はじめに
こんにちは、ヒナタと申します。久しぶりに使っていてしっくりくるポケモンが居たので、育成論書こうかなと思います。
今回はレギュHで某有名実況者も使っていたケンタロス(パルデア炎)炎ケンタロス...のまた別の育成論です。
ぜひご一読ください。
- 諸注意
・三値(努力値、個体値、種族値)やHP=H こうげき=A ぼうぎょ=B とくこう=C とくぼう=D すばやさ=Sといった俗称を多用します。
・ダメージ計算には「ポケソル」さんを使用させていただきました。https://sv.pokesol.com/calc (Web版のリンク)
・質問やご意見、ご指摘などがあればコメントよろしくお願いします。
レギュHの炎ケンタロス
- レギュHの
ケンタロス(パルデア炎)炎ケンタロス
- レギュレーションHで一定の評価を得ている
ケンタロス(パルデア炎)ですが、主に4つの要因があります。
- 1.環境トップの
ガチグマ(アカツキ)
ブリジュラス
サーフゴーにタイプ一致で弱点を突ける。
- 2.
マスカーニャに後出しが安定する。
- 3.S種族値が100あり、レギュHでは
ウルガモス等と同速、
サザンドラ
ミミッキュ
サーフゴー等より速い。
- 4.専用技『レイジングブル』で壁を破壊できる
- 特に技範囲の良さと対マスカーニャ性能は環境にかなり刺さっており、よく見る
カイリュー
ブリジュラス
サーフゴー
ガチグマ(アカツキ)
マスカーニャ
ガブリアスのような並びにかなり刺さります。
そこで今回はサーフゴーや
サザンドラ等の特殊アタッカーにも役割を持てるように『とつげきチョッキ』を持たせ、フルアタでシンプルに殴っていく型を考察しました。
調整案
- 性格&努力値
ようきH164-A92-×-×-×-S252
- 実数値
H171-A142-B125-C×-D90-S167
この調整はあくまで一例で、基本的にはS252以外はパーティと相談して仮想敵を考え、耐久と火力に振り分けるのが良いです。Dに振る時はチョッキを持つ関係上、実数値が偶数になるように気をつけましょう。
耐久に全振りするのも良いですが、サイクル下で削った相手に最後のひと押しをできる火力は欲しいです。なので、今回は余りをAに回しています。
※本論では上記の調整案のままでダメージ計算などを行っています。
技構成
- 確定枠
- レイジングブル
- 『リフレクター』『ひかりのかべ』『オーロラベール』を破壊できるメインウェポン。『フレアドライブ』も強いですが、反動で受け出し回数が減るのはよろしくないので今回はコチラを採用。
- インファイト
- 実はこのポケモン、見た目通り4足歩行だからか『インファイト』以外のロクな
打点がありません。耐久が下がるので、確実に倒せる時以外は他の技で小突いてから使うのもアリです。
- がんせきふうじ
マスカーニャのタスキを潰しながら対面処理したり、
ウルガモスや
カイリューのS上昇を相殺したりと何かと器用になれる技。実際に使ってみると、コレが有るだけで安定択になってくれます。本論では確定枠に。
- 選択枠(上にあるほど優先度高め)
- ワイルドボルト
- 主に削れた
アシレーヌへの打点です。元から
と
の技範囲で役割は果たせるので、こういうピンポイントな技を最後の1つに据えるのがいいでしょう。
- テラバースト(テラスタイプ次第)
- 本論では
テラスですが、それに加えて
も候補。
- ストーンエッジ
- 『テラバースト』と使いにくい『げきりん』を除き、
カイリューへの最高打点になります。
- アイアンヘッド
- ほぼ
ミミッキュピンポイントの打点になります。『ばけのかわ』の1/8とステロと『いのちのたま』を合わせて何とか倒せるかという塩梅なので、効果的とは言いにくいかも。
- じしん
- 基本的には『レイジングブル』『インファイト』と範囲が被り気味なのですが、
