最強ドダイトスレイドが始まりました
今回は両刀型のレイドで、とにかく序盤に特殊行動が詰め込まれた前のめりなレイドです
懸念されていた通常技のろい積みはなかったものの、からをやぶる2回の火力アップと、地味に対処が面倒なすばやさ調整で、高めの難易度となっています
まずはドダイトスの行動を見ていきましょう
最強ドダイトスの詳細
- 特性
シェルアーマー(急所に当たらなくなる)
- 技構成
じしん(200)/ウッドハンマー(180)/うちおとす(50)/だいちのちから(180)
- ステータス
HP11,585/こうげき279/ぼうぎょ246/とくこう186/とくぼう206/すばやさ133(からをやぶる後266)
- 特殊行動
HP75% バリア展開
HP50% 確率での2回行動開始
HP35% じしん(全体)
時間99% からをやぶる
時間98% 弱体解除
時間80% 強化解除
時間75% バリア展開
時間70% 弱体解除
時間69% からをやぶる
今回のレイドは前回のオーダイル以上に初動を抑えることが重要で、「からをやぶる」をいかにして攻略するかがキモになってきます
こうげきととくこうが2ランク上がるのでちまちま1ランクずつ落としていても間に合わず、おまけにすばやさも2ランク上がるので上から2倍威力のじしんやウッドハンマーで殴られます
これへの対処としては前回でも大活躍だった「ひっくりかえす」、「クリアスモッグ」「くろいきり」「パワースワップ」があります
ただしひっくりかえすとパワスワは変化技のため、バリア中に発動する2回目のからをやぶるには手を出せず、くろいきりは味方が積んでいた分も消してしまいます
そこで直前に弱体解除があることもあって、もっとも裏目が少なそうな「クリアスモッグ」が良さそうということがわかります
特殊技はだいちのちからのみです
一見すると意味がないように見えるような威力の「うちおとす」ですが、これがなかなか曲者で、ふゆう持ちやひこうタイプにも地面技を当ててくるようになります
特性でだいちのちからを無効化できれば物理レイドとして扱うこともできたのですが、この技の存在によりそう簡単に攻略させてはくれなくなりました
が、技の使用AIルーチンを逆手に取った攻略法もまた生まれました
ということでネタではなくガチ、大真面目にソロからマルチまで使えるアタッカーのゴーストを紹介します
真面目にこの速度が出ます
持ち物
- しんかのきせき
- 進化前ポケモンに持たせるとぼうぎょととくぼうが1.5倍になる
- さすがにハメがあるとはいえ元の耐久を考えると他の持ち物は厳しい
特性
- ふゆう
- じめん技が当たらなくなる
- 「うちおとす」で無効化されるはずだが……?
ふゆうであってもうちおとすを受ければ地面技は当たる、が、「ふゆうという特性は消えない」
……何を言っているのかよくわからないと思うが、少なくともドダイトスの技選択はそういう判断をしているらしく、既に撃ち落されたにも関わらずうちおとすを連打してくる
これはゴーストに限らず「特性がふゆう一種類のみのポケモン」全般に当てはまるらしく、既に当てられる状態にあるにも関わらずじめん技を打ってこない(なお、ドータクンやマタドガスなど別の特性の可能性があるポケモンには頻度は低いもののじめん技を打ってくる模様)
このAIハメを利用し、カタログスペック以上の耐久を確保している
11/23追記:実際にどれくらいうちおとすを使われるのか?
