前書き
こんにちは!記念すべき10度目の育成論投稿となります、炊き込み淡水です!
今回はつい最近リリースされた「鎧の孤島」で新たにゲットできるポケモンの一体、レントラーを考察していきたいと思います!
また、同じコンセプトのレントラーが既に投稿されているため、その論をフォークさせていただきます。覚えさせている技、性格等に相違点がございます。
注意!
- この育成論ではHP=H、こうげき=A、ぼうぎょ=B、とくこう=C、とくぼう=D、すばやさ=Sなどの略称を使います。
- 個体は、特に理由が無い限り理想個体とします。
- ダメージ計算は、スマホアプリ「SWSH」を参照しています。
- 不明な点などございましたら、コメントにて指摘して貰えると助かります。
- 気になったところなどを随時追記しています。
- 鎧の孤島で新たに出現するポケモンは、6月中はランクマッチで使用することができません。その為、現在はカジュアルマッチとフレンド対戦で試用運転しております。ご了承ください。
レントラーとは
第4世代で初登場したがんこうポケモンです。その目は壁を透視することができるとかできないとか。
種族値は、
H 80 A 120 B 79 C 95 D 79 S 70 合計532
いわゆる「両刀中速型」のポケモンで、こうげきと少しだけ高いとくこう以外の能力値は平均的、そんなポケモンです。
また、今作から廃止されたメガシンカポケモンのメガライボルトを除くでんきタイプの最終進化ポケモンの中で唯一特性いかくを保持しており、でんきタイプのポケモンが良く覚える「ボルトチェンジ」と合わせてサイクル戦を行うことができます。
その他、サブウェポンにもでんき単タイプとしては珍しい物が揃っています。
採用理由と役割
特性にいかくを持ち、最近の環境で多く飛び交うひこうタイプの技を半減以下にできるポケモンはクチートとレントラー系列しかおらず、レントラーはボルトチェンジを使用することで安全に自主退場をすることができ、クッションとしての役割を後半も果たしやすいです。環境には物理型のポケモンも多く、役割対象には困ることはありません。
昨今の環境で猛威を振るうエースバーンギャラドスに対して後出しからでんじはで麻痺を入れることもできる(ラムのみには要注意)ため、これらの物理エースに対して有利に立ち回ることができます。
また、レントラー以外のでんきタイプでは禁止伝説であるゼラオラしか覚えることができない「ばかぢから」を覚えることができ、でんきタイプが誘いやすいドリュウズに対して致命傷を負わせてサイクルを崩壊させることを狙えます。
よって、このレントラーの役割はサイクル戦における物理型ポケモンに対してのクッションに加え、相手の物理エースに対する弱体化を狙う要員、誘いやすいドリュウズ等への役割破壊を役割とします。
またレントラーよりも耐久力が高く、すてゼリフ等を持ち、クッションとして高性能を保持するガオガエンとの差別点ですが、
- レントラーは「でんじは」を保有しており、相手の高速アタッカーに役割を持ちやすい点
- ガオガエンはいかく込みぼうぎょ特化してもA252いのちのたまギャラドスのダイジェット+ダイストリームを耐えることができないが、レントラーにはそれができる点
- レントラーは弱点が少ない点
以上を差別点とさせていただきます。
<<参考>>
育成論ソードシールド/640
(カプ・サイシンさんのクッション型ガオガエンの育成論です。参考にどうぞ。)
既存のクッションレントラー育成論との差別点
現状、クッションレントラーに関する素晴らしい育成論があります。以下に差別化を基準したいと思います。(ニートルさんのものは削除されていたため、項から削除いたしました。ご了承ください。)
あしさんのレントラー育成論↓
育成論ソードシールド/1240
ずぶとい H252-B252-C4@混乱実
ボルトチェンジ / でんじは / つぶらなひとみ / こらえる
- 性格がずぶといである点
役割はもっとも近いですが、こちらには物理受け、クッションとしての役割遂行を完璧に果たせるようにした技構成が特徴です。
