ピカチュウ- ポケモン育成論ソードシールド

キョダイマックスピカチュウを再考察する(まひもばら撒く物理ボルテッカー型)

2020/06/05 22:19 / 更新:2020/07/02 21:59

ピカチュウ

HP:HP 35

攻撃:攻撃 55

防御:防御 40

特攻:特攻 50

特防:特防 50

素早:素早 90

ツイート5.005.005.005.005.005.005.005.005.005.00閲覧:69397登録:47件評価:5.00(7人)

ピカチュウ  でんき  【 ポケモン図鑑 】

性格
ようき(素早 特攻)
特性
せいでんき
努力値配分(努力値とは?)
HP:4 / 攻撃:252 / 素早:252
個体値:31-31-31-x-31-31
実数値:111-107-60-x-70-156 (素早さ比較)
覚えさせる技
かわらわり / ボルテッカー / アイアンテール / のしかかり
持ち物
でんきだま

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ルール
シングルバトル
このポケモンの役割
物理アタッカー / ダイマックスする
登録タグ
フォーク元の育成論(フォークとは?)
キョダイマックスピカチュウを考察する(先発まひ付与アタッカー、雨サポ等)(酢漬け梅干(闇研究者))

考察

 酢漬け梅干と申します。初代からポケモンをやっておりますが、本格的に対戦環境に入ったのは剣盾世代からなので、皆様のご指摘・ご指導・ご提案をお待ちしております。よろしくお願い申し上げます。

 2020.4.22にフォーク元記事(育成論ソードシールド/807)を投稿したのち、下書き期間(2週間)経過後すぐ(2020年5月12日(火)9時00分〜5月19日(火)8時59分)にキョダイマックスピカチュウのレイドバトルが発生したことにより、

  • とくせい:ひらいしん
  • ボルテッカー(既に覚えている個体に限定)

のキョダイマックスピカチュウが解禁されました。

 そのため、「ひらいしんの方が強いのでは?」「ボルテッカーが使えるようになりましたね」などのコメントを受けました。

 本来ならばフォーク元記事に文章を追加する形で済ませるつもりでしたが、特に「ボルテッカー」を考察した時、記述すべき事柄が膨大になり、新たに育成論として立てる必要性が出たため、フォーク育成論として新規に取り扱うことにしました。

 また、フォーク元からではなく、こちらの記事からお読みになる方もいらっしゃることも考慮し、特に重要事項である

  • 凡例
  • ピカチュウ(捕獲方法は除く)やキョダイバンライの仕様等の説明
  • すばやさ比較

など、フォーク元記事と重複する部分が多々ございます。ご了承ください。

凡例

1.本考察では「種族値」「個体値」「努力値」等の非公式用語を用います。

2.考察執筆にあたり、読みやすさを考慮して以下の略称を用います。

HP → H
こうげき → A
ぼうぎょ → B
とくこう → C
とくぼう → D
すばやさ → S

3.わざの表記については以下の順序及び略称で記述します。

技名 → 「技名(ダイマックスしたときの技名)」
タイプ → タイプ名
物理技/特殊技/変化技 → 物理/特殊/変化(いずれかひとつ)
威力 → 威力 数値
ダイマックス威力 → ダイ 数値
命中 → 命中 数値
PP → PP 数値
直接攻撃か否か →直接 〇(直接攻撃である場合)/×(直接攻撃ではない場合)

4.ポケモンの個体値については、特に表記がない場合最適個体とします。

5.ダメージ計算についてはポケマス様のダメージ計算ツールを参照させていただきました。また、ダメージ計算については、相手ポケモンは全てダイマックスしてない場合の数値を掲載しております。ご了承ください。

本論

「ピカチュウ」および「キョダイマックスするピカチュウ」について

 ピカチュウピカチュウピカチュウはポケモンを代表するキャラクターの一匹であると言っても過言ではないでしょう。ただ、対戦環境で戦っていけるポケモンかどうか、という点についてはかなり工夫と愛情と根気が必要なポケモンであったと思われます。
なぜでしょうか、それは種族値の低さにあると思われます。

H35
A55(でんきだま所持、努力値252振り、性格無補正の場合の実質種族値:162)
B40
C50(でんきだま所持、努力値252振り、性格無補正の場合の実質種族値:152)
D50
S90
合計種族値320
(ただし、後述しますが本育成論ではCに努力値を振りません。ご注意ください。)

S種族値はかなり高いものの、やはり進化後のライチュウライチュウライチュウ

H60
A90
B55
C90
D80
S110
合計種族値485

と比べると、パワー不足感がぬぐえません。ゆえに対戦環境ではあまり見かけないポケモンであると言えますし、使うとなれば工夫と愛情と根気が必要だと言えます。

 さて、今回紹介する「ボルテッカーを覚えるキョダイマックスピカチュウ」の入手方法ですが、本サイト「ポケモン徹底攻略」におけるピカチュウの項にある捕獲方法を引用いたしますと、

2020年5月12日(火)9時00分〜5月19日(火)8時59分の期間中、ネット接続しワイルドエリアニュースを受け取ると場所に関係なく細い光のレイドバトルに出やすくなる(★5は時々ボルテッカー習得)(隠れ特性、キョダイマックスあり)

