はじめに
- 剣盾より本格的に対戦をはじめて沼にハマりつつあります。
初投稿です。同じような対戦初心者の方にもわかりやいよう意識しています。
- 前提 (読み飛ばして頂いても大丈夫です)
ポケモンの個体は理想的だと仮定します。当ページでは、ダメージ計算はポケソルさん提供のSoldier Calc (大変お世話になってます) を利用します。
各ステータスは
H = HP A = 攻撃 B = 防御 C = 特攻 D = 特防 S = 素早さ
と省略します。
ポケモンの個体指定は(特性)(性格)(努力値)(ポケモン)@(持ち物)の
表記で行います。特に指定がない場合は、無補正です。
確定(数)発 (《Hに対するダメージ割合》) という表記は、ダメージの乱数(振れ幅)に関わらずその回数を使えば必ず倒せることを意味します。
乱数(数)発(《Hに対するダメージ割合》)という表記は、 その回数を使えば倒せる場合があることを意味します。
ダイマックス時のHに対するダメージ割合は、通常時の割合を半分にすれば
一応わかります。
※注意…投稿時と環境が大きく変わっている可能性があります。
キングラーキングラーというポケモン(念のために詳細に触れる)
水単タイプ。初出は赤緑と実は最古参。
図鑑では、ハサミのパワーが1万馬力であることが自慢のように扱われているが実際には10万馬力を覚えるので謙遜しているカニ(シオマネキ?)。
かつては一定条件中最高のA種族値を誇っており、現在でもA130という種族値はかなり高いことがわかる。またBも115とめちゃめちゃ高い。
一方で特防とHPは非常に低く、特殊で受けると一致等倍でも簡単に落ちる。
そのうえSが75という中途半端さが多少残念。
やはりカニ歩きなのでキャンプでなかなかこちらを向いてくれないという部分も残念だがそこがかわいい。
ダイマックスするとすごくかっこいいうえに、キョダイマックスと結構優秀な専用技(S2段階ダウン)を貰っている。早く使わせてくれ(→解禁されました)
かわいいしかっこいいカニ。カレーの具材にもなりうる。
概要
このキングラーキングラーはバンギラスヒヒダルマ(ガラル)ウインディエースバーンドリュウズドサイドンホルードカバルドンを対象としています。
全体的先発に出てきやすい印象のポケモンに優位を取れます。
後述の参考ダメージで触れますが安易な交換受けしてくる物理受け(アーマーガアなど)を物理で突破しうるポケモンです。
Hの低さと中途半端なSのため交換受けは避けて、死に出しか先発で起用することがおすすめです。
ただし耐久に降れば物理相手の殴り合うことはできます。
型の説明
- 性格
物理アタッカーなので意地っぱりです。
- 特性
ちからずく(攻撃後に効果が発動する技の効果が発動しなくなるが威力1.3倍)
- 持ち物
いのちのたま(威力1.3倍になるが攻撃後に自傷ダメージ)
ご存知かもしれませんが、このいのちたまと特性ちからずく
組み合わさると 自傷ダメージが発動しなくなります。
どうみてもこれはバグ…… 公式「仕様です」
つまりデメリットなしで常時ダメージが1.3×1.3で約1.7倍になります。
いや、絶対これバg…… 公式「仕様です」
(もともとちからずく適応技のみというのが条件ではありますが、それが余計にバグっぽさを助長しています)
ちなみにいのちのたまと同じ理由でかかいがらのすずとなぜか相手が持っているはずのレッドカード、だっしゅつボタンまで発動を無効化できます。
これにより先発で出てきた嫌らしいだっしゅつボタン持ちオーロンゲなどをびっくりさせることができます。
(こちら側は知り得ないことと環境にあまりいないのでこの点の評価は保留)
追記:実はアッキのみの発動なども無効にすることができます。ですので、投稿時には見なかったアッキミミッキュミミッキュなどにも有利です
- 努力値
H20A252S236(実数値 133:200:135:63:70:125)
先ずは物理アタッカーなのでAに252。
そしてSは最速バンギラスを1上回るように降ってます。
残りは気持ちHに。
ちなみにこのSは最速オーロンゲラプラスニンフィアの先手を取れます。
他にも252をH148B108と振ることでH=Bとなり物理耐久が最高にできます。
- 技構成
アクアブレイク/いわなだれ/はたきおとす/選択技1
確定技2つは唯一 日本語ェ… のちからずく適応技
