注意
- 育成論投稿が初めてなので粗が多くあると思いますがご了承ください。
- この育成論は剣盾時代にKenu様が投稿された【サイクル】輝石レアコイル【クッション】を参考にSV仕様として作成しております。この場を借りてお礼申し上げます。
- 2022/12/26追記
基本技構成を両壁採用からでんじは+エレキフィールド採用に変更。
- 2022/12/28追記
性格と努力値を見直しました。
変更前
性格:ずぶとい
HP:252 / 防御:28 / 特攻:100 / 特防:124 / 素早:4
変更後
性格:ひかえめ
HP:252 / 防御:132 / 特攻:0 / 特防:124 / 素早:0
採用理由と役割
- 採用理由
- 優秀なタイプ
2022/12/20現在で電気/鋼を持つポケモンはコイルレアコイルジバコイルのみであり、草電鋼飛無虫氷岩超竜妖の11タイプを半減・毒無効。かつ弱点は2倍の炎闘と4倍の地面のみの計3タイプであり耐性に優れています。
- 「しんかのきせき」による耐久力とジバコイルより10早い素早さ種族値
レアコイルはジバコイルの進化前であるので進化の輝石に対応しておりジバコイルより高い耐久を実現できます。しかしジバコイルに突撃チョッキを持たせた場合は差別化が難しくなると思います。(突撃チョッキ型では変化技を搭載できないのでここが差別化ポイントだと思います)
- 役割
サイクル戦の中でエースのタイプを補完し、エースが動きやすい環境を整えることが主な役割です。(まひ撒き、ボルトチェンジでの対面操作、中盤での壁張り等)
持ち物
進化の輝石確定です。輝石を持たせない場合は耐性が確保できないためレアコイルである必要性が薄く、素直にジバコイルでいいと思います。
特性
- 磁力にしない理由
SVシーズン1において鋼ポケモンは
サーフゴードドゲザンジバコイルアーマーガアハッサム等が多く感じられますが、有効打がなく逆に返り討ちに遭う可能性が高いです。またこの育成論のレアコイル自体エースの補助として交換すると考えられるため役割とのかみ合いが悪く不採用です。
- がんじょうにしない理由
当育成論作成初期においてはこちらを採用していました。ウェーニバルに倒して味方のポケモンが倒された後に出せば特性「じしんかじょう」を発動していたとしてもインファイトを受けきって逆に倒すことのできるストッパーの役割を持たせることができます。しかし肝心のウェーニバルは2022/12/21時点でそこそこいる程度にとどまることと、コンセプト上受けだしをすることの多い都合上相手が意図せず「がんじょう」が潰れる可能性も高いため不採用としました。ヘイラッシャキョジオーンなどが稀に装備しているじわれなどの一撃必殺技を受けない点は評価できると思います。
- アナライズ
半ば消去法的な選択にはなりましたが特定条件下において「いのちのたま」と同じ効果を得ることができるため決して無駄特性ではありません。しかしヘイラッシャキョジオーンドドゲザンなど素早さが勝っているポケモンもそれなりにいるため注意が必要です。
性格・努力値と調整
※※※この要素は研究の余地があるため今後変動する場合があります。※※※
- 性格
努力値で防御面を成立させられるため、相手に圧力がかけやすいように「ひかえめ」とします。
- 努力値と調整
HP252:物理、特殊ともに耐久性が上がるため最大値まで振っています。
防御132:HPの252と合わせて物理特化ヘイラッシャのじしんを1回必ず耐えるよ うに調整しました。(1発の削り率:73.9 ~ 89.2%)
また努力値を見直したためちからもちマリルリの「ばかぢから」+「アクアジェット」を確定で耐えられるようになりました。(合計の削り率:80.9 ~ 97.5%)
特防124:HPの252と合わせて特殊特化ウォッシュロトムのハイドロポンプを高乱数で3発耐えるように調整しました。(1発の削り率:42.6 ~ 51.5%)