性格をずぶといにしているおかげで、万が一アーマーガアと対面したときも、上からボルトチェンジで負荷をかけることができる点も見逃せません。
こちらの育成論と私の育成論との比較としましては、
- オボンのみによって受けとしての汎用性が高い点(マリルリにはオボンのみの方が安全に役割を遂行できる可能性がある)
- ばかぢからの役割破壊力
を差別点とさせていただきます。
私の調整のものとは違った良さがあり、それぞれに短所、長所があります。
どの調整が皆さんのパーティにもっとも合っているか吟味していただいて、ぜひ物理受けレントラーの強さを感じていただきたいです。
持ち物
オボンのみ
この道具を持たせることによって、A特化いのちのたまマリルリのダイフェアリーをとても高い確率で2回耐えることができます。具体的な数値はダメ計に乗っています。
他の道具ではそれはできないため、確定とさせていただきます。
性格・努力値と調整
のんき
H 252 B 252 C 4
H 8n-1(耐久重視のため振り切り)
B A特化いのちのたまマリルリのダイフェアリーがいかく込みで超低乱数2発
C 余り(すこし負担を大きくしておいて確定数を増やす)
性格をのんきにしてすばやさを遅くすることで、相手がまひ状態になっても後攻ボルトチェンジが成立しやすくなり、さらにボルトチェンジとばかぢからの最低限の火力をキープすることができます。
S個体値は、無振りアシレーヌ等を上回れるようにさいこうを推奨いたします。
役割対象への役割の遂行には影響は無いので、もっと下げておきたい方は各自仮想敵に合わせて調整してください。
- Sライン
個体値31
実数値81 アシレーヌ等無振り60族を上回る
個体値5以下
実数値69 マリルリ等無振り50族を下回る
技構成
ボルトチェンジ でんじは ばかぢから 選択技
私はボルトチェンジ でんじは ばかぢから ほえるで運用しております。お好みで選択技を変えて運用してください。
- 確定技
ボルトチェンジ
威力70 命中100のでんき技です。使用後自身の控えのポケモンと交代します。
いかくと非常に相性の良い技です。
後攻でボルトチェンジをすることができれば、後続に控えているポケモンを無傷で出すことができ、有利対面を作ることができます。
でんじは
命中90のじめんタイプとでんきタイプ以外のポケモンをまひにさせる技です。
エースバーンを初めとする高速アタッカーの機能を奪うことができる強力な技です。
ラムのみにさえ気をつければ有効な場面も多いです。
ばかぢから
威力120 命中100のかくとう技。使用後に自身のこうげきとぼうぎょを1段階下げます。
ドリュウズやバンギラスに対する役割破壊として非常に重宝する技です。
あくまで役割破壊を目的とした技なので、パーティによっては不採用にしたほうが良い時もあります。(ドリュウズに対して強いポケモンがパーティに多い時等)
- 選択技
ほえる
必ず後攻になりますが、相手を強制的に交代させることができます。
みがわりやつるぎのまいを初めとする積み技を使用する相手に対して強力な効果を発揮する技です。
ダイマックスした相手に対しては無効化されてしまう、いかくのこうげき下降がリセットされてしまう点は注意が必要です。
つぶらなひとみ
命中100の先制でこうげきを1段階下げる技です。
いかくと合わせてこうげきを2段階下げることができます。
いかくとつぶらなひとみを両立できるのは他にはムーランドハーデリアがいます。
こらえる
使用したターンは相手のこうげきを受けて体力が0以下になるこうげきを受けても必ず1残ります。連続で使用すると失敗するときがあります。
相手のダイマックスターンを確実に消費させることができます。
ウーラオス(いちげき)ウーラオス(れんげき)の存在があるため、「まもる」の優先度はこらえるより低くなりました。
立ち回り例
このレントラーは大きいダメージを稼げる程の火力を保持していないので、パーティ単位で助けてあげましょう。
パーティ構築/37
