はじめに
どうも!KiTiです。
今回は、鎧の孤島での環境が安定してきた今、かえって環境に刺さっているヒヒダルマを紹介します。
注意点
- この育成論では、HABCDSなどの省略を使います。
- 仮想敵は、特に記載のない限り理想個体とします。
- ダメージ計算は、Soldier Calcを使用させていただきました。
- 海外の対戦シミュレーションサイトにて200戦ほど試運転をさせて頂きました。
- 育成論に関して、不明な点などございましたらコメントよろしくお願いします。
ヒヒダルマについて
さて、まずはヒヒダルマ(ガラル)ヒヒダルマについて軽く説明します。
ヒヒダルマ(ガラル)ヒヒダルマ(ガラル)は、5世代に追加されたヒヒダルマヒヒダルマのリージョンフォームとして剣盾から追加されたポケモンで、高い攻撃と素早さ、広い技範囲と、火力を大幅にアップさせることのできる「ごりむちゅう」という特性により、8世代序盤によく使われていました。しかし、エースバーンエースバーンや、ハチマキのゴリランダーゴリランダー、ポリゴン2ポリゴン2の台頭によりあまり姿をみなくなってしまいました。
しかし、環境が安定し、トゲキッストゲキッスなどが増えてきた今、かなり活躍が期待できるポケモンの1体です。
持ち物
こだわりスカーフ
エースバーンエースバーンやドラパルトドラパルトを上から殴ったり、ダイジェットを積んだトゲキッストゲキッスやギャラドスギャラドスを上から殴ったりできるアイテム。特性のごりむちゅうにより元からこだわり状態にあるようなものなので、スカーフのデメリットを考える必要がなく、とてもマッチしているアイテムです。
性格・努力値と調整
性格:いじっぱり
努力値:H4 A76 B172 D4 S252
実数値:181-187-97-x-76-147
- 調整意図
H:奇数調整
HB:いじっぱりゴリランダーゴリランダーの鉢巻グラススライダーを最高乱数以外耐え
A:余り(11n)
D:余り(ダイアースがあるため偶数に)
S:1積みした最速ギャラドスギャラドスを抜ける準速
まずは、弱点をつけて有利を取りたいゴリランダーゴリランダーに上からワンパンされないためにBに振りました。Hに振った場合だと、努力値が足りなくなるので、今回は物理のみを意識してB振りをしています。元々HP寄りの種族値というのもあるので。これにより、ギャラドスギャラドスのダイジェットなどを耐えたり、ミミッキュミミッキュのじゃれかげを耐えたりすることもでき、振らないよりも安定性が増します。
そして、Sですが、トゲキッストゲキッスやギャラドスギャラドスなどの積んだ後の削れたダイジェッターを上からワンパンして止めに行けるように準速にしています。素早さ的にはこれで問題ないと思います。ようきにして同じ調整をやろうとするとA実数値が183になり4も損してしまうので、性格はいじっぱりを採用しましょう。
最後に、Aですが、元々A種族値が高いため、努力値を振らなくても高い数値を保てる(種族値が高いところに努力値をさくと、全体的な効率としてはもったいない)ので、最低限確保できるラインにしています。
技構成
- 確定技
つららおとし
冷凍パンチだと威力が足りないので命中不安ですがこちらを採用。ひるみ効果も期待できます。
- 準確定技
ばかぢから
鋼タイプやポリゴン2ポリゴン2、ブラッキーブラッキー、また技が通りにくいウォッシュロトムロトムやウーラオス(れんげき)に打つ高火力技です。
ダイナックルとしても使えたりいろいろ汎用的なのでほぼ確定。
じしん
エースバーンエースバーンなどの炎タイプやばかぢからよりも有効なジバコイルジバコイルやギルガルド(シールド)ギルガルドなどの鋼に打ちます。特にエースバーンに対してストーンエッジだと不安定なので打つ場面は多いです。
- 選択技
ストーンエッジ(推奨)
ギャラドスギャラドスやリザードンリザードン、ヒートロトムロトムなどのポケモンに対して使います。つららで十分なこともありますが持っておくとかなり便利です。
フレアドライブ
主にナットレイナットレイ、エアームドエアームドあたりに打ちます。高威力なのでダメージは期待できますが、アイアントアイアントが減ったこともあり、如何せん打つ機会が少ない印象はあります。
しねんのずつき
ウーラオス(れんげき)ウーラオスピンポイント。しかも落とせません。ただ、後述の相性がいい味方のルガルガン(たそがれ)ルガルガンもヒヒダルマ(ガラル)ヒヒダルマも、こいつが重いので採用の価値は0ではありません。よっぽどウーラオス(れんげき)ウーラオスが憎い方におすすめ。
- 非推奨技
れいとうパンチ
前述の通り、Aを削っているので火力が足りません。多少命中不安ですがつららを採用した方がメリットが大きいです。
とんぼがえり
交代時に使えますが、大した打点にならないのと、拘ってしまう関係上交代を読むか初手で不利をとった場合にしか打つ機会がなく、どちらも素の交代で十分な上、他の技が優秀なので入れる技スペも足りないため採用する理由が薄いです。
アイアンヘッド
ダイマ時に使えますが、技スペがないので入れられません。
採用理由と役割
