はじめに
初めまして。parapyと申します。育成論の投稿は今回が初めてとなるので、読みにくいところや考察不足もあろうかと思いますが、ご指摘・アドバイス等ございましたらよろしくお願いいたします。
- 当育成論では一般的な略称を使用しております。
- 指定のない場合は最高個体のポケモンであることを前提としてご理解ください。
- ダメージ計算はKYU様の『究マネ』というアプリを使用させていただきます。
- 「しんかのきせき」を「輝石」と表記します
採用理由と役割
ダブルバトルを始めて何よりも重かったのが輝石サマヨールでした。あからさまな「はたき落とす」や「ちょうはつ」は「サイドチェンジ」でかわされる。そこでさりげなく「トリック」を使え、育成論がまだなかったゴチミルゴチミルを採用しました。
また、ゴチルゼル系統は第5世代にゲーム、カードともに散々お世話になった愛着が何よりもの採用理由です。
役割としてはパーティーにいれば確実に先発してくる対サマヨールサマヨール専用です。
サマヨールを止めさえすればいいんです。あとは少し欲張る程度。
輝石を奪いスカーフを押し付ければサマヨールも脅威ではなくなるため、そのあとは倒されても後続アタッカーに託せば実質3−3のダブルバトルです。
ちなみにサマヨールのセットはアタッカーが多く、スカーフ最速ゴチミルの上から「ちょうはつ」を打ってくるアタッカーはいないと判断しています。
ゴチミルの紹介とゴチルゼルとの差別化
ゴチミルゴチミルは第5世代で初登場のエスパー単タイプです。第5世代特有の進化の遅さ故、やや高めの種族値で輝石を持って充分活躍できる個体です。
今回はサマヨールサマヨールがほぼ絶対持っている輝石を奪うことが目的なので、奪った輝石を生かすためにゴチミルゴチミルでなくてはなりません。
また、ゴチルゼルゴチルゼルだと「トリック」を読まれる可能性がある一方、ゴチミルゴチミルは輝石を想定して「トリック」が読まれにくいメリットもあります。
ちなみにサマヨールも夢特性がおみとおしであるためスカーフがバレることもあります。
特性
- おみとおし
相手の型を知るためにもこちらがおすすめです。
- かちき
アタッカーではないので考えません。
- かげふみ
役割対象がゴーストタイプのサマヨールであるため今回は不採用にしました。
持ち物
いち早く輝石を奪い、その後のサマヨールの行動を縛るためこだわりスカーフを使用します。
性格・努力値と調整
- とにかく早く動きたいので、おくびょうかつSぶっぱの最速にして、準速オンバーンオンバーンに並びます。
- 残りは耐久を上げるためにHPぶっぱです。(一応8n-1)
(残りの4はBDどちらでもよいかと思いますが、今回はDに振っています。)
技構成
- トリック
まずは輝石を奪うこと。確定技です。
- ちょうはつ
「いちゃもん」との選択です。一応両方採用もなしではないです。
1ターン目に選ばれるであろう変化技をスカーフとともに封じて「わるあがき」の自傷に追い込みます。
- いちゃもん
「ちょうはつ」との選択です。一応両方採用もなしではないです。
スカーフと絡めることでサマヨール以外にも「わるあがき」を強要できますが、2ターンに1度は行動されます。
※今回は枠の節約とサマヨールを確実に止めるため、「ちょうはつ」のみを採用。
以下選択技。今回は.ダメージソースをと.「イカサマ」と「ミラーコート」を採用しておりますが、.使用感やパーティーのバランスを見て柔軟に選んでいただけたらと思います。.
