初めまして。かなと申します。初の投稿となりますので多少の甘さはご愛嬌で願います。この育成論では、HP,攻撃,防御,特攻,特防,素早さをそれぞれHABCDSと表記し、努力値を252振っている状態をぶっぱ、補正をかけた上で努力値を252振っている状態を特化と表現します。ダメージ計算の前提は理想個体です。また、こちらのゴチルゼルは、基点作成型のエルフーン(技構成はあまえる/おきみやげ/ムーンフォース/エナジーボール)と共にパーティに加えることを想定しています。
採用理由と役割
まずはエースポケモンを止めるために出てくるドヒドイデやナットレイなどの受けポケモンを起点にして積んで全抜きできるポケモンとして採用をしました。しかし、その過程で、受けポケモン以外も頑張れば起点にできると思ったため、この型を育成することとしました。
主な役割は上記の通り受けポケモンを嵌めて全抜きすることにありますが、受け以外も起点にすることがあるよーということを書いていきます。また、ゴチルゼルの突破のために相手にダイマックスを先に切らせることで、安全に後発のポケモンをダイマックスさせていくという役割も持っています。
持ち物
ねむるを採用しているため、カゴのみ。選択肢としてたべのこしも可能性があると思います。
性格・努力値と調整
より多くのポリゴン2を相手にするためにはそれなりにCに振る必要があると考えた。そもそもBはそんなに高いわけではないうえにコスモパワーを積む前提なので攻撃面を重視するべきであると考えた。
HPについては、振り切ることで16n+1となり、みがわりを4回ちょうど貼ることができる数値なので特に下げる必要がない。
素早さについてはちょっとSに振った60族〜65族あたりを抜くことを意識してある。
技構成
コスモパワー
確定枠。この技を積み切ることで要塞化したゴチルゼルを作ることができる。
アシストパワー
確定枠。コスモパワーを積み切ることで威力260のエスパー技となる。
ねむる
確定枠。回復手段。火傷や毒に対する耐性がつく。
みがわり
選択枠。一撃必殺や急所に対する対策ができる。無理やりAを下げて起点にした物理アタッカーを前にして積む時は必須。また、やどりぎのタネをケアできるので大爆発を持っていないナットレイを起点にするためにも必須。
ちょうはつ
選択枠。ドヒドイデを起点にするとき、くろいきりを打たれることに対して対策ができる。また、受けポケモン全般の再生技を封じることができる。しかし、眠っている間にちょうはつは解けてしまうことが難点。
わるだくみ
選択枠。HD特化ポリゴン2を確実に突破したいときに。それ以外の場面ではあまり気にならなかった。みがわりの方が欲しいと思った。
立ち回り例
対物理アタッカー
積み技のない物理アタッカーに対しては、エルフーンのあまえるとおきみやげを駆使してAを4段階下げた後に起点にします。Aを4段階下げたエースバーンと対面した時は、コスモパワー→ねむる→コスモパワー→みがわりの順で行動することで起点にすることができます。パッチラゴンと対面した時はダイサンダーに注意しながら立ち回ってください。ダイサンダーを打たれた場合はゴチルゼルを見捨てて裏のポケモンを通すかダイサイコから眠れる状況を作るかしてください。
対特殊アタッカー
ここでは瞑想のないアシレーヌやニンフィアについて述べます。めいそうの有無はエルフーンに対するダメージ量から火力がありそうだったらめいそうはあまりないだろうと判断します。これらの2匹はそれぞれ、うたかたのアリアとハイパーボイスを持っており、みがわりをはることができないので、みがわりを貼らずにコスモパワーを積みます。ダイフェアリーに気をつけ、ねむるタイミングを見極めましょう。大抵の場合素早さは上回っていると思われるので、ダイフェアリーを先に打たれ、ねむるが失敗することはあまりないと思われます。
対受け
後出しからどうぞ。ナットレイの場合はやどりぎを押されないタイミングでの交代が必要となります。高速やどりぎ持ちの受けポケモンは無理です。やどりぎ外しの10%にかけるしかないです。裏に任せましょう。
一撃必殺を持っているポケモンを相手にする場合は身代わりから入りましょう。特にラプラスはそこまで速いポケモンではないので上からみがわりを貼って積んでいくことができます。アリア急所には注意が必要です。
HD特化でない限りは対面から積み切って処理することができますが、ダイアタック→ダイサンダーの動きに警戒しましょう。相手がHD特化の場合、こちらからの与ダメが平均50%ちょっととなり、突破の難易度が高いため、TODとなります。
PP枯らしかTODになるので対面からだと別のポケモンに任せましょう。TODになるとHP総量で負けるので死に出しで出てきた場合は最後にみがわり残した状態でアシパを打ってワンチャンと言ったところです。
このポケモンを突破するために相手にダイマックスを切らせることができた場合、突破されても裏のポケモンのダイマックスを通すという形になります。
与ダメージ計算
最大までコスモパワーを積んだアシストパワーの前提です。
HD特化ポリゴン2
46.8〜55.2%(90〜106)
Hぶっぱポリゴン2
65.6〜77.0%(126〜148)
受けではないポケモンはだいたい確定1発。
被ダメージ計算
A-4のAぶっぱいのちのたまエースバーン
ダイアーク
37.2〜44.0%(66〜78)
24.8〜30.5%(44〜54)(コスモパワーを1回積んだ状態)
A-4のA特化パッチラゴン
でんげきくちばし
49.1〜58.1%(87〜103)
<u>C-2のC特化アシレーヌ
うたかたのアリア
22.0〜25.9%(39〜46)
ムーンフォース
22.5〜27.1%(40〜48)
タイプ不一致イカサマ
19.2〜22.5%(34〜40)
相性の良い味方
前提としてエルフーンの甘える、置き土産から機転作成を行うので、エルフーンは確定。また、ゴチルゼルのアシストパワーが通らない悪タイプであるウーラオス(いちげき)などを見るために裏のエースとしてトゲキッスなどのフェアリータイプや格闘タイプ。また、ドヒドイデやナットレイなどを呼びやすいキングドラなんかもわるくないと思います。