注意点
投稿主の性格上、本文はかなり変更が多くなると思いますが、ご了承ください。最初の方はいつものように私の雑談なので、『キョジオーンとは』まで飛ばして読んで頂いて構いません。
はじめに
剣盾も合わせると17回目の投稿になります。今作では初投稿の受けループを使う人siaです。回復技のPPが少なくなってしまい衝撃を受けましたが、今作でも受けループは戦えると考えているため受けループの育成論も投稿します。今回は受けループでも使えますが、それ以外の構築で活躍できる味方のサポートができるキョジオーンの紹介をします。
『キョジオーンとは』
キョジオーンとは
キョジオーンとは今作のスカーレット・バイオレットから登場した岩タイプのポケモンです。種族値がH100B130D90と高く高速回復技の自己再生を覚えることができるポケモンです。特性の清めの塩は受けポケモンが苦手な毒にも強く、専用技の塩漬けも強力な追加効果を持っています。
詳しい使用率が現在わからない状態ではありますが、現環境では数が多く対策の必要があるポケモンの1匹だと私は考えています。
今回はキョジオーンの役割を解説しつつ育成論を紹介しようと思います。
型解説
- 持ち物
食べ残し
- 特性
清めの塩
- 性格
慎重
- 個体値
H31/A31/B31/C指定無し/D31/S31
- 努力値
H252 B4 D252
- 実数値
H207/A120/B151/D156/S55
- 調整意図
HD 特化
B 余り
- 調整理由
調整の理由を解説します。キョジオーンというポケモンは物理耐久が高く、現在の環境は物理ポケモンが多いため本来なら自慢の物理耐久を活かすことを優先します。しかし、今回のキョジオーンの役割は受けポケモンではなく、裏のポケモンを通すための削り要因です。そのため物理耐久よりも種族値が低い特防に努力値を振ることで多くの場面で居座る選択肢が可能なHD振りとしています。具体的にはC252サザンドラの拘り眼鏡流星群を2回(2回目は特功ダウン)を95.3%で耐えることができます。詳しい被ダメに関してはダメージ計算の欄に記載します。
持ち物の理由
9世代の回復技の多くはPPが10から5に弱体化されてしまったため、自己再生に頼らず自身の体力を温存することも可能な食べ残しを採用しました。
また後述する守るとの相性もいいためキョジオーンの生存率が上がります。
キョジオーンの強み
- 特性清めの塩
この特性は相手の霊タイプの技を半減で受けることができます。それだけでなく、この特性を持つポケモンは状態異常になりません。この効果は耐久ポケモンが苦手な毒状態に強いため相性がとてもいいです。
- 専用技塩漬け
この技は威力は40と低いですが、命中率が100%、相手が交代しない限り毎ターン終了時に最大HPの1/8ダメージを与える技です。また水、鋼タイプには本来のダメージの2倍である1/4ダメージを与えることができます。
- HBDの種族値が高い
最初にも紹介していますが、種族値がH100B130D90という高い数値をしています。この数字が高いほど受けられる攻撃が多くなることは説明するまでもありません。また耐久は高くてもタイプが優秀ではないため環境に適応できないポケモンは今まで何匹もいましたが、今作からはテラスタルという新システムのおかげでキョジオーンを他のタイプにすることで本来受けられないポケモンを受けることができます。
本論のキョジオーンの強み
キョジオーンの強さはすでに伝わっていると思いますが、このポケモンの対策方法=弱みもあります。具体的には拘りトリックや積み技が上げられます。本論で推奨している守るは拘りトリックの対策となります。
- 理想的な動き
1.相手ウォッシュロトム交代キョジオーンは塩漬け等
2.キョジオーン守る ウォッシュロトムトリック(失敗)
3.キョジオーンはトリックされても問題のないポケモンに交代
拘りトリック以外にも守るという技は食べ残し稼ぎ、塩漬けの定数ダメージを稼ぐことができる点で優秀です。塩漬け+守る=定数ダメージだけでも1/4削れるため、相手の体力管理を崩すことができます。
また受けループで採用する場合、相手を削る手段の1つとして塩漬けと守るを組み合わせたダメージ稼ぎはTODでも有利な状況を作れます。
テラスタル候補
- 水タイプ
私が主に使用していたタイプです。水タイプのキョジオーンは弱点が電気、草以外に存在しないため居座れる場面が増えます。
また本来苦手な水、鋼タイプに有利を取れるため対面から塩漬けを打つ選択肢が安定します。水タイプのキョジオーンに水や鋼タイプは不利を取り、塩漬けのダメージを1/4も受けるため相手側は交代をする必要があります。その交代先にも塩漬けを当てることができれば、こちらのサイクルは有利になります。