( .下線部. 6/16追記)
- イカサマ
やることがなくなったら物理アタッカーに刺します。
- ミラーコート
ダブルでは難しいとされる技ですが、特殊アタッカーへの牽制になります。
こちらもやることなくなったときの技。
- ひかりのかべ、リフレクター
壁も貼れます。
- さいみんじゅつ
はなから眠らせて止める方法もあります。命中不安。
その他
「てだすけ」や「サイドチェンジ」なんかも覚えます。
立ち回り例
- 相手のサマヨールサマヨールに対面。トリックで押し付ける。
- ちょうはつorいちゃもんで止める
- やることが終わったらイカサマやミラーコート
(6/16追記 コメント欄より)
サマヨールのおみとおしでスカーフがばれてトリックを警戒された場合やトゲキッストゲキッス、バタフリーバタフリー等が先発してきたときに「トリック」がうまく決まらない場合をご指摘いただきました。
また、S振り分の耐久力低下に伴い、輝石入手後の3の場面では技候補にあります先制補助技の「てだすけ」を採用して味方のサポートを行うことも考察いただきました。
☆スカーフばれや「このゆびとまれ」「いかりのこな」等が考えられる時
- 「ちょうはつ」で1ターン目の行動を縛る
- サマヨールに通らなかった場合は再び「ちょうはつ」
- サマヨールに「ちょうはつ」が決まったらゴチミルも「ちょうはつ」しか使えないので引いて後続に託す
※ちなみに「トリック」が決まりそうな場面でも初手「トリック」のほうが安定するとのご指摘を頂いておりますが、当育成論における当初の役割から変わってしまいますので追記にて紹介という形を取らせていただきます。
被ダメージ計算
※与ダメは相手に依存するため省略します。
正直輝石を奪えば御の字なのであまり被ダメも気にはしませんが一応...
ダメージ割合()内は輝石入手後の数値です。
- バンギラスバンギラス
A252いじっぱり
「かみくだく」確1 122.2-144.9(確2 82.2~98.2)
→「ダイアーク」ー(確1 132.9~158.1)
「ストーンエッジ」確2 76.0~90.4(確2 50.9~61.1)
→「ダイロック」高乱数1 99.4~117.4〔93.8%〕(確2 66.5~70.9)
- ドラパルトドラパルト
A252いじっぱり
「ゴーストダイブ」確1 129.3~152.1(低乱数1 86.2~101.8〔12.5%〕)
C252ひかえめ
「シャドーボール」低乱数1 86.2~101.8〔12.5%〕(確2 57.5~68.3)
→「ダイホロウ」確1 140.1~165.3(乱数1 93.4~111.4〔62.5%〕)
- アシレーヌアシレーヌ
C252ひかえめ
「ハイドロポンプ」確2 68.9~81.4(乱数2 45.5~54.5〔53.5%〕)
→「ダイストリーム」乱数1 86.8~103.0〔18.8%〕(確2 58.1~68.9)
「ムーンフォース」確2 59.3~70.1(確3 40.1~47.3)
→「ダイフェアリー」確2 80.8~95.8(確2 54.5~64.7)
その他計算いただけたら要望に合わせ追加しますm(_ _)m
相性の良い味方
悪、霊など弱点を突いてくるアタッカーに対峙できるアタッカー。
- 水タイプ特殊アタッカー
対面しやすいバンギラスバンギラスのすなおこし等からダイマックスで天候を変えられ、サマヨールサマヨールの鬼火で止まらない。
カメックスカメックス、ルンパッパルンパッパ など
- 炎タイプ
鬼火無効。
シャンデラシャンデラ:技範囲が広く弱点を突きやすい
ガオガエンガオガエン:「すてぜりふ」による対面性能
など
- 有名アタッカー
エースバーンエースバーン、ミミッキュミミッキュ などこいつらは出しとけば何とかしてくれます。
最後に
ここまで読んでくださってありがとうございます。拙い部分もあったかと思いますが、冒頭にもあります通り皆様のご指摘・アドバイスから改善していけたらと思います。
さて、今回のゴチミルは愛による採用ですが、サマヨールに働いた後もなにかと小さな仕事をしてくれます。
ただし見ていただいた通り、弱点を突かれたり高威力の技はしんどいです。あくまでも3−3の変則ダブルと割り切ってほかのメンバーでなんとか守ってやってください。