初めに
レギュIが始まり、はや1ヶ月が経とうとしています。禁伝2体環境は高火力高耐久ポケモンが多く、チートにはチートをぶつける地獄のような環境へとなっていきました。
そこで敢えてのマイナーポケモンはどうでしょうか。ほとんど見たことの無いポケモン。マイナーポケモンは火力のないサポート型だと誰もが思うでしょう。その思い込みを生かしたのが、「タスキアタッカー兼起点作成ハハコモリ」です。普通、このポケモンはねばねばネットを撒くだろうと油断している相手に高火力をぶつけよう!
注意
ここでは
H=HP
A=攻撃
B=防御
C=特攻
D=特防
S=素早さ
と表します。
コンセプトと役割
ねばねばネットで後続をサポートしつつ、起点作成だと油断している相手に高火力で叩くというコンセプト。という起点作成に多い
技を4分の1にできる地味に優秀なタイプを持っている。
持ち物
見た目の通り低耐久なので必須。
レギュIでは高火力技が飛び交う環境なのでマイナーポケが活躍しにくい。
特性
コライドンや
グラードンの晴れ特性にタダ乗りできる。
コライドンに対しては発動すると最速で
こだわりスカーフを持っていても抜けるようになる
他の特性のむしのしらせとぼうじんは効果が微妙なのでこれ一択。
性格・努力値と調整
耐久に関しては振ってもほとんどワンパンで沈んでしまう。
なので奇数調整でHに4だけ振り、残りはASブッパ。
また、準速にしてしまうとようりょくそでSが2倍になった時にハバタクカミや
コライドン、
ミライドンなどのS135族などが抜けなくなってしまうので最速に調整。
技構成
- 確定枠
- ねばねばネット
- 交代してきた相手のSを1段階下げる。
- 数多くの起点作成ポケモンが喉から手が出るほど欲しいであろう最強の設置技の1つ。
- 後続のミラー対面で同速勝負に怯えなくても良くなる技。
- 採用しない理由が無い。
- トリプルアクセル
- 命中不安がネックだが、全て当たれば威力120を出せる高火力技。
- 禁伝環境でドラゴンタイプの多いのでよく刺さる。
- H振り
グライオン程度ならワンパン可能。
- はたきおとす
- 威力65(×1.5)の持ち物を無くせる優秀技。
バドレックス(こくば)をワンパン可能。
ゴツゴツメットや
たべのこしなどの持ち物を無くせる、持っておきたい技。
- 選択枠
- リーフブレード
- 威力90で急所に当たりやすい安定技。タイプ一致で火力もそこそこある。
- 初手に出てくる
ディンルーなどに強い。
- 交代で受けられた時の残念感が強い。
- とびつく
- 威力50のSを確定で1段階下げる妨害技。
パオジアンや
バドレックス(こくば)など、初手で出てくるタスキ持ちに強い。
- ねばねばネットでSを下げれない対面中の相手でもSを下げることが出来る。
テラスタル
- 抜群だったタイプの多くを半減できる。
- 半減したところで元々低耐久なため、1耐えするのがやっとでおすすめはしない。
立ち回り例
VSコライドン
- 初手トリプルアクセルで削る。テラスを切ってワンパンを狙っても良いが乱数で落ちない可能性があるので注意
- 交代読みでねばねばネットか、もう一度攻撃。相手の行動次第だが、フレアドライブを打ってきた場合は高確率でリーフブレードで落ちるので攻撃推奨。
- 出てきた相手をはたきおとすなどで削って役割は完了。
ダメージ計算
ダメージ計算はポケソル様を使わせていただきました。
トリプルアクセル | ![]() | 62.9%〜75.5% | 確定二発 |
![]() | 73.3%〜87.1% | 確定2発 | |
![]() | 32.2%〜39.1% | 乱数3発(99.49%) | |
![]() | 115.3%〜137.9% | 確定1発 | |
![]() | 68.6%〜82.3% | 確定2発 | |
![]() | 137.8%〜164.1% | 確定1発 | |
![]() | 44.4%〜62.8% | 確定2発 | |
はたきおとす | ![]() | 128.0%〜153.2% | 確定1発 |
![]() | 18.7%〜22.5% | 乱数5発(92.18%) | |
リーフブレード | ![]() | 34.4%〜41.3% | 確定3発 |
![]() | 51.0%〜60.7% | 確定2発 | |
![]() | 82.3%〜97.2% | 確定2発 | |
![]() | ![]() | 93.8%〜113.2% | 乱数1発(66.16%) |
![]() | 104.0%〜124.6% | 確定1発 | |
![]() | 47.4%〜57.3% | 乱数2発(94.13%) |
不利なポケモン
とびつくを採用していない場合、上から2回攻撃されてくろのいななきのおやつにされてしまう事が非常に多い。裏のに交換推奨。
こちらからの有効打がない。ねばねばネットを撒いて交代か見殺し推奨。
有利なポケモン
おやつ。スカーフでもハチマキでも関係なくトリプルアクセルが当たれば倒せる。
交代してもようりょくそで大体のポケモンの上を取ることができる。
一発食らってしまうが、りゅうせいぐんやテラバーストしか相手からの有効打がないので裏のエースが対応しやすい。
おやつ2号。リーフブレードでHPの9割を持っていける。カイオーガのS種族値より2だけ高い。体力の減ったしおふきは半減というのもあり2割も効かない。
相性の良い味方・構築例
絶妙に火力の足りないハハコモリにとっての相棒と言える。くろのいななきでの全抜き性能が高く、Sもトップクラス。ねばねばネットを撒いておけば最速なら誰にも抜かされない。ちょっと体力が残ったポケモンをおやつにできる。
こちらも圧倒的超火力で叩ける優秀なアタッカー。こちらはバドレックス(こくば)とは違い鈍足だが、ねばねばネットとくさわけでS135族も抜けるようになる。
タイプが優秀なアタッカー。ねばねばネットを撒くことでS以外に努力値を振りやすくなり、耐久が上がる。自慢の耐久を活かしながらつるぎのまいでAを上げ、全抜きを狙える。
終わりに
タスキアタッカー兼起点作成型ハハコモリどうでしたか?
Sのインフレが激しい今、ねばねばネットを使った戦術は強いと思います。
また、あまり強そうには見えないハハコモリは相手の油断を誘いやすく、悠長に積み始めたポケモンを狩れるスペックを持っているので、初心者から上級者まで使いやすいです。実際に自分で使い、マスターランク瞬間2000位を達成しました。
禁伝を狩れるお手軽起点作成ハハコモリぜひ使ってみてください!