はじめに
- 略称を使います。
- ダメージ計算はSoldier Calcを使用しました。
- まず最初に与ダメを見てそこから考察をしていきます。
採用理由
愛
与ダメ
マニューラは攻撃種族値120と高いですが覚える技の威力が軒並み低いため、火力を上げないと止まってしまいます。性格は意地っ張り確定として、まずは珠を持たせてどのくらいの火力が出るのか見てみます。
H4ドラパルト氷の礫→73.1~87.1
H4サザンドラ氷の礫→61.9~74.4
H4オノノクス氷の礫→68.4~82.2
H252バンギラス瓦割→102.8~123.1
H4ドリュウズ瓦割→94~110.8(68.7%)
H252ウォッシュロトム地獄突き→55.4~66.8
命の珠を持たせればかなりいけそうな気がします。
マニューラの強み
- メジャーなドラゴンに先制で礫を打てる
ドラパルトを中心に回る現環境、ドラパルトを潰すためのスカーフオノノクスやスカーフサザンドラの個体数が少なくないです。それらに対して先制で上記のダメージを与えることができます。もし相手が手負いの状況であれば礫だけで倒せます。
- スカーフ持ちにドラゴンが割と多い
上の項とニュアンスが違います。マニューラはスカーフを巻いた礫で弱点をつけないポケモンに弱いです。しかし、スカーフ持ちにドラゴンタイプが多くその弱みが緩和されています。
- バンギラスとドリュウズにプレッシャーをかけることができる
素のバンドリであれば瓦割で一発で持っていけます。
- 流行りの先制技への耐性
ふいうちを半減できます。マッハパンチ、バレットパンチの使用率が低いのがありがたいです。
- オーロンゲの電磁波が効かない
マニューラはオーロンゲに強くはありませんが地味ながらもいくつか耐性があります。まずマニューラは悪タイプなのでオーロンゲの電磁波は効かないです。オーロンゲの電磁波で機能停止されることはないということは安心できる要素です。先行壁貼りに対しても瓦割りで貫通できるのも頭に入れておきたいです。
オーロンゲの無振りソウルクラッシュですら中乱1なので決して有利対面ではない、むしろ不利対面であることには注意しなければなりません。
マニューラの弱点
1.攻撃を一発耐えられると負けやすい
火力が不足しがちで返りうちにあうことが多いです。タスキ持ちにも同じ理由で弱いです。
2.ダイマックスした相手に弱い
相手に耐えられてしまうだけでなく高火力の技がとんでくるので、厳しくなります。ダイマックスを切るなどしてどうにかしたいです。
3.礫で弱点をつけないスカーフ持ちに弱い
前述した通りです。スカーフダルマが代表例。
4.ミミッキュに勝てない
トップメタのミミッキュで止まってしまうのはかなり痛いです。ただ、皮が剥げた素のミミッキュはマニューラで突破可能です。
5.物理受けは基本突破できない
ドヒドイデサニーゴ(ガラル)アーマーガアなどの物理受けのエキスパートを突破するのはなかなか厳しい。
マニューラを活躍させるには
- 初手ステロ(1の解決策)
ステロをまくことでマニューラの弱点であるタスキ持ちを克服し、主要ドラゴンを礫圏内に持っていけます。砂ダメも稼げるカバルドンがその役目に最も適していると考えます。
- 対ミミッキュ要員をパーティにいれる(4への対抗策)
対ミミッキュに特化したポケモンをパーティに採用することでミミッキュを選びづらくさせる、またはそのポケモンでミミッキュを突破したあとにマニューラを刺す。
- カバルドンvsミミッキュ対面を無理矢理作る(4への対抗策)←New!
