はじめに
ref(れふ)と申します。よろしくお願いします。
今回はいかく対策の結果たどり着いた、両刀キョダイエースバーンをご紹介します。両刀の育成論は既に投稿されていますが、技構成や努力値配分は完全に別物となっています。
今回使ってみてかなり手応えを感じましたので、投稿させていただきます。
論内で本サイトで一般的に見かけるレベルの専門用語や略語を使用している箇所がございます。ご了承ください。
エースバーンエースバーンについて
皆さんご存知、ゲーム開始直後にもらえるヒバニーの最終進化系ですね。初めてかえんボールを発動した時の感動といったらありません。アニメでも主人公の相棒として活躍してくれるでしょう。
環境トップの使用率のため、特に説明は不要だとは思いますが、いつも通り特徴を箇条書きにします。
・特性リベロにより、全ての技をタイプ一致で打てる
・AとSが高く、炎と格闘の高威力の物理技も持っている
・ダイジェットもタイプ一致で打てるため、ダイマエース適性が高い
・特殊技を含めると使用可能なタイプを広げられるが、Cの値がかなり低く、C特化してもA>Cになるほど。
→逆にいえば特殊型にする場合も両刀適性が高い
上記特徴を素直に伸ばしたAS珠型が暴れ回っているイメージが強いですが、ギャラドスカバルドンの並びやタスキカウンターなど、物理型に対する対策もかなり出回っている環境となっています。
コンセプトについて
- 特殊型にすることでエースバーン対策としてメジャーないかく、カウンターへの対策を行う
→具体的には、ギャラドスカバルドンの並びを一体で崩しにいける調整を行います
- 物理技も採用し、ダイマエースとしての役割を維持する
→これにより両刀となり、単純な物理受け・特殊受けを許しません
特性について
リベロ前提の調整となります。
持ち物について
いのちのたま一択です。
それ以外の持ち物ではコンセプトが成立しません。
性格について
C上昇補正のうっかりやかおっとりから選択となります。本論ではうっかりやで計算しています。
- うっかりや:D下降補正。本論ではDM時スカーフウーラオス(いちげき)のすいりゅうれんだ確定耐え調整にしています。
- おっとり:B下降補正。ポリゴン2のダウンロード対策ができます。
努力値について
H28 A132 B44 C244 S60(6V個体想定です)
実数:159-153-101-127-85-147
H:16n-1かつ10n-1で定数ダメージ割合最小化
AC:いかく込のダイジェット→特殊キョダイカキュウでHBカバルドンを確定突破(ギャラドス→カバルドン引きを想定した調整です)
B:DM時スカーフウーラオス(れんげき)のすいりゅうれんだを確定耐え(珠ダメ込で超低乱1)
→おっとりの場合はB以外に振ってください(結論出していませんが、AやCに振るのが素直かなと思います。ポリゴン2への乱数が改善します)
S:最速ギャラドス抜き
技構成について
以下はコンセプト上確定です。
- エレキボール:相手とのSの差により威力が変わる電気技です。物理型で打点の持てなかった水タイプを役割対象にできます。
- オーバーヒート:コンセプトを実現するために特殊キョダイカキュウを持たせる必要があります。他の炎特殊技でもよいのですが、両刀型であることを活かせるオーバーヒートを採用します。
- とびはねる:ダイジェット用。積む事でエレキボールの威力アップにもなります。
以下は推奨技です。
- とびひざげり :確定技に対する相性補完もありますが、なんといってもやはり威力が高いのが魅力です。特殊受けに引かれたりオーバーヒートを打った後もなお居座る選択が取れます。
以下選択技。
とびひざげり枠に特殊技を採用する場合は両刀と呼びにくくなりますので、Aは44まで落として耐久かすばやさに振る調整も可能です。なおこの場合いかく込ダイジェカキュウでHBカバルドンは高乱1(約96.9%)です。
- ふいうち:先制技として。対ゴースト・エスパー。ダイアークで相手のD下げ。この型でも無振ドラパルトは確1です。
- アイアンヘッド:対岩・フェアリー・毒。怯み狙い。ダイスチルでB補正。
- ねっさのだいち:対岩・炎・毒・電気。やけど狙い。ダイアースでD補正。
- はかいこうせん/ギガインパクト:弱点はつけませんが、タイプ一致で打てるため火力は高いです。