となります。「せいかく」欄にて後述しますが、キョダイマックスは遺伝しません。そのため入手チャンスは少ないですが(ほかのキョダイマックスポケモンのレイドイベントを鑑みるに、おそらくまた捕まえるチャンスが来るのではないでしょうか?)、無事に捕獲することができていれば、はれて「キョダイマックスするボルテッカー持ちピカチュウ」をレート対戦で使用することができます。

 「キョダイマックス」するポケモンはそれぞれ対応するタイプのダイマックス技が専用技に変化します。「キョダイマックスするピカチュウ」はでんきタイプの「ダイサンダー」の代わりに「キョダイバンライ」という技に変化します。次項で説明します。

「キョダイバンライ」について

 キョダイマックスしたピカチュウのみが用いることができる、特別なでんき技です。通常にダイマックスした時に使う「ダイサンダー」と比較して、特徴を挙げていきます。

1. じめんタイプには効かない

 元がでんきタイプの技なので、タイプ相性の都合上、じめんタイプには効きません。この点は「ダイサンダー」と一緒です。

2. 相手をかならず「まひ」させる

 「キョダイバンライ」を象徴する効果であると言えます。相手の「でんきタイプ(でんき技経由のまひは効かない)」ポケモンを除いたすべてのポケモン(「とくせい:じゅうなん」については未確認のため要検証)に対して「まひ」状態を付与します。
 ダブルバトルでは「キョダイバンライ」を当てた対象以外の相手ポケモン(じめんタイプのポケモンを含む)にも「まひ」状態を付与します。
 例えばダブルバトルで「ピカチュウピカチュウピカチュウ・ブラッキーブラッキーブラッキーvsエルフーンエルフーンエルフーン・ナマズンナマズンナマズン」対面のとき、ピカチュウが相手のエルフーンにキョダイバンライを当てた場合、攻撃対象でないナマズンにもまひが入ります。(ただしナマズンにキョダイバンライを当ててもじめんタイプなので効果は発動しません)
「まひ」状態にすることでS操作戦を仕掛けることができるのは大きなアドバンテージであるといえるでしょう。
ただし、まひさせたい一心でじめんタイプのポケモンにキョダイバンライを直接撃っても、シングル環境ではまひは付与されません。

3. エレキフィールドにしない

特徴2に隠れがちですが、通常の「ダイサンダー」との違いとして、場を「エレキフィールド」にしないことが挙げられます。
 「ダイサンダー」の追加効果は「バトル場をエレキフィールドにすること」です。「エレキフィールド」は

  • でんきタイプの技の威力が1.3倍になる
  • エレキシードを持ったポケモンはBランクが1段階上がる
  • 「ひこうタイプ」「とくせい:ふゆう」のポケモンを除いた地面にいるポケモンは「ねむり」「あくび」状態にならない

という効果があります。

 一見すると、「エレキフィールド」にできない「キョダイバンライ」は「ダイサンダー」よりも効果が少なく見えますが、逆に考えると、「あくびを使って相手ポケモンの交代を誘う」戦術や「耐久ポケモンがねむる→カゴのみで回復する」などの戦術を邪魔しない、ともいえます。

キョダイマックスピカチュウのつかいどころ

 ピカチュウがキョダイマックスをする前提であれば、基本的には先発初手でダイマックスし、後続のために「まひ」や「火力」を押し付けることが一番仕事しやすい環境であるといえるでしょう。
 先発のピカチュウが倒れた後に、後続のために何を残すかが、このピカチュウの運用を左右します。
 エレキフィールドにせず、相手をまひさせる戦い方をした後、「後続ポケモンがあくびを使って相手ポケモンの交代を誘う」戦術や「耐久ポケモンがねむる→カゴのみで回復する」などの戦術を通す戦い方が考えられるでしょう。
 先発起用をしない場合、受け出しをするにはあまりにもか弱い体をしておりますので、後詰として出すならば味方のポケモンが倒れた後に安全に出す必要があります。
 ただし、「とくせい:ひらいしん」をサイクル戦の要素として取り入れるのであれば、相手のでんき技(ボルトチェンジなど)に受け出す使い方もできるでしょう。

 エースバーンエースバーンエースバーンやドラパルトドラパルトドラパルトなど、「S補正が少なくてもピカチュウより素早く、でんきタイプのわざに耐性があるか、A・Cが高い」ポケモン相手には勝てません。素直にほかの(たいていは耐久系の)ポケモンに交代しましょう。

とくせい

 今回のマックスレイドバトルの影響で「せいでんき」「ひらいしん」両方が使えるようになった「キョダイマックスピカチュウ」ですが、ピカチュウ使い初心者には「せいでんき」をお勧めします。
 なぜでしょう。それは、「とくせい:ひらいしん」の可能性があるポケモンがパーティーにいる時点で、相手目線ででんき技は安易に撃ちにくく、発動機会を逸しやすいからです。

 現環境を考えるうえで「ひらいしん」は、たとえば最近(2020年6月5日現在)解禁された「とくせい:リベロのエースバーンエースバーンエースバーンのエレキボール」のような「不意の、隠し玉としてのでんき技」が読めるくらいに慣れてきたら、有用になるでしょう。
 しかし、フォーク元の特殊型ピカチュウならまだしも、本育成論の物理型ピカチュウにとっては、相手目線