カバルドンのふきとばしやあくびでミミッキュを運良く引っ張り出しカバで皮を剥ぐことができれば、マニューラでミミッキュを突破できる可能性がかなり上がります。
- 剣舞を搭載する(2・5への対抗策)
カバルドンのあくびとの相性も良く相手を眠らせられる可能性がある以上採用しないのはもったいないです。
もしかしたら物理受けも突破できるかもしれません。
また、火力を上げる用途以外にもダイウォールとして相手のダイマックスを枯らす動きができるのが剣舞採用型の強いところです。ダイマックスさえしのげばマニューラはかなり活躍できる可能性が高くなります。マニューラだけでなくもう一体のアタッカーにも補助技を搭載してパーティ全体でダイマ枯らし策を用意しておくのが望ましいと思います。
調整
意地っぱり A252 S180 H68 B4 D4
性格・A:抜きエースとしての性能を高めるために特化確定
S:最速100族抜き。
この調整で使用率高めなところだと
アイアントゲンガーエースバーン インテレオンを抜けなくなります。素早さ順に全て挙げると
ニャオニクス♂ライボルトギャロップ(ガラル)レパルダスデンチュラエレザードアイアントエーフィユキメノコライチュウゲンガーココロモリチラチーノペルシアンエルフーンエンニュートルチャブルエースバーンインテレオンダグトリオパルスワンオンバーンアブリボン
が抜けなくなります。
これらを捨てて耐久に回すことで他の敵への勝率を少しでも上げます。
最近使用率があがっているアイアント抜き調整も検討しましたが、
アイアントに勝つには対面した際に
○剣の舞を積んでいる
○相手がダイマックスをすでに消費している
の同時に二つを満たしていないと勝つことができません。
そんなわずかな望みにかけるよりも、アイアントは潔く諦めて耐久に回すほうが賢明だと判断しました。
耐久:残り。耐久の低いマニューラは体力調整するよりも素直に最硬を目指したほうがいいと判断しました。
持ち物
命の珠
命の珠がベストと考えています。
タスキを持たせることも考えましたが、バンギラスの砂起こし、ドラパルトのふいうち、マニューラのダイマックス、ステロ要員カバルドンの砂起こしと相性がわるく腐りやすいです。
タスキを使用するなら、まったく違った方針になりそうです。
技構成
★確定技
- 氷の礫
これがないとドラパルト、スカーフサザンドラ、スカーフオノノクスに勝つことができません。この3体には厚くしたいです。
- かわらわり
氷技や悪技との相性が良いです。氷悪闘の三つすべてに耐性があるポケモンはいません。
バンギラスドリュウズを突破するために必ず必要です。
ダイナックルで攻撃を上げることもできます。
相手の壁を壊すこともできます。いざというときのために頭に入れておきたいです。
◎優先技
- 剣舞
前述したようにカバルドンのあくびで起点を作れる可能性があるので入れておきたいです。あとは前述したようにダイマックスしたあとにダイウォールを発動できるのが強く
・相手のダイマックスを切らす
・自分のダイマックスを切らす(氷の礫をうてるようにする)
・ダイアイス後のダイウォールであられダメを稼ぐ
などに使えます。
○選択技
- じごくづき
威力80命中100。2ターンの間音技を使えなくする。
追加効果でニンフィアのハイパーボイスを封じることができます。ニンフィアと対面してしまいやむをえずじごくづきから入る、という場面もあるかもしれないので、覚えておいて損はないと思います。
ドラムアタックは音技ではないので注意したいです。
- つららおとし/冷凍パンチ
威力:85/75
命中:90/100
追加効果:3割怯み/1割氷
今回はじごくづきを採用しました。現環境で非常に通りの良い悪技をタイプ一致で打てるのが魅力だったからです。使用率の高いウォッシュロトムヒートロトムにタイプ一致等倍を打てるのが大きいと考えています。
じごくづき採用ではフェアリータイプに弱点をつけずタイプ一致等倍も打てず苦しくなりますが、
カバマニュ他一匹をフェアリーとやりあえるポケモンを選出しておくなどしてどうにかしましょう。
高威力氷技を採用するメリットはゴリランダートゲキッスに安定する・つららおとしで怯みに期待できるなどがあります。
- けたぐり←New!
体重依存技で、ダイマックス相手に打つことができないので使いづらさがあります。とはいうもののマニューラが瓦割りを打ちたい相手に重たいポケモンが多いので、一考の余地はありそうです。
バンギラス威力120 ドリュウズ威力60
ナットレイ威力100 カビゴン威力120
サザンドラ威力100 オーロンゲ威力80
ジュラルドン威力40
与ダメ(珠込み)
- 氷の礫
H4ドラパルト→73.1~87.1 ステロ*1+砂ダメ*1込で中低乱1(37.5%)
H4サザンドラ→61.9~74.4 ステロ*2+砂ダメ*1込で中乱1(43.75%)
H4オノノクス→68.4~82.2 ステロ*1+砂ダメ*1込で超低乱1(6.25%)
H252ゴリランダー→50.2~60.3
H252トゲキッス→50~60.9 ステロ*2込で確1
- 氷の礫ダイアイス(威力90)
H4ドラパルト→161.5~190.2
H4オノノクス→150.6~179.6
H4サザンドラ→136.3~162.5
