はじめに
皆様どうもカプ・サイシンと申します。
コメントでのご質問、アドバイス等よろしくお願いします。
辛口コメントも大歓迎です。カプサイシンだけに
注意点
- この育成論は非公式の用語を使用しています。他の育成論でも使用されている程度のものです。
- この育成論のポケモンは全て6Vとしています。
- ダメージ計算はVS SVのダメージ計算機を使用しています。
- この育成論は2022年12月からのシリーズ1を想定しており、禁止である準伝説、パラドクスについては考慮しておりません。
- 他サイトやブログ、動画などに本育成論と似たような型があるかもしれません、本育成論は投稿者自身が構成を考え、実際に使用した上で考察をしています。
コンセプト
特殊アタッカー仕様のリキキリンです。優秀なタイプと技範囲でメジャーなポケモンの多くに対面勝ちが狙えます。
いのちのたまを持たせることで微妙に足りない火力を補いつつ打ち分け出来るようにしており、相手の動きに柔軟に対応出来るようにしております。
主に対面での戦いを想定しており、メインを張るわけではなく、ある程度構築が固まった段階で穴埋めとして選択されるポケモンです。
差別化
意識すべきは同タイプであるイエッサン♂イエッサン♀と考えます。
特性によりサイコフィールドを貼ることでリキキリンのテイルアーマーと同様、先制技無効かつエスパー技の威力が上がる為、実質上位互換の特性です。また、これによりC種族値はリキキリンが上ですが、メインウエポンであるエスパー技の火力はイエッサン♂の方が上です。
リキキリンの優位点としては、まず特性のそうしょくが挙げられます。
これにより、キノガッサのほうしは無効であり、後出しすら視野に入れることが可能です。
また、リキキリンは電気技を取得出来ます。これにより環境に増えてきているアーマーガアにTSを切らずとも対応できるのは優位点であると考えます。特にリキキリンはタイプ上セットで出てくることも多いドオーも相手出来る為、双方相手にできます。
本育成論ではドオーアーマーガアの並びに重きをおいている訳ではなく、構築によっては外す可能性もある為、確定技とはしていませんが、差別化点の1つにはなり得ます。
性格、努力値
ひかえめ B188 C252 S68
Sはアーマーガアに先に動かれるとはねやすめによる耐性変化により、10まんボルトで落とせなくなる為、4振り抜きまで振っています。ついでにラウドボーンも抜ける為、落とせるようになります。
Cは火力確保の為特化です、サイコキネシスでH252コノヨザルが丁度確定1となります。
また、H252アーマーガアをサイコキネシス+10まんボルトで落とせる為、流行りのドオーとセットで来るアーマーガアの受け出しに対応でき、崩すことが可能となります。
余りを役割対象に物理主体のポケモンが多く、打ち負けないようBに振っています。
本育成論では上記配分前提で考察しましたが、かなりカスタマイズ性の高いポケモンであり、調整の余地は大いにあると思います。あくまで一例としてお考え下さい。
ちなみにHに28振る事により、珠ダメ考慮の10n-1(実数値199)となりますが、Bに回した方が固く、A特化コノヨザルのドレインパンチを珠ダメ込み2耐えするようになる為今回はそちらを優先しました。
特性
そうしょくとテイルアーマーは一長一短だと思います。
確定欄はそうしょくにしています。キノガッサキラーとして認知されつつあるので、対面できのこのほうしを撃たれることはまずないと思いますが、ほうし読みで後投げが効く点はメリットです。
テイルアーマーだと、ハチマキカイリューのしんそくを止められる、リキキリンより遅いマリルリドドゲザン辺りの先制技を透かせるメリットがあります。使う方の好みによるところがあると考えます。
サイコメイカーである、イエッサン♂との差別化を考えるとそうしょくの方が若干優先度は高いと考えます。
持ち物
いのちのたまとします、撃ち合いを想定している為、珠ダメが痛いときもありますがコノヨザルに確実に勝つ事を考えるとこちらのほうが良いと判断しました。
火力だけならメガネという手もありますが、広い技範囲により、受け出ししてきたポケモンに対して対応できることも多く、撃ち分けできる恩恵は大きいと考えます。
テラスタルタイプ候補