ピカチュウピカチュウ「わたしは「とくせい:ひらいしん」でーす!」

と言わんばかりのポケモンが見えている状況で、はたして相手がでんき技を撃つかどうかを見極めなければなりません。
 見極めたところで、飛んでくるかどうかもわからないでんき技を無効にして、使わないCを上げる「ひらいしん」は無用の長物に近いです。それくらいなら、S操作戦のチャンスを広げやすい「せいでんき」を選んだ方が無難でしょう。

 もちろん、「そもそもサイクル戦が得意戦術だ」という方や、「相手のボルトチェンジや不意のでんき技くらい読み切れる。相手からの接触が条件かつ発動も30%でしかない「せいでんき」に頼りたくない!」という方は、「ひらいしん」を選んでください。好みの問題の範疇になるでしょう。

(また、筆者は諦めましたが、努力値はASにぶっぱし、「とくせい:ひらいしん」でCも上げる、よくばり二刀流ピカチュウを極めたい場合も、「ひらいしん」が候補となるでしょう。)

せいかく

 結論から言えば、「ようき(S上昇C下降)」が最有力です。次点で「いじっぱり(A上昇C下降)」です。

 ピカチュウはA種族値がC種族値に比べて5高く、ピカチュウが覚えられる強力なでんき物理技は「かみなりパンチ」「ワイルドボルト」「ボルテッカー」などがあります。後者2つは反動ダメージ技です。耐久面に不安のあるピカチュウがこの技を使う際には細心の注意が必要となります。
 また、キョダイマックスは遺伝しませんが、レイドバトルで「ボルテッカー」を覚えているキョダイマックス適性のあるピカチュウを捕獲することができていれば、「キョダイマックスをするボルテッカー持ちピカチュウ」もランクバトルでも使用可能となります。
 もちろんでんき技は「10まんボルト」「ボルトチェンジ」「かみなり」など、優秀な特殊技が揃っています。
 上記の理由により、ピカチュウをバトルで使用するならば、「AかC」と「S」を伸ばす性格であることが望ましいと言えます。

本育成論では「ボルテッカー」を採用するため、「Aを有用に使い、Cを下降させる」方針で行きます。また、せっかく高いSや、ただでさえ低いBやDを下げる意味もありません。

 よって「いじっぱり(A上昇C下降)」「ようき(S上昇C下降)」が候補となります。その中で、ピカチュウとの対面で相手より先に行動したい対象が誰か、を考えた場合、「ようき(S上昇C下降)」で抜ける相手が魅力的であるため、本考察では「ようき」を推します。

努力値

H4 A252 S252 (合計努力値508)

 「せいかく」欄で述べた通り、本育成論においてはCに努力値を振る理由はありません。また、HBおよびHDに振りきったところで、ピカチュウの儚い耐久では「相手のエースポケモンの技を受けて出す」運用を行うことは不可能に近いです。
 消去法となりますが、ピカチュウ(と覚える技の組み合わせ)の強みになるAとSに振りきるべきでしょう。

少なくとも、このピカチュウをバトルで使うためにはS252振りは確定です。

Hに4振ることで「H実数値111」となり一応奇数にはなります。

Sに努力値を252振った時の実数値と、主な抜き対象は

「ようき(最速)」→156

主な抜き対象

最速ドリュウズ(S実数値154)
準速リザードン(S実数値152)
最速ヒートロトム・ウォッシュロトム・カットロトム・フロストロトム・スピンロトム(S実数値151)
準速サザンドラ、最速ジャラランガ(S実数値150)
準速モルペコ(S実数値149)
準速ミミッキュ(S実数値148)
準速シルヴァディ・準速ウインディ、準速ヒヒダルマ(S実数値147)
最速ギャラドス・最速ミロカロス(S実数値146)
最速トゲキッス・最速シャンデラ・最速オニゴーリ(S実数値145)
最速カメックス・最速ホルード(S実数値143)
準速ルカリオ・準速ピカチュウ(S実数値142)

「いじっぱり(準速)」→142

主な抜き対象

最速エビワラー・準速ドリュウズ(S実数値140)
最速パッチラゴン、最速ウオノラゴン(S実数値139)
最速アマージョ(S実数値136)
最速ジュナイパー・最速キリキザン・最速カポエラー・最速イシヘンジン(S実数値134)
最速アーマーガア(S実数値130)
最速バンギラス(S実数値124)

となります。「こだわりスカーフ」を度外視すれば、型破り型最速ドリュウズを相手にできることからも、「せいかく:ようき」の方がより多い範囲にダメージを与えたり、まひさせることができます。

※どうあがいても先制されるポケモンの例
テッカニン(S無振り実数値180、S最低実数値148だが、S下降補正をかける意味なし)
アギルダー(S無振り実数値165、S最低実数値135だが、S下降補正をかける意味なし)
ドラパルト(S無振り実数値162、S最低実数値132だが、S下降補正をかける意味なし)
エースバーン(S無振り実数値139、S最低実数値111だが、準速・最速運用が基本のため)

そのほか、S実数値が最速・および準速等で156を超え、スピードアタッカー気質のポケモンと対面した場合は、素直に引きましょう。

  • そのほかの努力値振り候補

H4 A156 B92 D4 S252(合計努力値508)

ダイマックスで相手のダイマックス技を耐える耐久を確保し、返しのキョダイバンライでまひを付与することで逆転劇を演出したい場合。
※ ただし対ドリュウズが安定しなくなるなど、対処する相手が大きく変わります。

