモン(ドラパルトエースバーンポリゴン2等)に関しては一切触れていません。ご了承ください。(来シーズンも需要がありそうであれば修正して投稿します。)
- 特に断りがない限り理想個体とします。
- 投稿者の性格上、度々追記や修正が入る事があります。(本論の根本的な修正はしないつもりです。)
- 不明点がございましたらコメントにてご指摘いただけると助かります。
以上の事をご了承の上、読んでいただきますよう宜しくお願い致します。
ジュラルドンの魅力について
第8世代より登場した合金ポケモン。ジュラルミンとドラゴンを掛け合わせたネーミングですね。
剣盾やアニポケ、薄明の翼でもキバナさんのエースとして登場します。(ファンアート等でのキバナさんのパートナー枠はヌメラ系統とナックラー系統が殆どですけどね。可哀想なジュラルドン。)
個人的には見た目もかっこよくて好きです。
特殊技打つ時の顔はちょっと怖いですが。段々可愛く見えてきますけどね。
つい最近第2弾が終了した吉野家とポケモンのコラボ「ポケ盛り」では名前に「ドン」が入るポケモン(リザードンドサイドンドンカラストリトドン等。例外でピカチュウ)のフィギュアがセットになっていたのですが、ジュラルドンはラインナップにありませんでした。第3段は期待してますよ??
(と言ってもフィギュア化していないのはジュラルドンタンドンやキメラパッチルドンウオチルドンと、ビジュアルに難がある奴らばかり)
<追記>
先日発売開始した第3段にてジュラルドンがラインナップされました!!6個買ってパッチルドン3体、ウオチルドン2体、ジュラルドン1体と微妙な引きですが狙っていたジュラルドンを入手できたので満足です。欲を言えばガラルヤドンも欲しい
種族値は70-95-115-120-50-85 (計535)と、ポリゴンZドサイドンオンバーン等と並ぶ535族です。Aを40くらいDに分けて欲しい
耐久面、特にB種族値115とかなり優秀で、生半可なタイプ不一致弱点は軽々と受けることが出来ます。
Dは50のみと心許ないと思われがちですが、鋼・ドラゴンタイプのジュラルドンの弱点である格闘・地面はどちらも物理メインで特殊は優秀な技が少なく、優秀なポケモンも少ないタイプとなっています。
DMする事も含め、このジュラルドンを確定1発で落とすのは物理であれ特殊であれ極めて困難であるのです。
上述の通り、ジュラルドンは鋼・ドラゴンの珍しい複合タイプです。現時点ではジュラルドンとディアルガしかこの複合タイプを持ち併せておらず、対戦環境では唯一無二の複合タイプとなります。
弱点も地面・格闘のみと、ドラゴンタイプながら本来のドラゴンタイプの弱点(ドラゴン・こおり・フェアリー)を全て等倍で受けられる、かなり優秀なタイプをしています。ドラゴンタイプが止まりがちなフェアリータイプに対しても役割を持てるドラゴンタイプはジュラルドンだけの特権と言えます。
以上の事から、脳筋アタッカーパッチラゴンオノノクスリザードンには無い、受けながら倒すという新しい角度からの突出したDM適正を持っているポケモンであると言えます。
採用理由と役割
シリーズ6に於ける対パッチラゴンを特に意識した中速特殊DMエースです。
※本論のジュラルドンはキョダイマックス個体ではありません。ご注意ください。
与ダメージにて詳細に記述していますが、鋼・ドラゴンを弱点とする相手は言わずもがな、等倍で通せる相手もほぼ確定1発で落とすことが出来ます。
サザンドラとの差別化
パッチラゴンを上回るSを持ち、且つDMパッチラゴンを命の珠を持たせることで確定1発で落とせるポケモンは他にもサザンドラが挙げられます。(オンバーンフライゴンはジュラルドンサザンドラより更に高いSを持つもDMパッチラゴンに対してはあと一歩火力が足りない)
明確な差別化点として、
見た目のかっこよさ- ジュラルドンはタイプ的にフェアリーに打点があり、対してサザンドラはフェアリーに滅法弱い
- ジュラルドンはサザンドラの使えない変化技(光の壁/リフレクター/ステルスロック)を扱え、さらに徹底光線での自主退場により器用に立ち回れる
- ジュラルドンはサザンドラの使えない反射技のミラーコートを覚えられるため、特殊アタッカーを出しづらくさせられる
etc.....
