ワナイダー- ポケモン育成論SV

【たまなげの達人】麻痺もばら撒く起点作りワナイダー

2022/12/24 15:25 / 更新:2023/02/08 17:40

ワナイダー

HP:HP 60

攻撃:攻撃 79

防御:防御 92

特攻:特攻 52

特防:特防 86

素早:素早 35

ツイート4.494.494.494.494.494.494.494.494.494.49閲覧:32340登録:40件評価:4.49(7人)

ワナイダー  むし  【 ポケモン図鑑 】

性格
しんちょう(特防 特攻)
特性
ふみん
努力値配分(努力値とは?)
HP:252 / 防御:132 / 特防:124
個体値:31-31-31-x-31-31
実数値:167-99-129-x-134-55 (素早さ比較)
覚えさせる技
なげつける / ねばねばネット / とびかかる / ともえなげ
持ち物
でんきだま
テラスタイプ
むし

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ルール
シングルバトル
このポケモンの役割
サポート
登録タグ

考察

エビたくあんと申します。
前々回の育成論にて今年最後と言いましたがワナイダーワナイダーを救いたくなったので投稿することになってしまいました。後悔はさせませんので、どうぞ最後まで閲覧ください。
前回→(ツンベアーツンベアー 育成論SV/788)

注意点

  • 非公式の略語(HABCDS等)を一部に用います。
  • 本論で記載されるポケモンは全て理想個体を想定しています。
  • ダメージ計算はポケソル様を使用しました。

(https://sv.pokesol.com/calc)

ワナイダーワナイダーワナイダーについて

  • 分類:トラップポケモン
  • タイプ:むし
  • 特性:ふみん (夢)はりこみ
  • 種族値:H60 A79 B92 C52 D86 S35 計404

SVから新登場のむし単タイプのポケモンですが、ネット上では「SVのポケモンで1番の不人気」といった声もあるので賛否両論ある複雑なポケモンです。種族値については初期草むらに出るむしポケモンの進化とだけあって全体的に低くランクマではほとんど見かけません。

採用理由と役割

先発でねばねばネットを敷く起点作りです。
なげつける+でんきだまのコンボで本来は使えない麻痺もばら撒くというのが今回のコンセプトです。執筆時点でねばねばネットを覚える内定ポケモンはアメモースアメモースコロトックコロトックワナイダーワナイダーの3匹だけです(進化前を除く)

持ち物

でんきだま

コンセプト上確定。ピカチュウピカチュウ以外が持っても特にメリットはありませんが、なげつけるで相手を麻痺にすることが出来ます。ワナイダーワナイダーにはでんじはがないので。相手によっては麻痺によるS半減によってS逆転が狙えます。

かえんだま

ほとんどないですが、でんきだまの枠が埋まってる場合はこれを選択。おにびと違って命中安定です。

どくバリ

なげつけると合わせて相手を毒状態にできます。(ついでに威力70)どくどくだまを持たせれば猛毒に出来ますが初手で投げないと自分が猛毒になってしまい起点を作れない場合があるので不採用。

特性

ふみんで確定とします。胞子・あくびを無効にできるので相手の操作ミスで1ターン無料で動けることもあります。火力を意識する役割ではないのではりこみにしてもメリット0です。

性格・努力値と調整

H252 B132 D124
しんちょうD↑C↓
物理意識で軽く調整しました。性格は特殊方面の補強のためしんちょう。わんぱくでもいいです。Hは耐久力を上げるために必要なのでぶっぱ。カウンターのダメージも増えます。BはA特化セグレイブセグレイブつららばり5回確定耐えを意識しました。その他にもA特化ガブリアスガブリアスがんせきふうじを確定耐えなどもあるのでそこそこ物理耐久あります。
DはC252ウルガモスウルガモスほのおのまいをギリギリ耐える調整です。特化されるかちょうのまいを積まれると余裕で落ちるので起点を作っても起点にされないようにしましょう。

技構成

  • 確定枠

なげつける

でんきだまを持っていたら麻痺、かえんだまならやけどといった風に使い分けができます。でんじはとの差別化は後に。

ねばねばネット

1度撒くとポケモンを交代する度に、出てきたポケモンの『すばやさ』ランクが1段階下がります。永続なので裏の味方の支援に有効です。特性ふゆうかひこうタイプには無効なので注意。