コメント投稿者からいただいた攻撃手段(筆者により条件加筆)
上昇性格A252「とくせい:リベロ」エースバーン「ダイバーン(かえんボール)」→71.6〜84.2% 確定二発(ただし「いのちのたま」持ちの場合は確定一発なので注意)
上昇性格A252「いのちのたま」ミミッキュ「ダイホロウ(ゴーストダイブ)」→72.5〜86% 確定二発

※こだわりスカーフホルードにだけは二度と会いたくありません。なぜか執筆期間中にまたこだわりスカーフホルードにやられました。

もちもの

 ピカチュウに持たせるとA及びCが2倍になる「でんきだま」が最有力です。次点でSが1.5倍になる「こだわりスカーフ」、HP最大の時に1度だけ耐えることができる「きあいのタスキ」でしょうか。
 しかしせっかくピカチュウ専用の持ち物が用意されてありますし、多くのポケモンが必要とする「こだわりスカーフ」「きあいのタスキ」などは、他のポケモンに譲ってあげた方がいいでしょう。

わざ

  • 確定わざ

かわらわり(ダイナックル)」 かくとう 物理 威力 75 ダイ 90 命中 100 PP 15 直接 〇

 フォーク元記事では、「なみのり(ダイストリーム)」を確定サブウェポンとして挙げましたが、こちらでの確定サブウェポンは「かわらわり(ダイナックル)」となります。
 初手キョダイマックスピカチュウが相手先発の壁張り役(いたずらごころオーロンゲオーロンゲオーロンゲやキュウコン(アローラ)キュウコン(アローラ)キュウコン(アローラ)など)を倒した後に「リフレクター」「ひかりのかべ」「オーロラベール」などを掃除するわざとして用います。
 タイプ不一致技ですし、威力を期待して撃つわざではなく、あくまで追加効果が目当てのわざ・・・といいたいところでしたが、本育成論は物理型のピカチュウである以上、ダイナックルの追加効果である「Aが1段階上昇」が、強烈にシナジー効果の高いわざとなってきます。通常時の効果、ダイマックス技として使うときの効果、両方が優秀になります。

ただし、「ピカチュウのかわらわりで相手ポケモンの弱点ついて一撃で倒そう!」という使い方はほとんどできません。あくまで壁掃除技として考えましょう。

「ダイナックル」を撃った時のダメージ計算
ドリュウズドリュウズドリュウズH44B4振り、 102.6〜121.4% 確定一発
ドサイドンドサイドンドサイドンH252振り、特性ハードロック 35.5〜42.3% 確定三発
バンギラスバンギラスバンギラスH252振り すなあらし時 119.8〜141% 確定一発

「かわらわり」を撃った時のダメージ計算
ドリュウズドリュウズドリュウズH44 B4振り、 85.8〜101.5% 乱数一発(12.5%)
ドサイドンドサイドンドサイドンH252振り、特性ハードロック 30.1〜35.5% 乱数三発
バンギラスバンギラスバンギラスH252振り すなあらし時 98.5〜117.8% 乱数一発(93.7%)

  • 確定わざ(タイプ一致・選択)

ボルテッカー(キョダイバンライ)」 でんき 物理 威力 120 ダイ 140 命中 100 PP 15 直接 〇
ワイルドボルト(キョダイバンライ)」 でんき 物理 威力 90 ダイ 130 命中 100 PP 15 直接 〇
かみなりパンチ(キョダイバンライ)」 でんき 物理 威力 75 ダイ 130 命中 100 PP 15 直接 〇

 物理型ピカチュウの確定タイプ一致技です。基本的には「ボルテッカー」が固定となりますが、様々な事情により、選択制タイプ一致確定技とさせていただきました。
 上述したように、「ボルテッカー(与えたダメージの33%)」「ワイルドボルト(与えたダメージの25%)」ともに反動を受ける技です。ダイマックスしないときに撃つならば、反動ダメージに注意しましょう。もちろん「キョダイバンライ」にすればノーリスクの大技となります。
 「残念ながら、ボルテッカーを覚えているピカチュウには・・・巡り合えませんでした!」という方のために「ワイルドボルト」も載せておきます。
 どうしても反動をくらうのがいやなら「かみなりパンチ」を選びましょう。実は物理ピカチュウならば(通常時の威力はともかく)、キョダイバンライの経由元の技としても悪くない選択肢と言えます。

「キョダイバンライ(ボルテッカー)」を撃った時のダメージ計算
オーロンゲオーロンゲオーロンゲH252B140振り 初手リフレクター 44〜51.9% 乱数二発+確定まひ
オーロンゲオーロンゲオーロンゲH252B140振り 88.1〜104.4% 乱数一発(31.2%)+確定まひ
ミミッキュミミッキュミミッキュH252振り 114.8〜135.1% ばけのかわ+確定まひ+確定一発
ギャラドスギャラドスギャラドスH252B252振り とくせい:いかく 168.3〜201.9% 確定一発
バンギラスバンギラスバンギラスH252振り(すなあらし時) 68.5〜81.1% 確定二発+確定まひ
トゲキッストゲキッストゲキッスH244B212振り 122.9〜146.8% 確定一発
カビゴンカビゴンカビゴンH172B252振り 61.8〜72.7% 確定二発+確定まひ