純粋なアタッカー気質の戦闘民族サザンドラ
様々な立ち回りが出来る器用なジュラルドン
以上のことから、明確な差別化とさせていただきます。
特性
有用な特性が無いため、ライトメタルで軽くしておきましょう。相手がけたぐりや草結びを持ってる事はあまりないですが。正直なんでもいいです
持ち物
命の珠で確定とします。
(※DMしないスカーフパッチラゴンが増えた場合のみ、こだわりスカーフも候補に上がります。張り切りで命中不安なので流行る気配はありません。)
性格・努力値と調整
- 性格:臆病(S↑ , A↓)
後述の努力値と併せて最速パッチラゴンを抜くため、臆病で確定とします。
調整意図
例えば、ジュラルドンを最速にする事でウーラオス(いちげき)ヒヒダルマ(ガラル)マンムーホルード等を抜く事が可能です。しかし、彼らをはじめとした中速アタッカーはスカーフ/襷/チョッキを持っている事が殆どです。
これらのポケモンと対峙すると、最速にしていても
抜けないor抜いても1発で落とせない
と言う事が多いです。
となると、コンセプトである最速パッチラゴンを抜き、残りをBに振るのが良いかと思います。
以上が最速にしない理由です。
勿論最速にすることでスカーフ持ち以外は抜けるようになるので、パーティと要相談。
その他調整案
S.Oさんからのご提案です。
ありがとうございます。
- 努力値:H4 / B60 / C252 / D12 / S180
- 実数値:H146-A×-B143-C172-D72-S140
パッチラゴン対策を踏まえつつ、キュウコン(アローラ)を意識し特殊面をほんの少し厚くした調整となっています。それにより、性格補正なしC252キュウコン(アローラ)(キュウコン(アローラ)の95%が臆病)の吹雪+あられを確定3発で耐えることが出来ます。(HD無振りジュラルドンは乱数2発)
現時点でキュウコン(アローラ)の採用率は31位と決して高くはないですが、もし増えて来るようであれば一考の価値があると思います。
技構成
{技の威力(命中率)/DM時の威力}
<確定技>
- 流星群{130(90)/140}
☞一致メインウェポン1。パッチラゴンへの遂行技
これを読んでフェアリーに引かれる事も多いので注意が必要です。ダイドラグーンとして相手に打つことで、相手を確定1発で落とせなくとも相手のAを下げ、相対的に耐久を上げることが出来ます。
- 徹底光線{140(95)/140}
(※漢字は表記ぶれが多いので投稿者が1番しっくり来るこれで本論を進めていきます。)
☞一致メインウェポン2。ドサイドンや自主退場したい時に。流星群を読んだ相手のフェアリー引きへもぶっ刺さります。
注意点として、DMしても威力が変わらないです。半分削られるデメリットを厭わない場合はDMしないのもひとつの手です。
ダイスチルとして相手に打つことで、自身のBを底上げして更に硬くなります。ダイスチルとダイドラグーンを等倍で受ける相手であればダイスチルを打つことをオススメしたいです。
<候補>
- 雷 or 10万ボルト
雷{110(70)/140}
10万ボルト{90(100)/130}
☞不一致サブウェポン1。アシレーヌリザードン連撃ウーラオス(いちげき)等への遂行技。どちらもDMで扱う場合は無振りアシレーヌを確1で落とせます。DMが切れた後の安定性を選ぶなら10万ボルトで。
- 悪の波動{80(100)/130}
☞不一致サブウェポン2。ピンポイント気味ですがギルガルド(シールド)サニーゴ(ガラル)等への遂行技として。(シリーズ6は悪技の通りがあまり良くない)
- ソーラービーム{120(100)/140}
☞不一致サブウェポン3。こちらもかなりピンポイントですがドサイドントリトドン等への遂行技として。DMが切れた後の使い勝手の悪さから、優先度は低めです。ドサイドンが重い場合に。
- 光の壁 or リフレクター
☞自身の耐久upや、クレッフィの様に徹底光線による自主退場で後続に繋げることも出来ます。(自身で思い切り殴れるのでクレッフィとの差別化は出来ています。)個人的にはこれが1番しっくり来ます。
- 電磁波
☞Sの高い相手の上を無理矢理取ったり、死期を悟った時に後続に繋ぐため。命中不安なことと、パッチラゴンや地面タイプに通らない点には注意。
- ステルスロック
☞電磁波と同じく、死期を悟った時に。相手の襷を潰せます。リザードンウルガモスモスノウには半分も削れる言わずと知れた意地悪技です。
