はじめに
初めまして、キドと言います。今回がはじめての育成論になります。
今作から初めたため、誤りや、至らぬ点が多々あると思いますが、温かくご指摘・ご指導いただけると幸いです。
注意点
- HABCDS、など非公式の略語、単語等を用います。
- 論中に登場するポケモンの個体値は特に指定がなければ理想個体とします。
- ランクバトルシーズン1を想定した構成としています。
- ダメージ計算には、「ダメージ計算ツールSV byポケソル」様を使用させていただきました。
採用理由と役割
- 採用理由
様々な型を持ったサーフゴーや物理アタッカーを虐めてくるアーマーガアなどに苦しめられ、これらの対策が可能となる器用なアタッカーを探してていた折、出会ったのがこのヘルガーでした。
これらの他にも、Sで勝てない相手に対して今作で取得したほうふくを利用することで敢えて先手を譲った上で叩きのめします。
持ち物
きあいのたすき
コンセプト上確定とさせていただきます。
特性
もらいび
炎技を無効化できるため確定です。
(参考として、他にはやおきときんちょうかん(夢)があります。)
性格・努力値と調整
- 性格
おっとり
1.特攻を最大限伸ばすこと、
2.耐久面を伸ばすメリットがあまりないこと
3.ふいうちの火力を下げずに、少しでも伸ばすこと、
の以上3点から、おっとりを選択しました。
- 努力値
S172について、準速サーフゴー抜きに設定。
C252(ぶっぱ)
A84(余り)
技構成
- ほうふく
悪版メタルバースト。技をだす前に最後に受けた技のダメージの1.5倍のダメージを与える。(カウンターのように優先度-1にならず、優先度0である点に注意。)
ヘルガーよりも速いアタッカーに対して使います。ヘルガーはH実数値150であり、体力満タンでダメージを受け、襷で耐えた場合、
(150-1)×1.5=223.5
のダメージを与えることができます。これは、H252振りH115族のセグレイブまで一確できる火力に値します。
また、ほうふくと同様に襷との相性が良い技として、きしかいせいも覚えますが、こちらはA依存になること、タイプ相性次第では厳しいこともある(ゴーストタイプには効果がない)等の理由から、ほうふくに分があると考えました。
- オーバーヒート/だいもんじ
炎技。対鋼、草タイプへのメインウェポンです。
耐久面の低さから、何回も行動できるとは考えにくいため、特攻が下がるものの、オーバーヒートの採用で良いと考えます。また、主はなぜか異様にだいもんじの命中(85%)(オーバーヒートは90%)が低いこともあり、オーバーヒートを採用しています。
- あくのはどう
悪技。確率で怯みを入れることができる点は優秀。
ラウドボーン等に対して有効であり、相手の特性がてんねんであった場合は、こちらのオーバーヒートによるCダウンがあっても強く出られます。
- ふいうち
悪タイプの先制技。相手が攻撃技でない場合不発に終わるため、読み合いが必要。
残り体力の少ない相手に対して使います。Sを削っているため、上を取れない相手も多いこともあり採用する価値は高いです。
- ちょうはつ(入替候補)
相手の変化技を封じることができる。
耐久型のウルガモス等に対しては有効で、特性もらいびを採用しており、相手の攻撃技がほのおのまいのみであった場合は機能停止をさせることができます。
テラスタル
- ゴースト
キノガッサのマッハパンチ等の格闘技、カイリューのしんそく、イッカネズミのねずみざん等のノーマル技をすかすことができる点が効果的です。
また、地面技をすかすことのできる飛行テラスタル、与ダメージを底上げするための炎及び悪テラスタルも有効です。
ドンカラスとの差別化
- 同じくほうふくを覚えるポケモンに、ドンカラスドンカラスがいます。
このポケモンとの差別化について、有利な点と不利な点について記載します。
- 有利な点
S種族値で大きな差があり、サーフゴー(スカーフなし)等に対して先制して無傷突破が期待できる点。
また、C種族値が5だけドンカラスを上回っていること、炎技をタイプ一致で打てることから特殊方面での火力はドンカラスよりも高い点。
- 不利な点
S種族値が中途半端に高く、ほうふくが決まる相手が劣る点。
また、A種族値ではドンカラスの方が圧倒的であり、ふいうちを用いた戦いでは劣る点。
立ち回り例
- ほうふくによる突破を狙う相手
サザンドラ、マスカーニャ、コノヨザル、ガブリアス、イルカマン(ナイーブ)等のヘルガーよりも速い相手。S競争で敵わない相手には襷→ほうふくであの世に送ります。
- 炎技による突破を狙う相手
サーフゴー、アーマーガア、モロバレルなどのタイプ相性有利の相手に対しては、炎技を打ってぶっ飛ばします。そして、後続の相手をほうふくで落とすことを狙います。
与ダメージ計算
- オーバーヒート
サーフゴーH244 (122.3 ~ 144.1%) 確定1発
アーマーガアH252 (121.0 ~ 143.5%) 確定1発
モロバレルH252 (117.7 ~ 139.4%) 確定1発(D140までは確定1発)
ハッサム鋼H252 (146.9 ~ 174.1%) 確定1発
ドドゲザンH252 (119.9 ~ 142.1%) 確定1発
- あくのはどう
サーフゴーH244 (75.7 ~ 90.2%) 確定2発
ソウブレイズ無振り (89.4 ~ 108.0%) 乱数1発 : 50%
グレンアルマ無振り (101.3 ~ 120.0%) 確定1発
ラウドボーンH252 (79.7 ~ 94.8%) 確定2発
被ダメージ計算
耐久を想定していないため割愛させていただきます。
苦手なポケモン
- 型や状況次第で戦う相手
素早さ関係が、最速セグレイブ>本論ヘルガー>準速セグレイブとなっているため、セグレイブに関しては見極めが必要です。
また、カイリューに対してはしんそく又は竜舞積みをしてくれない限りほうふくを狙うことができません。
ミミッキュに関しても対面であると、初手で剣舞を積まれない限り落とすことができません。
キノガッサは襷持ちが想定されるため、きのこのほうしをちょうはつで封じるなどしなければ勝てないため、読み合いが必要です。
- 苦手なポケモン
ドラパルトこいつは危険過ぎます。ドラゴンアローによって虚しく散っていきます。ドラパルトの他にも連続技を持った相手には不利と言えます。
また、カバルドン等のステロ等によって襷を潰してくる相手に対しては相性が悪いです。
相性の良い味方
格闘技をすかせるゴーストタイプのポケモンや、地面技をすかせる飛行タイプ或いは浮遊持ちのポケモンとの相性は良さそうです。
さいごに
最後まで読んでくださりありがとうございます。繰り返しになりますが、初めての育成論であるため、足りない点がございましたら、コメント欄で優しく教えていただけますと幸いです。
そして、この先、同じ炎・悪の複合タイプを持ったイーユイに取って代わられる前に是非ともヘルガーヘルガーを使ってやってください。