はじめに
- 怒りの初投稿です
- 一部略称を使用します
- 論中に於いてとくに注釈がない場合全てのポケモンは理想個体であるものとして話を進めています
- ネット検索で解決するような質問にはお答えしかねます
ダダリンの特徴
- 鈍足アタッカー
そこそこの耐久とそれなりの火力、そしてクッソトロ臭いSと、典型的な鈍足アタッカーです
- 珍タイプ
草/霊の複合タイプはそこそこ珍しく、オーロットパンプジン(普通)ジュナイパー及びその進化前、そしてダダリンしか存在しません
耐性的には特別優れている訳ではなく、草タイプ故に電気/水/地に耐性を持っていることが評価できるくらいですが、ヨロイ島で新規追加されたポルターガイストが「高威力」+「一貫性高」+「相手の持ち物をバラせる」とヤッベェぞォ…こいつはよォ…!な性能をしてるので、それにタイプ一致補正を載せて使えるのは一つの強みになります
要するに、「草タイプの耐性を持ちながら、めっちゃ強いポルターガイストをタイプ一致で使える」というのが強いです
加えてこの四匹の中で一番火力が高いのがダダリンです
固有特性であるはがねつかいなど、他にも特徴はありますが、当論においてはそんなに重視してないのでカットします
育成方針
「鈍足アタッカー」「強力なポルターガイストをタイプ一致で撃てる」
この二点を重視し、突撃チョッキを持たせてAを伸ばします
耐久特化の相手でなければ大抵二発以内で落とす火力を持ち、かつチョッキを持たせることで等倍特殊技の確定数を乱2-確3にズラせるため、特殊相手のタイマン性能は非常に高くなります
この型のダダリンのセールスポイントは以下三点です
1.元の種族値に加え、チョッキを持っていることで特殊アタッカーとの殴り合いに強い
2.ポルターガイストの通りの良さからタイプ一致等倍以上で殴れる範囲が広い+相手のアイテムを見れる為、型の判別がしやすくなる
3.{闘地水電草}耐性(一応ノーマル耐性もあるけどカビゴンには強くないので微妙です)
他アイテムとの比較
疑似的に耐久値を嵩増しできる回復実との比較コーナーです
チョッキと比べた時の回復実の優位点は以下
- 物理相手にも機能する
- 補助技を入れられる(といってもマトモな補助技は剣舞や鬼火くらいです)
逆に不利な点は以下です
- 特殊耐久はチョッキ>オボン、フィラ系統は発動条件が厳しい
- ダダリンをワンパンしてくるような超火力の前には無力
- ダイマックス同士の殴り合いになったときに回復量がショボくなり、結果的に特殊耐久が一層落ちる(ダイマックス中に実が発動した場合、回復量はダイマ前の素のHPを参照する)
- 未ダイマ→ダイマ技で殴られるなど、火力調整されて木の実を腐らされる可能性がある
今回はタイマン重視の型なので補助技の必要性が薄く、また技構成次第ではあるもののそれなりにダイマ適性があることを考慮してチョッキを選択しました
努力値
意地 H236-B12-A252-D4-S4
なんだかいかにも調整先がありそうな振り方ですが、実際には定数ダメージや総合耐久を加味してちょっとだけ手を加えたHAぶっぱですが、思考停止で努力値振ったっぽい書き方をするとお叱りを受けてしまう為、解説という名の弁明タイムを挟ませて貰います
- 解説
まず一にこの型のコンセプトの一つは「火力と耐久の両立」であり、その為変に火力を削ったりできず、また多少耐久を厚くしたところで確定数に変化が観られませんでした
次に、ダダリンのS40というのは鈍足ポケモンひしめく素早さ激戦区であり、多少振ったところでイタチごっこに陥った挙句に抜かれる危険性が高いです
というわけで、潔くHAにぶっぱし、余りは同族やS種族値が等しいドサイドンを抜ければいいな、くらいの気持ちでSに割り振りました
これでも特化ニンフィアのハイボを確3に抑える程度の特殊耐久は確保できてますし、火力はあるに越したことはないので、基本はHAぶっぱで問題なく運用できるでしょう
少しでも鈍足同士のかけっこ対決に勝つ確率を上げたいのであれば、無振りカバルドンを抜けるS60まではHを削った分を振ってもよいかもしれません、カバルドンに加えドサイドンドラミドロガラガラローブシンクワガノンを抜ける可能性が上がる/生まれます
逆にそれ以上Sに努力値を割こうとすると、ドリュウズのアイヘやニンフィアのハイボの確定数がズレてきてしまうのでオススメしません
技構成
確定