立ち回り例
基本的にはDMをして戦います。
特にパッチラゴンを意識していますが、C種族値120もあり、かなり幅広い範囲を見ることが出来ます。
しかし、技範囲が狭く攻撃技が読まれやすい点には注意が必要です。ドラゴンなんだから炎くらい吐いて欲しいです
DMが切れた後でも光の壁、リフレクター、電磁波、ステロ等で補助しつつ徹底光線で自主退場し、後続に繋ぐ動きをする事が出来ます。
与ダメージ計算
<こちらDMジュラルドンCぶっぱ珠持ち性格補正なし>
※相手がDMした場合は基本的に半分のパーセンテージとなります。
※相手が「突撃チョッキ」を持っていた場合は基本的に0.75倍のパーセンテージとなります。
※『ポケモンHOME』に掲載されている使用率ランキング上位のポケモンを仮想敵とします。
※特に指定のない場合、相手は耐久無振り、持ち物無し、性格補正なしで計算させていただきます。(仮想敵の型は多岐に渡り、それら全てを計算する事が困難な為です。ご了承ください。)
※ご要望があれば随時計算を追記します。
- ダイドラグーン(基流星群)
※下述するダイスチル(基徹底光線)も威力が変わらないため、鋼・ドラゴンタイプをどちらも等倍で受けるポケモン、及び、どちらも半減で受けるポケモン(特に鋼タイプ)に関してはこちらで併せて参考にしてください。
・パッチラゴン 238.1~280.6% 確定1発
※相手のDMに関わらず、流星群でも確定1発です
・サザンドラ 192~228.7% 確定1発
・連撃/一撃ウーラオス(いちげき) 125.7~149.1% 確定1発
・各種ロトム 112.0~132.0 確定1発
・カビゴン 58.2~68.5% 確定2発
・ポリゴンZ 116.8~137.5% 確定1発
・リザードン 109.8~130% 確定1発
・ホルード 114.3~135.0% 確定1発
・ラプラス 74.6~89.2% 確定2発
・トリトドン 93.0~109.6% 中乱数1発(56.2%)
・ギルガルド(ブレード) 93.3~109.6% 中乱数1発(62.5%)
・ギルガルド(シールド) 40.7~48.8% 確定3発
・ハッサム 60~71.7% 確定2発
・ナットレイ 43.6~51.6% 確定3発
・アーマーガア 47.9~57.2% 高乱数2発(91.4%)
・アイアント 96.9~114.2% 高乱数1発(87.5%)
- ダイスチル(基徹底光線)
※徹底光線でも威力は変わりません。
・ハドロドサイドン 185.7~219.4% 確定1発
・DMハドロドサイドン 92.8~109.7% 中乱数1発(62.5%)
・オーロンゲ 220.0~258.2% 確定1発
・サザンドラ 96.4~114.3% 高乱数1発(81.2%)
・ニンフィア 139.4~165.2% 確定1発
・HD252ニンフィア 98.0~115.8% 高乱数1発(87.5%)
DMハードロックドサイドンは中乱数の為、先にダイドラグーンを打つことをオススメします。
※候補技のサブウェポンの為、少しだけになります。ご了承ください。
- ダイサンダー(基雷)
・アシレーヌ 112.2~132.2% 確定1発
・H252アシレーヌ 93.0~109.6 中乱数1発(56.2%)
・HD252アシレーヌ 76.4~90.3% 確定2発
・マリルリ 133.7~158.8% 確定1発
・連撃ウーラオス(いちげき) 168.0~198.8% 確定1発
・アーマーガア 129.4~153.1% 確定1発
・ラプラス 100~119.0% 確定1発
・H252ラプラス 86.4~102.9% 低乱数1発(25.0%)
・リザードン 146.4~173.2% 確定1発
- ダイアーク(基悪の波動)
・ギルガルド(シールド) 102.2~121.4% 確定1発
・輝石サニーゴ(ガラル) 90.3~108.1% 中乱数1発(50%)
・輝石H252サニーゴ(ガラル) 39.5~46.7% 確定3発
・ナットレイ 54.3~64.4% 確定2発
- ダイソウゲン(元ソーラービーム)
・ハドロドサイドン 248.4~293.6% 確定1発
・ハドロHDドサイドン 149.5~177.4% 確定1発
・トリトドン 248.9~293.5% 確定1発
被ダメージ計算
<こちらDMジュラルドンB76振りD無振り性格補正なし>
※ジュラルドンのDMが切れていた場合はパーセンテージが2倍になります。