ダイマックスを切らずに、環境に多いエースバーンエースバーン、トゲキッストゲキッスなどのダイマエースに削りを入れたり、ドラパルトドラパルト、ゴリランダーゴリランダーなどを倒すため。
とにかく、火力と技範囲があるので有利でない相手にもある程度ゴリ押しがきくので使いやすいポケモンとして採用。
- 立ち回り
パーティー次第になってしまうのですが、自分はウーラオス(れんげき)ウーラオスやガオガエンガオガエンなどの技が通りにくい相手がいなければ初手で出すことが多いです。
ストッパーとしてダイマを切ることもありますが、ダイマエースではないので相手のダイマ枠に対して火力が足りないことがあるので、裏に先制技持ちを置いたりステルスロックを巻いたりしてサポートすることが推奨されます。ただ、初手で出したい関係上ステロよりは先制技の方がいいかもしれません。
エースバーンエースバーンが初手で出てきた場合は自分はじしんを押しています。ダイマを切られると落とせませんが、削りを入れることで裏の先制技圏内に入るので問題ないです。
ゴリ押しポケモンなので切る前提ぐらいで使っていくのがいいでしょう。
- ゴリランダーについて
ゴリランダーゴリランダーに関しては、完全に有利と言い切れるわけではありません。
まず、不利になる場合としては
ダイマ弱点保険
グラスシード持ち
などがあります。物理耐久が高いポケモンなので弱点をついても普通に耐えられてしまいます。グラスシード持ちに関しては判別が可能なので、交代するなどの対処ができますが、弱保持ちは全抜きされる可能性もあるので、ダイマを枯らせたりするポケモンを置いておくことが必要です。
- 差別化
以前の育成論で、他の育成論との差別化が足りていないとの声があったので書かせていただきます。
ヒヒダルマ(ガラル)ヒヒダルマの育成論として投稿されているものの中でスカーフを使う型は他に1つありますが、そちらは剣盾初期に書かれたものであくまで基本型のようなものなのに対し、こちらの育成論は現環境で活躍できるようにヒヒダルマ(ガラル)ヒヒダルマについて1から考え直したもので、調整や立ち回りなどが根本的に違います。
フォークするかは考えましたが、元の育成論は今は既にありふれたもので、特に参考にしたわけでもないのでやめました。
与ダメージ計算
- つららおとし
トゲキッス(H4振り)
通常時:146.5~172.6%
ダイマ時:73.2~86.3%
ドラパルト(H252振り)
通常時:145.6~172.3%
ポリゴン2(H252振り 輝石持ち)
通常時:42.7~50.5%
ゴリランダー(無振り)
通常時:140.5~165.7%
ダイマ時:70.2~82.8%
- ばかぢから
ポリゴン2(H252振り 輝石持ち)
通常時:80.2~94.7%
ジュラルドン(H252振り)
通常時:106.2~125.4%
ダイマ時:53.1~62.7%
バンギラス(無振り)
通常時:221.7~262.8%
ダイマ時:110.8~131.4%
- じしん
アシレーヌ(H252振り)
通常時:60.4~71.1%
ジバコイル(H252振り)
通常時:178.5~210.1%
ガラガラ(アローラ)(H252振り)
通常時:97~114.9%
- ストーンエッジ
ギャラドス(H4振り)
通常時:125.1~147.3%
ダイマ時:62.5~73.6%
ヒートロトム(H252振り)
通常時:107~126.1%
- フレアドライブ
ナットレイ(HB特化)
139.2~165.7%
エアームド(HB特化)
70.9~83.7%
- しねんのずつき
ウーラオス(れんげき)(無振り)
81.1~96%
被ダメージ計算
いじっぱりA252ゴリランダーゴリランダーのフィールドグラススライダー
85~101.1%
C252トゲキッストゲキッスのダイジェット(エアスラッシュ)
91.7~108.2%
いじっぱりA252命の珠ミミッキュミミッキュのダイホロウ(ゴーストダイブ)
84.5~100%
相性の良い味方
倒しきれなかったダイマポケモンを先制技で狩れるポケモン
- ルガルガン(たそがれ)ルガルガン
アクセルロックにより、トゲキッストゲキッス、エースバーンエースバーン、ギャラドスギャラドスなどを倒しきれます。
攻撃性能が高い 育成論ソードシールド/1226 の育成論のやつがおすすめです。
ダイマエース
ルガルガン(たそがれ)ルガルガンもヒヒダルマ(ガラル)ヒヒダルマもどちらもダイマ適性がないので、他にダイマエースを入れることをおすすめします。
- トゲキッストゲキッス
ダイマエースとしてのパワーが強い上に、ウーラオス(れんげき)ウーラオスやゴリランダーゴリランダーにも強く出れるためおすすめです。
おわりに
ここまで読んで頂きありがとうございました。ご不明な点、誤字・脱字、ご意見などございましたら是非コメントにてお教えください。
かなりゴリ押しがきくので使い勝手がよかったです。パーティーではないので参考にはならないかもしれませんが、勝率は70%を超えていました。
また育成論を投稿することがあるかもしれないので、その時はよろしくお願いします。