ぱいんです。育成論は初投稿ですがよろしくお願いします。
ポケモン公式の自己分析ページには、ナッシー(アローラ)の要素を持つ人材は環境次第でぐんぐん成長すると書かれています。
https://www.pokemon.co.jp/corporate/job/pokemoncenter/special/result/exeggutor.html
果たしてシーズン9の環境はナッシー(アローラ)にとって成長できる環境なのでしょうか?
採用理由と役割
ナッシー(アローラ)の育成論を探していたところ、剣盾版の育成論に持ち物じゃくてんほけん&とくせいおみとおしの育成論が存在しなかったため投稿させていただきました。
採用理由は以下の2点です。
- 特殊アタッカーであること
- くさタイプ技を使用できること
- 1点目 特殊アタッカーであること
8/6現在、使用率ランキングTOP10に入っている純粋な特殊アタッカーはトゲキッスのみです。
他には、どちらの型も存在するが物理型のほうがダメージが出るエースバーンドラパルト、しんかのきせきを持たせ耐久寄りの調整をすることが多いポリゴン2くらいでしょうか。
エースバーン特にこのポケモンの調整間違ってないですか?
このように特殊アタッカーが少なくなっている現在、特殊アタッカーの候補の一人としてナッシー(アローラ)の採用はどうでしょうか?C125のナッシー(アローラ)が首を長くしてこっちを見ている気がしませんか?
- 2点目 くさタイプ技を使用できること
環境に一定数存在する、みずタイプウーラオス(れんげき)ギャラドスアシレーヌラプラスドヒドイデマリルリにでんきわざで攻撃しようとすると受け出しされるカバルドンドリュウズ。
ボルトチェンジを無効にし、あくびなどから逆に起点を作られた経験もあるのではないでしょうか?
そこで、みずタイプのポケモンにでんきタイプのわざではなく、くさタイプの技で攻撃することにより、カバルドンドリュウズの受け出しを許さない型を探して出会ったのがこのナッシー(アローラ)です。
持ち物
じゃくてんほけん
ナッシー(アローラ)は、こおり、むし、どく、ひこう、フェアリー、ドラゴンの6つの弱点を持ちます。
特にひこう、フェアリー、ドラゴンタイプのわざを採用しているポケモンは多いので、これらの技を利用してじゃくてんほけんを発動させます。
性格・努力値と調整
- 個体値
Sは最遅調整です。
また、Aは物理技を搭載する場合はVにしてください。グラススライダーなどの威力が上昇します。
物理技を搭載しない場合はA0調整でOKです。
ですが、後述の入手方法のところで述べるとおり、A0およびS0の個体値の入手は困難です。
ですので、AとSはあまり気にしないのが良いと思います。
AやSはぎんのおうかんを使用せず、残りのステータスだけぎんのおうかんですごいとっくんをしましょう。
- 性格
れいせい
火力優先のためにれいせいとしました。
- 努力値
H172/C252/D84
C特化です。
残りは、Dはダウンロード対策を兼ねて、
攻撃/特殊の両方を受けられるようにバランスよく配分しました。
トゲキッスのエアスラッシュやドラパルトのりゅうせいぐんなども考慮するとDに努力値を振ることに意味があると思います。
技構成
確定枠
1.くさタイプわざ
- エナジーボール 威力90 命中100
ナッシー(アローラ)のタイプ一致技1。
今回の育成論の趣旨である、みずタイプへの打点を確保するため確定枠。
ダイソウゲンを使用し、グラスフィールドを展開することにより、後述する選択枠で先制技グラススライダーの採用も検討できるようになります。
入れ替え候補
- ギガドレイン 威力75 命中100
与えたダメージの半分を回復してくれる便利わざ
- ソーラービーム 威力120 命中100
1ターン目にため、2ターン目に攻撃。
後述する選択枠でかえんほうしゃを採用する場合に選択肢になるか。