  • 選択枠

ともえなげ

相手を強制交代させる技です。これがないと起点にされるので優先度高め。

とんぼがえり

交代しつつ相手のタスキやマルチスケイルを剥がせるおきみやげとともえなげの間を取ったような優秀な技です。採用する場合、ともえなげを切ることになるでしょう。

おきみやげ

自分の命を犠牲に相手のACを2段階下げます。ワナイダーワナイダーが相手の上を取れることはほぼないので後手で放てば無償降臨が可能です。

ちょうはつ

退場際によく打ちます。相手の積み技を防止するため初手で打つ場合も数試合に1回ほどあります。普段はふみんで胞子無効ですがリククラゲリククラゲは無視して眠らせてきます。しかし必ず後手になるという特徴があり、ちょうはつがよく刺さります。

どろぼう

今回の育成論ならではの技です。なげつけるを使うことによって自分の持ち物枠が空くのでどろぼうで相手の持ち物を強奪できます。持ち物頼りのポケモンにはかなり効果的です(マスカーニャマスカーニャハチマキ、サザンドラサザンドラメガネなど)

スレッドトラップ

必ず先制で相手の技を防ぎます。直接攻撃を防いだ場合相手のSが下がります。

とびつく・とびかかる・はいよるいちげき

相手の能力を下げつつ攻撃できます。それぞれS・A・Cを1段階下げます。火力は出ないのでタスキ潰し的な位置で採用もありです。

ふいうち

積み技がない相手との対面で退場際にタスキ剥がしなどで使えます。抜群でも威力は期待できません。

カウンター

自分が超不利対面かつ相手が物理アタッカーの場合1:1交換できます。(タスキを除く)使える場面が少ないので採用は頭の片隅にでも置いておきましょう。

かわらわり

壁貼りと対面(オーロンゲオーロンゲユキノオーユキノオー等)した場合に壁破壊用の技。ともえなげを切る訳にはいかないので優先度低め。

いえき

対面することは少ないですがてんねん持ちヘイラッシャヘイラッシャラウドボーンラウドボーンなどの特性が強い相手に強いです。1番特性が強いサーフゴーサーフゴーには無効なので注意。

なげつけるの強み

  • トリック耐性

ワナイダーワナイダーに限らず起点作りなど変化技が中心で火力を意識しないポケモンには、ウォッシュロトムウォッシュロトムマスカーニャマスカーニャのこだわりスカーフなどをトリックで押し付けられると機能停止してしまいます。この戦法は強い故に読みやすく、トリック読みなげつけるでそのまま押し付けられた持ち物を投げ捨て、その後はどろぼうででんきだまを取り返す・安全にねばねばネットを撒くなどの動きができます。

  • 読まれにくさ

紛らわしい言い方をしましたが要するに奇襲です。ワナイダーワナイダーは影が薄く、その中でも使われていないなげつけるはほとんど読まれることがなく安定して相手を麻痺・やけどにすることができます。相手を状態異常にするだけなら他ポケモンでもできますが、その後にねばねばネットを撒く動きができるのはワナイダーワナイダーただ1人です。(コロトックコロトックアメモースアメモースはなげつける・でんじは未取得)

テラスタル

起点作りなので基本テラスタルは切りません。ただ、もしものことを考えるなら1番耐性の強いであろうはがねテラスタルを推奨。

でんじはとなげつけるの比較

相手を麻痺にする技として最もメジャーなのはやはりでんじはでしょう。しかしこの技には2つの欠点があります。それは命中不安・サーフゴーサーフゴーに無効ということです。

  • 命中率

でんじはの命中率は90ですが、これはじゃれつくなどと同じ命中率です。実際に対戦をしている人ならわかりますが、ポケモンというのは確率が偏りやすく90%をスカスカ外すようなことが多々あります。これはでんじはも同じで、使うポケモンによっては1ターンを無駄にすることになってしまいます。なげつけるは命中安定で無効タイプもないので麻痺を確定で打ち込めます。未検証ですが、へびにらみと同じ仕様なのでじめんタイプも麻痺にできるはずです。

サーフゴーサーフゴーについてですが、サーフゴーサーフゴーは特性により対象が自分の変化技を全て無効にします。これによりでんじはは当たる当たらない以前に打つことすらできません。(かたやぶりを除く)なげつけるは一応攻撃技の類なのでサーフゴーサーフゴーにも麻痺を撒くことができます。ワナイダーワナイダーサーフゴーサーフゴーの対面が起こりうるかは疑問ですが。

