ドラミドロ- ポケモン育成論ソードシールド

前書き

こんにちは！11度目の育成論投稿となります、炊き込み淡水です！サッカーできますね
今回はつい最近リリースされた｢鎧の孤島｣で新たにゲットできるポケモンの一体、ドラミドロを考察していきたいと思います！

また、既にとつげきチョッキドラミドロの育成論が上げられているため、フォークさせていただきます。そちらの育成論とは努力値振り等に相違点があります。

注意！

• この育成論ではHP＝H、こうげき＝A、ぼうぎょ＝B、とくこう＝C、とくぼう＝D、すばやさ＝Sなどの略称を使います。
• 個体は、特に理由が無い限り理想個体とします。
• ダメージ計算は、スマホアプリ｢SWSH｣を参照しています。
• 不明な点などございましたら、コメントにて指摘して貰えると助かります。
• 気になったところなどを随時追記しています。

ドラミドロについて

第6世代で登場したどく・ドラゴンタイプのクサモドキポケモンです。くさタイプっぽい見た目ですがどく・ドラゴンタイプです。
種族値は、
H65-A75-B90-C97-D123-S44 合計494
突出して高い特防、低めのすばやさ以外は平均的な能力を持っているポケモンです。
ですが、隠れ特性に｢てきおうりょく｣を持っているため、自身の一致技を高火力で使用することができ、一致技だけならかのムゲンダイナと同じ火力を持っている恐ろしいポケモンです(C145相当)。
鎧の孤島で新たに水タイプ版とんぼがえり｢クイックターン｣を使用出来るようになったため、鈍足を活かした対面操作もこなせるようになり、サイクル戦で強力に戦えるようになりました。

採用理由と役割

ドラミドロは現ランクマッチ環境で唯一のどく・ドラゴンタイプを保有しています。4タイプが弱点ですが、7タイプを半減以上にすることができるため、サイクル性能は高めです。
また、ドラゴン技を無効にするフェアリータイプにも打点を持つことができ、特殊攻撃を使用することが多いフェアリータイプトゲキッスニンフィアのポケモンと殴り合えることができる、ドラゴンタイプにしては珍しいポケモンです(ジュラルドンは物理型フェアリーとは殴り合えます)。
また、特防が123と高水準のため、特殊受けもこなせます。
それに加えて特性｢てきおうりょく｣でムゲンダイナと同じ火力を押し付けることができ、後続に負担をかけることもできます。
クイックターンで対面操作も行えるため、

1. どく・ドラゴンタイプの良耐性、一致技の威力がC145相当になる高火力
2. 交代技を持っている
3. 特殊寄りとはいえ高耐久を保持

と、サイクルパーティに置いて強力な要素を複数兼ね備えています。

よって、このドラミドロの役割はサイクル戦における特殊アタッカー兼特殊受け、クイックターンでの対面操作となります。耐性的にゴリランダーにも受け出しが効きます(10まんばりきを保持している個体もいるので要注意です)。

持ち物

とつげきチョッキ
使用率を見る限り、ランクマッチの大抵のドラミドロはこの持ち物だと思われます。
変化技はどくどく、くろいきり、とけるとなかなか優秀なものを保持していますが、ドヒドイデのように｢じこさいせい｣を持っているわけではないので耐久型としては少し難しいところがあります。
そこで、ドラミドロ自身の高い特殊耐久性能を底上げし、長所を伸ばす形で運用できるとつげきチョッキを採用しました。
ドラミドロの高い特殊耐久を更に上昇させることができるおかげで、アシレーヌや特殊型ドラパルトに対して有利に立ち回れます。また、C特化サザンドラのダイドラグーンをダイマックス無しで確定耐えすることも出来るようになります。

性格・努力値と調整

ひかえめ H244-C252-D12
H 4n-1かつ最大耐久力(極振りすると実数値が4nになり、｢のろい｣でのダメージのリスクが大きくなる)
C 特化
D 余り(とつげきチョッキの最高効率は2nですが、ここに更に振ることでヌメルゴンニンフィアからの攻撃のダメージが少しだけ変化する)

特別な調整はしていませんが、ドラミドロダイドラグーンはダイマックスサザンドラを62.5%の確率で一撃で、ヘドロウェーブは通常アシレーヌをこれまた62.5%の確率で一撃で倒すことができます。

性格をれいせいにすると後攻クイックターンは成立しやすくなりますが、ひかえめだと｢イカサマ｣のダメージを軽減できたり、トリトドンダダリンなどの中堅ポケモンに強く出れたりすることができます。お好みで選択してください(れいせいにする場合のすばやさの個体値は無振りドヒドイデより素早くなる28〜31を推奨します。)。