「キョダイバンライ(ワイルドボルト)」「キョダイバンライ(かみなりパンチ)」を撃った時のダメージ計算(ダイマックス威力は130と共通)
オーロンゲオーロンゲオーロンゲH252B140振り 初手リフレクター 41〜48.5% 確定三発+確定まひ
オーロンゲオーロンゲオーロンゲH252B140振り 82.1〜97% 確定二発+確定まひ
ミミッキュミミッキュミミッキュH252振り 105.5〜124.6% ばけのかわ+確定まひ+確定一発
ギャラドスギャラドスギャラドスH252B252振り とくせい:いかく 156.4〜186.1% 確定一発
バンギラスバンギラスバンギラスH252振り(すなあらし時) 63.7〜75.3% 確定二発+確定まひ
トゲキッストゲキッストゲキッスH244B212振り 113.5〜135.4% 確定一発
カビゴンカビゴンカビゴンH172B252振り 57.1〜67.7% 確定二発+確定まひ

「ボルテッカー」を撃った時のダメージ計算
オーロンゲH252B140振り 初手リフレクター 37.6〜44.5% 確定三発
オーロンゲH252B140振り 75.7〜89.6% 確定二発
ミミッキュH252振り 98.1〜115.4% ばけのかわ+乱数一発(87.5%)
ギャラドスH252B252振り とくせい:いかく 148.5〜174.2% 確定一発
バンギラスH252振り(すなあらし時) 63.7〜75.3% 確定二発
トゲキッスH244B212振り 106.2〜126% 確定一発
カビゴンH172B252振り 52.5〜62.2% 確定二発

「ワイルドボルト」を撃った時のダメージ計算
オーロンゲH252B140振り 初手リフレクター 28.2〜33.6% 乱数三発
オーロンゲH252B140振り 56.9〜67.3% 確定二発
ミミッキュH252D4振り 72.8〜87% ばけのかわ+確定二発
ギャラドスH252B252振り とくせい:いかく 108.9〜130.6% 確定一発
バンギラスH252振り(すなあらし時) 44.9〜52.6% 乱数二発
トゲキッスH244B212振り 79.1〜94.7% 確定二発
カビゴンH172B252振り 39.6〜47% 確定三発

「かみなりパンチ」を撃った時のダメージ計算
オーロンゲH252B140振り 初手リフレクター 44〜51.9% 乱数四発
オーロンゲH252B140振り 47.5〜56.4% 乱数二発
ミミッキュH252D4振り 61.7〜72.8% ばけのかわ+確定二発
ギャラドスH252B252振り とくせい:いかく 91〜108.9% 乱数一発
バンギラスH252振り(すなあらし時) 36.7〜43.9% 確定三発
トゲキッスH244B212振り 66.6〜79.1% 確定二発
カビゴンH172B252振り 33〜39.6% 乱数三発

  • 確定わざ総評

 現環境にいるポケモンの中で、ピカチュウがどう戦えるか、ということを念頭に置きながら技を選んだところ、フォーク元の特殊型ピカチュウでは太刀打ちできなかったカビゴンカビゴンカビゴンやトゲキッストゲキッストゲキッス(しかも防御極振りの、少々変態型でありながら本サイトに記載のある型)に対し、有効打を与えられる可能性があることが分かりました。
 また、相変わらずピカチュウに対して(対面ではなく)受け出されるドリュウズドリュウズドリュウズに対し、たとえ物理型ピカチュウであろうとも、気合のタスキを度外視すれば有効打を撃てることが確認できました。今回は物理型なので「とつげきチョッキ」型を考える必要もありません。

  • お好みで入れるわざ

確定わざの「かわらわり」「ボルテッカー(or ワイルドボルトorかみなりパンチ)」以外でピカチュウが活躍できると考えられるわざ候補を列挙します。ちなみに筆者は「覚えさせる技」欄にあるわざを選択しています。

ボルトチェンジ(キョダイバンライ)」 でんき 特殊 威力 70 ダイ 120 命中 100 PP 20 直接 ×

 ピカチュウを含めたサイクル戦をしたいときに。
 一応キョダイバンライの候補技ですが、これで撃つよりは上記三種のどれかで撃つことをお勧めします。

ほっぺすりすり(キョダイバンライ)」 でんき 物理 威力 20 ダイ 90 命中 100 PP 20 直接 〇

 かわいい。100%の確率で相手を「まひ」にさせる技です。「でんじは」より命中率が高いところも二重丸といったところです。
 一応キョダイバンライの候補技ですが、やはりこれで撃つよりは上記三種のどれかで撃つことをお勧めします。

じゃれつく(ダイフェアリー)」フェアリー 物理 威力 90 ダイ 130 命中 90 PP 10 直接 〇

 かわいい。物理型ピカチュウなのでサブウェポンとして選択肢にあがるかと思われます。また、10%の確率で相手のAを1段階下げる効果があります。
 ただし、「ダイフェアリー」として撃つとフィールドがミストフィールドになるので、まひが撒けなくなります。さらに命中が90と不安定な技なので注意。

「じゃれつく」を撃った時のダメージ計算
ヌメルゴンH252B4振り 88.3〜104.5% 乱数一発(25%)

アイアンテール(ダイスチル)」 はがね 物理 威力 100 ダイ 130 命中 75 PP 15 直接 〇

 物理型ピカチュウならではの隠し玉(隠れてない)として。「ダイスチル」にして、こおり・いわ・フェアリータイプへの有効打を確保しつつ、Bが上がる希少な技。ただし通常時は命中が75であり、とても不安定な技なので注意。