- リーフストーム 威力130 命中90
攻撃後、自分のCを2段階下げる。
ダイマックスエースのため採用の価値あり。
後述するりゅうせいぐんもCを2段階下げるため、りゅうせいぐんとの兼ね合いを考えて採用することになりそうです。
2.ドラゴンタイプわざ
- りゅうのはどう 威力85 命中100
ナッシー(アローラ)のタイプ一致技2。
はがねタイプにいまひとつ、フェアリータイプに無効だが、それ以外のタイプに対して一貫性のある技であることが強みです。
また、ダイドラグーンを使用することにより、相手の物理アタッカーのAを下げることができるのもこの技の強みです。
入れ替え候補
- りゅうせいぐん 威力130 命中90
攻撃後、自分のCを2段階下げる。
ダイマックスエースのため採用の価値あり。
前述したリーフストームと同じ効果であるため、リーフストームとの兼ね合いを考えて採用する必要がありそうです。
3.トリックルーム
別のポケモンで起点を作る場合はこの技を採用する必要性は下がりますが、
ナッシー(アローラ)は弱点が多い反面、みず、くさ、でんきわざを1/4の威力で受けることができるため、様々なポケモンに後出ししやすいです。
有利対面で自らトリックルームが展開できるとパーティーの幅が広がるので、基本的には採用するとよいでしょう。
4.選択枠
基本的には残りのパーティーの構築で足りないタイプの技を採用するのが良いと思います。
特殊わざ
- かえんほうしゃ 威力90 命中100 10%やけど
はがねタイプへの打点となります。
ダイマックスをすると天候の操作も可能になります。ソーラービームと組み合わせるのもOK。
- ヘドロばくだん 威力90 命中100 30%どく
フェアリータイプへの打点となります。
威力は低いがダイアシッドによりじゃくてんほけんに頼らずにCを上げることも可能
- サイコキネシス 威力90 命中100 10%Dダウン
かくとう、どくタイプへの打点となります。
ポリゴン2対策のため、かくとうタイプの選出が増えている現環境では採用の余地あり。
なお、エースバーンはかくとうタイプです。
- サイコショック 威力80 命中100
相手はDではなくBで計算を行います。
Dを積まれてしまった相手への打点が欲しい場合に。
先制わざ
- グラススライダー 威力70 命中100
物理わざ。グラスフィールド時先制攻撃できます。
トリルが切れた後にわざを打ちたい場合はこちら。
その他物理わざ
ナッシー(アローラ)の物理技は技範囲が広い。
また、Aの種族値も105であるため、そこそこのダメージを期待することができます。
C特化の育成をしているため優先度は低いですが、パーティの他のポケモン技構成を考慮して足りないタイプを補うような選択もできます。
- 覚える技の例
パワーウィップ、ドラゴンハンマー、げきりん、ばかぢから、じしん、アイアンテール、しねんのずつき、じばくなど。
立ち回り例
1.みずタイプ技に受け出し→(余裕があればトリックルーム起動)→みずタイプポケモンに対し、くさタイプわざで地面タイプとの一貫のとれた攻撃orドラゴンタイプわざで広く一貫の取れた攻撃を遂行。
2.トリル起動の起点づくりポケモンと組み合わせて展開
特にポリゴン2は、ナッシー(アローラ)と同時に選出する必要がなく、ポリゴン2単体での起用が可能なことからポリゴン2との相性は良いと思います。
与ダメージ計算(じゃくてんほけん起動前)
ダイドラグーン(りゅうのはどう)
エースバーン96.8~114.2%
ドラパルト184.0~217.2%
ゴリランダー90.9~106.9%
ギャラドス69.4%~82.9%
ウーラオス(れんげき)101.7~120%
パッチラゴン192.7~226.7%
ダイソウゲン
H252輝石ポリゴン248.4~57.8%
HD特化輝石ポリゴン231.3~37.5%