追加コンテンツとかでデンチュラデンチュラクワガノンクワガノンが来たら個性が死にます。デンチュラデンチュラに関してはふくがんででんじはもほぼ確定で当てられるので尚更ワナイダーワナイダーの不遇さが浮き彫りになってしまいます。マイナーポケモンをいじめるな

与ダメージ計算

元のA種族値が79で努力値も振ってないので弱点を突かなければ火力はイマイチです。(そもそも打つ隙がない)ただ、一応とびかかるのダメ計を少しだけ載せておきます。

vs ウォッシュロトムウォッシュロトムロトム(H4)
36 ~ 43 (28.5 ~ 34.2%) 乱数3発 : 1.78%
vs キョジオーンキョジオーンキョジオーン(HB特化)
24 ~ 28 (11.5 ~ 13.5%) 乱数8発 : 25.89%
vs サザンドラサザンドラサザンドラ(H4)
84 ~ 98 (50.0 ~ 58.4%) 確定2発
vs マスカーニャマスカーニャくさ単マスカーニャ(H4)
102 ~ 120 (67.2 ~ 79.0%) 確定2発

コノヨザルコノヨザルソウブレイズソウブレイズなど隙があるからとはいえ簡単に殴っては行けない相手もいます。(ふんどのこぶし・くだけるよろい等)

被ダメージ計算

・ずぶといD↑C↓想定
・持ち物や特性などを漢字表記します。
・努力値252+性格補正を特化と記載しています。

  • 物理

vs セグレイブセグレイブつららばり5回(A特化)
125 ~ 150 (74.9 ~ 89.9%) 確定2発
vs ガブリアスガブリアスストーンエッジ(A252)
108 ~ 128 (64.7 ~ 76.7%) 確定2発
vs ドラパルトドラパルト命の珠ドラゴンアロー(A252)
102 ~ 120 (61.1 ~ 71.9%) 確定2発
vs マスカーニャマスカーニャ一致ハチマキとんぼがえり(A252)
76 ~ 90 (45.6 ~ 53.9%) 乱数2発 : 37.89%
vs カイリューカイリューハチマキテラスしんそく(A特化)
108 ~ 127 (64.7 ~ 76.1%) 確定2発
vs コノヨザルコノヨザル威力50ふんどのこぶし(A252)
37 ~ 45 (22.2 ~ 27.0%) 乱数4発 : 20.57%
vs ソウブレイズソウブレイズむねんのつるぎ(A252)
140 ~ 168 (83.9 ~ 100.6%) 乱数1発 : 6.25%
vs オノノクスオノノクス命の珠げきりん(A252)
136 ~ 161 (81.5 ~ 96.5%) 確定2発
vs ドドゲザンドドゲザンハチマキドゲザン(A特化)
115 ~ 136 (68.9 ~ 81.5%) 確定2発
vs デカヌチャンデカヌチャンデカハンマー(A特化)
97 ~ 115 (58.1 ~ 68.9%) 確定2発
vs イルカマン(ナイーブ)イルカマン(ナイーブ)ハチマキクイックターン(A特化)
54 ~ 64 (32.4 ~ 38.4%) 乱数3発 : 95.8%
vs ハッサムハッサムハチマキテクニバレパン(A特化)
106 ~ 126 (63.5 ~ 75.5%) 確定2発
vs ミミッキュミミッキュ剣舞1積みじゃれつく(A特化)
123 ~ 145 (73.7 ~ 86.9%) 確定2発
vs ファイアローファイアローブレイブバード(A252)
140 ~ 168 (83.9 ~ 100.6%) 乱数1発 : 6.25%

  • 特殊

vs ウルガモスウルガモスほのおのまい(C252)
128 ~ 152 (76.7 ~ 91.1%) 確定2発
vs ドラパルトドラパルト2倍たたりめ(C252)
84 ~ 99 (50.3 ~ 59.3%) 確定2発
vs ラウドボーンラウドボーンフレアソング(C無振り)
90 ~ 108 (53.9 ~ 64.7%) 確定2発
vs サーフゴーサーフゴーメガネゴールドラッシュ(C252)
141 ~ 166 (84.5 ~ 99.5%) 確定2発
vs サザンドラサザンドラメガネかえんほうしゃ(C252)
136 ~ 160 (81.5 ~ 95.9%) 確定2発
vs ウォッシュロトムウォッシュロトムメガネドロポン(C252)
109 ~ 129 (65.3 ~ 77.3%) 確定2発
vs キラフロルキラフロルパワージェム(C特化)
134 ~ 162 (80.3 ~ 97.1%) 確定2発
vs ニンフィアニンフィアほのおテラバースト(C特化)
120 ~ 144 (71.9 ~ 86.3%) 確定2発