タイプ範囲はかなり狭いのですが常時1.7倍も相まって等倍とは名ばかりの火力を叩き出すことができます。
・アクアブレイク(威力85→110.5※ちからずく)
命中安定のメインウェポン。後述する選択技の検討においては水が等倍の相手であるならこれで十分だったりする。等倍の広さは流石は水タイプ技。
・いわなだれ(威力75→97.5※ちからずく)
まれに外れるが優秀な岩技。誤って怯みを期待してしまうが、ちからずくにより怯みによる勝ち筋は消えることに注意。
・はたきおとす(実質威力97) ※タマゴ
ちからずくが適応されないが相手の持ち物を落とせる優秀な悪技。
ドラパルト確1 等 強すぎるので文句なしの確定技(タスキは発動しますが…)。
どうしようもない時や交代先に打てれば試合を有利に進められます。
- 他の選択技 上に行くほど優先度が高いということは無いです
・ばかぢから
ナットレイナットレイやカビゴンカビゴンへの最高打点
HB252ナットレイ確2(64.6〜77.3%)
H252カビゴン確1(104.1〜122.8%)
・メタルクロー
元の威力が低めなのがネックだが優秀な鋼技。
ニンフィア乱1(88.3~104.6%)
ただし普通にアクブレを撃ったほうよさそうですね。
・れいとうビーム/ふぶき
特殊ですがちからずくが適応される氷技。
まだガブリアスがいないので選択に留まる。一応フライゴン確1
・つるぎのまい/こうそくいどう
積める場面は非常に稀だがダイウォールにもなるので戦略の幅が広がる(かも)。
・10まんばりき
じしんの劣化でちからずくは適応されませんが毒相手に有利な地面技
ドヒドイデドヒドイデを見るなら採用の価値あり確2
(接触技なのでトーチカで毒を受ける点には注意)
・ハサミギロチン
一瞬で相手の周囲の大気ごと挟む。3割で相手は死ぬ。
どうしようもできない相手に打つことができるので便利
・のしかかり
コメントを頂き検討した結果、選択技に追加。
水や草、特性すいすい相手にも仕事してくれるノーマル技。
参考ダメージ
- 与ダメージ
H252バンギラスアクアブレイク確1(121.7~144.4%)
H4ドラパルトアクアブレイク確2
腕白HB252アーマーガアアクアブレイク確2(54.9~65.3%)
H4リザードンアクアブレイク確1(215.6~256.8%)
H252ウインディアクアブレイク確1(198.7~233.3%)
H4ギャラドスいわなだれ確1(114~135%)
H4ヒヒダルマ(ガラル)いわなだれ確1(141.6~167.7%)
腕白HB252カバルドンアクアブレイク確2(80.9~98.1%)
HB252ドサイドンアクアブレイク確1(161.7~191.8%)
ドラパルトはたきおとす確1(122.6~145.3%)
腕白HB252サニーゴ(ガラル)@しんかのきせき はたきおとす 乱2(46.7~56.2%)
→アクアブレイク(44.9~53.8%)
…キングラーの火力がいかに高いかが見て取れる参考ダメージである。
※一部、確実に落とせる相手に関しては火力がわかりやすいよう
極端な努力値の振り方を想定してるポケモンもいます。
- 受ダメージ
A252ウインディ@いのちのたま ワイルドボルト確2(80.4~95.4%)
五里霧中いじっぱりヒヒダルマ(ガラル)氷柱落確3(42.1~49.6%)
A252ドリュウズじしん確2(58.6~69.9%)
物理に限れば、等倍は概ね一度は耐えられる。
弱点でも非一致であれば耐えられることがしばしば。
詳細は省いたが特殊はまず間違いなく耐えられない。
相性の良いポケモン
- ドリュウズドリュウズ
苦手な雷タイプが無効にできる。ロトムが見えたら一緒に出したい。
- ドラパルトドラパルト
またおまえか
キングラーではどうあがいても勝てないサザンドラに強い印象
シザリガーシザリガーとの差別化(蛇足余談)
アクア団が好むザリガニのポケモン。
キングラー界隈からは「ザリカス」「ザリボーイ」などの愛称で親しまれる。
水タイプかつ高いA種族値というキングラーに似た性能を持つ。このポケモン
あろうことかクラブハンマーを覚える お前ザリガニだろ
あくタイプ複合なのでいやらしい変化技を覚えることも可能。
しかも、とくせいに適応力をもらい、ことクラブハンマーの火力に関しては
キングラーを大きく上回る。 お前本当にザリガニ…?