くさむすび(ダイソウゲン)」 くさ 特殊 威力 ― ダイ 130 命中 100 PP 20 直接 〇

 「確定不一致サブ+でんきわざ」型ピカチュウではどうしても倒せないヌオーヌオーヌオー、ガマゲロゲガマゲロゲガマゲロゲ、トリトドントリトドントリトドンなどの「みず・じめん」のポケモンを倒すためのわざとして。また、ダイマックス技ダイソウゲンはバトル場をグラスフィールドにするので回復リソースになります。
 ただし、タイプ不一致のうえ、本育成論では使いづらい特殊技であるため、ダメージ量には期待できません。

「くさむすび」を撃った時のダメージ計算
ヌオーH252B252振り 65.3〜77.2% 確定二発

のしかかり(ダイアタック)」 ノーマル 物理 威力 85 ダイ 130 命中 100 PP 15 直接 〇

 ゴーストポケモン以外にとりあえずダメージを与えたいときに。30%の確率でまひにもできるうえに、ダイアタックの追加効果は相手のSを1段階下げること。S操作戦に持ち込むと面白い技かもしれません。

あなをほる(ダイアース)」 ノーマル 物理 威力 80 ダイ 130 命中 100 PP 10 直接 〇

対でんきポケモン最終ウェポン。「ダイアース」として撃てばDが一段階上昇という、ピカチュウとしては面白い効果。

なげつける(ダイアーク)」 あく 物理 威力 ― ダイ 100 命中 100 PP 10 直接 ×

 どうしてもピカチュウでじめんタイプにまひを入れたいときに、「でんきだま」をなげつけてしまいましょう。こうすればじめんタイプ相手にもまひは入りますが、「でんきだま」消失により、A・Cがダウンします。

どろぼう(ダイアーク)」 あく 物理 威力 60 ダイ 110 命中 100 PP 25 直接 〇

 ピカチュウのでんきだまを叩き落とされたとき、あるいはでんきだまを投げつけてしまったときに。相手の持ち物を奪って抱え落ちしてしまいましょうか。

さいごに・注意点

 本育成論においては、物理型キョダイマックスピカチュウの特徴と技候補について、様々な観点から考えさせてもらいました。
 フォーク元の育成論と同じ注意点となりますが、最後に注意点を挙げるならば、本考察で導き出したピカチュウは、「S補正が少なくてもピカチュウより素早く、みず・でんきタイプのわざに耐性があるか、A・Cが高い」ポケモン相手には勝てません。

努力値欄でも述べましたが、具体的には何らかの方法を使えば(使わなくても)S実数値が156を超えることができる、スピードアタッカー気質のポケモンと対面した場合は勝てません。

 そういう場合は、素直にほかの(たいていは耐久系の)ポケモンに交代しましょう。なお筆者はこのピカチュウの相棒にBD振りブラッキーブラッキーブラッキー(ドラパルト対面から引くことを想定)やHB振りヌオーヌオーヌオー(エースバーン対面から引くことを意識)などを用意しています。

 他の交代先ポケモンとしては、ピカチュウ相手にとんでくるじめん技を無効にする「ひこうタイプ」のポケモンや「とくせい:ふゆう」のポケモンが有力でしょう(筆者はピカチュウ相手に繰り出されやすい「じしん」「つのドリル」持ちドリュウズドリュウズドリュウズ交換への回答としてフワライドフワライドフワライド(両方防げる)ヨノワールヨノワールヨノワール(つのドリル無効、じしんは当たるがBが高いので受けられる)などのゴーストポケモンが適任だと考えます。

 また、「きあいのタスキ(ハチマキ)」や「こだわりスカーフ」を持たせたじめんタイプのポケモンと対面したら絶対に勝てません。環境的に多い「きあいのタスキorこだわりスカーフ持ちかたやぶりドリュウズ」はともかく、「こだわりスカーフホルード」は絶対に見たくありません。筆者のトラウマです。
 この場合はほかのポケモンに交代するか、相手のポケモンの持ち物構成を探るために一匹損を覚悟の上でピカチュウを居座らせましょう。

 ただでさえ物理型ポケモンとその対策ポケモンが跋扈する環境下においては、特殊型ピカチュウより物理型ピカチュウは扱いづらいものとなります。上級者向けピカチュウと言ってもよいでしょう。そして、「とくせい:リベロ」が解禁されたエースバーンエースバーンエースバーンが台頭することが容易に想像されるなど、ピカチュウにとっての逆風は一段と強くなると考えられます。
 相手のパーティーがピカチュウよりも速いポケモンばかりの時は、潔くほかのポケモンに出番を譲りましょう。パーティー見せあいで「ピカチュウ・・・?物理?特殊?まさかのサポート?何をしてくるかわからない・・・」という混乱を演出するのも立派な仕事です。

 それ以外のポケモンに対しては、まひ付与によるS操作戦ができますし、普段の対戦環境ではあまり見かけないがゆえの、相手の考慮外からのアタッカーもこなせると考えられます。フォーク元の特殊型ピカチュウとはまた違ったピカチュウを楽しむことができます。すべてはピカチュウに対する工夫と愛情と根気です!!