特攻0:性格を「ずぶとい」から「ひかえめ」に変更したため0にしました。
素早さ0:現状キノガッサが減少傾向にあるため無振りでも充分であると判断しました。
仮に4振れば無振りのキノガッサパルシェンを抜けます。レアコイルが「エレキフィールド」を覚えるため無振りキノガッサの上から相手の眠りを切れる動きができるようになります。今後キノガッサが爆増した場合は防御努力値から8引いて特攻と素早さに4づつ振ってください。
また今後解禁されるであろうチオンジェンとも素早さ種族値が同速なためこの数値が活用できそうです。
技構成
()内の数値は左から順に威力、命中力です。
【基本形】
- ラスターカノン(80)(100)
妖や氷に対して一致火力で負荷をかけます。「てっていこうせん」と比較して威力は低いですが自傷ダメージがないため耐久を活かしたサイクル戦に向いています。
- ボルトチェンジ(70)(100)
最低限の火力と「とんボルチェン」による対面操作に使います。
- でんじは(-)(90)
麻痺を要所要所で使ってエースが素早さで優れるようにサポートを採用します。エースとして相手に麻痺が入ると通常技が先制しやすくなるボーマンダイルカマン(ナイーブ)サザンドラなどがいる前提の採用であるためヘイラッシャキョジオーンラウドボーンなどが引き先と想定される場合は両壁を採用したほうが効果的だと思われます。
- エレキフィールド(-)(-)
ヘイラッシャカバルドンのあくびループやキノガッサモロバレルのきのこのほうし対策です。また電技の火力が1.3倍になるため相手への負荷を増加できるのも強みだと思います。
【候補枠】
- てっていこうせん(140)(95)
電気技の火力と補助技用の枠を2枠確保することを両立する場合にボルトチェンジの採用枠がなく、代わりに起点にされることを防ぐ自主退場技です。これによってあくびループを無理やり抜け出せる点も評価できます。
- 10まんボルト(90)(100)
「ボルトチェンジ」で火力が不足する場合は採用します。基本形の両壁と下記の「でんじは」を差し替えるときに枠が1つ開くのでその場合に採用するといいでしょう。
- ひかりのかべ(ー)(ー)
- リフレクター(ー)(ー)
中盤で使用することで後続のエースが打たれ強くなります。また相手の手持ちが初手と比べて絞れるため両方を展開する必要がない場面もあり、展開時間が短い利点もあります。
- ほうでん(80)(100)
「10まんボルト」との差し替え採用です。とにかく麻痺を撒きたい場合は採用します。
- かみなり(110)(70)
電技で最大火力を出せますが、よほど火力不足か雨パーティに採用しない限りは採用をおすすめしません。
- エレキネット(55)(95)
100%の確率で相手の素早さを1段階下げます。「でんじは」よりも命中率が高くダメージが発生するため、きあいのタスキをつぶしたり負荷をかけることができます。しかし、麻痺と異なり交換されてしまうと効果が切れてしまうため「でんじは」と比較したときに役割の都合上勝れない点があります。
テラスタル
基本はサポートなのでテラスタルを使いませんが、味方残り1体になり、かつまだテラスタルを使っていない場合に火力を補うため「でんき」か「はがね」を搭載しておくといいと思います。
立ち回り例
レアコイルは素早さがそこまで高くないので初手には向きません。
基本的にアタッカーの相性補完として受けだします。ガブリアスセグレイブウェーニバルなどの高火力で弱点を突かれるといくら輝石だろうと簡単に砕けます。
一方ヘイラッシャマリルリにはかなり強気に出せると思います。それぞれ最大火力の「じしん」「ばかぢから」を確実に1発耐え、かつ先制できるため控えのエースポケモンの等倍火力で充分に倒せる領域まで押し込むことができます。
また半減で受けられる相手には壁を展開し、後続との打ち合いを有利に進められると思います。