- ポルターガイスト
めちゃんこに強いので抜く理由がないでしょう
「アイテムを持たない相手には通じない」というデメリットこそありますが、それを補って余りある威力がありますし、「アイテムを使用済みの相手」というのは大抵HPが削れたりしてるので他の技で止めが刺せる場合が多いです
数は少ないですがシード系などの即時発動ができるアイテム、叩き落とす持ち味方ポケモンとのアンチシナジー、そしてアイテム持たせ忘れのうっかりやさんな相手にだけは注意しましょう
また頻繁に使う技なのにPPが少ないという欠点があるのでポイントアップ/マックスの使用を強く勧めます、特にナットレイとかと殴り合いになったときにPP増やしてないと面倒です
- パワーウィップ
草タイプとしての役割対象に刺すための技
またポルターガイストが通じない相手への第二のメインウェポン
候補
- アンカーショット
対フェアリー、および確定技が両方通らないサザンドラなんかへの打点
が、フェアリー筆頭のミミッキュにはポルターガイストが抜群で入る、トゲキッスは弱点保険が怖い、サザンドラ等の悪複合には向こうから抜群を取られるのであまり殴り合いたくない…とあまり撃つ機会に恵まれません
ダイマ技として見た場合には実質タイプ一致+Bを上げながら殴れる技になるので優秀ではあります
ちなみにジャイロボールは中途半端にSがあるせいで最遅にしてもあまりいい火力が出しにくいです
- 地震
ドヒドイデや炎/鋼タイプへの打点
HB特化ヒトデはキツイですがHDの方なら殴り倒せます
また炎タイプへの最高打点ではありますが、正面から殴り合うシチュはあまりないでしょうし、交換読みで撃つにしてもポルターガイストの方が読みの必要がない分ノーリスク+アイテム察知のメリットがあるので、その用途としてはやや使いにくいと思います
ただしエースバーンはポルターガイストではギリギリ倒せないものの地震を食らわせればワンパン可能です、なのでエースバーン交代が読めた時だけは地震撃つのを勧めます
- 瓦割
サザンドラピンポ
またアンカーショットと組み合わせて、ロンゲキッスのロンゲを拘束しつつ瓦割で壁貼りの仕事を遂行させずに倒す動きも一応できます
ただプレイングがちょっと難しくなりますし、ロンゲキッスピンポだし、もう一つの用途である対サザンドラについてもアンカーショットと同じ理由で交換読みくらいでしか撃てないのであんまり優先度は高くありません
- グラススライダー
ダダリンにダイマックスを切ってダイソウゲンでフィールドを変えれば、ダイマ解除後に先制技が使えるようになります
確定技だけでもそれなりに広い技範囲をカバーできてますし、他の候補技もあんまりパッとしないものばかりなので入れる価値はあるでしょう
あと今の環境だとゴリラが楽しそうにしていらっしゃるので、彼のフィールドメイクにただ乗りできることもそこそこあります
グラススライダー以外の候補技の評価が全体的に低めですが、基本ポルターガイストかウィップ以外の技を撃たないので必然こうなります
- オススメ構成
ポルター/ウィップ/アンカー/スライダー
ダメージ計算
使用ツールはポケマネです
攻
- ポルターガイスト
無振エースバーン→85.2%-100.6% 乱1(6.3%)
H252FCロトム→63.1%-74.5%
H252ローブシン→51.4%-60.8%
- パワーウィップ
H252バンギラス→101.4%-119.8%
B252カビゴン→49.8%-58.7% 乱2(99.6%)
- アンカーショット
H252ニンフィア→105.9%-124%
H252トゲキッス→82.3%-97.9%
無振サザンドラ→49.7%-58.7% 乱2(99.6%)
- 地震
HB特化ドヒドイデ→43.3%-52.2% 乱2(10.5%)
無振エースバーン→103.2%-122.6
- 瓦割
無振サザンドラ→62.3%-74.3%
- グラススライダー(草フィールド前提)
H4ミミッキュ→78.6%-93.9%
無振ドリュウズ→69.7%-82.7%
受
A252ドリュウズ・アイアンヘッド→39.5%-47.5%
特化ゴリランダー@鉢巻・叩き落とす→93.8%-117.7% 乱1(93.8%)
特化ニンフィア・ハイパーボイス→37.9%-44.6%
特化FCロトム・悪の波動→36.2%-42.9%
特化ジュラルドン@眼鏡・流星群→71.8%-84.7%