- かえんボール:A>Cのため選択肢としては残していますが、使用可能なタイプを増やした方が強いため、とびひざげりより優先する理由はないと思います。
運用について
- いかく持ちの相手や物理受け相手に積極的に選出して初手DMで崩すのが一番有効な使い方となります。
- カウンターしてきそうな顔の相手にはエレキボールで分からせます。
- Sは最低限まで落としているため、ダイジェットはなるべく早い段階で打ち込みたいところです。
- DMで切り返してくる相手にはとびはねるでターン稼ぎも狙っていきましょう。
- ASエースバーンとのミラーは基本的に不利です。強気にダイマックス切るのも悪くない気もしますが、リスクがあります。別のポケモンで見た方が良いです。
与ダメージ
ダイマックス技にする場合については[ ]で記載。
積み状態をA↓やA↑のように記載。
- ダイサンダー:ここから更にエレキフィールドで威力アップ。なおエレキボールは相手とのS差により威力が変わるので計算は行いません。
H252ギャラドス200.9〜239.6% DMでも確1
H4トゲキッス111.1〜132.2% 確1
H4ウーラオス(れんげき)172.7〜203.9% 確1
H252ドヒドイデ96.1〜114.0% 乱1(68.7%)
H252アシレーヌ95.7〜113.9% 乱1(81.2%)
- オーバーヒート:
H252D4カバルドン[74.8〜88.8% 確2]
H252ゴリランダー129.4〜154.5% 確1[159.4〜189.8%]
H252アーマーガア114.1〜134.6% 確1[138.0〜164.8%]
H252ジバコイル124.8〜149.7% 確1[154.2〜181.9%]
- ダイジェット:
H252カバルドン36.2〜43.7% (A↓)25.5〜29.7%
無振ドラパルト93.8〜112.2% 乱1(68.7%)
無振エースバーン98.7〜118.0% 乱1(93.7%)
H252ゴリランダー128.0〜152.1% 確1
H4ウーラオス(れんげき)137.5〜164.2% 確1
- とびひざげり:
H244B4輝石ポリゴン291.0〜110.4% 乱1(50%)[69.6〜81.6% (A↑)102.0〜119.8%]
H244B特化輝石ポリゴン273.2〜86.9% 確2[54.4〜65.4% (A↑)79.0〜93.7%]
H252カビゴン128.4〜152.0%[94.3〜111.9% 乱1(68.7%)]
H4ドリュウズ[142.4〜169.3% 確1]
H4ウォッシュロトム91.2〜109.6% 乱1(56.2%)
被ダメージ(いずれも炎タイプのままで計算)
A252ドラパルトドラゴンアロー61.6〜72.9% 確2
C252ドラパルトハイドロポンプ 93.0〜110.6% 乱1(62.5%)
A特化ゴリランダーGFグラススライダー30.8〜36.4%
A特化ウーラオス(れんげき)すいりゅうれんだ158.4〜192.4% 確1(DMで珠ダメ込低乱1(6.2%))
A252珠エースバーンとびひざげり/ダイジェット 100.6〜118.8% 確1
C特化ポリゴン2トライアタック58.4〜68.5% 確2 [93.0〜110.0% 乱1(62.5%)]
C252トゲキッスエアスラッシュ53.4〜64.1% 確2[93.0〜110.0% 乱1(62.5%)]
相性の良い味方
特に味方は選びません。
- 比較的不利なウーラオス(れんげき)に対策ができるポケモン:ゴリランダー等
- 比較的不利なエースバーンに対策ができるポケモン:ウーラオス(れんげき)等
このポケモンの対策
- でんじはやトリックルーム等の妨害、特にいたずらごころ持ちや高耐久ポケモンによるものは有効です。
- ウーラオス(れんげき)は比較的有利です。倒しきれなかった時のために先制攻撃持ちを控えさせておくと良いです。
最後に
運用に書いたとおりの奇襲が狙える他、選出しない場合にもかなり相手の選出誘導ができるため、使っていて楽しいポケモンです。
この型が広まると動きづらくなるかな・・とも思いましたが、出し惜しみせず公開させていただくことにしました。
ぜひお試しください。
本育成論は以上となります。最後までお読みいただきありがとうございました。