禿鷹というハンドルネームで遊戯王やらポケモンをやっています。実質バルジーナバルジーナです。SVからは出禁なのでポケモントレーナーに転生しました(過言)。
今回もカイリューカイリューに関する育成記事を書いたので投稿します。
注意
・非公式の略称HABCDS等を用いて解説し、理想個体前提で話を展開します。
意味がわからない、質問がしたいといった方はコメントしてもらえると答えられる範囲で全て回答したいと思います。
カイリューカイリューとは
・初代600族であり,ミニリュウミニリュウの最終進化系のポケモンです。タイプはドラゴン・飛行になります。
種族値は 91-134-95-100-100-80 です。
最強特性の1つ【マルチスケイル】を有しており,今作の環境でも上位に位置するポケモンだと思います。
実際,色んな実況者さんの使用率ランクでもかなり上位に位置しており,初代特有の豊富な技と最強特性,600族という種族値を生かして幅広い活躍が期待できます。
役割
・遂行する役割は,「自分より遅いポケモンを嵌めて試合を有利に運ぶ」ことになります。
・運用の基本コンセプトとしては,【アンコール】で相手の動きを縛り,【マルチスケイル】と高い耐久値を活かして,自身の抜き性能を上げて一掃することになります。
仮に,自身での処理が難しい場合, 有利対面に交換し自身に有利な状況を作っていくことを狙います。
持ち物
・現段階では【ゴツゴツメット】を採用しています。
多くの襷ポケモンや役割対象の1匹であるヘイラッシャヘイラッシャが物理に寄っている現状に鑑みてゴツメで襷を削ることや負荷を与えていくことが期待できます。
コンセプト上,物理技を受けることが多くダメージの蓄積を期待できる点も評価しています。
・他の多くのカイリューカイリューが持っている【ラムの実】も採用は検討出来ると思います。
・【命の珠】も検討出来ますが,状態異常をテラスタイプでケアして自身のアタッカー性能を上げるという観点からは採用してもよいと思います。
特性
・現状は【マルチスケイル】一択です。
【威嚇】持ちのポケモンが環境に増えるのであれば,【精神力】も検討余地がありますが,現状では【マルチスケイル】一択になります。
性格・努力値と調整
・【いじっぱり】 H252 A252 B4
火力及び耐久を重視してこのように調整しています。
【マルチスケイル】を活かして,可能な限り1回は攻撃を耐えることができようにHに振っています。
技構成
1.現在採用している技
- 【アンコール】
コンセプト上確定となります。
使用想定としては,遅いポケモンや起点作りをするポケモンがカイリューカイリューにとって有効でない技を縛ることになります。
Sを上げられない積み技で縛った場合,【竜の舞】と合わせて上から永遠に補助技で縛り続けることも可能です。
仮に,自身の方が素早さが遅いとしても,補助技読みで当てれば有利不利がひっくり返るため最後まで勝ちの可能性を残せます。
2.補助技として採用を検討する技
- 【竜の舞】
AとSを同時にあげることでほとんどのポケモンを抜くことができる優秀な技。
努力値調整を変えてSに全振りすれば,ドラパルトドラパルトまで抜くことも可能になります。
- 【羽休め】
今回のコンセプトよりもより耐久に振るのであれば,回復技を採用して【マルチスケイル】を復活させるということを視野に入れてもよいと思います。
3.攻撃技として採用を検討する技
- 【神速】
優先度+2の技でほぼ確実に先制できます。
ただし,ゴーストタイプもそれなりにいる環境のため,無効化される可能性もあります。
- 【逆鱗】【ドラゴンクロー】
ドラゴンタイプの一致技として採用できます。
600族ドラゴンタイプが多いため,それに対する打点となります。
【竜の舞】を1回積めば【ドラゴンクロー】でほぼ全てのドラゴンタイプを狩ることができます。
- 【アイアンヘッド】
鋼テラスタルとの相性がよいこと,怯みが強いことから採用を検討出来ます。
- 【地震】
安定の地面打点として鋼や電気に打てるようになります。
特性【天然】を持つポケモンに対する安定した打点として採用を検討していいと思います。
- 【ストーンエッジ】
岩技として打てますが,命中不安のため採用は環境次第です。
- 【炎のパンチ】【冷凍パンチ】【雷パンチ】
相性補完として足りない部分を補えます。
例の技構成だと,アーマーガアアーマーガアに対して【羽休め】時以外に有効打点がないので採用を検討してもよいと思います。
- 【アイススピナー】
氷技の物理打点として採用を検討できます。威力も80なので低すぎないのがよい味出しています。
テラスタル