被ダメージ計算
- 物理耐久(すべて物理特化の場合で計算)
いのちのたまドラパルトドラゴンアロー 確定3発
いのちのたまミミッキュ2段階上昇シャドークロー 確定2発
マスカーニャトリックフラワー 確定4発
カイリューげきりん 確定4発
セグレイブつららばり(5発)確定3発
ガブリアスげきりん 乱数3発(99.97%)
アーマーガアボディプレス 乱数2発(73.43%)
※これ以降耐えないため参考値
アーマーガア防御2段階上昇ボディプレス 乱数1発(62.5%)
ガブリアスじしん 確定1発
セグレイブじしん 確定1発
- 特殊耐久(すべて特殊特化の場合で計算)
サーフゴーゴールドラッシュ 確定5発
サーフゴーシャドーボール 確定2発
ドラパルトりゅうせいぐん 確定3発
ドラパルトだいもんじ 確定2発
ウルガモスほのおのまい 乱数2発
ラウドボーンフレアソング 確定2発
ラウドボーンだいちのちから 乱数1発(87.5%)
ウォッシュロトムハイドロポンプ 乱数2発(6.25%)
いのちのたまサザンドラだいもんじ 乱数1発(6.25%)
苦手なポケモン
- セグレイブセグレイブ
4倍弱点の高火力地面技の「じしん」を高い攻撃種族値からたたき出し、かつレアコイルより素早さが早いので受けだしができません。仮に前のポケモンが倒されてからセグレイブと対面した場合かつセグレイブが「じしん」を覚えていない場合、HPに努力値を振っていてもテラスタルによってこおりタイプが消えてなければ「てっていこうせん」で倒すことはできますが基本はセグレイブにテラスタルが使われることが多く、レアコイルのみで打ち勝てるのは非常に限定的な状況であろうと思います。
- キノガッサキノガッサ
素早さで負けており、きのこのほうしを打たれると一切の機能が停止し、後は交換されて積まれるなど好き放題されます。またマッハパンチでHPの半分以上が削られるため仮にきのこほうしをされなかったとしても打ち勝つことはできません。
追記:キノガッサが素早さに無振りだった場合先制できるため上からエレキフィールドを展開することできのこのほうしを無効化できます。しかしじたんだ・マッハパンチなど弱点をつかれやすいのでフィールドを展開して裏のポケモンで処理するほうがよいでしょう。
相性の良い味方・構築例
- ボーマンダボーマンダ
進化先のジバコイルジバコイルはボーマンダボーマンダと組み合わせて「マンダジバコ」と言われるほどに相性補完にすぐれていることは知られています。この組み合わせジバコイルではない利点としてはレアコイルがサポート型であるため壁を張って積み技を使うタイミングを作ったり、麻痺を撒いて本来ボーマンダが素早さ負けしている相手でも倒しやすくなります。またボーマンダの夢特性「じしんかじょう」を発動しやすくなると思います。
- カイリューカイリュー
優秀なタイプ補完はボーマンダと同じです。ですがカイリューは優秀な先制技の「しんそく」を覚えるため組み合わせる際はレアコイルに麻痺で相手の素早さを下げる「でんじは」ではなく多くの積みタイミングを創出できる壁技を搭載すると動きやすくなると思います。またカイリューがノーマルテラスタルの場合は闘に一貫して弱点を突かれるので注意が必要です。
- ドラパルトドラパルト
ドラパルトとの組み合わせでは一貫した弱点が3タイプ(地霊悪)になります。ドラパルトが電気技を覚えている場合は基本的に電気技の火力不足に陥ることは少ないので「ボルトチェンジ」を活用したとんボルチェンをしつつ壁を展開する動きでサポートできます。ですがドラパルトの素早さが非常に高いため「でんじは」による麻痺撒きの素早さ低下の恩恵が少ないことには注意が必要です。
さいごに
ここまでのご高覧ありがとうございました。初めての育成論投稿で粗も多かったと思いますが意見や指摘、質問、アドバイス等ありましたらコメントでお願いします。また使ってみた感想もお待ちしております。