注意点
この育成論は必ず受けループに入れるというポケモンではありません。投稿主の性格上、本文はかなり変更が多くなると思いますがご了承ください。最初の方は私の雑談なので、『ヌケニンとは』まで飛ばして読んで頂いて構いません。
はじめに
初投稿ではなく、11回目の投稿となるsiaです。皆様お久しぶりです。7月は忙しく、育成論の投稿をしていませんでした。コメントも返信はさせて頂きましたが、私の方から他の方の育成論にコメントが出来ませんでした。
早速、今回の育成論の紹介をしようと思います。
ヌケニンとは
ヌケニンとは3世代のルビー・サファイアから登場したポケモンです。進化の仕方や特性等が特徴的なポケモンです。レベルを100にしてもHPが1しかなく、強いのかと疑ってしまいますが、特性の効果を理解すると納得できる強さが魅力です。
個体値、努力値、性格
個体値はADSがVです。Bは11以下をオススメします。BとDの個体値を指定している理由はポリゴン2等が持っている特性『ダウンロード』対策です。
努力値は他に振るメリットが薄いためASに振り切ります。性格はダウンロード意識でBを下げられて、Aを上げることができる寂しがりです。
特性
不思議な守り以外ありません。特性の効果を軽く説明します。
・『効果は抜群』以外の攻撃でダメージを受けない
これだけ聞いたらとても強く聞こえますね。しかし、ヌケニンに効果は抜群のタイプは『炎・飛行・霊・岩・悪』と5つもあります。環境に炎タイプや飛行タイプの技を持つポケモンが多く存在するため、あまり有利には動けません。
加えて、不思議な守りは攻撃技からは守ってくれますが、
・毒や火傷、混乱の自傷、ステルスロックや砂ダメージ等のダメージ
・鉄の棘や鮫肌等の特性のダメージ(ゴツゴツメットのダメージも受ける)
・宿木の種や呪い等の変化技のダメージ
当然特性の効果で技を無効化しているので、
・型破りでの攻撃、ゴリランダーの巨大鼓乱打(特性貫通)のダメージ
これらはヌケニンにダメージを与えられます。扱いには注意が必要です。
持ち物
今回は拘りハチマキを使います。本来はポケモンの攻撃力を上げるアイテムですが、今回は拘りトリックという相手の動きを封じる戦術に利用します。詳しいことは後程述べます。
差別化
基本的にはこのポケモンは固有特性があるため、差別化は必要ありませんが、他の型のヌケニンと差別化をします。
- きあいのタスキ
・一度だけ安定行動できる。
・相手のDM枯らしに使える。
では、拘り鉢巻のメリットを述べます。
・他の型のヌケニンよりパワーがある。
・トリックにより相手の行動を縛れる。
拘りトリックで行動を縛ることを細かく解説します。
ここからが分岐点となります。例えば、相手がイカサマを選択した場合こちらはそれを見てからトゲキッス等に交代出来ます。もしも、ヌケニンに効果のない技を選択しても今度はヌケニンが居座ることが出来ます。
この動きはきあいのタスキだと出来ません。(ヌケニンで一度居座っても、次のターンはトゲキッスの交代を読んで、冷凍ビームを選択する可能性があるから)
仮想敵
型次第・ポリゴン2、ウーラオス(れんげき)連撃、ウォッシュロトム、オーロンゲ、フシギバナ等
基本的に全ての型に対応可能・ジバコイル、マリルリ、ラプラス、アシレーヌ、ドラミドロ、ルカリオ等
立ち回り
仮想敵のポケモンはヌケニンに打点がない或いは持っていない型も存在します。
これらのポケモンに後投げをして、トリックを打つというのが動きです。
ですが、ウーラオス(れんげき)連撃に後投げをしてから、燕返し等で倒されるということもあるので、扱うには独自の立ち回りが必要です。『相性のいい味方』を参考にしてください。
技構成
- 確定
トリック
相手を起点にしたり、相手の持ち物を奪えます。この型のコンセプトです。技レコードです。
堪える
相手にトリックをしてから相手の動きを見ることが出来ます。安定行動が取りやすくなり強い技です。技レコードです。
ポルターガイスト
相手の持ち物を見ながら攻撃できます。非直接の攻撃なので、鉄の棘やゴツゴツメットのダメージを受けません。また、威力がとても高くH無振りエースバーンを乱数1発(93.75%)で倒せます。教え技です。
