こんにちは、今回が初投稿となります。シロと申します。
本育成論では以下の表記を使用します。
HP-攻撃-防御-特攻-特防-素早さ=H-A-B-C-D-S
ダメージ計算はダメージ計算SVを使用しています。
採用理由と役割
今回紹介するポケモンは第9世代で初登場したヘイラッシャです。
水単という受けの際には非常に優秀なタイプと、優秀な耐久の数値を持ち、特性の天然が性能に噛み合っていることに注目しました。
自分のアタッカーのポケモンが不利対面を取ったときの引き先となり、対面操作によって有利展開を作るクッションとしての役割を持たせたいと思い、この型を考えました。
持ち物
食べ残しです。高速再生技を持たないヘイラッシャにとっては貴重な回復ソースであり、後述する欠伸、守るとの相性も良い持ち物です。
特性
天然です。相手の能力変化を無視するので、剣の舞などの積み技を使われたとしてもそれを無効化して攻撃を耐えることができます。
性格・努力値と調整
腕白:257(252)-120-183(252)-x-86(4)-55
確定欄は腕白HB特化にしていますが、構築によってはBをいくらかDに回したり、慎重HD特化なども考えられます。
Hに全振りすると、ちょうど食べ残しの回復量が最大でなおかつ最大HPが奇数となる16n+1となるので、H252だけは確定です。
技構成
アクアブレイク/地割れ/欠伸/守る
アクアブレイク:色んな相手を殴ることを想定すると、タイプ一致で一貫性が高く、デメリットもないこの技がとりあえず使いやすそうだと感じたので採用。
地震:サーフゴー、電気タイプへの遂行速度を上げるために採用。この枠はヘイラッシャミラーやドヒドイデ、キョジオーンなどの耐久ポケモンを突破するための地割れとの選択です。
欠伸:この型の根幹を成す技です。相手に交換するか、目の前のポケモンを眠らせるかの選択を迫ることができます。詳しくは後述の立ち回り例の欄で解説します。
守る:欠伸、食べ残しとの相性がいい技です。体力管理のために使用したり、相手が欠伸が入ったポケモンで居座る、交代技を打つと読めるときに使用して相手のポケモンを眠らせたりします。
テラスタル
電気技を透かせる地面です。キノガッサとの偶発対面が出来てしまった際、無理やり居座ることができる草の選択肢もあります。
立ち回り例
基本的に有利なポケモンに対して後投げした後、欠伸を選択して相手の交換を迫り、選出を確認します。
ただ欠伸を連打していると、相手が交換を繰り返した場合PPが切れてしまうので、適宜攻撃技や交代を選択してアドバンテージを取りに行く動きが強力です。
例:相手のトドロクツキに欠伸が入った状態で、相手の裏にテツノドクガがいる場合、地震を選択する
→トドロクツキが居座ってきた場合は眠らせることができ、テツノドクガに引いてきた場合は倒すことができる
また、今作から眠りや状態異常にならない、変化技を受けないなど、欠伸を無効化する特性を持つポケモンが増えています。代表的なものは、
サーフゴー(黄金の体)
キョジオーン(清めの塩)
コノヨザル(やる気)
です。これらのポケモンが相手の構築にいる場合、安易に欠伸を押さず、攻撃技や交代を選択することをおすすめします。
与ダメージ計算
技→H-B(実数値)相手ポケモンで表記します。
アクアブレイク→157-128炎ロトム
92~110(58.5~70.0%) 確定2発
アクアブレイク→207-200キョジオーン
60~72(28.9~34.7%) 乱数3発(1.7%)
アクアブレイク→262-192ディンルー
62~74(23.6~28.2%) 乱数4発(91.2%)
地震→163-115サーフゴー
78~94(47.8~57.6%) 乱数2発(90.2%)
地震→115-80テツノドクガ
228~272(147.0~175.4%) 確定1発
攻撃技は色んな局面で削れ具合が様々な相手に対して選択するので、与ダメージ計算はこのくらいにしておきます。
キョジオーンには地割れを採用していない限り勝てないことを覚えておいてください。
被ダメージ計算
食べ残しにより確定数がずれるため、確定(乱数)n発は省略します。また、こちらの調整が腕白HB特化の場合の計算です。
A特化飛行テラスタルトドロクツキの古代活性A上昇時110アクロバット(トドロクツキの最大打点)
93~111(36.1~43.1%)
A特化ゴーストテラスタルミミッキュの珠シャドークロー
60~73(23.3~28.4%)
C185サーフゴーのシャドーボール
97~115(37.7~44.7%)
A特化ドラゴンテラスタルドラパルトの鉢巻ドラゴンアロー
120~144(46.6~56.0%)
C192草テラスタルテツノドクガのエナジーボール
228~270(88.7~105.0%)
C特化水ロトムの10万ボルト
204~242(79.3~94.1%)
A特化水テラスタルヒーローイルカマンの鉢巻ウェーブタックル
86~102(33.4-39.6%)
A特化悪テラスタルパオジアンの鉢巻地獄突き
124~148(48.2~57.5%)
苦手なポケモン
モロバレル:草テラスタルしたとしてもヘドロ爆弾で大ダメージを食らいます。
チオンジェン:身代わりを割ることができず、はたき落とすで食べ残しを叩かれます。
他にも不利よりなポケモンはいますが、交代際に欠伸を入れることができれば有利展開に持ち込むことができます。
相性の良い味方・構築例
ディンルー:ステルスロックがヘイラッシャの欠伸との相性が良く、挑発によりカバルドンに対しても強く出ることができます。
サーフゴー:草テラスタルで採用しなくても、キノガッサやモロバレルをケアすることができるようになります。
積み技を覚えたポケモン:欠伸で相手のポケモンを眠らせることができた場合に非常に強く使うことができます。
いかがでしたでしょうか?かなり汎用性があり、使いやすい型になったと思います。
この育成論が皆さんの参考になれば幸いです。
ここまで読んで下さった方、ありがとうございました。