はじめに
初投稿になります。
特性しんりょくのマスカーニャマスカーニャの育成論です。
使用する用語について
基本的に公式の言葉を使用しますが、以下の8つのみ非公式用語及び省略をします。
・個体値
・努力値
・H=HP
・A=こうげき
・B=ぼうぎょ
・C=とくこう
・D=とくぼう
・S=すばやさ
採用理由と役割
- はたきおとす、ちょうはつによる荒らし性能
- あくタイプであること(オーロンゲなどの特性いたずらごころのポケモンにちょうはつされない)
持ち物
きあいのタスキです。
運悪くこだわりスカーフを持ったポケモンと対面してしまった場合の出落ちを防ぎます。
特性
しんりょくです。
隠れ特性が最強特性と名高いへんげんじざいですが、今作からの使用変更により場に出ている間一回しか特性が発動しないようになりました。そのため、初手にちょうはつを打つ機会の多いこの型ではトリックフラワーをタイプ一致で打てなくなるデメリットが目立つため、しんりょくで確定とします。
また、きあいのタスキが発動した後のトリックフラワーの威力が上がります。
HPが50以下になったとき発動します。
性格・努力値と調整
ようき A252 D4 S252
いわゆる「最速ASぶっぱ」です。
最速にすることで最速モトトカゲに上からちょうはつを打つことができます。
技構成
トリックフラワー
威力70 必中 くさ 物理
マスカーニャ専用のタイプ一致物理技。命中率、回避率に関係なく命中し、確定で急所に当たります。
必ず急所に当たるため、相手のぼうぎょランク上昇(キョジオーンのてっぺき)や、特性いかくのポケモンギャラドス、リフレクターなどに強いです。また、特性しんりょくが発動すると更に威力が上がります。
はたきおとす
威力65 命中100 あく 物理
相手が道具を持っている場合、ダメージが1.5倍になり、更に道具を持っていない状態にします。
道具に依存した戦術を取るポケモンラッキーを機能停止させたり、はたいた道具からポケモンの型を見抜くことができます。(例:相手のガブリアスからとつげきチョッキをはたいたから、つるぎのまいを覚えていないはずだ!)
ふいうち
威力70 命中100 あく 物理
優先度+1の先制技。相手が攻撃技を選択していないと失敗します。
はたきおとす+ふいうち、トリックフラワー+ふいうちで対面を突破します。優先度+2の先制技しんそくを使うカイリューには失敗するので注意。
ちょうはつ
3ターンの間、相手の変化技を使えなくします。
初手に出て来やすいカバルドンやオーロンゲを妨害したり、ドラパルトギャラドスカイリューのりゅうのまいを止めたり、キョジオーンアーマーガアコノヨザルなどの放って置くとやばいやつの対処の助けにもなります。
候補技
とんぼがえり
ふいうちかちょうはつと入れ替えます。タスキを残してサイクルに参加したり、環境にはびこるあくタイプへの打点になります。私はふいうちと入れ替えました。
テラスタル
くさタイプです。
しんりょくと相性が良く、最大火力が上がります。
与ダメージ計算
技別で計算します
- トリックフラワー(急所込)→しんりょく発動時
わんぱくHBキョジオーン 98~116(47.4~56.1%)乱2→146~174(70.4~84.1%)確2
ずぶといHBウォッシュロトム 114~134(72.7~85.4%)確2→168~200
(107.1~127.4%)確1
わんぱくHBカバルドン 104~126(48.4~58.7%)乱2→158~188(73.5~87.5%)確2
わんぱくHBヘイラッシャ 42.1~128(42.1~49.9%)確3←!?!?!?!?→158~188(61.5~73.2%)確2
意外と火力ねぇ…確定急所のせいでどうもウーラオス(いちげき)と比べてしまいますね。
- はたきおとす
H4ミミッキュ 90~106(69.3~81.6%)確2
H4サーフゴー 156~186(95.8~114.2%)乱1:75%
H252サーフゴー 156~186(80.5~95.9%)確2
ずぶといHBラウドボーン 108~128(51.2~60.7%)確2 (アイテムありの補正がきれると確2にならないので注意!)
- ふいうち
H4ミミッキュ 64~76(48.9~58.1%)乱2
H4サーフゴー 114~134(70.0~82.3%)確2
B4ドラパルト 134~158(82.3~97.0%)確2
被ダメージ計算
ようきテクニシャンA252キノガッサ マッハパンチ 152〜180(100.7~119.3%) 確1
A4キョジオーン しおづけ 31~37(20.5~24.5%) 定数込高乱数3発
A無振りカバルドン じしん 42~49(27.9~32.5%) 確4
いじっぱりA252セグレイブ こおりのつぶて 110~132(72.9~87.5%) 確2
いじっぱりA252テクニシャンこだわりハチマキハッサム バレットパンチ 114~135(75.5~89.5%) 確2 ↑呪文みたいですね。
A252ミミッキュ じゃれつく 162~192(107.3~127.2%) 確1
A252いのちのたまドラパルト ドラゴンアロー 142~172(94.1~114.0) 乱1:78.12% (こだわりハチマキで確定1発)
立ち回り例
基本先発で出します。
先発で出した場合の動きは3つあります。
1ちょうはつを打つ
相手がサポート型のポケモン、りゅうのまいなどの強力な積み技を持っているポケモンのパターンです。後者の場合かつ自分の裏にヘイラッシャなどの対策があるときは交換がベターです。
2はたきおとすを打つ
1,3以外のパターンです。
3トリックフラワーを打つ
相手の手持ちにくさタイプを半減できるポケモンが0〜1体しかいないパターンです。
控えから出す場合、きあいのタスキとふいうちを駆使して敵を倒します。
使用感
先発投げきりが多かった印象です。私のパーティが対面寄りだったこともあり、出し負けるとほぼ何もできず、交代もできずと散々でした。ふいうちをとんぼがえりに、構築をサイクル寄りに組み直すとかなり器用に立ち回ることができました。また、ダメージ計算の通り火力が微妙に足りないのでステルスロックとの相性は抜群です。
苦手なポケモン
相性の良い味方・構築例
総括
今回私は、先発で「はたきおとす」と「ちょうはつ」を使って相手のペースを乱す役割としてこのポケモンを育成して対戦しました。しかしながら、実際の使用感や、この育成論を書くうちにこの型の弱点や、マスカーニャというポケモンのポテンシャルを再確認しました。今度は何らかの方法で火力を補強してストッパーとしての運用を考えて見ようと思います。それでは。