  • パラドックスポケモン(物理)

vs トドロクツキトドロクツキ命の珠げきりん(A特化)
142 ~ 169 (85.1 ~ 101.2%) 乱数1発 : 12.5%
vs テツノブジンテツノブジンハチマキソウルクラッシュ(A特化)
99 ~ 117 (59.3 ~ 70.1%) 確定2発
vs アラブルタケアラブルタケふいうち(A特化)
60 ~ 72 (36.0 ~ 43.2%) 確定3発
vs チヲハウハネチヲハウハネであいがしら(A特化)
81 ~ 96 (48.6 ~ 57.5%) 乱数2発 : 91.01%

  • パラドックスポケモン(特殊)

vs テツノブジンテツノブジンムーンフォース(C特化)
76 ~ 90 (45.6 ~ 53.9%) 乱数2発 : 37.89%
vs テツノドクガテツノドクガかえんほうしゃ(C特化)
162 ~ 192 (97.1 ~ 115.0%) 乱数1発 : 81.25%
vs ハバタクカミハバタクカミメガネマジカルフレイム(C特化)
130 ~ 154 (77.9 ~ 92.3%) 確定2発
vs テツノツツミテツノツツミハイドロポンプ(C特化)
90 ~ 106 (53.9 ~ 63.5%) 確定2発
vs スナノケガワスナノケガワ10万ボルト(C特化)
73 ~ 87 (43.8 ~ 52.1%) 乱数2発 : 10.15%
※パラドックスポケモンにはこだいかっせい・クォークチャージという専用特性があり、それによる火力上昇により確定で落とされる場合もあります。

他ねばねばネット撒きとの差別化

前述の通り、パルデア国内のねばねばネット習得者はアメモースアメモースコロトックコロトックワナイダーワナイダーのみです。コロトックコロトックに関しては合計種族値がワナイダーワナイダーよりも低く、耐久も低いのでタスキでの運用が必須になります。しかしA種族値85+テクニシャン補正で起点の他に普通に殴ることもできるので一概にワナイダーワナイダー劣化とは言えません。アメモースアメモースはねばねばネット以外にもふきとばし・蝶舞バトンといったこともできる上にC100で殴るのも普通に強いです。(今作からぼうふう取得) ただしタイプ的に難しい所があり、いわ4倍で殴られるとHB特化でも簡単に落とされます。

苦手なポケモン

オーバーヒートだとメガネをかけなくても確定1発で落とされます。そのため起点作りという最大の長所を生かすことなく炭になります。Cぶっぱのヒートロトムヒートロトムは珍しいのでもしかしたら耐えるかもしれません。
vs ヒートロトムヒートロトムオーバーヒート(C252)
174 ~ 206 (104.2 ~ 123.4%) 確定1発

コノヨザルコノヨザルはビルドアップ、ソウブレイズソウブレイズは剣舞を積んでくるのでともえなげと行きたいところですがしっかりゴーストタイプなので起点にされてしまいます。ソウブレイズソウブレイズに関してはほのお技で弱点を突かれるのでかなりキツイです。

元々Sの数値が低く、ねばねばネットを踏んでも被害が少なくそれどころかまけんきでAを2段階上げられた上で放たれるふいうちは、並程度のポケモンでは受け切れないので起点にされまくりです。選出時点でドドゲザンドドゲザンがいた場合ワナイダーワナイダーの選出を諦めるか、てんねん持ちのヘイラッシャヘイラッシャドオードオーなどを構築に組み込みましょう。

相性のいい味方

攻撃方面の種族値が優秀なものの中途半端なSによって高速アタッカーに上から殴られて終了みたいなポケモンのサポートに向いています。いわゆる中速アタッカーとやらです。例を挙げるならセグレイブセグレイブオノノクスオノノクス辺りです。

さいごに

これが本当に今年最後の育成論になります。信じてください。そう言って前回の育成論を投稿しましたが、結局我慢できずこのワナイダーワナイダーの育成論を投稿することになりました。さすがにもうネタがないのでこれが最後になると思います。
最後まで閲覧ありがとうございました。よければコメントにて評価・指摘などなどお願いします。

投稿日時 : 

最終更新日時 : 2023/02/08 17:40

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