 以上、長々と書いてしまいましたが、ここまで読んでくださった皆様に感謝の言葉を申し上げます。

 またご指摘・ご指導・ご提案等ありましたら宜しくお願いいたします。

 とくに、「どんなポケモンに、ピカチュウでどんな技を撃ったら結果はどうなるんだろう?」という疑問がありましたら、ご意見いただけると幸いです。

ありがとうございました!

参考育成論一覧(主に攻撃対象の努力値振りに関して)

「かわらわり(ダイナックル)」を撃った時のダメージ計算

ドリュウズH44B4振り
【8世代テンプレ】チョッキドリュウズ
育成論ソードシールド/54

ドサイドンH252振り、特性ハードロック
ダイマックスを狩る! BMIヒーロー《ファットガム》型ドサイドン
育成論ソードシールド/254

バンギラスH252振り
「[え…特殊耐久高すぎ…]壊せ!突撃バンギラス!」
育成論ソードシールド/214

「キョダイバンライ(ボルテッカー)」
「キョダイバンライ(ワイルドボルト・かみなりパンチ)」
「ボルテッカー」
「ワイルドボルト」
「かみなりパンチ」
を撃った時のダメージ計算(共通)

オーロンゲH252B140振り
「壁張りオーロンゲ」
育成論ソードシールド/52

ミミッキュH252振り
「【ねぇ...遊んでよ...】結局最強メンヘラミミッキュ」
育成論ソードシールド/395

ギャラドスH252B252振り とくせい:いかく 
「【心の安定剤】物理受けゴツメギャラドス」
育成論ソードシールド/328

バンギラスH252振り
上記に同じ

トゲキッスH244B212振り
「痛いのは嫌なので防御力に極振りしたトゲキッス」
育成論ソードシールド/689

カビゴンH172B252振り
「こいつで有利な試合展開に持ち込もう あくび残飯カビゴン」
育成論ソードシールド/896

「じゃれつく」を撃った時のダメージ計算

ヌメルゴンH252B4振り
「【新規】アシッドボム搭載ヌメルゴン【習得】」
育成論ソードシールド/332

「くさむすび」を撃った時のダメージ計算

ヌオーH252B252振り
「【環境にささる】つませるヌオー【物理受け】」
育成論ソードシールド/223

考察更新日記録

2020.06.05 初版投稿(下書き投稿機能を利用)
2020.06.14 第2版(下書き機能を解除。本公開へ)
2020.06.26 第3版(事実関係に関する修正)

投稿日時 : 

最終更新日時 : 2020/07/02 21:59

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コメント (10件)

  • ページ:
  • 1
20/06/06 01:38
1q
下書き投稿お疲れ様です、ピカチュウは火力とそれなりの素早さはもちろん、持ち物が競合しないことと技範囲が地味に広いことも強いですね!あと11素早さ種族値があればリザードンまで強く出れるようになってよかったんですがね...
ピカチュウの強みとして電気玉持った時の実質攻撃種族値の高さも書いておくと愛以外の採用理由として分かりやすいと思います。
20/06/06 11:41
3q
>2
すいません、言葉が足りませんでした…
Aとかcにぶっぱすると実数値は種族値に比例するのではなく種族値+定数という形になります。(どんな種族値でも8ふるごとに実数値+1になることからも分かるように単純には比例しません)そのため実数値が2倍だと実質種族値は2倍以上になります。
A252ふりピカチュウのa実数値は電気玉込みで214であり、同じ振り方で同じ数値を出せるのはa種族値162となるので、ピカチュウの実質攻撃種族値は、アイテムなしのa162と同じになります。
同様にc252振りピカなら実質c種族値152となります。
20/06/06 12:07
4酢漬け梅干(ピカチュウ学) (@Suduke_Umeboshi)
3 q様
訂正ありがとうございます!
失礼いたしました。まだまだ私も理解が足りていませんでした。さっそく訂正させていただきます。ありがとうございました!
20/06/06 12:09
5
耐久振りの選択肢はないでしょうか
DM前提なので、DMすれば何も耐えない紙以下の数値から普通の紙耐久前後のポケモン程度の耐久にはなります。
B92割く事で持ち物なしエースバーンのダイバーン、球陽気ミミッキュのダイホロウを耐えます。
20/06/06 12:50
6酢漬け梅干(ピカチュウ学) (@Suduke_Umeboshi)
5 あ様

閲覧およびご意見ありがとうございます!

 こちらでも計算しましたが、B92振りでリベロエースバーンの「かえんボール経由ダイバーン」を確定2発なのですね(「いのちのたま」持ちは確定一発でした)。
 そしてBのために削ったA156振り(S252振りは固定)で、返しの「ボルテッカー経由キョダイマックス」がH28B44振りエースバーン(ポケ徹での高評価育成論の中で一番高いHB振り)を確定二発+確定まひ。意外といけますね。

 Aを92削ったことで、ピカチュウに対して受け出してきた(ピカチュウを使っているとなぜかよく受け出しとしてでてくる)H44B4振りドリュウズを、「かわらわり経由ダイナックル」で確定一発にできなくなる(91〜107.8% 乱数一発(43.7%))のはものすごく痛いところですが、他の汎用性は高いといえますね。

努力値振り候補として記載させていただきます。ありがとうございました!
20/06/06 13:38
7酢漬け梅干(ピカチュウ学) (@Suduke_Umeboshi)
【訂正】事実関係が間違っている自筆コメントを削除いたしました。ご迷惑をおかけいたしました。
20/06/28 17:35
8ub
育成論読ませていただきました。