有志での検証の結果、おおよそ75%、テラスタル後(またはグラスフィールド時)は50%ほどでうちおとすを使用された
じめん技が弱点のうちはうちおとすの優先度が上がるものと推測される
性格・努力値と調整
ひかえめ(こうげき↓とくこう↑)
HP96/ぼうぎょ248/すばやさ164(実数値267)
からをやぶったドダイトス抜き調整
11/16追記:別場所でひかえめにしてとくこう→HPに振った方が火力も耐久もわずかながら上がるという指摘があったためそちらに変更
なお、さらなる安定感を求める場合はこの振り方でかつずぶといにしても可
11/17追記:H96にしてB248にすると実数値は減るものの計算上受けるダメージが変わらないことが分かったため訂正、HP1ぶんお得になる
技構成
- クリアスモッグ
- 相手の能力変化をリセットする
- からをやぶる使用直後、誰よりも速く使用すること
- ギガドレイン
- メインウェポンにして体力回復技
- アシッドボム
- とくぼうを2ランク下げる攻撃技
- 自分の火力増強のほか、味方に特殊アタッカーがいた時のシナジーが高い
- わるだくみ
- 自身の火力増強に
- アシボと組み合わせると計算式上1回ずつの使用で4倍のダメージが出る
※11/23追記
じこあんじを技候補から削除、スキルスワップを候補に
- スキルスワップ
- 対象と自分の特性を入れ替える
- ラウドボーンなどじめん弱点の味方に対して使用することで延命を図る
- 倒れられると元に戻ってしまうので、対象のHPが十分な状態で使用すること
- また、自分にもじめん技が飛んでくるようになるので、テラスタルしてじめん弱点を消してから使うこと
テラスタル
くさ
ギガドレインがメインウェポンであり、またHP50%以降の2回行動でのじめん技を半減できる
立ち回り例(マルチ)
初手誰よりも速くクリアスモッグ
アシッドボム2回
テラスタルしてギガドレイン
強化解除を受けたらわるだくみ1〜2回
弱体解除からをやぶるを見たら再度クリアスモッグ
アシッドボム1〜2回
ギガドレイン連打
アシッドボムを打つタイミングでは自分のHPに気を配りながら急所以上のHPを保持し続けて動くと事故が起きない
あくまでも上記チャートはうまく事が運んだ場合であって、例えば連続で急所などがあればHP確保を優先してアシッドボムの前にギガドレインを打つことも起こり得る
とにかく重要なのはからをやぶるの直後にクリアスモッグを打つようにすること
今のターンではHPに余裕があっても、味方が倒れて時間が削れ、発動したからをやぶるにクリアスモッグを打たなければいけない盤面になることもある
自分のHPはもちろん、味方に2倍ダメージを飛ばしてしまうことを最も恐れるべき
アタッカーとはいえ、味方への最低限のサポートは野良マルチをやる上では必須である
与ダメージ計算
ドダイトスHP11,585
素ギガドレイン:152〜180(1.3〜1.5%)
アシッドボム1回ギガドレイン:302〜356(2.6〜3%)
+わるだくみ1回ギガドレイン:602〜710(5.1〜6.1%)
回復量は上記の半分の数値
被ダメージ計算
ゴーストHP255(11/17追記:上記の振り方修正に伴いこちらの計算も書き換わっています)
ウッドハンマー:63〜75(24.7〜29.4%)
急所:96〜113(37.6〜44.3%)
グラスフィールド時↓
ウッドハンマー:83〜98(32.5〜38.4%)
急所:124〜147(48.6〜57.6%)
うちおとす:36〜43(14.1〜16.9%)
急所:49〜58(21.2〜25.1%)
2回目ランダム行動時半減じしん:71〜84(27.9〜33%)
急所:107〜126(42.1〜49.6%)
同条件だいちのちから:56〜66(22.0〜25.9%)
急所:84〜99(33〜38.9%)
HP35%時全体じしん:53〜63(20.8〜24.8%)
急所:79〜94(31.1〜37%)
たくさん羅列したが、要はHPが満タンであれば2回行動での2連急所+全体じしんにぶち当たる以外には倒れない
わるだくみやアシッドボムを打つ際にもう一発行けるかどうかの判断の参考にしてほしい
安全ラインとしては2回行動前は114以上、全体じしん直前は178以上、2回行動後は202以上あたりを基準にするとよい
特に2回目からをやぶる後のクリアスモッグを打つのはゴーストの重要な仕事の一つであるため、タイミングが近くなったら高HPを保って待機するなどの工夫が肝要となる
苦手なポケモン
上記のダメージ計算の通り、急所込みで考えるとそこそこギリギリなHPで回っているため、オリーヴァオリーヴァなどグラスフィールド持ちとの相性は若干ながら良くない
自身の火力も伸ばせ、また特殊アタッカーが多いくさタイプとアシッドボムのシナジーも高いが、普段よりHPを高めに保った運用が必要となるため注意が必要
相性の良い味方・構築例
ジャローダジャローダやラランテスラランテスなどの高速積みができるくさアタッカー、キレイハナキレイハナなどのアシボを併用できるアタッカー
ミミズズミミズズとは直接的なシナジーはないが、クリアスモッグで能力を戻せる分万一の急所事故などが起きにくくなる利点はある
終わりに
まさかのゴーストを本気で運用する育成論でしたが、ネタではなく本気だということが伝わったでしょうか
特性がふゆうで草半減、アシボとわるだくみ持ち、抜群ギガドレでHP管理とアタッカーもこなせ、無理なく上からクリスモを打てる、おまけにDLC不要で必要なのはくさのテラピースと技マシンのみという簡単さ、ミミズズより速く倒せてマルチ適性も高い
そんな利点の塊みたいなゴーストですが、唯一とても大きな弱点を抱えています
解散されます
舐め腐った低耐久の中間進化に見られているのか、ゲストで入れば解散、ホストで開催すれば逃げられと散々です
せめてこの育成論を読んだ皆さんはゴーストを見ても抜けたり解散せずにいてくださると大変助かります
それでは良いテラレイドライフを