とくぼうから4ポイントずつ別の能力に振り分けても問題ありません。
また、とくぼうに振っている余りの12ポイントをぼうぎょに振るとA252いのちのたまエースバーンのダイジェットを83.0〜98.8％ で確定耐えします。エースバーンは役割対象には入れにくいところですが参考にどうぞ。

• 調整案

H 228 C 252 S 28

H 奇数調整(10n-1)
C 特化
S 無振りカバルドン、無振りガラガラ(アローラ)抜き

カバルドンに勝ちやすくなりますが、耐久力は若干下がります。

技構成

りゅうせいぐん 毒技選択 選択技1 選択技2

私はりゅうせいぐん ヘドロウェーブ ねっとう クイックターンで運用しています。

• 確定技

りゅうせいぐん
威力130 命中90のドラゴン技です。使用後自身のとくこうが2段階下がります。
ドラミドロは現在ランクマッチで使用できるドラゴンタイプのポケモンの中でもっとも高い火力のりゅうせいぐんを使用することができます。
りゅうのはどうは威力が低いため、相手への高い負担を重視するサイクルパでは採用できません。

• 毒技選択

ヘドロウェーブ
威力95 命中100のどく技です。10%の確率で相手をどく状態にします。

ヘドロばくだん
威力90 命中100のどく技です。30%の確率で相手をどく状態にします。

どちらも、ダイマックス時の威力は90で変わりません。通常時の威力がアシレーヌトゲキッスを初めとした色んなポケモンの乱数が30〜40%程変わるため、｢ワンチャンスのどく状態で勝てない相手に勝ちたい｣場合はヘドロばくだん、｢どくよりも乱数で落とせるほうが良い｣場合はヘドロウェーブで選択してください。

• 選択技

クイックターン
威力60 命中100のみず技で、使用後に控えのポケモンと交代します。
不一致技で能力に下降補正を掛けている物理技なので全然火力はでませんが、タスキ潰し、ゾロアークの判別、対面操作を行うことができる便利な技です。
サイクル気質のパーティではほぼ確定になります。

ねっとう
威力80 命中100のみず技で、30%の確率で相手をやけど状態にします。
威力には期待できませんが、やけどを狙うことで物理型のポケモンの機能停止を狙えます。
ドラミドロの特殊耐久を見て出てきた物理型ポケモン相手に刺すことで30%の確率で強い勝ち筋を手にすることができます。

きあいだま
威力120 命中70のかくとう技です。10%の確率で相手のとくぼうを1段階下げます。
命中不安定ですが、打点が持てないはがねタイプ、特殊受けとしてでやすいバンギラスに対して強くなれます。
ダイマックス時に威力が大きく下がるため、ダイマックス運用がしづらくなります。

10まんボルト
威力90 命中100のでんき技です。10%の確率で相手をまひ状態にします。
ギャラドスやエアームド等に対して強く出ることができます。
ただし、エアームドアーマーガアにはねやすめで受け切られやすいため、注意が必要です。

ハイドロポンプ
威力110 命中80のみず技です。
命中不安定ですが、高い威力を持つ技です。
ドラミドロの前によく出てきやすいドリュウズピンポイントメタになると思います。

どく・ドラゴンタイプの技が等倍以上になるポケモンには抜群のサブウェポンよりも一致技が高火力になるため、その他のサブウェポンの採用は見送ります。

立ち回り例

ゴリランダーがいたり、フェアリータイプのポケモンが多い構築、はがねタイプが少ない構築に出して行きやすいポケモンです。
サイクルで自身の高火力一致技を押し付ける、クイックターンで対面操作を行う等をしてやってください。

こちらの私が投稿したパーティ記事の一番下にサイクル戦の立ち回りが載っているので、ご覧になっていない方は参考にどうぞ。
パーティ構築/205

与ダメージ計算

りゅうせいぐん、ヘドロばくだん、ねっとうのみ載せます。
現環境で良く見かけるポケモンを中心に載せていきます。

ダイ＝ダイマックス技

• りゅうせいぐん

• ヘドロウェーブ

• ねっとう

被ダメージ計算

現環境で良く見かけるポケモンを中心に載せていきます。

相性の良い味方

• アーマーガアエアームド

相性補完に優れた組み合わせです。彼らの天敵である特殊ほのお、でんきアタッカーに対してドラミドロが強力に立ち回れます。

後書き

いかがだったでしょうか？
並程度の耐久のポケモンなら一撃で撃破できる火力と非常に高い特殊耐久を兼ね揃えている強力なポケモンです。ぜひ使ってあげてください！
なにか不備、不足、質問などありましたらコメントにお願いします。
ここまでの閲覧ありがとうございました！