- svの育成論投稿5体目です。
- 本稿では略称を使用します。体力攻撃防御特攻特防素早さから順にHABCDSと呼称します。
- ピンポイントメタになるのでその事をご了承下さい。
採用理由と役割
- 皆さんは最近巷で噂の【ロンゲサル】をご存知でしょうか。名前の通りオーロンゲオーロンゲとコノヨザルコノヨザルの組み合わせで、ロンゲの壁展開からサルがビルドを積むという流れがとても強力で、ランクバトルを回していても見かける機会が多くなってきました。このロンゲサルをどうにか上手く対処出来ないかと考えた時に思いついたのがファイアローファイアローです。
- ファイアローは、H78 A81 B71 C74 D69 S126と序盤鳥らしい(?)ステータスをしています。私がイメージするファイアローは特性はやてのつばさを活かして上からどんなポケモンもシバいていけるという6世代のころのままでした。しかし、現在では全盛期の6世代と比べてかなり弱体化されており、HPが満タンの時にしか効果を発揮しなくなってしまいました。そこから採用率はめっきり減って影が薄くなったポケモンです。しかし、今回はこのファイアローの器用貧乏なステータスを活かして意表を付いていきたいと思います!
- ファイアローの育成論を考えるにあたって最初に思うことが圧倒的に火力が足りない…です。A81と決して高くはない上にCに74も種族値を割かれてしまってるので、思ったより耐久も伸びないポケモンになっています。ですが、AとCの種族値が変わらないならば特殊型でも火力そんなにかわらないのでは?と思ったのです。ファイアローは一般的に物理型での活用がメインになるのでこれは意表をつけるぞ!と思ったわけです。
持ち物
するどいくちばし
飛行技のダメージを1.2倍してくれるアイテムです。
はやてのつばさを使用する兼ね合いでいのちのたまを採用できないが、火力を少しでも盛りたいので採用しました。
特性
はやてのつばさ
今回はオーロンゲのメタとして使用するため、
性格・努力値と調整
- 性格はひかえめです。
- 努力値はCにぶっぱしながら、Sを最速91族のロトムロトム抜き調整にしています。コノヨザルコノヨザルが90族なのでついでにロトムまで抜けるようにしました。Hは16n-1意識で実数値159で、残りをbに振りました。耐久は後述します。
技構成
- 確定枠
ぼうふう
- 今回のメインウェポンにあたりますが、当たりません。(命中不安定)最大打点を取るためのぼうふうですが、もしパーティにテラスアタッカーがいないならばテラスバーストでの代用も可能です。
だいもんじ
主にはがねタイプに打ちますが、当たりません。(命中不安定)炎技枠ではかえんほうしゃと、オーバーヒートが選択肢になると思いますが、オバヒはただでさえ火力が足りないのにCを2段階下げたら継続的に戦えないので、だいもんじを採用しました。
- 選択枠
- 鬼火、ちょうはつ、羽休め、とんぼ返り、おいかぜ、ソーラービームなど…
- 今回は鬼火と羽休めを採用しました。鬼火の定数ダメで足りない火力を補いつつ、物理ポケモン相手に仕事しやすいようにしていますが、先発起点作成を牽制するちょうはつや、サイクルを回すとんぼ返り、後続のサポートも果たせるおいかぜ、特殊型にのみ許された晴れパでのソラビという草技など…環境に合わせて使ってあげていいと思います。
テラスタル
- 最近はステロが減っているため飛行で問題ないと思います。、
立ち回り例
対ロンゲサル
- 今回の育成論のコンセプトでもあるロンゲサルでの対面を例にあげます。
オーロンゲオーロンゲファイアローファイアロー対面で、オーロンゲが取ってくる行動は<リフレクター>です。なぜならファイアローは物理型が主流だからです。リフレクターに対してぼうふうを当てると54.0 ~ 63.9%入ります。ここで慌てて光の壁を貼ろうとしても、はやてのつばさによって優先度を+1できるのでSで上をとっているファイアローのぼうふうで落とすことが出来ます。そして、何らかの方法でコノヨザルに引かれてしまったとしても、このファイアローは特殊型なのでビルドに強いです。よって、このパーティは1壁のみでオーロンゲを処理することが出来、同時選出されやすいコノヨザルも倒すことが出来ます。鬼火羽休めで封じることが出来る相手にもとても有利に立ち回ることが出来ます。
コノヨザルに対しては初手鬼火から入ることをオススメします。
与ダメージ計算
計算はポケソルさんを使用しています。
ぼうふうは、非テラスタルです。
- オーロンゲオーロンゲH252
ぼうふう→54.0 ~ 63.9%
- コノヨザルコノヨザルH252
ぼうふう→85.8 ~ 102.4%
- ドラパルトドラパルト
ぼうふう→66.9 ~ 79.2%
- マスカーニャマスカーニャ
ぼうふう→152.4 ~ 180.2%
- サザンドラサザンドラH252
ぼうふう→46.8 ~ 55.8%
- サーフゴーサーフゴーH252
だいもんじ→95.9 ~ 114.5%
- モロバレルモロバレルH252
ぼうふう→93.3 ~ 111.4%
- チョッキドドゲザンドドゲザンH252
だいもんじ→64.8 ~ 76.4%
- ウルガモスウルガモス
ぼうふう→105.0 ~ 123.8%
環境に多いポケモンに強い傾向にあると思います。
被ダメージ計算
- オーロンゲオーロンゲ
ソウルクラッシュ→17.7 ~ 20.7%
- コノヨザルコノヨザルA特化
ふんどのこぶし→30.9 ~ 36.5%
- ドラパルトドラパルトA特化
ドラゴンアロー→64.2 ~ 76.8%
- マスカーニャマスカーニャ鉢巻A特化
はたきおとす→86.8 ~ 102.6%
- サーフゴーサーフゴーC特化
シャドーボール→64.8 ~ 77.4%
- サザンドラサザンドラ眼鏡C特化
あくのはどう→93.1 ~ 110.1%
ドラゴンタイプには強く出ることが難しいです。
苦手なポケモン
天敵はステルスロックです。あと、素早さをある程度切ってしまってるので、上から殴られるのに弱いです。
相性の良い味方・構築例
ピンポイントでのメタになるので、【ロンゲサル】が苦手な構築にピン刺しするイメージになります。技選択によっては結構器用に仕事出来るのでどうぞ好きにお使いください!