はじめに
こんにちは。kasaiと申します。
21投稿目になります。よろしくお願いします。
今回は今更ながらのウルガモスウルガモスを紹介します。
このウルガモスというポケモン、スペック自体はずっと優秀ではありましたが、ステロ環境と、他のスタンパ常連組の更に高いスペック、そして出来る型が大きく一つしかない、という性質上しばらく鳴りをひそめておりました。
が、特にレギュHにて環境が鈍化した今、久しぶりに伸び伸び活躍しており、その影響でレギュAぶりに ウルガモス ミラー発生率が極めて高くなってきています。
ですので、今回は対積みミラー特化型。
準確定急所ギミック採用により、お互いに積み合った上で一方的に突破し、そのまま全抜きを狙える型となっております。
コンセプトと役割
- まずは普通に積み始める
やる事はごく普通のウルガモス。
『ちょうのまい』積んで殴る。弱ったら回復。
それだけ。
- 積みミラーになりやすい
相手のウルガモスも然り、『めいそう』等の積みアタッカーもそうですが、『ちょうのまい』は特に耐久も上がっていく積みで、かつ素早さも上がるので『アンコール』での縛りも無限には続かない為、一方が積み始めるともう一方も積まないと勝負にならない事が多くなります。
するとお互いに積み合ってから攻撃しあう、
「積みミラー」ひいては
「積みチキンレース」
が始まる展開が必然的に多くなります。
- 積みミラーは急所に当てた者勝ち
お互いに耐久も上がる積み合いになった場合、
勝負は先に急所に当てた者が勝ちます。
仕様上、急所に当てた場合のダメージは、
自分の攻撃上昇は反映されたまま、
相手の防御上昇は無視されるためです。
積み耐久型を使った人は、皆一度はこの現象に泣かされた経験がおありだと思います。
- 準確定急所ギミック
確定急所(100%)ではありませんが、積みミラーは攻撃の試行回数が多くなる為、準確定急所(50%)で充分です。
『エアカッター』は「急所にあたりやすい」ため、
急所率1段階UP(6.25%→12.5%)
『ピントレンズ』により更に1段階UP(12.5%→50%)
となります。
- ふきとばし型でも似た事ができる
これは昔ちょっと居た気がしますが、、、
お互い2〜3段階でも積んで一方的に『ふきとばし』てしまえば、相手だけ積みをリセットでき、再び相手のウルガモスが戻って来ても、こちらだけ積んであるのでもう『ちょうのまい』が間に合わない!
という展開も可能です。
ただし「ふきとばし型」は相手がラスト1体だと通用しない為、今回の「エアカッター型」も充分差別化出来ていると思われます。
持ち物
『ピントレンズ』
コンセプト上、確定。
特性
『ほのおのからだ』
ウルガモスの強さの秘訣の一つ。
数少ない穴である「防御の低さ」を突然の「やけど」で補えてしまい、これによって突破不可能が確定してしまう事もしばしば。
性格・努力値と調整
『すぶとい』
H244 B196 S68
素早さを1舞いで最速マスカーニャ抜き。
残りを物理耐久に振りました。
『おにび』がない為物理型とまともに殴り合いはできません。
積める対面で出来る限り積んで、物理型はさっさと殴り切ってしまうしかないです。
一応ワンパン出来なくても返しを一発耐える為の物理耐久振りです。
技構成
『ほのおのまい』(確定)
『エアカッター』(選択)
『ちょうのまい』(確定)
『あさのひざし』(確定)
戦術は一つなので技はほぼ固定ですね。
後は、前述しましたが
『ふきとばし』(選択)
型も存在します。
私はずーーっと「ふきとばし型」で使ってました。
なので暫くのシーズン、ミラーが少なくなって寂しかったですよ…
テラスタル
も意表を突くのも含めて意外に耐性が良くて優秀です。
が、ちょっと今シーズン相手の打点が結構多くて…
与ダメージ計算
- ダメージ計算はポケソルさんのダメージ計算ツール(https://sv.pokesol.com/calc)を使用しました。
〈エアカッター〉(急所)
vs ウルガモスウルガモス
(H252)
(こちら蝶舞なし) 86〜102(44.8〜53.2%)乱2
(こちら蝶舞1回) 126〜150(65.7〜78.2%)確2
(こちら蝶舞2回) 170〜200(88.6〜104.2%)乱1
(こちら蝶舞3回) 210〜248(109.4〜129.2%)確1
相手のD上昇は無視出来るため、ミラーであれば2、3回積めば充分突破可能でしょう。
被ダメージ計算
vs ガブリアスガブリアス
(いじっぱりA252)
じしん 93〜111(48.7〜58.2%)乱2
スケイルショット5回 125〜150(65.5〜78.6%)
vs マスカーニャマスカーニャ
(いじっぱりA252)
はたきおとす 81〜96(42.5〜50.3%)乱2
頑張って物理防御に振ったお陰で多少は耐えます。
ので相手が接触技であれば『あさのひざし』で粘って『ほのおのからだ』発動待ちも…出来なくはないかな、くらいですね。
苦手なポケモン
- ステルスロック
やはり何と言っても天敵はこれでしょう。
型の性質上ブーツも履けないですしね。
- 物理アタッカー
当然ミラーに強くした分、『おにび』等重要な技を切り捨てています。ので多少積んでからでないと勝負は出来ないでしょう。
相性の良い味方・構築例
- キュウコン(アローラ)アローラキュウコン
壁張って→積みエース
の流れは王道ですが強力。
対応策を講じない相手にはこれだけでゲームを終わらせられる事もあるほど地味な強さがあります。
終わりに
いかがだったでしょうか。
レギュレーションHが始まり、
最近は「原点回帰」ではありませんが、「昔強かった型」を掘り返して使うと「やっぱり強いよな」と再認識する、という楽しみ方をする事が多いです。
このウルガモスもその一つで、何より相手にしていて厄介だったので、「刈り取ってやろう」と思って今回の型に辿り着きました。
「強いやつ」を「ミラーに強い型で使う」は実用性も高く、爽快感があってオススメです。
良ければ是非お試し下さい。
それでは最後まで読んでいただき、ありがとうございました。