はじめに
- HP/攻撃/防御/特攻/特防/素早さをH/A/B/C/D/Sとするなどの略称を用います。
- 種族値、努力値といった非公式用語を用います。
- この育成論に登場するポケモンは全て理想個体を前提としています。
- 不備質問等がございましたらコメントにてお願いします。
- ダメージ計算はポケマス様のサイトで行なっております。
採用理由と役割
キョダイインテレオンの見た目に惹かれて使いたいと思ったので採用しました。後は水タイプの高速高火力アタッカーがパーティに欲しかったからです。
キョダイマックスのメリット
キョダイと通常のインテレオンの差異は、ダイマックス技にあります。キョダイインテレオンは水のダイマックス技がダイストリームからキョダイソゲキになります。
- 通常インテレオン(ダイストリーム)
元の技によって威力が変動します。
ねっとう、なみのり→130
ハイドロポンプ→140
ハイドロカノン→150
になります。
また、追加効果で雨を降らせることができるので、2回目以降の威力が上昇します。
- キョダイインテレオン(キョダイソゲキ)
元の技に関係なく威力160となりますが、雨を降らせません。また、相手の特性の影響を受けずに攻撃できます。
例えば、ミミッキュの「ばけのかわ」や、ジバコイルの「がんじょう」に阻害されることなく攻撃できます。また、エレザードの「かんそうはだ」や、トリトドンの「よびみず」など、水技を無効化する特性は数多く存在しますが、それらの影響も受けません。
来シーズンからは、特性を無効化して攻撃できることの大きな利点である、ばけのかわ貫通がミミッキュ使用不可により無くなってしまいます。ですので現在ほどの活躍は見込めませんが、貴重なダイマターンが無駄になる事態をある程度防げるのは十分に強効果といってよいでしょう。
そして、160という高威力にも注目です。
ダイストリームでも2回目以降はこれ以上の威力が出せますが、相手がダイジェット持ちだと雨状態の恩恵を受けずに倒されてしまうこともあります。
ターン2
- ダイジェットによりS関係が逆転。リザードン:ダイジェット、ダイソウゲンなど
というように対面で負けてしまうことがあります。
となりノーダメで突破できます。
これはあくまで一例にすぎませんが、天候の力なしにこれだけの火力を出せるのもキョダイソゲキの強みといえるでしょう。
また、一概に利点といえるかは諸説ありますが、雨を降らせないことでこちらのポケモンが使う炎技の威力を下げない(相性のいいポケモンの選択肢を狭めない etc.)という考え方もできます。
持ち物
きあいのタスキです。
元々耐久がないというのもありますが、特性げきりゅうとも相性がいい点もポイントです。
性格・努力値と調整
性格はおっとりです。
来シーズンではエースバーンは使えなくなるので最速にする必要は薄いと感じました。
ちなみに最速で抜けて準速で抜けない主なポケモンはエルフーンチラチーノルガルガン(たそがれ)ゲンガーライチュウ(アローラ)キュウコン(アローラ)などです。
努力値はCSぶっぱと余りAです。耐久面はタスキに任せているので火力特化で構いません。
技構成
- 確定欄
なみのり
命中、威力ともに安定しているので優先度は高いです。激流状態の威力は約200。
アクアジェット
激流のおかげでタスキ発動後の威力は90になります。また、キョダイインテレオン時は威力160の物理技となりますが、役割破壊できるほどのパワーはありません。
れいとうビーム
主に水技が半減される、草、ドラゴンタイプに打ちます。霰状態になるとタスキが潰れてしまう恐れがあるので注意です。
こらえる
タスキとの相性が良い、ダイウォールとして使えるので採用しました。うまく使えば1匹で相手のダイマターンを全て枯らすことも可能です。
- 選択技
ねっとう ハイドロポンプ ハイドロカノン
なみのりとの選択です。
あくのはどう
ダイアークの追加効果が優秀ですが、打ちたい相手があまりいません。れいとうビームとの選択です。
エアスラッシュ
ダイジェットとして使えますが、抜きたい相手はあまりいないので優先度は低めです。こちらもれいとうビームとの選択です。
こおりのつぶて
ゴリランダードラパルトなどを強く意識する際に採用するといいでしょう。それぞれに与えるダメージが激流アクアジェットと比べて15ほど大きくなります。アクアジェットとの選択です。
ふるいたてる
ダイウォールとして使える他、アクアジェットの火力増強にも使えます。こらえるとの選択です。
立ち回り例
基本先発で問題ないです。相手に水タイプやナットレイがいると止まってしまうことが多いため、ダイマックスを初手で切るかどうかは慎重に決めてください。
- 例えば無振りアシレーヌ相手にキョダイソゲキが41~48.7%程しか入りません。
また、タスキを盾に後出しして、相手のダイマックスポケモンなどに対するストッパーとしても使えます。Sが高いのでそのまま激流水技で切り返していくことも状況によっては可能です。
与ダメージ計算(%)
水技
なみのり
ハイドロポンプ
キョダイソゲキ
の順で記載します。
HAミミッキュ:
48.7~58
59.8~70.9
87~102.4
HD特化カバルドン:
67.9~80.9
83.7~98.6
120~142.3
無振りドリュウズ:
125.8~148.3
152.6~180.6
220.4~261.2
HCジバコイル:
50.8~59.8
61.5~73.4
90.3~106.7
無振りウーラオス(いちげき)(一撃):
70.4~83.5
85.7~101.1
124.4~146.5
無振りリザードン:
122~145.4
149.3~176.6
218.1~257.1
HCヒートロトム:
99.3~118.4
119.7~142.6
175.7~207.6
れいとうビーム
無振りドラパルト:84.1~100
無振りゴリランダー:82.9~98.8
無振りトゲキッス:60.8~72
無振りパッチラゴン:87.9~104.8
HB特化ナットレイ:27~32
ダイアイス
無振りドラパルト:121.9~143.9
無振りゴリランダー:120.4~142
無振りトゲキッス:88.1~104.3
無振りパッチラゴン:127.7~150.6
HB特化ナットレイ:38.6~45.8
ダイジェット
無振りウーラオス(いちげき)(連撃):135.2~159
被ダメージ計算
タスキ前提の耐久のため省かせていただきます。