- 候補技
鬼火
相手の物理技のダメージを抑えることができます。裏のポケモンに繋ぐときに便利です。技マシンです。
這い寄る一撃
相手の特攻を下げられます。特殊系統のポケモンのダメージを抑えて裏のポケモンに繋げます。教え技です。
影うち
相手に少しでもダメージを与えたいときに使えます。威力は高くないですが、使いやすい技です。レベル技です。
ダメージ計算
与ダメージ
ポルターガイスト(鉢巻込み)
H無振りエースバーン98.7~116.8% 乱数1発(93.75%)
H252ゴリランダー63.8~75.4%
H252ドラパルト156.9~185.6%
H4トゲキッス78.9~93.2%
H4ギャラドス86.0~101.8% 乱数1発(12.5%)
B4ドリュウズ96.2〜114.1% 乱数1発(81.25%)
H252ジバコイル61.0~71.8%
H4パッチラゴン80.0~94.5%
H252マリルリ70.0~83.1%
B4ウーラオス(れんげき)連撃68.6~81.1%
このようにかなりのダメージを与えられます。
相性のいい味方
今回は大きく2つに分けて紹介します。
A受けループ B積みパーティ(以下受けループはA、積みパーティはBとします。)
Aはヌケニンが相手に拘り鉢巻をトリックしてからでも受けきることで、相手のパーティの崩壊を狙います。また、受けループは耐久があるためヌケニンを交代で場に出してから、もう一度交代をして相手の技にヌケニンを倒せる技があるかの確認しやすいです。
具体例としては
- 交代でヌケニンVSポリゴン2(このターンはトライアタック等)
- ヌケニンをドヒドイデに交代→ポリゴン2はイカサマやシャドーボールか交代
- 相手が交代した場合はこれらの技は採用していない。(ヌケニンが有利と考えられる)交代しなかった場合でもドヒドイデの負担は少なくて済む。
ラッキーラッキー
相手が霊技で拘った場合はラッキーが突破不可能となります。また、単純に受けループに自然に入れることが出来ます。前回の私の育成論です。育成論ソードシールド/1303
Bは拘った相手を起点に積み技を使い、一気に相手を倒すパーティです。耐久が低いポケモンの場合は拘り鉢巻の攻撃を素直に受けると倒される可能性があるので、ヌケニンを倒せる技(炎・飛行・岩・霊・悪)に強いポケモンを使うのをオススメします。
バンギラスバンギラス
ヌケニンの弱点である技を4つも半減にでき、龍の舞という積み技を覚えます。特性が砂嵐のためバンギラスを先に場に出すと、ヌケニンが倒れるので、注意が必要です。 スーパームーン 人狼民 剣盾勢様の育成論がオススメです。育成論ソードシールド/725
※コメントで頂いた相性のいいポケモン
ブリムオンブリムオン
特性のマジックミラーでステルスロック等を反射出来ます。選出をしなくてもステルスロックを選択させにくくなるという効果が期待できます。
今回のヌケニンについて
本論のヌケニンは使い方が難しく、私も扱いに苦労しました。前半に述べたようにヌケニンの弱点を突けるポケモンが環境に多くいます。選出率も低く、育成論の投稿を悩んでいましたが、少し使っていると意外な強みが分かりました。それは選出しなくても相手に圧力をかけられることです。加えて、相手の選出や技構成が少し分かりやすいことです。相手視点ではヌケニンを倒す場合は必ず弱点を突けるポケモンを残します。こちらのラスト1匹が見えていないとき、相手はヌケニンを警戒してエースバーンを残すという立ち回りをされました。実際は選出していないので、こちらは交代先のポケモンを削り最後は裏のポケモンで勝利することが出来ました。この強みは本論のヌケニン以外も持っていますが、ヌケニンというポケモンの隠された強さです。
最後に
今回は久しぶりの投稿に加えて、この型が扱いづらいこともありヌケニンの魅力を上手に書くことが出来なかった気がします。ヌケニンに拘り鉢巻を持たせる面白さを伝えられたなら幸いです。私の他の育成論も読んで頂ければ嬉しいです。感想、誤り、質問、アドバイス等、他の育成論でもコメントしていただけると助かります。次の育成論でまたお会いしましょう。