・テラスタイプは,技威力を上げるというよりもなにをされたら困るのかという観点で記載しています。パーティとして厳しい技・タイプと相談してもらえればいいと思います。
・【炎】
火傷をケアするためのテラスタイプです。
ラウドボーンラウドボーンの【鬼火】等をケアできるようになりますが,ヘイラッシャヘイラッシャには弱くなってしまいます。
・【鋼】
ドラゴン対策にフェアリーや氷タイプを投げてくる人が多いため,鋼テラスタルで返り討ちにできます。
また,ドオードオーの【毒々】もケアできるようになります。
・【草】
キノガッサキノガッサやモロバレルモロバレルの【キノコの胞子】をケアできます。
ヘイラッシャヘイラッシャには強くなりますが,アーマーガアアーマーガアやラウドボーンラウドボーンに弱くなってしまいます。
・【電気】
【電磁波】によるマヒのケアになります。
立ち回り例
・基本的には,自分より遅い相手をキャッチすることになります。
仮想敵としての典型例は,ヘイラッシャヘイラッシャ,ラウドボーンラウドボーン,ドオードオーといった【天然】組やアーマーガアアーマーガアといった耐久ポケモンになります。
これらのポケモンに対して早期に突破するというよりも,【アンコール】で縛り有利対面を作りに行くということになります。もちろん,ポケモン次第では,そのまま殴って倒しに行くことも可能です。
例として,ヘイラッシャヘイラッシャが【ウェーブタックル】を打った場合にはそれを【アンコール】し,【ゴツゴツメット】と反動ダメージで負荷を与え続けることができます。
それ以外にも,サイクルによって負荷のかかったヘイラッシャヘイラッシャが【眠る】を選んだ場合に【アンコール】によって眠り続けるナマズになってもらったり,ラウドボーンラウドボーンに怠け続けてもらいます。
その後は,有利対面のポケモンを投げてもいいですし,ダメージ計算をして早期に倒せる場合,抜き性能を高める【竜の舞】を積んだうえでこれらの突破しに行きます。
なぜかヘイラッシャヘイラッシャばかりの話になっていますが,同じような運用がその他の低速耐久ポケモンに対して当てはまります。
与ダメージ計算
- 【ドラゴンクロー】(【竜の舞】を1回積んでいること前提)
ガブリアスガブリアス H4 確定1発 (130.5 ~ 154.4%)
セグレイブセグレイブ H4 確定1発(129.9 ~ 154.0%)
アーマーガアアーマーガア HB252 乱数4発 (21.5 ~ 25.4%)
ヘイラッシャヘイラッシャ HB252 乱数4発 (21.5 ~ 25.4%)
- 【地震】
ラウドボーンラウドボーン H252 確定2発 (56.0 ~ 66.4%)
ドオードオー HB252 確定2発(53.2 ~ 63.3%)
アーマーガアアーマーガア HB252 確定2発 (71.3 ~ 84.9%)
※【羽休め】により飛行タイプが消えている場合
キョジオーンキョジオーン HB252 確定2発(62.9 ~ 74.4%)
苦手なポケモン・立ち回りを考えるべき相手
・セグレイブセグレイブは,先にこちらが【竜の舞】を積めている場合は倒せますが,そうでない場合【氷柱針】が3発以上当たればこちらがやられてしまいます。
・ドラパルトドラパルトには上から【ドラゴンアロー】を打たれると落ちます。テラスタイプを切らされるのも,考え物なので素直に引いた方がよいと思います。
・また,【アンコール】で縛るのが攻撃技になる場合,どうしても体力が削れてしまい,【マルチスケイル】が適用されなくなってしまいます。その場合,カイリューカイリューの【神速】や悪タイプの【不意打ち】で思わぬダメージを受けることがありますので,先制技を持っているポケモンと対面した場合の立ち回りとして素直に引く選択肢もあることを頭に入れてプレイすることも大事です。
相性の良い味方・構築例
- ジバコイルジバコイル
カイリューカイリューが持っていない特殊打点と【ボルトチェンジ】による対面操作が可能になりますので相性は非常によいと思います。
また,相性補完の面でも非常に優秀ですので,その観点からも相性がいいです。
- その他対面操作ができるポケモン
コンセプト上,自身より遅い対面を作ることが非常に大切になります。
そのため,【蜻蛉返り】や【ボルトチェンジ】【クイックターン】といった対面を操作できる技を持ったポケモンとは相性がよいです。
最後に
・拙い内容でしたが,最後までご覧いただきありがとうございます。
ご不明な点や質問があれば,是非コメントいただけるとありがたいです。
・典型的な耐久ポケモンのみ記載していますが,ご要望があれば色んなポケモンのダメージ計算も追加していきますので,コメントをいただけますと幸いです。