オオニューラ
キラフロルの2匹には割と有効です。あと一応
ラウドボーンへの最大打点だったりします。まず勝てませんが。
特性
持ち物
とつげきチョッキで確定です。元の特殊耐久は最低限しかないポケモンなので、Sを最速まで振りつつ耐えたい攻撃を耐えるにはコレしかありません。
テラスタイプ候補
主な役割対象
マスカーニャマスカーニャ
- 最大の仮想敵です。タイプ相性上で完全有利、かつ『いかく』も刺さるのでまず確実に交代させられます。『トリック』もそこまで痛手ではないので、ガンガン後出ししていきましょう。
サーフゴー
サザンドラ
ガチグマ(アカツキ)
セグレイブ
ハッサム等のタイプ一致で弱点を突けるポケモン
- 今回の調整でも、強化アイテムのないC特化
ガチグマ(アカツキ)の『ブラッドムーン』+『しんくうは』を耐えるくらいの耐久はあります。
- 基本的にサイクル下で削った相手をスイープしていくので、誰をどれくらいで倒せるか計算しながら対戦しましょう。
ウルガモスウルガモス
- 同速ですが、基本的には『がんせきふうじ』で有利な殴り合いができます。テラスタルを使われると直接攻撃を使うこともありますが、
ケンタロス(パルデア炎)は『ほのおのからだ』が効かないのも優秀。
他のポケモンとの差別化点
ガオガエンガオガエンとの差別化
マスカーニャにタイプ上強く、『いかく』も共通しています。しかし
ケンタロス(パルデア炎)は
サザンドラや
サーフゴーの上からタイプ一致で弱点を突けるので、こちらの方が殴り勝つ上では有利を取れます。
バシャーモバシャーモとの差別化
- 同タイプの競合相手ですが、
バシャーモは後出しできるほどの耐久はありません。
ケンタロス(パルデア炎)なら
マスカーニャのハチマキじゃれつくでも後出しから2回は耐えられます。また、初速が速いのも
ケンタロス(パルデア炎)のメリット。
被ダメージ計算
- 物理技
- ※確定急所技などを除き、『いかく』込みでの計算になっています。
マスカーニャマスカーニャ(A特化ハチマキ へんげんじざい)
じゃれつく 42.7〜50.9%(2.73%の低乱数2発)
トリックフラワー 36.9〜43.9%(確定3発)
カイリューカイリュー(A特化
テラス時)
じしん 48.7〜57.4%(90.23%の乱数2発)
しんそく 29.9〜35.0%(10.25%の乱数3発)
ガブリアスガブリアス(ようきA252)
じしん 64.4〜77.2%(確定2発)
ミミッキュミミッキュ(A特化 いのちのたま)
じゃれつく 32.2〜38.6%(94.7%の乱数3発)
オオニューラオオニューラ(A特化)
インファイト 42.7〜50.9%(2.73%の低乱数2発)
ドラパルトドラパルト(A特化 ハチマキ)
ドラゴンアロー 50.3〜60.9%(確定2発)
セグレイブセグレイブ(A特化
テラス)
じしん 77.2〜91.3%(確定2発)
こおりのつぶて 7.7〜9.4%(乱数11発)
ドドゲザンドドゲザン(A特化くろいメガネ そうだいしょう1.2倍
テラス)
ドゲザン 29.9〜35.0%(15.08%の低乱数3発)
バシャーモバシャーモ(A特化いのちのたま)
インファイト 52.6〜62.7%(確定2発)
- 特殊技
- ※『とつげきチョッキ』込みでのダメージ計算になります。
サザンドラサザンドラ(おくびょうC252メガネ)
りゅうせいぐん 84.3〜100.0%(最高乱数切り耐え)
ガチグマ(アカツキ)ガチグマ(アカツキ)(C特化)
だいちのちから 91.3〜108.8%(43.75%の中乱数1発)
ブラッドムーン 70.2〜83.1%(確定2発)
しんくうは 13.5〜16.4%(乱数7発)
ブリジュラスブリジュラス(C特化)
エレクトロビーム(C1上昇) 62.0〜73.1%(確定2発)
サーフゴーサーフゴー(C特化メガネ)