格闘が良いと思います。苦手とするサザンドラドドゲザンに対して切り返す事が可能となり、止まりにくくなります。
ほかの候補としては炎でサーフゴーハッサムに強くなるという利点がありますが、悪に対しては無力になります。
技
- エスパー技(2つから選択)
サイコキネシス
メインウエポンです。個人的にはH252コノヨザルに確定1が取れるこちらを推奨します。
タスキキノガッサには2発必要ですが、そうしょくにより、きのこのほうしとタネマシンガン無効であり、マッハパンチとがんせきふうじは珠ダメ込みでも2耐えするため、優位なのには変わりなく、妥協できる範疇にあるかと思います。
ツインビーム
タスキキノガッサを一撃で落としたいのであればこちらです。ミミッキュ辺りにも打てますが、コノヨザルに対して低乱数になるのがデメリットです。
- 候補技(2枠)
10まんボルト
アーマーガアヘイラッシャ辺りが対象となります。アーマーガアとよく一緒に出てくるドオーにはエスパー技が刺さる為、双方対応出来るようになります。
テラバースト
元がノーマルの特殊技であるため、テラスタルしない状態でもサブウェポンとして使える技であり、サザンドラ確定2くらいの火力は確保できます。相手が引いてきそうな場合の中間択として意外と重宝します。
テラスタル時は他のポケモンと同じく奇襲による役割破壊が主な使い方になります。本育成論での候補は格闘と炎であり、どちらも鋼技対策になります。格闘だとサザンドラドドゲザンがワンパン、炎だとサーフゴーを高乱数1、ハッサムをワンパンできるのが特徴です。
シャドーボール
主な対象はラウドボーンです。皮が剥がれたミミッキュも高確率で落とせます。
本育成論のリキキリンはS調整により無振りラウドボーンを抜いているので、対面勝ち出来るようになります。
くさむすび
撃つ相手としてはカバルドンキョジオーンになります。ヘイラッシャに対して10まんボルトより火力が出ますが、10まんボルトを外すとアーマーガアが苦しくなる為、別のポケモンを用意する必要があります。
マジカルシャイン
悪、ドラゴンに対する打点です。サザンドラをTSなしで一撃で落とせるメリットがあります(珠あくのはどうでワンパンなので交代読み前提ですが)
立ち回り
基本的に受け出しするには耐久が足りません。先発か死に出し、対面操作で繰り出します。
弱点が少なく技範囲が広いので、対応できる相手が多く、対面戦での先発にも向いています。
主な仕事は対面で最低一体落とし、数的優位を取りに行く事になります。
弱点は少ない反面、半減以下も少なく、遅い為、一体倒した時点でかなり消耗している場合が多く、複数体落とすのには向いていません。
耐久は並程度ですが、弱点は2タイプしかなく、こちらは弱点をつける範囲がかなり広いので多くの相手に対面勝ちが狙えます。
流行りのコノヨザルについては後出しでも倒せるスペックを持ちます。
地味に受けに対して弱点をつきやすく、確定欄の技構成にテラスタル格闘だとラウドボーンドオーヘイラッシャの「てんねん三銃士(命名カプ・サイシン)」やキョジオーンアーマーガアドヒドイデなどに確定2が取れており、受け出しや居座りを許しません。
基本的に上記ポケモンは抜いているよう調整しているので回復で粘ることを許さず、消耗した状態で引かせるか、捨てるかの二択を相手に迫らせる事が出来ます。
冒頭に記載したように、一体落とした時点でかなり消耗してるので、それ以上の仕事は望めません。
相手の後続を確認できただけでも良しとし、後はこちらの後続に任せる事になります。
もし後続に少しでも負担をかけることが出来れば仕事としては120点です。
苦手な相手
- ウルガモスウルガモス
ほぼ無理です、弱点であるむしのさざめきを切っている個体も多いですが、弱点をつけない為、ちょうのまいを先積みされると打つ手が無くなります。
TS岩なら勝てますが、ピンポイントであり、色々勝てない相手が出来ると考えると推奨はできないです。
- ロトム御一行
どのフォルムであっても落とすのに最低2発必要です。こちらの方が遅い上C振りで確定2を取られる為、打ち負けます。
相性の良い味方
- ヌメルゴンヌメルゴン
ロトム系列などリキキリンが撃ち負けがちな特殊アタッカーに強いです。私はウルガモスピンポイントでいわなだれを採用した両刀を使用しています。
- ケンタロス炎ケンタロス(パルデア炎)