ダイサンダーとキョダイバンライの差別点で「あくびを使って相手ポケモンの交代を誘う戦術ができない」についてですが、キョダイバンライで相手に確定麻痺を与えることでむしろあくび戦術を使えないのではないかと感じます。

キョダイバンライは確定麻痺を与えるだけでも十分強いと思うので、その部分を厚くするべきだと考えます。
20/06/28 20:19
9NANA (@runao06)
55555
投稿・再考察お疲れ様でした!!
ピカチュウピカチュウについてサトシに次ぐ2位の詳しさですね><

育成論も読みやすく、文章に引き込まれていきサクッと読めてしまいました!
特に特性についての解説の熱は圧巻でした^^b

10まんボルトが一番似合うから特殊型で使いたい気持ちを抑え物理型育成して見たいと思います!!!

ちなみにランクマッチでピカチュウピカチュウと当たったらほっすり/ねこだまし/アンコール/後なんか@タスキみたいな起点作成奴ででんきだま一点読みしててめちゃくちゃにされた苦い経験があります^^;ズルいですよね
20/06/28 22:53
10酢漬け梅干(ピカチュウ学) (@Suduke_Umeboshi)
8 ub様

閲覧およびご意見ありがとうございます!

 「ダイサンダー」と「キョダイバンライ」についてなのですが、本論で扱っている先発ピカチュウは、基本的に「先発、または初手で受け出された相手ポケモンを倒す」ことを重視しています。

 さらにいえば、キョダイマックスピカチュウを使うのであれば、「キョダイバンライを当て、確定まひにした相手は、何が何でもピカチュウで倒す」という考え方が必要です。

 ただ、キョダイマックスピカチュウで3タテできるのであれば、「確定まひ」の効果を分厚く書くべきなのですが、ピカチュウというポケモンは、HBDの低さから考えれば、3タテできない可能性が高いです。ゆえに「パーティー単位で考えた場合、このピカチュウは何ができるのか」を考えなければなりません。

 さらにいえば、「ダイサンダー」の効果であるエレキフィールドは、地面にいるポケモンのでんきタイプの技の威力が1.3倍になる効果であり、地に足を付けているピカチュウにとって、本来シナジー効果の高いフィールドです。そのアドバンテージをわざわざ捨てる選択をするということは、「ダイサンダーではなくキョダイバンライでなければならない」理由が必要です。

 もちろん「確定まひ」にすることは「キョダイバンライ」を象徴する効果です。しかし、「キョダイバンライ」の有用な効果が「確定まひ」だけならば、わざわざダイマックスを切らずとも、100%まひさせる「ほっぺすりすり」で代用が可能なのです。(しかもフォーク元の特殊型ピカチュウと違い、こちらは物理型ピカチュウなので、ほんの少しですがダメージも期待できます)

 「確定まひ」だけでは「キョダイマックスピカチュウ」を使う理由としては足りません。もっと差別化が必要なのです。

 このピカチュウは先発ではあっても、3タテをするエースではありません。どちらかといえば相手の役割を破壊(先発同士の相性じゃんけんをひっくり返す、相手の壁張り役を倒したうえで壁を壊すなど)して後続のサポートをする型であるといえます。

 そう考えると、「エレキフィールドにしない」効果を強調することで、「あくび・ねむネゴ戦術の妨害をしないでんきポケモンである」というアピールポイントを追加できるのです。

 よって、「キョダイマックスピカチュウのつかいどころ」欄でも記述いたしましたが、「ピカチュウが倒れた後」に、「エレキフィールドが展開されていない」ことで、「後続のあくび・ねむねご戦術を邪魔しない」という点を厚く記述させていただきました。

 拙い説明となりましたが、回答となっていればと思います。
20/06/28 23:27
11酢漬け梅干(ピカチュウ学) (@Suduke_Umeboshi)
9 NANA様

閲覧および★5評価ありがとうございます!

文章の読みやすさを評価されたのは(文章書きとして)本当にうれしいです!

 ピカチュウを使ううえでの前提ですが、覚える技の特徴から、フォーク元で記述した特殊型で育てる方が扱いやすいと思います。

 基本的にピカチュウは「なみのり」「くさむすび」等の優秀なサブウェポンが使いやすくなる「特殊型ピカチュウ」で活躍させてあげる方がよろしいと思います。

 「さいごに・注意点」でも述べましたが、私は、物理型ピカチュウは「上級者向けピカチュウ」だと考えております。

 レイドバトル発生により、「ボルテッカー」を習得している「キョダイマックス適性持ちピカチュウ」が出現したからこそのフォーク育成論「キョダイマックス物理型ピカチュウ」なのです。

 それでもこの記事に興味を持っていただいたとのことなので、ぜひとも特殊型ピカチュウ・物理型ピカチュウの両方とも育成してあげてください!

 また、かなり面白い型のピカチュウと当たったとのことですが、ピカチュウはサポート技も豊富であり、もともとピカチュウがポケモン対戦の一線級から見れば二歩も三歩も引いたポケモンであることから、型想定がしづらく、軽視されがち(他のポケモンに考察時間をとられる)です。

 よって奇襲がしやすい状況になっていることも、ピカチュウにとっては強みになっているかもしれませんね。

 それではよきピカチュウライフを!
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