シャドーボール 59.7〜70.8%(確定2発)
アシレーヌアシレーヌ(C特化)
うたかたのアリア 87.8〜103.0%(12.5%の低乱数1発)
ウルガモスウルガモス(C特化
テラス時)
テラバースト 40.4〜48.0%(確定3発)
キュウコン(アローラ)アローラキュウコン(おくびょうC252)
ムーンフォース 31.5〜37.5%(82.47%の乱数3発)
キラフロルキラフロル(おくびょうC252)
だいちのちから 53.9〜64.4%(確定2発)
与ダメージ計算
レイジングブル
サーフゴーサーフゴー(H4振り)
- 88.4〜104.3%(25.0%の低乱数1発)
マスカーニャマスカーニャ(B4振り)
- 120.6〜143.1%(確定1発)
オオニューラオオニューラ(B4振り)
- 65.9〜78.1%(確定2発)
キュウコン(アローラ)アローラキュウコン(H244 B4 天候ゆき)
- 64.9〜77.1%(確定2発)
アーマーガアアーマーガア(HB特化)
- 47.9〜56.6%(83.2%の高乱数2発)
コノヨザルコノヨザル(H252 B4)
- 37.8〜44.8%(確定3発)
ミミッキュミミッキュ(H4振り)
- 64.2〜75.6%(確定2発)
クエスパトラクエスパトラ(H244 B4)
- 50.8〜59.8%(確定2発)
インファイト
ガチグマ(アカツキ)アカツキガチグマ(H244 B12)
- 61.2〜74.0%(確定2発)
ブリジュラスブリジュラス(H252 B4)
- 65.0〜77.2%(確定2発)
ガブリアスガブリアス(B4振り)
- 46.0〜54.1%(47.26%の中乱数2発)
セグレイブセグレイブ(H4振り)
- 60.8〜72.3%(確定2発)
サザンドラサザンドラ(B4振り)
- 104.2〜123.4%(確定1発)
ポリゴン2ポリゴン2(HB特化 しんかのきせき)
- 44.0〜53.5%(18.75%の低乱数2発)
キョジオーンキョジオーン(HB特化)
- 47.4〜56.1%(73.82%の高乱数2発)
相性のいいポケモン
カイリューカイリュー&
サーフゴーサーフゴー
- この2匹に対して頻繁に投げられるポケモンとして、
マスカーニャ
サザンドラ
ドドゲザン等が挙げられますが
ケンタロス(パルデア炎)はかなり強く出られ、後出しも1〜2回なら可能です。
ケンタロス(パルデア炎)自身の攻撃かこちらの
カイリューの『しんそく』の圏内に入れられるように全体を削りましょう。
- また、相手の
カイリューと対面した時、『いかく』と『がんせきふうじ』を入れてこちらの
カイリューとの打ち合いを有利にする動きはめちゃくちゃ強いです。
ガブリアスガブリアス
- この
ケンタロス(パルデア炎)、火力は最低限なので『ステルスロック』『まきびし』があると一気に倒せる範囲が広がります。
ガブリアスはほとんどの相手より速く動ける優秀なステロ撒きですが、
マスカーニャに上から動かれたり不意の
バシャーモや
ゴウカザルの
テラバーストで倒される事がままあります。そこに安定して受け出せるのが
ケンタロス(パルデア炎)というわけですね。
ブリジュラスのような
マスカーニャに強めな起点作成要員を使う時は、他のポケモンの方が向いているかなと思います。
おわりに
チョッキ持ちケンタロス(パルデア炎)炎ケンタロスの育成論、いかがだったでしょうか。
自分も前述の通りカイリュー
サーフゴーと一緒に入れていましたが、先発
マスカーニャに対して『がんせきふうじ』で様子見したり、
ガブリアス等には『いかく』を入れてから引く、
ブリジュラスには削りを入れて退場するなどかなり相手に合わせて動ける柔軟性があります。
不器用そうな顔して意外と器用なケンタロス(パルデア炎)、環境メタとしてかなり優秀なので是非ご一考ください。