※光の壁/リフレクターを貼っていた場合はパーセンテージが半分になります。
※特に指定のない限り、相手はACぶっぱで計算します。
※『ポケモンHOME』に掲載されている、使用率ランキング上位のアタッカー気質のポケモンのみを掲載します。その他ご要望があれば随時計算を追記します。
※『ポケモンHOME』にて掲載されている、性格が陽気/臆病が半数を占めている場合を除き、性格補正ありで計算します。
※『ポケモンHOME』にて掲載されている、使用技上位4位、且つジュラルドンに半減で受けられない技のみ計算します。
※改行で読みづらくなるのを避けるため、長い技名は略記し読みやすい様にしてあります。略記した技が分からない場合はコメントにてご質問ください。
- 陽気張り切り珠パッチラゴン
・逆鱗 48.2~56.8% 高乱数2発(90.6%)
☞ダイドラグーン 55.5~65.8% 確定2発
・炎の牙 17.5~20.6% 超低乱数5発(1.0%)
☞ダイバーン 32.4~38.2%
☞晴れ時ダイバーン 47.9~56.8%
ダイバーン連打で確定3発
- 意地ドサイドン(弱保発動で2倍になります)
・地震 57.9~68.2% 確定2発
☞ダイアース 74.4~87.5% 確定2発
- 陽気連撃/一撃ウーラオス(いちげき)
・インファイト 58.6~70.3% 確定2発
- 力持ち陽気ホルード
・地震 57.9~68.9% 確定2発
☞ダイアース 75.1~89.6% 確定2発
- 力持ち意地マリルリ
・アクアジェット 6.2~7.2% 確定17発
☞腹太鼓時 23.7~28.2% 超高乱数2発(94.8%)
・じゃれつく 27.2~32.4% 確定4発
☞腹太鼓時 107.9~127.2% 確定1発
- 控えめアシレーヌ
・ムーンフォース 46.8~55.8% 確定2発
☞ダイフェアリー 64.1~75.8% 確定2発
- 臆病リザードン
・ブラストバーン 67.2~78.6% 確定2発
☞猛火発動時ブラバ 100.3~118.2% 確定1発
※基ブラストバーンのダイバーンも同じ威力
- 臆病サザンドラ
・流星群 64.1~75.5% 確定2発
☞ダイドラグーン 68.6~81.0% 確定2発
・悪の波動 39.6~46.8% 確定3発
☞64.1~75.5% 確定2発
- 控えめヒートロトム
・オーバーヒート 62.0~73.4%
・C2段階下降オバヒ 31.3~37.2%
オーバーヒート連打で確定2発
☞ダイバーン 67.2~78.9%
☞晴れ時ダイバーン 100.3~118.2%
ダイバーン連打で確定2発
- 控えめフェアリースキンニンフィア
・ハイパーボイス 53.1~63.1% 確定2発
・マジフレ 24.8~29.3% 超高乱数4発(99.9%)
☞ダイバーン 42.7~50.6%
☞晴れ時ダイバーン 64.4~75.8%
ダイバーン連打で確定2発
・シャドボ 46.8~55.8% 高乱数2発(76.1%)
☞ダイホロウ 75.8~90.0 確定2発
・A無振り影討ち 8.6~10.6 確定12発
・吹雪 40.6~47.9%
霰ダメージ込で超低乱数2発(5.8%)
まとめ
いかがでしたか?本論のジュラルドンの魅力は伝わったでしょうか?改めて強みをまとめますと
- 環境トップのパッチラゴンに滅法強い
- 本来ドラゴンの不得意なフェアリーにも強い
- 優秀タイプ+高耐久による突出したDM適正
- DMしない相手を軽々と落とす高火力
と言うのが、本論のジュラルドンになります。
現環境にかなり刺さっていると思います。
是非、使ってみてはいかがでしょうか。
コメントや評価をいただけるとモチベーションにつながりますので、是非よろしくお願いします。
意見や提案をくださる皆様のおかげで、本論は投稿当初よりも更に濃密なものになって来ており、投稿者としてはとても嬉しいです。ありがとうございます。
宜しければ初投稿も併せて読んでいただけると幸いです。ネタ寄りですがかなり面白いものとなっています。育成論ソードシールド/1708
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
※追記報告(機微な調整は報告致しかねます)
20/9/6 調整意図を追記致しました。
20/9/7 候補技(ソラビ)を追記致しました。
20/9/7 ソラビのダメ計を追記致しました。
20/9/8 その他調整案を追記致しました。