ミミッキュ87.7~103.8%
H252カバルドン143.3~170.2%
HD特化カバルドン131.2~154.4%
ウーラオス(いちげき)101.7~120%
ダイアシッド
トゲキッス61.3~72.5%
ダイバーン
ゴリランダー121.1~142.9%
被ダメージ計算(ナッシーダイマックス時)
ダイマックス時
ようきリベロ珠エースバーン
ダイジェット(とびはねる)79.9~94.0%
キョダイカキュウ(かえんボール)48.7~57.8%
A特化リベロ珠エースバーン
ダイジェット(とびはねる)87.2~103.6%
キョダイカキュウ(かえんボール)53.9~63.3%
C特化珠トゲキッス
ダイジェット88.0〜104.2%
ドラパルト
ダイドラグーン(ドラゴンアロー)83.2~99.4%
A特化珠ゴリランダー
ダイジェット52.1~61.7%
A特化珠ミミッキュ
ダイフェアリー73.7~87.2%
A特化珠ギャラドス
ダイジェット91.4~108.3%
A特化ウーラオス(いちげき)
ダイジェット41.1~49.0%
ダイアーク36.2~43.0%
A特化珠パッチラゴン
ダイドラグーン126.6~150.3%
ダイジェット66.9~79.2%
相性の良い味方
- トリル候補
ミミッキュポリゴン2
トリルを貼れ、その後も役割を持てるため、パーティに一緒に並べるとよいと思います。
また、相性の良いポケモンは、こちらの育成論(育成論ソードシールド/1555)も参考にしてください。
このポケモンの対策(苦手なポケモン)
基本的にじゃくてんほけんを発動させる型なので、多少の不利対面をひっくり返すポテンシャルはあります。
しかし、以下のポケモンたちには何もできないことが多いです。
- こおりタイプ
ナッシー(アローラ)の天敵はこおりタイプです。4倍弱点は受けきれません。
現環境にこおりタイプのポケモンは少ないのが追い風です。
ラプラスやヒヒダルマ(ガラル)にはもちろん、こおりわざを搭載しているアシレーヌやポリゴン2にも厳しい戦いが想定されます。
- トゲキッストゲキッス
トリル下でダイアシッドを2回上から攻撃できれば勝てるは残りますが、タイプ一致技がどちらもいまひとつのため不利対面です。
ダイマックスを切られないように祈りましょう。
- マリルリ(そうしょく)マリルリ
マリルリは基本有利対面ですが、とくせいがそうしょくのマリルリには打点がなくなります。
ダイアシッドがあれば戦えますが、そうでなければ無理です。諦めましょう。
マリルリが相手パーティにいる場合は、とくせいがちからもちかそうしょくかを先に判断するプレイングが大切です。
- フェアリータイプ
フェアリータイプのポケモンには注意しましょう。
くさタイプわざを選択することができれば問題ないですが、ダイドラグーン読みでトゲキッスミミッキュアシレーヌマリルリあたりに交換されるとダイマックスターンを1ターン枯らされてしまう可能性があります。
入手方法
アローラナッシーは剣盾ではタマタマから進化させることができません。
とくせい:おみとおしのナッシー(アローラ)は
・鎧の孤島でNPCに交換してもらう
・ポケモンホームから連れてくる
の2択になっているはずです。自分はポケモンホームで交換してもらいました。
特に素早さの個体値調整が難しく、自分が使用しているナッシー(アローラ)も最遅ではありません。
アローラから理想個体を連れてこれない人は諦めましょう。
自分は諦めました。
最後に
ここまで読んでくださりありがとうございます。
何より対戦中に見切れるナッシー(アローラ)が面白いです。
育成論の投稿は初めてですが、努力値の振り方に難しさを感じました。困ったらぶっぱでいいんだよぶっぱで。
他にも、ダメ計がけっこう面倒でした。
皆さんどういう視点でダメ計に載せるポケモンを決めているのでしょうか。
今回は使用率ランキングから引っ張ってきました。