ドドゲザンマスカーニャなどの悪タイプに強く、サーフゴーなどの鋼にも対面勝ちが狙えます。いかく、おにびにより相手の物理火力を削ぐようなサポート的な動きもできます。私はユグドラ様の育成論を参考にしたものを使用しています。
(参考 ユグドラ様のケンタロス(パルデア炎)育成論SV/343)
ダメージ計算
- 注意点
・ダメージを受ける側のテラスタルについては考慮しておりません。
・ダメージ計算はあくまで目安です。以下に記載しているデータから、明らかに耐えないとわかるものなどは記載しておりません。
- 与ダメ
サイコキネシス
コノヨザルH252
100.4〜118.4% 確定1
ドオーHD特化
60.3〜72.5% 確定2
ドヒドイデHD特化
71.3〜85.9% 確定2
カイリューH4 マルチスケイル非考慮
59.2〜70.0% 確定2
ウォッシュロトムH252
59.8〜70.0% 確定2
ウルガモスH252
49.4〜58.8% 乱数2(98.43%)
アーマーガアH252
27.3〜32.1% 確定3
※次の10まんボルトで確定落ち
ツインビーム(2発)
キノガッサH252
159.2〜190.4% 確定1
コノヨザルH252
88.4〜107.8% 乱数1(24.6%)
ドオーHD特化
54.8〜65.8% 確定2
くろいヘドロ込で耐えられる可能性あり
10まんボルト
アーマーガアH252
73.6〜87.3% 確定2
ヘイラッシャD252
60.0〜71.5% 確定2
マリルリH252
75.3〜89.3% 確定2
テラバースト(テラスタルなし)
サザンドラH4
56.5〜67.2% 確定2
マスカーニャH4
76.9〜90.7% 確定2
テラバースト(テラスタル格闘)
サザンドラH4
113.0〜134.5% 確定1
ドドゲザンH252 チョッキ
128.0〜153.1% 確定1
セグレイブH252
89.1〜106.7% 乱数1(31.25%)
キョジオーンHD特化
65.2〜79.2% 確定2
テラバースト(テラスタル炎)
サーフゴーH252
97.9〜116.4% 乱数1(87.5%)
アーマーガアH252
96.5〜115.6% 乱数1(87.5%)
デカヌチャンH252
89.5〜105.7% 乱数1(25.0%)
シャドーボール
ラウドボーンH252
69.1〜82.4% 確定2
ミミッキュH252
87.0〜103.0% 乱数1(12.5%)
ドラパルトH4
89.0〜106.0% 乱数1(37.5%)
サーフゴーH252
65.4〜77.8% 確定2
くさむすび
カバルドンH252
106.5〜125.5% 確定1
キョジオーンHD特化
65.2〜77.7% 確定2
ヘイラッシャD252
79.5〜94.6% 確定2
マジカルシャイン
サザンドラH4
151.7〜179.7% 確定1
カイリューH4マルチスケイル非考慮
70.0〜83.8% 確定2
セグレイブH252
59.9〜71.6% 確定2
- 被ダメ
※持ち物がいのちのたまであるため、こちらが攻撃すると約10%減るのを念頭に置く必要があります。
コノヨザルA特化
ドレインパンチ
32.3〜38.4% 乱数3(97.29%)
キノガッサA252 テクニシャン
マッハパンチ
28.2〜33.8% 乱数3(0.31%)
がんせきふうじ
28.2〜33.3% 乱数3(0.02%)
セグレイブA特化
きょけんとつげき
66.1〜78.4% 確定2
ドドゲザンA特化
ドゲザン
89.2〜105.6% 乱数1(31.25%)
マスカーニャA252
はたきおとす(持ち物あり)
80.0〜95.3% 確定2
ミミッキュA252球
じゃれつく
42.5〜50.7% 乱数2(1.17%)
サザンドラC252
あくのはどう
83.0〜98.4% 確定2
ウォッシュロトムC特化
ハイドロポンプ
60.5〜72.3% 確定2
サーフゴーC特化
ゴールドラッシュ
78.4〜92.8% 確定2
ラウドボーンC4
フレアソング
33.8〜40.0% 確定2
終わりに
ここまでお読みいただきありがとうございます。
私も長いことポケモンやってるので、キリンリキが進化したというのは嬉しく、使ってやりたいという思いで考察、育成しましたが、なかなか活躍してくれています。
コメントでのご指摘、ご質問等お待ちしております。