はじめに
今回が初投稿となります。育成論として不充分な箇所が多いと思いますので、皆さんのご指摘を頂いて
より良いリククラゲの型を考察していきたいと思います。
最後まで読んで頂けると幸いです。
採用理由
- svになってキノガッサが使用可能になったのは良いもののキョジオーンやサーフゴーのような強力な特性持ちの登場により中々胞子が成功しない…。そこでリククラゲの出番です。特性きんしのちからにより厄介な特性を貫通して胞子を通すことができます。
そして今回紹介するリククラゲは炎テラスタル型。本来の弱点である氷、飛行、虫、炎のうち3タイプを軽減することで、特性のデメリットの都合上つららばりがどうしても怖かったセグレイブに一泡吹かせたり、テラバーストによる打点拡張で本来打点に乏しく剣舞の起点になりかねないキノガッサを処理することができます。
まとめると、起点作成の確実性が高く、自身の対面処理能力も最低限持ち合わせているポケモンという訳なのです。
役割
- 採用理由でも触れましたが、基本的には胞子を確実に決める起点作成型です。初手に投げることをおすすめしますが、後続でも案外活躍できたりします。
またタイトルにもあるように、後続が苦手とする相手を処理するサブアタッカーとしても活躍できます。
持ち物候補
- たつじんのおび
「え?キノガッサみたいに襷じゃないの?」と思ったそこのあなた。テラスタルによって防御能力が向上すれば、襷がなくても安定して受けれるのです。そしてたつじんのおびはリククラゲの少し悲しい特攻を補うことができます。(詳しいダメージは後程)
- きあいのたすき
上で偉そうなことを言っておいて申し訳ございませんでした。正直襷も強いです。安心感はトップです。ただ襷だと火力不足なのも事実なので、ここはお好みで。
特性
- きんしのちから
これ以外の特性はありません。
必ず後攻にはなるものの、この特性のおかげでキョジオーンやサーフゴーの厄介な特性を無視できます。
性格・努力値と調整
- H238 C252 S20
S252キノガッサ抜き調整以外特筆すべき点はありません。耐久調整とか色々考えましたが、たつじんのおびを使用する以上火力を削るのは避けたかったためこの調整に落ち着きました。
技構成
- きのこのほうし
確定枠です。説明不要だと思いますが、起点作成の要です。
- だいちのちから
一応自由枠ですが、かなり有能なのでなかなか外せません。地面のような打点として優秀なタイプはたつじんのおびとの相性が良いですね。
- ギガドレイン
今度こそ完全な自由枠です。タイプ一致かつ体力回復が魅力的ですが、ドラゴンへの打点に乏しくなってしまうのは要注意。起点としての役割重視ならばこちらです。
- マジカルシャイン
自由枠その2です。上記3つの技が苦手とするドラゴンへの打点となります。対面処理の性能重視ならばこちらです。
テラスタル
- 炎
コンセプトの要です。上記のようにリククラゲの弱点をカバーできます。逆に炎の弱点である水、岩、地面は本来のリククラゲが得意とするタイプなのでテラスタル直後に弱点を突かれることは少ないです。
立ち回り例
- 基本
初手に投げてとにかく胞子を打ちましょう(ラムの実は警戒すべし)。胞子が成功した後は後続エースの起点にするか、後続との相性が悪かったり、リククラゲで突破できそうな場合はリククラゲで処理しましょう。
- ストッパー
相手のエースの動きを一旦止めるストッパーの役割も果たせます。ただし相手が物理エースの場合は襷がないと少し不安です。
与ダメージ計算
ダメージ計算SVより引用しています。
全てたつじんのおび込みでの計算となっています。
- テラバースト(炎)
H4キノガッサ 97~147.7% 乱数一発(81.3%)
H252ハッサム 122~143.5% 確定一発
H4マスカーニャ 77.6~91.4% 確定二発
- だいちのちから
H4サーフゴー 98.7~116.5% 乱数一発(87.5%)
H4グレンアルマ 111.8~131% 確定一発
HD特化キョジオーン 55.5~66.1% 確定二発
H4ドラパルト 47.5~56.7% 乱数二発(83.6%)
H4ミミッキュ(化けの皮ダメ込み) 56.4~65.6% 確定二発
H4セグレイブ 36.6~43.9% 確定三発
- ギガドレイン
HD特化ヘイラッシャ 45.9~54% 乱数二発(46.1%)
H4ウォッシュロトム 93.6~110.3% 乱数一発(50%)
H4ミミッキュ(化けの皮ダメ込み) 51.1~58% 確定二発
HD特化キョジオーン 46.3~55.5% 乱数二発(54.3%)
H252マリルリ 70.5~84.5% 確定二発
- マジカルシャイン
H4サザンドラ 114.2~136.9% 確定一発
H4ドラパルト 67~80.4% 確定二発
H4セグレイブ 52.8~62.8% 確定二発
H4ガブリアス 54.8~65.2% 確定二発
- たたりめ(状態異常時)
H252ドラパルト 92.3~109.7% 乱数一発(50%)
H252ミミッキュ(化けの皮ダメ込み) 96.5 ~ 114.8% 乱数1発(87.5%)
被ダメージ計算(H236想定)
A252ドラパルトドラゴンアロー 62.7~74.5% 確定二発
A特化剣舞ミミッキュシャドークロー 78.3~92.9% 確定二発
A252セグレイブきょけんとつげき 84.8~100.5% 乱数一発(6.3%)
C252テラスタルサーフゴーシャドーボール 43.2~51.8% 乱数二発(9.8%)
A特化ガブリアスげきりん 86.4~102.1% 乱数一発(12.5%)
C特化眼鏡サザンドラりゅうせいぐん 82.7~97.2% 確定二発
苦手なポケモン
- 物理耐久が低いため、カイリューのような高火力物理アタッカーが火力上昇アイテムを所持している場合は、襷がないと不安です。ラムの実を利用した積み技などにも注意しましょう。
相性の良い味方
このポケモンに限らず、高火力かつ積み技を覚えるポケモンは大体相性が良いです。胞子が必ず後攻で発動するため、交換の直後に眠りが切れることはありません。
相手のアタッカーに積み技を許してしまい、リククラゲで対処不可となった場合の受け皿。あくびを合わせて眠り地獄を作れるかもしれません。
さいごに
最後まで読んで頂きありがとうございます。今作は特性で個性を出す新ポケモンが多いため、構築も様々なものが生み出されるでしょう。その中でこのリククラゲの採用を少しでも検討して頂けたら幸いです。