採用理由
- 1.特殊高火力
C種族値が125と現在使えるポケモンの中で10位になる高いCと半減タイプの少ない悪技で、環境に多いヘイラッシャ
ラウドボーン等の物理受けを崩すことが出来る。
- 2.固有タイプと浮遊
特性浮遊+身代わりにより眠ねご地割れのような型のヘイラッシャを完封出来る。勿論固有のタイプからロトム系統にも強く、拘り率の高さからトリックを抑制、身代わりが安定となる。
また、悪タイプであることからオーロンゲの電磁波や挑発、捨て台詞を無効しつつ身代わりで壁ターンを消費、ソウルクラッシュの対面でテラスタルを切り身代わりを残して突破等の立ち回りも可能になる。
キノガッサに対しては毒+浮遊身代わりで完封できる。
- 3.テラスタル択回避
身代わりを搭載することで相手のテラスタルを見てから立ち回りを決めることができる。
特に有用な場面はラウドボーンの妖テラに対して身代わりを貼ることで、テラスタルを切らない(水テラスタルや捨て)に対してはテラスタルを温存しつつ悪波で突破、テラスタルを切れば返しの毒テラスタルで身代わりを残し突破という動きができる(相手が削れていればテラスタルを温存して突破も可能)
また、鋼テラスタルでは弱点を付けないマリルリに対しても威力120で弱点をつくことができる。
基本的に鋼テラスタルを所持する事が多いサザンドラであるからこそ、一貫する格闘技を打たれる事が多く、相手の格闘技やビックリ格闘テラスタルに対して身代わりを貼ることで身代わりを残し、対戦を有利に進めることが出来る。
なぜゲップを採用するのか
- 1.技威力
他の技と比べて威力が120と非常に高いため、不一致でも一致あくのはどうと同火力を維持出来る=テラスタルを切らなくてもメインウェポンとして採用できる。
またテラス変化後はCダウン無しの擬似流星群を連発できるため弱点を突かないと火力不足なラスターカノンより不特定多数への打ち合いに強くなる。
- 2.役割破壊
サザンドラが特に不利をとるフェアリータイプへの打点となる。S1時点では環境に強いフェアリータイプがマリルリ
ミミッキュ
ニンフィアとかなり少なく、最も多い
マリルリに対処できるのは毒技のみとなる。
- 3.技範囲
等倍範囲で見ると
悪+鋼: ウェーニバル、
パーモット、
ドドゲザン、
ヘルガー、
ルカリオ、
ケンタロス(炎・水)
悪+毒: ドドゲザン、
デカヌチャン、
バンギラス、
ルカリオ、
クレッフィ、
ワルビアル、
ドクロッグ、
スカタンク
となっており、メジャー所への等倍打点は殆ど差異が見られないほど範囲が広い。
上記の威力差からラスターカノンが等倍打点足り得ない点まで考えると悪・毒の方が単純な技範囲も毒技採用の方が広い。
ゲップの仕様
- 発動条件
・持っている木の実を食べた時
・相手の投げつけるで木の実を投げつけられる
ゲップは木の実を発動させるまで技を選択することさえ出来ないという癖のある技となっている
→相手の攻撃で木の実が発動する読みでゲップという動きはできない。
また、自身で木の実を発動させる必要があるため、メタモンに対して有利になるという利点もある。
- 失敗するパターン
・むしくい、ついばむ、、どろぼう、ほしがる、トリック、すりかえ、特性マジシャン、わるいてぐせ、やきつくす、はたきおとす、ふしょくガスで木の実を失ったとき。
不特定多数から受ける拘りトリックに気をつける必要があり、特にロトム系統に後出しする際にトリックを受けないよう、キョジオーン等のトリックを誘発するポケモンから
サザンドラを後投げする場面は避けたい(もちろん拘りアイテムを貰ったことで優位になることも多い為一概には言えないが)
ハッサムの泥棒に関しては基本的に持ち物を所持している為考慮する必要は無い。
- 持続期間
ゲップが使用可能となってからは対戦が終わるまで半永続的に使用可能となる。発動後は交代しようがトリックを受けようが関係ないため、非常に立ち回りやすくなる。
再起の祈りで復活した場合については検証中のため、後日追記する。
型考察
- 基本形
【性格】 臆病
【テラスタル】 毒
【努力値】 H4 C252 S252
【技】 あくのはどう/ゲップ/みがわり/わるだくみ
【持ち物】 お盆のみ
- 性格・努力値考察
H4n:身代わり2回でお盆発動
不特定多数の対面を考えC振り切り/激戦区なので最速。
- テラスタル考察
耐性変化が強力でかつ一致ゲップが連発できる流星群として機能するため毒。
耐性:格/草/毒/妖/虫(5)
弱点:超のみ
- 持ち物考察
自発的に発動させられ、汎用性の高い木の実であるお盆のみで確定。
- 技考察
採用理由となるあくのはどう/ゲップ/みがわりまでは確定となる。
最後の枠は基本的には1ターンで最もアドが取れるわるだくみを推奨するが、確定欄の技構成ではドドゲザン、
デカヌチャン、
ルカリオに有効打がないため、炎or格or地面技がサブウェポンの候補となる。
以下★3確定技 ★2優先技 ★1構築次第
あくのはどう
悪/80/100/15【特殊】★★★
H252カバルドン:40.5~47.9%
H252アーマーガア:37.0~44.3%
H252ヘイラッシャ:36.5~43.5%
H252ラウドボーン:79.6~94.7%
H252サーフゴー:75.2~89.6%
ゲップ
毒/120/90/10 【特殊】★★★
H252マリルリ:77.2~91.7%
サザンドラ:43.7%~51.4%
H252ラウドボーン(妖):80.5~94.7%
炎技 ★★☆
チョッキドドゲザンに対しては文字で中乱2、放射で確3
命中やD振りを考慮すると放射の方が優位だが、S振りの場合は文字の方が有利となる。アーマーガアは放射で確2を取れるので放射の方がおすすめ。
りゅうせいぐん ★★☆
あくのはどうのダメージ計算を見て頂ければ分かる通り、火力は控えめのため、テラスタルを切らない際の高打点として採用の余地がある。
気合い玉/だいちのちから★☆☆
気合い玉はチョッキドドゲザンを厚く見た場合、炎技と違い悪テラスタルに対応でき、確定数も良い。
大地のちからはドドゲザンへの打点をもちつつ
アーマーガア
ドオーの並びにも強くなる。
ちょうはつ★★★カバルドンの吹き飛ばしや受けポケモンの再生技を咎めることが出来る。
キョジオーンの鉄壁を防止することで身代わりを残しやすくなるが、技スペースの関係上悪巧みが積めないので抜き性能が落ちる。
相性の良い味方
竜メタドラパルト、
カイリュー、
サザンドラに打点が乏しく、対面してしまうとうち負けることが確定しているため、裏には
ドドゲザンや
マリルリを引き先として用意する必要がある。
(筆者はドラパルトを完封できるプクリンを使用しているが、極マイナーのため香り付け程度に記載)
対面操作サザンドラが身代わりや悪巧みを積む隙を作れるボルトチェンジ、蜻蛉返り、欠伸や胞子といった対面操作を行うことで勝ちルートを明確にできる。