ドラミドロ- ポケモン育成論ソードシールド

• ダメージ計算はPokemon SoldierさんのCalculator、OZYさんのVS SWSHを使用させていただきました。「耐える」という表現で、最高乱数以外を耐える、あるいは同程度の確率で耐えるという調整を行っている所が多いです。ご了承ください。
• 略称を使っています。
• H:HP A:攻撃 B:防御 D:特防 S:素早さ 珠:いのちのたま GF:グラスフィールド
• ポケ徹育成論初心者なので、ポケモン自体や投稿の改善点をコメント頂けると嬉しいです。

要旨

採用理由と役割

　現在の対戦環境はドラミドロを活躍させやすい。エースバーンの台頭により、鋼ポケモンが駆逐されておりゴリランダーの草技を1/4に抑える事ができる。
　2020/7/14時点の使用率はドリュウズ9位、ジバコイル10位、ナットレイ23位、アーマーガア32位。2020/8/11ではドリュウズ11位、ジバコイル12位、ハッサム19位、ナットレイ22位、アーマーガア33位。
　しかしメジャーなドラミドロの型であるトリルアタッカーは、トリックルーム構築自体がダイマックス、ダイウォールなどで対策されやすい状態である。
　そこで耐久調整をしたみがわり持ちを育成した。もとの耐久がそこまで高い訳ではないため、優秀な対面性能による先発・死に出しや、優秀な耐性を利用して対面有利なポケモンに出してみがわりを絡めてうまく後続に負荷をかけていくのが主な役割である。
　なおこの型の着想はYoutubeのエルトライトさんの動画です。パクリといわれると完全に否定はできませんが、耐久調整・S調整・みがわりなど独自の部分が多いので、ご容赦下さると幸いです。

みがわりについて

　概して鈍足のみがわりは使いにくいが、この型のドラミドロでは以下のような利点がある。

とつげきチョッキとの違いについて

　ドラミドロはとつげきチョッキが一番多い。今回採用しない理由は、毒・ドラゴンというタイプには優秀な耐性があるが、それにより有利に立ち回れるポケモンに物理アタッカーが多いためである。またみがわり前提の立ち回りも考えているので、とつげきチョッキは今回は候補外。
(所有率 2020/7/14:とつげきチョッキ 30.2%、いのちのたま 28.6%、こだわりメガネ 20.9%、くろいヘドロ 11.6%。2020/8/11:順位変わらず。それぞれ43.4%、21.3%、15.0%、11.7%。シュカのみは0.5%。)

持ち物

シュカのみ
　投稿時点でゴリランダーギャラドスの地面技は10-20%程度であったが、その後ジバコイルなどのせいか地面技持ちはどんどん増えている(2020/7/30 ゴリランダー25.8% ギャラドス36.6%)。こうなると地面技を持たない前提は難しく対面性能を考えシュカのみをメインとした。
くろいヘドロ
　みがわりと相性が良い。ゴリランダーなどに優秀な耐性を利用して後出しした時のダメージ蓄積を軽減する。今もサイクル構成に組み込む場合は考慮に入る。

性格・努力値と調整

• シュカのみの調整

• くろいヘドロの調整

　両者とも基本的には対面性能を高め、不意の弱点技、ダイマックスに耐えるように調整を行った。
　Sは初手対面や後出しでもよく対面しうる4振りカバルドンを抜くことで先制でみがわりを張れるようにした。ドラミドロカバルドン対面はあくびか、悪くてもステルスロックを打たれることが多く、みがわりで透かした後にりゅうせいぐんを打てる。だいたいふきとばしをされるのでCダウンも気にしなくていい。
　またドラミドロ自体もたまに対面するが、多分多くはSに振っていないのでミラーに強い。
　くろいヘドロ構成の方はHPを4nにしている事以外、耐久調整は汎用的な物であり、みがわりをサブウエポンに替えて、こだわりメガネなどに替えても良いかもしれない。
　

技構成と与ダメージ計算

ヘドロばくだん
　タイプ一致主力技その１　威力:90×2(適応力)=180
　今は鋼タイプがPTに1匹もいない事も珍しくなく、適応力のおかげで半減でもかなりの負荷をかけられる。
　ヘドロウェーブは技威力が5高く、他の育成論ではそちらを採用しているがゴリランダーのタスキを3割で貫通できるだけでも圧倒的にこちらが優秀だと思う。毒にする確率も考えると与ダメージの期待値も差はほぼない。裏に状態異常前提の型がいたり、トリルアタッカーだとウェーブの方が良いかもしれない。

りゅうせいぐん
　タイプ一致主力技その２　威力:130×2(適応力)=230
　ヘドロばくだんの1.5倍近い威力が出るため、とどめに使いやすい。りゅうのはどうも考慮だが、この型だと技を連発する機会は少ない。

10まんボルト
　サブウエポン候補その１　威力:90
　ほぼギャラドスピンポイント。等倍だと火力は全く期待できない。みがわり持ちだと麻痺狙いでドヒドイデに対する遂行技になる。

みがわり
　有利対面時に交代読みで張ったり、鈍足害悪型ポケモンを透かしたり。
　無振りドヒドイデのねっとうが7.5-8.8%で、ほぼ3回耐える。ドヒドイデにみがわりを打つと割と降参される。
　実際に使ってみると相手PTに毒技の通りが良く、みがわりを使わずに毒技を通せる事が結構ある…いい事だが。

サブウエポン候補
ハイドロポンプ
　サブウエポン候補２　威力:110　ドリュウズピンポイント気味。

きあいだま
　サブウエポン候補３　威力:120　ドリュウズナットレイなどに。命中不安で遂行技としてはいまいち。

クイックターン
　サブウエポン候補４
　威力を期待するものではないが、みがわりを残しても厳しいドリュウズジバコイルに対して、たすき・がんじょうを削りつつ後攻交代できる。10まんボルト以外の候補技よりは良いかもしれない。

被ダメージ計算

立ち回りについて

　上記のように、基本は先発か死に出し、優秀な耐性を利用しての後出しを行う。流行のポケモン、先発に出やすいポケモンに有利な事が多く、仕事しやすい環境。少しHPが残れば、裏にトリルを用意して最後の詰めを任せるのも面白そう。ドヒドイデにはねっとうやけど以外は安全に出せる。

このポケモンの対策

　ナットレイジバコイルには打点がなく、みがわりを残しても厳しい。
　対面でドラパルトパッチラゴンなどのドラゴンは厳しい。ハバン持ちドラミドロも少数いるよう。

　以上になります。まだ使い始めて間もなく、まだまだ改良点が出てくると思うので、ご意見・ご感想などお待ちしております。

2020/8/11 地面技持ちゴリランダーギャラドスの増加に伴い、基本の持ち物をシュカのみに変更。それに伴い努力値調整なども刷新しました。