キングラーよりも一回りほど素早さが低い点で劣る。
それを踏まえてトリルパのエースにするなどもできるがどこまでいっても
要介護ポケモン。単体で完結しうるキングラーには劣るのだ。
……と思いきや このザリガニ なんと アクアジェットを覚える
適応力アクアジェットの火力は異常に高く努力値を素早さに振らずにすむため
耐久に回すなども可能。適応力はたきおとすなども可能で特性が強すぎた。
しかも簡単に雨を降らせられる今作ではその強さはより顕著になっている。
シザリガーまるごとカレーはよ
※補足すると上記記載のウインディのワイルドボルトをシザリガーは耐え辛いところでもあり、みずとあくという組み合わせが単純に弱点を倍にしてしまうなどのデメリットもある。
そのため一概にキングラーが劣るということは決してないことに留意されたい。
(もしそうならキングラーの育成論を書いてない)
最後に
最後までお読みいただいた皆様大変ありがとうございます。
初めての育成論で拙いところもあるかと思います。読んでいただいてわかるかも
しれませんが、筆者はキングラーとシザリガー以外のポケモンの種族値であったり
育成論をちゃんと把握していない点がございます。
また最大限注意したつもりですが誤った情報などもあるかもしれません。
それが主な目的ではありませんが「もっとこうしたら強いのではないか」などの
ご意見・ご指摘がございましたらコメントのほうに書き込んでいただければ積極的
に受け止めさせていただきます。
皆様のパーティーの補完としてキングラーが採用される一考の余地をご提供
できれば幸いです。以上キングラーキングラーの育成論でした。
※なおキングラーの夢特性「ちからずく」は、キョダイマックスキングラーのみが
しかもランダムで保有しています。
対戦で使いたい場合は捕獲後孵化させるなどが必要です。
→現在はキョダイマックス個体をそのまま使えるため、この手順は必要ありません。
2020/01/18 追記
現在シーズン2が始まり環境が書いた当時から随分と変化しました。
物理環境だったことで先発起用を提案していましたが、よほど選出が得意でない限りは死に出しをおすすめです(タイトルはSEO意識でそのまま)
役割にドサイドンホルードエースバーンを追加しました。
ラスト1体同士ならダイマ切られようと負けないくらい強気に出れます(おそらく)
この型のキングラーを改めて採用したところ目に見えて勝率が安定してきました。
剣舞型ミミッキュを対面から突破しうる可能性もコメントで教えていただきましたし(ウッドハンマーがない場合に限る)、キョダイが解禁されると更に活躍が期待できますね。
2020/06/15 追記
誤字や表現を少し訂正するほか注意書きなどを追加しました。
ちからずくがアッキのみを無効にできる点は魅力的なので改めて追記。
現在シーズン7です。
先日とうとうキョダイマックスも解禁。
自分も実践に向けて考察を続けていますが納得いく形には至っていません。
しかし既に他の方が育成論を投稿してくださっているので参考になります。