はじめに
どうもしろりんごです。剣盾の頃にイカれた物理型アタッカーフワライドの育成論を書いて以来、久しぶりの投稿になります。
今回の主役は快適なパルデアライフを支えるイキリンコポンパドールオウムくん。ガラルではお世話になったアーマーガアアイツが、デカヌチャンパルデアの凶暴な幼女に鉄クズにされてしまったので、代わりのタクシー要因として抜擢されたようです。
日々、ロード画面の右下で頑張ってくれている彼らですが、いざ対戦となると、クソ生意気そうなビジュアルと低めの種族値(合計417)が足を引っ張っているのか、どうにも活躍の機会に恵まれず、マイナーポケモンの枠に収まってしまっているようです。悲しいですね。そこで今回は、どうにかしてこのかわいいかわいいイキリンコ(イエロー)パンチパーマ文鳥を活躍させてやろうじゃないかという育成論になります。
くだらない前置きが長くなりましたが、事項からは真面目にやりますので、どうぞよろしくお願いします。
採用理由と役割
採用理由は至って簡単、物理破壊(兼1対1交換)です。優秀な特性であるいかくと、AとCを下げながら交換が出来るすてぜりふによって、モリモリ攻撃(ついでに特攻)を下げながら、次のエースポケモンに繋いでやろうといったコンセプトになっています。
また、詳しくは後述ですが、オーロンゲオーロンゲなどのいたずらごころ持ちに対してもテラスタルあくからのちょうはつなどで有利に立ち回れます。
そして無傷のまま再降臨した暁にはいのちがけのタイマンで、リーゼントよろしく特攻"ぶっ込み"してやるといった算段です。
要するに無傷でエースに繋いでから、4にかけの残飯処理をするという1羽で2度美味しい(残飯処理だけに)役割を持った型になります。
持ち物
こだわりスカーフです。どの構築にも入って来るような貴重なもちものの1つですが、今回は贅沢にもこのイキリンコ(ブルー)サザエさん頭に使ってしまいます。
理由としては2つ、いかく込みでも後攻で受けられる耐久が無いから、いのちがけの為にフルHPを保ちたいから、が挙げられます。
急に剣盾の話になりますが、いかくとすてぜりふのコンボといえば、『立つなニャオハ』ミームの生みの親(原因)であるガオガエンガオガエンが思い浮かびますが、彼がその戦法を使えていた理由は彼の耐久力にありました。H90、B95、D95という優れた耐久指数と、ほのおあくという相性補完に良い複合タイプがあったからこそ、彼の十八番である後攻すてぜりふが可能になっていたのです。
では、このイキリンコ(ホワイト)やわらかアフロの耐久はというと、H82、B51、D51という下の中くらいの耐久しかありません。また、ノーマルひこうというメジャー所に弱点がある複合タイプのせいで基本的に弱点技を喰らったら4んでしまうのです。
幸いS92という、どちらかと言えば恵まれている素早さがあるので、これとこだわりスカーフによる超スピードで相手をシナシナにしてから後続の耐えられるポケモンに繋げようという理由から今回の持ち物が決まりました。
特性
前述の通りいかくを採用しています。この鳥はなんと特性が4つもあるのですが、その内3つはアタッカー向けの特性なので、そちらを採用したい方は別のお庭でお試し下さい。
性格・努力値と調整
- 調整案(yoidore365様による改善案)
ようき
H140・A0・B156・C0・D0・S212
H140(H実数値175):個体数の多いH無振りB4のバンギラスドドゲザンイルカマン(マイティ)H100族(H実数値175)までいのちがけ特攻(ぶっ込み)かけられます。
B156(B実数値93):先制技の代名詞といえば、しんそくカイリューカイリューですが、こいつの考えられる中の最高打点である、A-1(威嚇込み)いじっぱりテラスタルノーマル鉢巻しんそくを確定で耐えます。
また、環境に蔓延りそうな新600族のセグレイブセグレイブですが、A-1いじっぱり鉢巻こおりのつぶても確定で耐えます。
S212(S実数値228):最速スカーフヒートロトムウォッシュロトムロトム族(S実数値226)が抜けます。
技構成
いのちがけ:前述の通り、再降臨した際の打点です。特攻(ぶっ込ん)でやりましょう。
とんぼがえり:すてぜりふが有効ではない相手(アーマーガアアーマーガアやコノヨザルコノヨザル)や襷潰しのサイクル技として使います。
すてぜりふ:パーティーの命綱になる重要な技です。AだけではなくCも下げられるのが嬉しいポイント。
ちょうはつ:言わずと知れた万能技。こだわりスカーフでこだわってしまうのは少し厳しいですが、基本的に上から相手の変化技を押さえつける事が出来ます。
テラスタル
今回はテラスタルあくを採用しています。この理由を知るにはオーロンゲオーロンゲ族などの特性である、いたずらごころの仕様を理解する必要があります。
実はこのいたずらごころによる先制の変化技は、こちらに影響があるものに限って、あくタイプなら無効化出来るのです。
これにより、テラスタルしたイキリンコやさぐれモジャモジャバードに対してのちょうはつなどを無効に出来るのです。これを思い付いた時、「天才かもしれない……」と思ったのですが、こいつでテラスタルするくらいなら絶対エースでテラスタルした方が強いので、マジの最終手段だと思っておいて下さい。
立ち回り例
- 初手出しでいかくを撒きます。
- 相手を判断して技を選びます。(面倒くさそうな対面だったらここでいのちがけでも良いです)
- 有利対面を作り、エースポケモンなどで積みます。
- なんやかんやした後、再降臨したらいのちがけで特攻"ぶっ込み"ます。
与ダメージ計算
いのちがけ:最大打点はH実数値175(H無振りH100族)まで特攻(ぶっ込め)ます。
とんぼがえり:論外なので計算してないです。
被ダメージ計算
通常技は被ダメしない事が前提なので、喰らう事が想定される先制技のみ記載します。
- 調整案1
A-1いじっぱりテラスタルノーマルはちまきカイリューカイリュー・しんそく:74.2%~88.0%(実数値130~154)
A-1いじっぱり鉢巻セグレイブセグレイブ・こおりのつぶて:78.8%~93.7%(実数値138~164)
苦手なポケモン
イキリンコ(イエロー)たらこ前髪より速い、スカーフ持ちのアタッカー。(追記するかも知れないです)
相性の良い味方・構築例
積み技のあるエースポケモン。セグレイブとかウルガモスとか。(私が使ってる)
おわりに
いかがでしたか。最後は正直飽きてきて駆け足になってしまいましたが、概ね満足いく育成論が書けたのでは無いかと思っています。これからこのイキリンコ(ブルー)うんちヘアが活躍出来れば良いし、更にはメタになって淘汰されるような事になれば投稿者冥利に尽きます。日頃皆様を支えている縁の下の力持ち、これを機に使ってみてはいかがでしょうか。
P.S.間違いなどがあればどんどん指摘して下さい。
yoidore365様ご指摘ありがとうございました!!