- 飛行タイプ
先程紹介した水タイプでは草技が一貫してしまうため草対策且つキョジオーンミラー等の地割れを意識したタイプです。弱点は電気、岩、氷の3つです。
水タイプと違いマスカーニャ、キノガッサ、地割れを使うポケモン(キョジオーンやヘイラッシャ)に強くなります。
あくまで私個人の意見ですが、サーフゴーの対応も可能になる水タイプが使いやすい印象です。
仮想敵
テラスタル無しの場合
サザンドラミミッキュドラパルト等
テラスタル水の場合 ※テラスタル無しの場合に加えて
サーフゴーマリルリセグレイブ等
相手が拘りアイテムを持っている場合は守るで様子見をしてからテラスタルを使うことでウォッシュロトムのハイドロポンプ、ジバコイルのラスターカノンにも1度だけ対応できます。
技構成
- 確定
塩漬け
優秀な削りソースです。威力は40ですが、命中率は100%です。こちらが交代、瀕死状態になっても、相手が交代しない場合は1/8の定数ダメージが続きます。水、鋼タイプに対しては1/4ダメージを与えます。
隠密マントや身代わりには追加効果が効かないため注意が必要です。
レベル技です。
守る
塩漬けの定数ダメージ、食べ残しの回復、相手が拘りアイテムを持っている場合のロック、相手のテラスタル択の様子見等ができる技です。
塩漬けを打つターン+守るターンだけで相手を1/4、水や鋼タイプなら1/2削ることができます。塩漬け後、相手は居座ることが多かったため、この動きは再現性のあるものと考えています。キョジオーンの守るが現段階では採用されることが少ないためだと思います。
技マシンです。
自己再生
自身の最大HPの半分を回復できる技です。キョジオーンが生存する=塩漬けの定数ダメージを与える回数が増えるためPPが少なくなってしまっても躊躇わずに技を選択することが多かったため確定技にしています。ですが、食べ残しと守るだけで削れる自信のある方は優先度が低くなる技だと思います。
レベル技です。
- 選択
地震
身代わり持ちのポケモンへの打点です。サーフゴーやラウドボーンに打つことが多かったですが、基本的には倒すことではなく身代わりを破壊することで裏のポケモンが止まる展開を防ぐことが目的です。
飛行タイプサーフゴーの場合は塩漬けで身代わりを破壊します。
レベル技、技マシンです。
ステルスロック
相手が交代する度に相手の最大HPの1/8ダメージを与える技です。塩漬けの定数ダメージを嫌って交代する相手に刺さります。
レベル技、技マシンです。
ダメージ計算
被ダメージ
C252拘り眼鏡サザンドラの流星群×2(2回目は特功ダウン)食べ残し込みで乱数1発(4.6%)
C252サザンドラ流星群40.5~47.8%
A特化マリルリじゃれつく 36.7~43.4%
A特化ドラパルトドラゴンアロー 34.7~41.5%
A特化セグレイブ巨剣突撃 46.8~55.5%
テラスタル水の場合
C特化サーフゴーゴールドラッシュ 21.2~25.1%
A特化セグレイブ地震26.0~30.9%
与ダメージ
※塩漬けの定数ダメージが主なダメージソースのため最低限の記載をします。
H4 B212テラスタル飛行サーフゴー23.3~29.4 乱数4発(88.83%)
なーさん様の育成論の調整です 育成論SV/232
H252 マリルリ13.5~16.4%
H252ウォッシュロトム14.0~17.1%
現環境の使用率がわからないためある程度役割対象となるポケモンのダメージ計算を記載しました。追加するべきダメージ計算があれば追加します。
相性のいい味方
カイリューカイリュー
キョジオーンが苦手なマスカーニャやウルガモス(テラスタル草等)に強く、キョジオーンが塩漬けで相手のポケモンを削った後に残ったポケモンをカイリューの神速で処理できます。
炊き込み淡水様の育成論がおすすめです。育成論SV/600
ドオードオー
キョジオーンの苦手な拘りトリックは守るで対応できましたが、もうひとつの弱点である積みポケモン対策です。特性を天然にすることで悪巧み身代わりサーフゴーやウルガモスに安定します。相性補完はよくないように見えますが、キョジオーンが水テラスタルを使うことで対応できます。
毒菱や毒々なような相手を毒状態にする技とキョジオーンの守るの相性もとてもいいです。
最後に
久しぶりの育成論投稿、9世代最初の育成論投稿ということで失敗も多いと思いますが、これからも育成論の投稿をする予定なのでよろしくお願いします。本当は受けループの育成論を投稿したかったのですが、まだ環境を理解しきれていないため、今後は受けループの育成論も挑戦します。
感想、誤り、質問、アドバイス等があればコメントしていただけると助かります。次の育成論でまたお会いしましょう。