こちらのパーティ構築の記事にサイクル戦についての説明が書かれております。まだ1度もご覧になってない方は参考にどうぞ。
与ダメージ計算
ボルトチェンジ、ばかぢからのみ記述します。
大きい負担を掛けることを目的としていないため、ダメージは控えめです。
ボルトチェンジ
無振りミミッキュ
28.4〜34.6% 乱数3発(2.73%)
無振りギャラドス
91.7〜108.2% 乱数1発(43.75%)
無振りドラパルト
14.7〜17.7% 乱数6発
無振りエースバーン
(等倍)
31.6〜37.4% 乱数3発(84.42%)
(抜群)
63.2〜74.8% 確定2発
H252トゲキッス
35.6〜43.9% 確定3発
H252アーマーガア
43.9〜52.6% 乱数2発(12.89%)
H252ドヒドイデ
38.2〜45.8% 確定3発
H252マリルリ
44.4〜53.1% 乱数2発(22.65%)
- ばかぢから
無振りドリュウズ
85.4〜101.6% 乱数1発(12.5%)
H252バンギラス
94.6〜112.0% 乱数1発(68.75%)
無振りヒヒダルマ(ガラル)
94.4〜111.1% 乱数1発(68.75%)
HB特化しんかのきせきポリゴン2
29.1〜34.3% 乱数3発(3.32%)
被ダメージ計算
環境に多いポケモン、カジュアルマッチで当たって強力だと感じたポケモンを中心に記述します。
要望があれば追加します。
確定数はオボンのみ込みでの表記となっています。
- 1=こうげき1段階下降
AC252ドラパルト
ドラゴンアロー 36.3〜44.9% 乱数3発(12.21%)
ダイドラグーン(ドラゴンアロー) 47.0〜56.1% 確定3発
りゅうせいぐん59.8〜71.1% 乱数2発(89.45)
ダイドラグーン(りゅうせいぐん)64.7〜77.0% 確定2発
-1
ドラゴンアロー25.6〜29.9% 確定5発
ダイドラグーン(ドラゴンアロー) 31.0〜37.4% 乱数4発(99.99%)
A特化いのちのたまミミッキュ
じゃれつく 37.9〜45.9% 乱数3発(52.68%)
シャドークロー 29.9〜36.3% 乱数4発(98.64%)
ダイフェアリー(じゃれつく) 55.0〜65.2% 乱数2発(14.45%)
ダイホロウ(シャドークロー) 51.8〜60.9% 確定3発
-1
じゃれつく 25.6〜31.0% 確定5発
シャドークロー 20.8〜25.1% 乱数5発
ダイフェアリー(じゃれつく) 37.4〜44.3% 乱数3発(23.09%)
ダイホロウ(ダイホロウ) 35.2〜41.7% 乱数3発(0.02%)
A252いのちのたまエースバーン
かえんボール 55.0〜65.2% 乱数2発(14.45%)
ダイバーン(かえんボール) 64.7〜75.9% 確定2発
キョダイカキュウ(かえんボール) 73.7〜87.7% 確定2発
ダイジェット(とびはねる) 29.4〜35.2% 乱数4発(85.99%)
-1
かえんボール 37.4〜44.3% 乱数3発(23.09%)
ダイバーン(かえんボール)42.2〜50.8% 確定3発
キョダイカキュウ(かえんボール)48.6〜58.2% 確定3発
ダイジェット(とびはねる) 20.3〜23.5% 乱数6発
A252ドリュウズ
じしん 80.2〜94.1% 確定2発
ダイアース(じしん) 102.6〜121.9% 確定1発確定1発
-1
じしん 52.4〜62.0% 確定3発
ダイアース(じしん) 68.4〜81.2% 確定2発
A252いのちのたまギャラドス
たきのぼり 39.5〜46.5% 乱数3発(80.56%)
ダイストリーム 63.1〜74.8% 確定2発
ダイジェット 31.0〜37.4% 乱数4発(99.97%)
-1
たきのぼり37.4〜44.3% 乱数3発(23.09%)
ダイストリーム(たきのぼり) 41.7〜50.2% 確定3発
ダイジェット(とびはねる) 20.8〜25.1% 乱数5発
A特化いのちのたまマリルリ