H252ゴリランダー→110.6~131.8
H252トゲキッス→113.5~135.4
H252ニンフィア→73.2~86.6
H252オーロンゲ→73.2~86.6
H252マホイップ→77.3~90.6
特化マホイップ→52.3~62.2
- 瓦割
H252バンギラス→102.8~123.1
H4ドリュウズ→94~110.8(68.7%)
H4ジュラルドン→71.2~85.6
特化ナットレイ→40.3~47.5
- 瓦割ダイナックル(威力90)
H252バンギラス→148.5~175.4
H4ドリュウズ→111.8~132.7
H4ジュラルドン→111.8~132.7
特化ナットレイ→47.5~55.8
- じごくづき
H252ウォッシュロトム→55.4~66.8%
H4ミミッキュ→83.9~101.5 皮ダメ込で中高乱1(75%)
H4ウインディ威嚇込み→45.4~54.5 ステロ*2込で中低乱1(31.25%)
H252ゴリランダー→48.7~58.4
H252ギルガルド(シールド)→83.8~99.4 ステロ*1込で中乱1(62.5%)
特化輝石サニーゴ(ガラル)→52.6~65.2
特化アーマーガア→34.1~40.4
特化ドヒドイデ→35~42
H4ギャラドス→66~78.3 ステロ*1込で中低乱1(31.25%)
- じごくづきダイアーク(威力130)
H4ドラパルトA↓込→153.6~182.3 ステロ*2込でダイマドラパを低乱1(25%)
H252ウォッシュロトム→90.4~107.6 ステロ*1込で確1
H4ウインディ威嚇込み→72.8~86.7 ステロ*1込で高乱1(87.5%)
H4ミミッキュ→138.1~163.3 皮なし+ステロ*1込でダイマミミ中乱1(50%)
H4ギャラドス→107~126.3
特化輝石サニーゴ(ガラル)→88.6~104.1 低乱1(18.75%) ステロ*1込で確1
特化アーマーガア→51.2~60.9
特化ドヒドイデ→52.2~61.7
- つらら落とし
H4ドラパルト→152.4~180.4
H4サザンドラ→130~153.8
H4オノノクス→143.4~169
H252ゴリランダー→105.3~124.1
H252トゲキッス→106.7~127
- つらら落としダイアイス(威力130)
H4ドラパルト→229.8~272.5
H4サザンドラ→197.6~233.5 ダイマサザンを超高乱1(93.75%)
H4オノノクス→218.5~258.2
H252トゲキッス→164~194.7 ステロ*1込でダイマキッス確1
H252ゴリランダー→159.4~188.4
被ダメ
特化ドラパルトドラゴンアロー→一発40.9~48.7
C4ドラパルト大文字→76.6~90.6
特化ドラパルトダイドラグーン(威力130)→103.8~123.3
C4ドラパルトダイバーン→96.1~114.2(18.75%耐え)
特化サザンドラ流星群→87.6~103.2(81.25%耐え)
特化ドリュウズアイアンヘッド→114.2~136.3
特化ドリュウズダイスチル(威力130)→184.4~218.1(ダイマして43.75%耐え)
特化バンギラスストーンエッジ→141.5~167.5
特化バンギラスダイロック(威力130)→184.4~218.1(ダイマして43.75%耐え)
特化珠ミミッキュじゃれつく→128.5~151.9
特化珠ミミッキュダイフェアリー(威力130)→183.7~217.5(ダイマして56.25%耐え)
特化ニンフィアマジカルフレイム→76.6~90.9
実際の流れ
相手のパーティを見て
・初手カバルドンが成立しそうか
・マニューラを止められるポケモンがいないか
を確認して、いけそうならカバマニュ+αで選出します。
初手にカバルドンを出しステロを巻いてできるだけ相手を削ります。余ダメを見ても分かるように、マニューラに繋ぐまでにどれだけ相手を消耗した状態にできるかが勝負です。
カバルドンが倒された後は状況を見てマニューラとαどちらを先に出すか決めます。
カバルドンの型については、第7世代に投稿されていたみすずさんの型を参考にさせていただきました。
カバルドンカバルドンの型一例
腕白 H252 B:特化珠ミミッキュダイフェアリー75%2耐え調整 D:残り
ステルスロック/あくび/ふきとばし/岩石封じ
持ち物:1/3回復きのみ
第七世代のみすずさんの育成論を参考にさせていただきました。
ふきとばしはみがわりを飛ばせるのが強いです。ダイマックスしたポケモンは吹き飛ばせないので注意。また、裏のポケモンを確認することで、今後の方針を立てることができます。
あくびは眠らせられればマニューラで積むチャンスが生まれます。交代されたらされたでステロダメが入るのでおいしいです。ダイサンダーダイフェアリーで眠り無効になることに注意。
挑発されても動けるように岩石封じを入れました。相手の素早さを下げて後続の負担を減らせます。ミミッキュに対して強く、打てば皮を剥ぎつつ素早さを落とすことができます。
さいごに
珠マニューラの紹介でした。
好きなポケモンで勝つことができたときはとても嬉しいものです。
マニューラ好きの方、ぜひこのマニューラを一度試してみてください!