じゃれつく 55.0〜65.2% 乱数2発(14.45%)
ダイフェアリー(じゃれつく)79.1〜93.5% 確定2発
ダイジェット(とびはねる) 26.2〜31.0% 確定5発
-1
じゃれつく 36.3〜43.8% 乱数3発(6.71%)
ダイフェアリー(じゃれつく) 52.9〜62.5% 乱数2発(0.39%)
ダイジェット(とびはねる) 17.1〜20.8% 乱数6発
A特化ゴリランダー
ドラムアタック 42.2〜50.2% 確定3発
グラススライダー 36.8〜43.8% 乱数3発(13.33%)
キョダイコランダ 85.0〜100.0% 確定2発
-1
ドラムアタック 27.8〜33.6% 乱数4発(24.36%)
グラススライダー 24.5〜29.4% 乱数5発
キョダイコランダ 56.1〜66.3% 乱数2発(28.51%)
A特化いのちのたまパッチラゴン
先攻でんげきくちばし 57.7〜67.9% 乱数2発(55.07%)
ダイドラグーン(げきりん)94.6〜112.8% 確定2発
-1
先攻でんげきくちばし37.9〜45.9% 乱数3発(60.0%)
ダイドラグーン(げきりん) 64.7〜75.9% 確定2発
A252ごりむちゅうヒヒダルマ(ガラル)
つららおとし 51.3〜60.9% 確定3発
-1
つららおとし34.2〜40.6% 確定4発
C特化トゲキッス
マジカルシャイン 46.5〜55.0% 確定3発
ダイフェアリー 75.4〜88.7% 確定2発
C特化ウォッシュロトムヒートロトム
ボルトチェンジ 18.1〜21.9% 乱数6発
10まんボルト 23.5〜27.8% 乱数5発
ハイドロポンプ 58.2〜68.9% 乱数2発(62.5%)
オーバーヒート 67.9〜80.7% 確定2発
ダイストリーム(ハイドロポンプ) 73.7〜87.1% 確定2発
AC特化ファイアロー
ブレイブバード 18.1〜21.9% 乱数6発
ダイジェット(ブレイブバード) 21.3〜25.6% 乱数5発
ぼうふう 22.9〜27.2% 乱数5発
ダイジェット(ぼうふう)28.8〜34.7% 乱数4発(77.92%)
-1
ブレイブバード 12.2〜14.4% 乱数9発
ダイジェット(ブレイブバード) 14.4〜17.1% 乱数8発
A特化バンギラス
ストーンエッジ 43.3〜51.3% 確定3発
ダイロック(ストーンエッジ) 56.1〜66.3% 乱数2発(28.51%)
-1
ストーンエッジ 28.8〜34.2% 乱数4発(55.41%)
ダイロック(ストーンエッジ) 37.4〜44.9% 乱数3発(32.27%)
A252ウーラオス(いちげき)ウーラオス(れんげき)
あんこくきょうだ 46.5〜55.0% 確定3発
すいりゅうれんだ 43.3〜52.9% 確定3発
インファイト 45.4〜54.5% 確定3発
ダイアーク(あんこくきょうだ) 49.7〜59.3% 確定3発
ダイナックル(インファイト) 35.8〜43.3% 乱数3発(4.05%)
-1
インファイト 31.0〜36.8% 乱数4発(99.97%)
ダイアーク(あんこくきょうだ) 33.6〜40.1% 確定4発
ダイナックル(インファイト) 24.5〜29.4% 乱数5発
C特化ラプラス
うたかたのアリア 41.7〜49.7% 確定3発
ダイストリーム 59.3〜70.5% 乱数2発(82.81%)
相性の良い味方
どちらの型もひこうタイプのポケモンを良く呼ぶため、それらのポケモンに対してクッションとして出しやすくなります。
レントラーが特殊型のポケモンに弱めのため、特殊型のポケモンに対して無類の強さを誇るこの2体はシナジーが高いと言えるでしょう。
後書き
いかがだったでしょうか?
ウーラオス(れんげき)と共に使用する場面も多かったのですが、相手のダイマックス枯らしに良く貢献してくれることも多く、使いやすいポケモンでした。
是非使ってみてください!
何か不備、不足、質問等ありましたらコメント欄にお願いします。
ここまでの閲覧ありがとうございました!